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荒廃都市での戦い 2日目の1

いや、今回は結構悩んだ。

「はぁ、古代遺跡の調査?」



思わず俺は声を上げる。

目の前で偉そうな格好で肘をつきながら書類仕事をしている男を俺は睨む。



「そう睨むな…というか俺に対してそんな態度取るのは滅多にいないぞ」


「いや、あんたは確かにとんでもない立場でも俺からして見ればただの同じ英雄なんだが?」



俺は首を傾げながら言う。

実際、相手がどんな存在であろうと相手は英雄である。

結局は自分と同じ存在ではないかと。



「全く俺のことをそんな風に言うのはお前だけだよ…北条 勇馬」


「そうか?意外といるかもしれないぞ疾風殿」



全くとため息をつく疾風は忘れてたと言う表情で再び話し出す。



「別に古代遺跡の調査に同行してほしいだけであって…それに人災という存在が近くにいる以上、しっかりと働かないと隣国とかがこの前みたいに攻めてくるからな」


「立場が高いとその分の融通効きそうだけど大変なんだな」



俺は染み染みと疾風の語ったことを聞く。

しかし、その条件なら良かった。

俺自身は遺跡にホイホイ入れるほど強くないのだから…。



「さて、明日発つ予定だがその前に君のだせる編成を教えてくれ」



疾風の編成に俺は答える。

確か…


**


目を覚ます…懐かしいような記憶にないような不思議な夢を見たような気がした。

そうして、俺は目を覚ますして外が見えるように首を動かしてみるが…。

朝…いや、朝だと思う。

腕時計を確認して見るが時差で参考にならないと気付いてやめる。


とりあえず、朝だろうと思い俺は起きる。


あいも変わらず外は暗雲に覆われて光も届かない。

まぁ、まだ2日目だけど…。



「おはようございます!随分とお早いんですね」


「よう、警備か」


「はい!」



すると、健斗は警備で起きていたみたいで自分の武器を手入れしながら挨拶を交わす。

暗いのにもかかわらず的確に整備していく健斗の腕に感心しながら俺は体を起こす。



「警備の間、何かあったか?」


「いえ、特には無かったと思いますけど…まるで無人都市みたいですね」


「まぁ、昨日のアレを見た感じそれはなさそうだけどな」


「…そうですよね」



俺のその言葉に一瞬、健斗は表情を暗くする。

どうやら、あの変異した人間は健斗には刺激が強かったようだ。

まだ、無人の方が希望が持てたのだろう。

避難が間に合って犠牲者は少ないと思えるからな…。

しかし、下手に知識などがあるせいで集団行動などをしてることを見受けられる。

要するに、一つの都市に散らばってない故に遭遇率が自然と下げられる。

さらに言えば昨日はとりあえずその場を離れるだけで極力遭遇しないようにしたのもあった。



「朝か?」



そうして話してると刃月が起きたようでそう言って体を起こしていた。

それから、もう二人もすぐに起きて全員が起きた。


俺たちは物資の中に入っていた食料を取り出して朝食を取ることにした。



「ほれ、刃月のぶんだ」



俺はそう言って投げ渡そうとすると刃月は手を前に出して「いい」とだけ言う。



「どうした?食わないとキツいぞ」


「大丈夫だ、俺にはこれがある」



そう言って刃月は赤い液体の入った瓶を取り出す。



「なんだそれ?」


「昨日、解析などのサンプル用に採取したアレの血液の余りだ」


「いや、そうじゃなくて…って、それ大丈夫なのか?」


「大丈夫だ。特に普通の人と同じ血液だった。

あとは俺が飲めばある程度の詳細をだせる」


「そうか、ってだからなんで血が朝ごはん?

飲むってこれをか?」



いや、確か血液型の違う血を飲んではダメとかあったよな。

というか、それ以前に血ってなんで大丈夫なのか?そして、それで栄養などは取れないだろ。

と、言いたかったのだが俺のそんな内心を察したのか刃月はことを続ける。



「そういえば、お前は忘れてるかもしれないが俺は吸血鬼と呼ばれた人災だ。

食事はするが血でも充分な栄養などの補給はできる」



その説明で俺の中で納得することがいくつかあった。

なんで疾風が刃月を誘ったのか、それは血液を誰かが提供するだけで彼が生き残れるからだ。

聞いてみると人ほどではないにしろ他の動物とかでも生きてけるらしい。

俺たちは食事をしながらそう言ったことを話し合う。


そして、俺たちは食事が終わり今日からの予定を話し合うことにした。



「まず、重要なのが人手不足という点だな」



俺がそう切り出すと加藤がいち早く話す。


「広範囲に及ぶ調査ができないのと前情報がないと辛いところがあるという感じだな」


「加藤の言う通り今までは充分な情報下の中でやってきたから思った以上に深刻な問題だな」



斎藤が続いてそう言う。

そう、俺と刃月はともかく彼ら三人はそういった状況下でしか動くことがなかったために昨日から多少の動きのぎこちなさがあった。



「とりあえず、今日からは多少無理にも別行動と言いたいが…狂化した能力者に当たった時が人数が少ないとキツいんだよな」



俺は自分でそう言うがすぐに無理があることに気がつき否定する。

次の動きを決めづらいこの状況にウンザリするが何かをしないと何も進むことができない。



「にしてもここまで死体がないと逆にゾッとするな」



俺は昨日から思っていた疑問を口に出していた。



「いや、そうでもない。

そこにある瓦礫をどかしてみろ」



刃月はそう言って否定すると近くにあるそこそこな大きさの瓦礫を指差す。


俺は言われた通りにどかすとあった。


それをもし死体と呼べるならあったのだろう。

しかし、服などは残ってるにもかかわらずその姿はいろんなものが搾り取られたようなミイラのような姿に俺は絶句する。


それを見た健斗はギリギリで堪えるものの慣れていないせいで気分悪そうにしている。

流石に見慣れている加藤と斎藤も目をそらすほどだった。



「これは…」


「おそらく、この環境に耐えきれなかったのにもかかわらず適応できずに狂化せずに死んだ人間の末路だろう。こんなのが結構転がっている。それもこれがまだマシというレベルがな」



俺の問いに答える刃月は淡々とした様子を見せているが僅かに声が震えており僅かに直視を避けていた。

俺はそのままにするのも躊躇われて穴に埋めて一度手を合わせる。


そして、話し合いを俺たちは再開した。



「あの、ふと思ったんですけど…いいですか?」


「いいよ。どうしたんだ健斗?」


「あの、今回の事態の収束のために自分達以外にも一度送られたんですよね?」


「あぁ、そうだな。

それで無理だと判断されたから俺たちが派遣されたわけだし」



健斗の話を聞いて俺は何か見落としてるような気がした。

それもとびっきり単純な何かを…。



「それなら、その中に自分達みたいに生き残ってるグループっていないんですか?」


『あ』



その瞬間、全員がその言葉に反応した。

そう、俺たちはその可能性を失念していた。




**



「みんな無事か?」



俺こと普通の少年、大空 空は現在ある場所の地下通路にいた。

正直、成り行きで問題に首を突っ込んだらまさか、最初から全滅しかけるとは思わなかった。

あまり馴染みがない人間が大半とはいえでも目の前で死なれると後味が指揮を取ってなんとか撤退はするが根本的な問題は一切解決していない。



「まさか、この街が隔離されてるとはな…まぁ、こんな状態なら当然なんだろうけど…」



俺は呟くようにそう言う。

そんな呟きに反応する存在がいた。



「それでも、失った損害は多過ぎるのよね。

このままだと、けが人はまだしも物資不足で餓死する運命しか見えないかな…」



そう言ってため息をつくのは時雨 悠乃だった。

ずっと前からの頼りになる相棒だが、リーダーにぞっこん過ぎてちょくちょく周りが見えなくなるのはもう少しどうにかして欲しい。

まぁ、リーダーと離れて行動してるから関係ないからいいけど…。



「とりあえず、方針としては外に連絡を取るためのツールを見つけることかな」


「そうね。

私達も余裕がなくて携帯が壊れちゃったものね」



俺たちは苦笑いしながら壊れた携帯の残骸を見る。

どうやら、瓦礫やら何やらに体をぶつけた衝撃で壊れたらしくて見るも無残な状態だった。



「にしてもあの二人は大丈夫か?」


「いや、あの二人は大丈夫でしょ…それより、今ここにいるエクソシストを落ち着かせてどうにかするのが先決じゃない?」


「そっか…そうだな。

なら俺たちはしばらくはここを拠点として罠などを張るとしようか」



俺はそう言って祓魔師達に指示を出す。

案外素直に従うもので少々拍子抜けする。

そうして、祓魔師達が準備をしてる間にも俺たちはこの後の予定を話す。



「まず、事態の収束だけど…俺たちの能力でできると思うか?」


「うーん、多分無理だと思う」


「だよな、ならやっぱり動くにしても何にしてもあの二人がいないことには始まらないということか…」



俺と悠乃はため息をつきながらそういうと互いに守りを強化していく。

もし、ここに可笑しくなった住人ならともかく、能力者なんて来たら祓魔師は全員全滅する。

それだけ、この現象は危険なのだ。

故に極力被害を減らせるようにと念入りに罠を張り守りを固めていくのだった。




**



私ことアリア=レニーアはこれほどまでに神の救いの救いを欲したことはなかった。

これといって敬虔なる信徒でもなく祓魔師エクソシストという立場で誰かを救いたい願っただけの私には力などありはしなかった。


神はいつも私達を見守っている。

そして、敬虔なる信徒のものこそが神に力を授けられると教えられてきた。

故にそんな私に自分の死など乗り越えるような力などない。

それでも私は走って逃げようと足を動かす。

もう既に他に逃げ遅れた祓魔師エクソシストは全滅しており私一人だけだった。

しかし、運がいいのか悪いのか他の祓魔師エクソシストの方に化け物は反応したから私はこうして逃げる時間ができた。


しかし、後ろから迫ってくる化け物から逃げることはな叶わない。

化け物達の方がスピードが速くこのままではいずれ追いつかれる。

それまでに何とか逃げ遅れた自分が本隊に追いつけることを祈るしかない。


そうして、脅威から逃げようと必死に走るがそんなことを簡単に許すはずもなかった。

やがて追いつかれていき私は焦りながらも少しずつ自分に掛けられている死神の鎌の刃が近づいてきたような気がした。



ー逃げれない…



そう私は死を覚悟した。



その瞬間、私は奇跡を見たような気がした。

強烈な光が辺りを照りつける。

そして、光が無くなった時に一番最初に目に入ったものは…



「…鎖?」



ふと、私は光り輝くその鎖を見て神話に存在するアンドロメダの鎖を思い浮かべる。

しかし、それも違うと気づく。

そんな神話レベルの鎖が存在するはずがないのだ。


ならば、化け物達の動きを完全に止めている鎖は一体いかなるものなのか…。



「間一髪だったね」


「…大丈夫?」



そう声をかけられて私はその人の方を向く。

二人の少女がいた。

その少女達は日本人でそっくりな顔立ちをしていた。


最初に話した方は快活ながらどこか冷静なイメージがあり、もう一人は表情に変化はなく無口な印象を受ける。



「あの、助けていただき…」


「それはいいよ。私達が迷子になったせいでこうなったんだし」



私がお礼を言おうとすると快活な少女がそう言う。


というか、え?迷子…これの原因?


それと共にある情報が私の中で思い出される。

確か少し前にされたここに乗り込む前の説明の時に…。



『ええと、本作戦には応援が来ることになっていてな…確か…それは』



そう思い出していく瞬間に状況は動き出す。

快活な方が指をクイッとやると同時に鎖は締まっていき獲えていた化け物達を絞め殺す。

そして、二人が私の方に向いた瞬間、後ろから足が遅いタイプが追いついて来る。

実際、私を追いかけていた化け物は速いタイプであって遅いタイプとかではなかった。

数はさっきより多い。

そして、それは私達を見るや否や飛びかかって来る。



「…!」



咄嗟なことに声が出ない。

私自身、ある程度の訓練は積んでいたがいざとなるとここまで声が出ないものだと自覚させられる。

そうして、迫ってきて…



白い何かによって化け物達は吹き飛ばされる…または爆散した。



「え?」



無口な少女のその背中には天使のような羽が生えておりそれが化け物達を吹き飛ばしたようだ。

そして、無口な少女は振り返ると翼がうねるように動き出して天使の翼はツルギのような鋭利なものに変わっていた。



「邪魔…」



その言葉と共に翼が剣のように動き、化け物達を切る。

鋭いその一撃に耐えられなかったのか地面も僅かに切れており、それだけでその切れ味が分かるというものだった。



「…そうだ…」



私は知らず知らずのうちにつぶやく。

そう、この存在は…少女達は…



「…双聖の聖女」



私の言葉に二人は反応して苦笑いをする。



「私達は日本人だからな…」


「うん…どうせなら」



『双星の巫女にして』



そう言ってのけたのだ。



**



この荒廃した町に一人で静かに降り立つ少女がいた。

少々小さいシルエット、綺麗で自然なオレンジ色の髪…。

その少女は椎名だった。




「相変わらず…あの男は人使いが荒い」



ある一人の人間を思い浮かべて少女はため息を吐く。

どうやら、椎名は運がないようで降り立ったばかりにもかかわらず周りには沢山の化け物がいた。

しかし、彼女がそれを気にした様子もなく大きなスナイパーライフル…否、とは言ってもアサルトやサブマシなどとも当てはまらない銃を顕現するとゆっくりと構える。

そして、彼女はゆっくりと引き金を引く。



その瞬間、破裂音が響く。

たしかにそれは一発の破裂音だった。


しかし、それは一発で終わらなかったのか周りにいた化け物達は一つ残らずに完全に撃ち殺されていた。



「排除完了」



それだけ言うと銃は顕現した状態で体の力を抜く。

そんな時、音を聞きつけてやってきたのか巨体の存在が現れる。

それは全体的に発達しているがどこか違和感を感じざる得ない異形の姿…。



「なんダァ!なにかと思ったら獲物じゃねぇカァ!」



そう、喋る化け物を椎名はどこかで見たような気がした。

頭の片隅でいらないもの興味のないものだと言う感覚があるが何かそこに重要な情報がある気がして彼女はよくよく化け物を見る。


しかし、そんな呑気なことをする間を与えないと言わんばかりに攻撃を仕掛けてくるが椎名は避けるだけ。



「あー、確か問題解決に動いた能力者」



椎名の言葉に対して僅かに化け物は反応する。

それを見て椎名はほくそ笑む。

答え合わせをするまでもなかった。

しかし、相手は僅かに冷静さを失っており椎名のペースに持ってかれていた。



「確かめたいことがわかったから要らないよね」



そう言うと椎名は銃を突きつけて引き金を引く。

そうすると、化け物の体は着弾点から爆散して肉片へと変える。

それを眺める椎名の瞳にはなんの感情も見られない。


ただ…



「やば、こいつはともかく他はあまり殺さない方がいいんだっけ…」



そんないたずらに失敗したような子供の調子で呟くだけだった。



**



疾風は現在憂鬱だった。

それはこれからやらなくてはならない事が面倒というだけなのだが、避けては通れないものだったからに他ならない。


一つ深呼吸を入れ、緊張した面持ちである回線に接続する。



「全員揃ってるか?狸ジジィと狐ババァ共」



彼がそう言うと共に目の前のモニターに十一の顔が表示される。

その姿は老若男女様々なものだった。

それに対しては別に彼が驚くことはない。

彼ら何かしらの組織のトップに君臨する存在だった。



「年長者に対する言葉とは思えないのう『絶対悪』」


「へぇ、あんたが俺より年上とは始めて知ったな。

精神的にはあんたはまだ俺よりガキのはずなんだが?」



突っかかってくる男の老人に疾風そう言い返すと黙ってしまう。

この老人は王国の王であり、今時では珍しい絶対王政の国家である。

しかし、まだ新人で見た目の一番若い疾風に対してこの老人はどうしても年上には見えていないようだ。


そして、『絶対悪』と言う存在。

それは元は疾風が立ち上げた秘密裏の組織であり、かれこれ数百年以上は続いてる組織である。

そして、そのトップたる疾風が時折生まれ変わると言う情報は今ここにある組織にはすでに知られている。



「しかし、貴様が招集しておいて一番遅れてくるとは何事だ?」


「はぁ?それは今突っかかってきたジジィに聞けよ性悪」



次に突っかかる男は見た目で言うなら疾風と同じくらいなのだが、ある手段を用いて老化を抑制しているのだ。

因みにこの男はいくつかの大規模な裏組織を総まとめしている化け物だ。

しかし、だからこの男は今回のことを知らない。



「どう言うことだ?」


「いや、それは…ワシの保有する土地の一部が詳細不明のエネルギーによって半壊したのじゃが…今回、何名かの者に援軍要請を出したのじゃが…」


「なんだ、そんなことか…本当にその程度で呼んだのか?」



そう、こう言った援軍などはよくあること…しかし、今回に関しては違った。

疾風は笑う。


上手く釣れた…と



「そうだな…これはよくあることだ。

しかし、お前達、油断しすぎじゃないか?」


「どういう事だ?」



疾風は静かにいくつかの情報を流す。

それは彼らが気付かぬうちに存在している失態の数々である。

それを見た者達の大半は絶句する。



「俺達の目的は確か…」


「世界と人類が『終焉』による最後を迎えないために調査する」


「そう、ならこの失態はなんだ?」



そうそこには重大な失態しかなかった。



「おい、裏組織を管理してるお前がこの二つの『組織』に気付かないのか?」


「くっ!」



裏組織を管理してる男は悔しそうに目線を逸らす。

続いて疾風は初老の男と壮麗な男に向く。



祓魔師エクソシストと陰陽師はまんまと霊脈やら龍脈を利用されてるのにもかかわらず気付かなかったと?自分の管轄にあるにもかかわらず?」


「それは…」

「たしかにこれは自分のミスです」



そして、次の方に疾風は向く。

次はかなり年のいった老人だった。



「ま、待て…ならば貴様は何をした…」


「おい!話すを晒すんじゃねぇぞ『吸血鬼』。『絶対悪』はテメェらじゃ無理な取り逃がしを摘む役割だが、今回のお前達は流石に足元が疎かにすぎるんだよ。

まさか、テメェらの足元にあるような場所で人体実験が行われてる事にすら気づけねぇのか?」



「手を組む価値もない」と言外に言うようにやれやれと首を振る。



「『絶対悪』よこの辺で…」


「『王国』今回の件はあんたの失態でもあるんだよ」



本気でキレた様子で疾風は睨む。

そもそもが何が『終焉』に直結するかまだ分かりきってない以上、疾風は厳重な警戒を敷くしかない。

しかし、それにも関わらずその警戒はザルすぎたのだ。

これはでは何のために大きな組織と手を組んだのか意味がわからないという者だった。


そして、まだ他に失態した者達は目をそらす。



「さてと、状況が皆理解できたところで本題と行こうか。今回は『王国で起きた事件の対処』と先程の資料にある『終わりの教会』についてだ」



この場は完全に疾風が支配していた。

そうして、会議は続く。

さて、一気に様々な情報が増えてきましたが実は疾風が高い地位にいたり組織を作った理由がこれであります。


12組織

『絶対悪』『暗部(裏組織)』『祓魔師エクソシスト』『陰陽師』『王国』『技の理(技法能力者)』『世界の叡智(魔法能力者)』『人類智(科学)』『法外者(超能力者)』『陽の陰(とある部族)』『人外れ(理性のある魔人)』『吸血鬼』


順番は適当です。

因みに肉体年齢は疾風以外、全員100歳超えています。大半は能力などによる老化の抑制によって生きています。

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