はじめてのチュートリアル2
《強制クエスト:召喚術の使い方を
受注しました。》
「召喚石を使用しサモンと唱えれば召喚獣が召喚されます。ハル様、好きな属性の召喚石を選び、サモンとお唱え下さい。」
「サモンっ!」
ハルは土の召喚石を選択しサモンと唱えた。
《クレイゴーレムが召喚されました。》
「ふお〜」
と少しやる気ない声と共に召喚獣がハルの前に現れた。丸っこい小さなゴーレムだ。
【召喚獣】土人形
【ニックネーム】無し
【RANK】★
【コスト】10
◆HP 200
◆MP 80
◆筋力 8
◆体力 12
◆魔力 5
◆精神 3
◆器用 1
◆敏捷 1
●攻撃力 16
●防御力 24
●魔法攻撃力 10
●魔法防御力 6
【固有スキル】
・ 守護LV1 ・ 硬化LV1 ・ 土術LV1
【特技】
・ かばう ・ 硬化
【術技】
・ ストーンバレット ・ ストーンウォール
【常時発動スキル】
・なし
◆守護LV1
特技 かばうを習得
(かばう:仲間1人のダメージを肩代わりする)
かばう使用時、物理防御と術防御+50%
◆硬化
特技 硬化を習得
(硬化:物理防御+100% 敏捷-50%)
◆土術
術技 ストーンバレットを習得
(ストーンバレット:術攻撃力105%の術攻撃)
術技 ストーンウォールを習得
(ストーンウォール:HP100の土の壁を出現させる)
おっ!なんか可愛く愛らしい召喚獣が出た。
ステータスはタンク向きで魔法も使えるのか。
「初めての召喚お疲れ様です。
召喚獣が倒れてもMPがある限り何度も召喚可能で、召喚石の数だけ召喚獣を召喚できます。
召喚中はコストの10%分のMPが減り続けますのでご注意下さい。」
なるほど。では今持っている召喚石を使用し全員召喚してみよう。
「サモン×4」
ごっそりとMPをもってかれ身体から力が抜けていく。
《鬼火が召喚されました》
火の召喚石からは大きい炎に顔を書いた召喚獣。
顔めっちゃ怖い…。
《大ウミウシが召喚されました》
水の召喚石からは大きなウミウシに似た召喚獣。
ねばねば系かー。
《ジャイアント・ビーが召喚されました》
風の召喚石からは蜂を大きくした召喚獣。
これはナツの苦手な虫じゃん。
小さい頃に刺されてトラウマあるもんなー。
《マンドラゴラもどきが召喚されました》
木の召喚石からはマンドラゴラ風の召喚獣。
うるさいし。形がなんか気持ち悪い…。
えっ…。ちょっと待って。
ハルは自分で召喚した召喚獣を何度も見た。
「ナビ子さん。召喚獣ってこんなに可愛くないのばかりなんですか?」
「可愛い召喚獣はたくさんいますよ。今回お渡しした召喚石は全て★1で統一されてはいますが、中身は全てランダムとなっております。」
えっ…。嘘でしょ。
ランダムならもう少しマシな召喚獣にしてよ。
こんかゲテモノPTで冒険なんかしたら、ナツにも迷惑かかるし。育成しても可愛くなる未来なんて見えないよ。
マシなのは召喚石(土)だけか…。
よしっ!決めた。
「わかりました。チュートリアルを進めてください。」
ハルは決心した。しばらく召喚石(土)以外は封印しておこう。
「では、このままではMPが0になるので早急に送環してください。召喚獣に召喚石を向けて、帰還またはリ・サモンと唱えて下さい。」
「帰還!」
召喚石を召喚獣に向けると戻っていく。
「帰還」
言い方変えてみよー。
「リ・サモン!!!」
「リ・サモン」
疲れた…。
「帰還…。」
やっと全員召喚石の中に戻った。
「お疲れ様でした。
それではチュートリアルを進めます。」




