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通い合う魂  作者: 伊集院 大和
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黒い虫の知らせ






車道に並ぶ木は いつの間にか色を落としていた


陽射しの暑さを感じた次の日は やはり雨が降る


雨が降るたびに 気温も下がり

体感温度では 秋はもう終ったのだろう


風に流される イチョウの葉が秋の終わりを告げ

次第に来る 冬を 待っているかのよう


締め切っている窓の向こうから

部屋の中に 勢いよく黒い虫が飛び込んで来た


幾ら調べても名前の判らない虫は

外観は細身で

長さは小指の爪先から第一関節までの長さもあり


突然と現れたその虫は 部屋のプロペラ付近から

私の頭上を超え 右側の壁に止まり

天井付近まで 歩いて登っていった


この虫は なんて言う名前なのだろうか

その虫には ちゃんと影もあり

確かに 同じ次元に存在している


若しかしたらスピリチュアルと関係しているのでは

と思いもう一度 虫がいる 天井付近を観あげた


向きを変え 私の方を観ている虫を横目に

黒い虫スピリチュアルと検索し

また上を観あげると

その黒い虫は音も無く消え去った


夜の九時前に突然と現れ

一度見失い その後 今度は部屋のソファの上にいた

今度は写真を撮ってみようと 写真に1枚収め

黒い虫をテッシュで掴み

窓を開けて 外へと逃がしたが


私にメッセージを伝えに来てくれたのかも知れない

そう考えると虫でも簡単に駆除が出来ないでいる


何とか殺めないように 逃がそうとした結果

暗闇の寒空の中に逃がしてしまった


何時の頃からか 動物や昆虫などから

スピリチュアルメッセージを

受け取ったような錯覚を覚え

検索すると 当てはまる言葉に驚く事もある


脳内から伝えることが 可能ならば


誰かが 私にメッセージを送ってくれたのだろう


その虫が運んでくれた答えをどう返せばいいのか

やはりいつものように脳内からの言葉を

相手を想い 口には出さない言葉で

脳内から語りかけるしかないのであろう











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