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新しい生活

少し短めです

とりあえず、あの後いろいろとあり学校に通うことになった。

驚く事に刃月とユンそして静育さん以外はみんな同い年という点だった。

そして、二日後の今日やっと転校手続きが終わり今日から学校に行くことになった。

俺はリュックの中身と筆箱の中身を確認して、皆帰達を待つ。

皆帰達はいつも遅めに出るらしく俺自身支度はかなり早く終わってしまった。

俺はその待ち時間間に部屋の整理をしていた。

コンコンとドアをノックした音がした。


「どうぞ」


と言うとドアが開き皆帰が入ってきた。


「準備が終わったから行くぞ」


「あぁ、分かった」


俺は部屋の整理を中断して部屋を出る。


「んじゃ、しっかりと俺達について来いよ」


そう言うと俺達は家を出た。

俺がこれから通う小学校は俺達の住む家から歩いて15分ぐらいの場所にあり信号も坂道もほとんど無いいい場所にあった。

俺は玄関のところで皆帰達と別れて職員室に向かう。

職員室に挨拶をして担任の挨拶があった。

ふと担任を見てあまり近づきたくないと思った。

俺の中のセンサーがこいつは危険だと訴えている。

俺は担任に連れられてこれから先世話になるクラスに向かった。

担任は今日は転校生を紹介します的なことを言って始める。

俺は教室内に入る。


「北条 勇馬です。

仲良くしてくれると嬉しいです」


俺は軽く挨拶をする。

小さな拍手が起き俺は指定された席へ座るように言われた。

俺は席に着き朝学活の話を聞きながら考えていた。

このクラスには皆帰達がいた。

しかし、全員どこか暗いというか何か居心地が悪そうだった。

出来るなら一刻も早くこの教室から出たいという雰囲気が感じ取れた。

他の人の視線が少し変だった。

別に俺に向ける視線ではなく皆帰達に向ける視線が気になったのだ。

そう、俺はこの視線を見たことがあった。

それは一体どこで見たのか思い出せずにいた。

そんなことを考えているうちに朝学活が終わったらしく人が俺の席に群がってきた。

ほとんどの質問を俺はちょっと言えなくてと答えて事なきを得ていた。

そうして転校初日は終了した。




「疲れた」


俺は家に帰って早々に呟いた。


「おかえり、そうそうお前の今日の当番は風呂掃除な」


皆帰は先に帰っていたようで買い物バッグをぶら下げて俺の当番を言って家から出た。

俺はとりあえず自分の部屋にリュックを置き風呂場に行く。

風呂場に風呂用の洗剤が置かれていたので簡単に洗いリビングに行く。

他の皆もすでに帰ってきていたようでカバンや朝になかったものが置かれていた。


「勇馬、おかえり」


近くの椅子に座っていた利差が俺に気づき挨拶をする。


「おう、ただいま」


俺は周りを見るが利差以外誰もいなかった。


「他のみんなは?」


「紗雪と雪虎は夕食の仕込み。

皆帰は買い物。

雪夜と火鎚は洗濯。

静育はまだ帰ってこない。

刃月とユンは機器作成室で引きこもってる。

空と悠乃は昼寝中かな?」


利差は首を少し傾げながらそれぞれのしていることを言ってくれた。

正直、少し可愛いと思ってしまう自分がいた。


「そういえば、利差の今日の当番は?」


「私は今日は食器洗いの当番なの」


だから、ここでゆっくりしているのか。

俺は椅子に座り本を読み始めた。

そうして暫く経った後、皆帰が帰ってきた。

それに伴い食事の準備が本格的に始まりキッチンからいい匂いが来る。

そして食事が出来上がると空と悠乃を起こしてテーブルに並べてそれぞれ食べ始める。

ちなみに今日のご飯は炒め物などが中心で俺の好みをみるらしい。

食べ終わると皆帰、俺、火鎚、ユンでゲーム大会を行う。

九時ごろにギリギリで帰ってきた静育さんが他の人達に怒られてたのは気の所為だろう。

ゲーム大会が終わると俺達は順番に風呂に入り自室に戻って眠りについた。

こんな感じの日常が今展開し始めたのだった。

2018.5.26より多少の書き換えと改行を加えました。

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