ビキニアーマーが常に食い込む呪いに掛かった女騎士は常にお尻が気になって戦闘どころでは無い
ビキニアーマーが好きです
「ハァァァ!!!!」
──カァン!
「ハッハッハ!! 甘い甘い!!」
──キンッ! キキンッ!!
剣の刃と刃がぶつかり合う音が、静かなフロアに鳴り響く。二人の立ち会いは華麗なステップの如く一定の音を刻み、時折散らす火花が美しく二人を彩る。
──クイッ
「ほらほら! 片手で我の剣を受けられる訳がなかろうが!!」
──カァァン!!
「クッ……!!」
剣を強く弾かれ、女騎士は大きく仰け反り転がるように一度距離を取った。
──クイクイッ……
左手で素早くズレを直し再び剣を両の手で構え直す。
(我が流派に伝わる奥義は両手持ちからの可憐なる舞……片手では奴は倒せぬ!!)
女騎士の額から大粒の汗が伝わり落ちる。
(……だが……だがしかし! ビキニアーマーがズレて仕方ない!!!!)
一瞬の気の緩みが明暗を分けることを知らぬわけではない。だが、その一瞬、お尻へ意識が向いた瞬間を敵は見逃さなかった!!
「死ねぇ!!!!」
「!?」
──ズバッ!!
「グゥ……ッ!!」
辛うじて致命傷は避けたものの、女騎士の肩からボタボタと鮮血が流れ落ちる。
──クイッ
「ククク……言わずと知れたアヘール王国の女騎士も大した事はなさそうだな……」
「ふん……勝負はこれからだ!」
──クイッ
「先程から何をしているんだ……まさかと思うがビキニアーマーが食い込んで気になっているのではなかろうな?」
「……クッ!!」
──クイ……
「ハッハッハ!! とんだ破廉恥娘め! その様な格好で勝負に当たるとは破廉恥中の破廉恥だな!!」
「い、言うな!!!! これは我がアヘール王国の由緒正しき戦闘服だぞ!!」
「寝言は寝て言え!!」
──ビュンッ!
「クッ!!」
──ズバッ!!
「チッ! ちょこまかと……」
腕からたらりと血が垂れ、ぴと、ぴと、と地面に規則正しいリズムで滴り落ちる。
──クイッ
「フフン、冥土の土産に聞かせてやろう! そのビキニアーマーが食い込む呪いを掛けたのは俺だ!! 貴様がビキニアーマーを外さぬ限り我の勝ちは揺るがぬ!!!!」
──パサッ……
剣の根元でビキニアーマーの一部を切り離し、ソレは地面へと滑り落ちた。
「ありがとう……確かに最初から外せば良かった話だ。これで集中出来る…………」
剣を構え全神経を研ぎ澄ませる女騎士。その目にもう意識の乱れは無い。
「……待て……待て待て待て!! 貴様恥ずかしくないのか!?」
「……あのまま貴様に負ける方が恥だ!!」
──ビュオッ!!!!
鋭い舞のような剣閃が敵の急所を的確に斬り刻んでゆく!!
「ぐあぁぁ……あぁ…………」
「女と侮った貴様の負けだ…………」
女騎士はお尻を丸出しにして勝利のポーズを決めた…………
ビキニアーマーが大好きです