表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

プロローグ

この世界は。地上一階層に創られた、人間の住む街。

地繋ぎの街(アースコネクト)】と呼ばれ、全世界の人間が住む場所である。地上一階層。その言葉で察する者は察しただろう。この世界は、迷宮として出来ている。昔々、その昔に神が作った世界樹。その一番上が今の池上一階層である。そして、下に進めば、進む程に強くなる人外の化け物(モンスター)達。無論、地繋ぎの街(アースコネクト)だけでは、発展しない。そして、世界樹の下に行けば行く程、素晴らしい可能性を秘めた素材がある。だからこそ、世界樹の真奥を目指すのは最早皆が望んでいたのだ。


















白髪緋眼で、整った顔立ちの好青年が歩く。その青年は、今日から、晴れて世界樹調査員(ユドラスタッフ)となる事が出来る!ととても良い笑顔で歩いていたのである。この世界では、素材集めにより、生計を立てる者も珍しくない。特に強大な力を持つ、調査員(スタッフ)の中で、分かれている階級の一番上。そんな者達クラスならば、素材集めで生計を立てるどころか、素材集めに勤しむだけで、豪勢な暮らしが出来る程なのである。そんなとてもやり甲斐のある仕事である。

そして、数々の試練を受けた後、しっかりと調査員(スタッフ)になる事が出来たようである。


そこでの自己紹介や、様々な大事な情報を聞いてゆこう。



先ず、自己紹介である。

「僕の名は、シルゼ•ノヴァアクシオン!十五歳!使用可能権能は、【強欲】です!」

まず、名前。これは流石に誰でもわかると思いたい。シルが名前である。そして、使用可能権能。またの名を、権能(スキル)と呼ぶ、あらゆる人間が持つ能力のことである。つまり、シルゼは【強欲】という権能(スキル)を持っている。という事なのだ。次に、

「成程。シルさんですね。分かりました。では、この、魔宝具(アーティファクト)実力検知(ステータスカウンター)”を持ってください。」

と審査官に促されるままにシルゼが持つ。すると、みるみるうちにカードに文字がつけられてゆく。そして、その内容がこれだ。






シルゼ•ノヴァアクシオン

年齢十五歳

攻撃 5

防御 5

速度 5

魔力 10

魔攻 2

魔防 2



となっている。これはあくまでも、強さの指標に過ぎない。権能(スキル)もあるし、練度(レベル)と呼ばれる、技量を見る事もある。その為、あくまでシルという人物がどれくらいの身体能力()()かを測るだけのものである。話し終わった後のシルゼの憂鬱そうな顔である。まぁ、多分何とかなるのだろう。そして、行き当たりばったりで、迷宮に潜り込んだのであった――

ブクマ、評価お願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ