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答え

やばい、リアルというか…まぁ、少しやらなくてはと刈られたものがありまして…。

すいません…はい、白い猫が出るゲームとかなんかコラボやってるゲームとかやってました…。

ごめんなさい…。

悩んだ…悩みに悩み続けた。

私はこれで本当にいいのかと?


私は本当に望んでいるのかと?


それが最良なのかわからない…それが私の幸せなのか知らない。


それでも…。


もう止められない…。


人災に支配された心の中にあるのは…


ただ純粋な冷たい…冷たい意思と感情の塊だった。

冷ややかな思い、興味の無い、どうでもいい…そんな感情の塊がこびり付く。


何をしたいのか…何でありたいのか?


私はどうすればいいか?

そんなもの私だけのものだ。


そうだ…。


あれ?おかしい何かがおかしい。

誰のことを考えていたのだっけ?


そうだ勇馬のことだ…おかしい何も…感じない…無関心…。


そうか…これが支配された状態なのか…。


これが罪を受け入れた人間の末路…思った以上に怖くない。


気が付けば私は深く深く奥底の中で眠りについていた。

恐怖も憎悪も何も湧かない…それどころ喜びや悲しみ、驚きなどの全ての感情が消えていく…



それが私を支配した。

私はその時、初めて知った。


私の人災は深い深い私の憎しみと同時に軽蔑にも似た酷く冷たい感情からできたものなのだと…。


そう、知りたくもなかった。


*******勇馬********


考えた…考えに考え続けた。

自分の間違いも相手の間違いも…自分の愚かさもなにもかも…。


俺はなにをすればいいのか…。


もう、成り行き任せるのか自分の感情任せに動けばいいのか?


いや、考えなくても決まっている。

あとは覚悟だけだ。

自分が傷つく覚悟と利差に傷を負わせてしまう覚悟を…。


「…じょう…」


決めなくてはならない…決めるしかない…。


「北条!」


「うぇ?」


俺は急に呼ばれて少し驚いてしまう。


「うぇ?ってなんだよ…お前、ずっと呼んでるのに…大丈夫か?昨日より悪化していないか?」


「あ、あぁ悪いな井吹。

あと…少しなんだ」


どうやら昨日に引き続いて悩んでいる俺を見て心配してくれたようだ。


「えっと、そういえば体育祭の準備とかだったよな?」


「いや、それ終わったぞ…」


「え?」


俺は周りを見るともう既にテントなどが出ており準備は全部終えていた。


「えっと俺、やった覚えないんだが…怒られないよな…」


「いや、大丈夫だ。

意識が飛んでいたようだが、しっかりとお前は仕事をしていたよ」


俺はそれを聞いてほっと胸をなでおろす。


それにしても朝から記憶がないな。

起きた記憶すらないのは最早重症だな。

俺は少し苦笑いをしてしまう。


「そういえば、昨日の話だけどどうする?」


「昨日の話?」


「ほら、体育倉庫の横にあるあれに侵入しようという話」


「あー、それちょっと無理だ」


俺は少し罪悪感を覚えながら頭を下げる。


「いや、別にいいよ。

絶対というわけでもないしな。

時間だし帰るな」


井吹はそう言って校舎の方に向かう。

しかし、少ししたところで足を止めて俺の方に向く。


「そういえば一組の人がお前を呼んでたぞ」


「ありがとう、じゃあな」


「おう、明日な」


俺はそう言って井吹を見送る。

俺も帰りたいが呼び出しがかかっているようなので仕方なく向かうことにした。




「あの、冬華さんって明日これるかな?」


俺が一組に向かうと委員長と名乗る少女がそう聞いてきた。


「すまないがそれはわからない」


「そっか…」


俺がきっぱりとそう言うと悲しそうに少女は目を伏せる。


「なぁ、どうして俺に聞くんだ?」


「えっと、聖十院さん達に聞いたら今は北条君が詳しいって聞いて…」


「そうか…なら、もう一つ聞きたい。

なんでお前はそんなにあいつのことを気にしてるんだ?」


「えっとそれって私が気にしていたら変ですか」


「いや、変とは言わないが…」


それでも心配をするものか?

何かやましいことがあるのではと俺は考えている。

無くてもどうせ体育祭だからだろう。

そんなことを考えていると少女は口を開く。


「少し恥ずかしいですけど何か疑われているようなんで話しますね」


少し恥ずかしそうに頰を赤らめながら少女は話し出す。


「あの人は格好いいんです。

いえ、それだけでなくて綺麗で綺麗で真面目で運動神経も良くて…嫉妬すら失せてしまうくらい格好いいんです。

中にはそんな彼女に嫉妬してちょっかいをかける人もいますけど、何されなくても動じなくて…そんな彼女に私は憧れたんです。

そして、彼女が全員リレーのアンカーを誰もやりたがらない中で一人、手を挙げたのを見て私は嬉しかったんです…でも、しばらく元気がなさそうで休んじゃって心配で心配で…」


おそらく少女自身も無意識なのだろう。

自然と少女の目からは涙が流れ出していた。


くそっ、なんでだよ…俺は…最低だ。


自分のトラウマから人を疑って…。

いるじゃないかよ…所詮は他人…されど他人…そんな人間が俺達を心配するはずがない…騙されてる…そんなことを考えて否定していたらキリがないじゃないか。


「悪かった」


「え?えっとなんで急に謝るんですか?」


「いや、なんでもない。

行けそうなら連絡しておくよ」


「は、はい。

えっとそうだ、連絡先です」


少女はそう言ってメモ帳になにやら書いて剥がすと俺に渡してくる。


「助かる…俺はもう帰るな」


俺はそう言って帰路に着こうと歩き出す。

後ろからはお礼の言葉が聞こえてきたが今の俺にとっては罪悪感しか湧いてこなかった。


***************


夜になり、俺は静かに家を抜け出していた。

そして、向かったのはこの街に来て初日に来た見晴らしのいい場所だった。

夜になると景色は全然違うが星が綺麗に瞬いており、綺麗な光景だった。


「綺麗な光景だね。

そういえば、ここに初めて来た時も勇馬はここに来ていたよね」


「そうだな…ここは昔の俺が好きだった場所だからな…。

うん?誰?」


俺は感慨深く答えて疑問に持たなかった。

そう、俺は声のする方を向くと一人の少女が長い髪を風になびかせて立っていた。


赤黒くも紫色の髪、銀色の瞳…。


「幸凱 千那?」


俺は火鎚から教えてもらった特徴と似ていた故に呟いた言葉だった。


「そうだよ…僕は千那だよ…って剣を取り出そうとしないで!

戦う気は無いから…それに、僕は君の答えが聞きたくてね」


「答え?それだったらこの前言った筈だ。

俺はお前達に宣戦布告すると」


「違う、それじゃないんだよ…。

君が利差の願いで救うかそれとも君のエゴで救うか?」


その質問は俺の中に深々刺さった。

利差の願いなんて初めから分かっている。

でも、それを許せない、許容できない…だからこそ理由を求めた…言い訳を考えた…酷く醜くて見苦しい言い訳と動く理由を他人に俺は押し付けていた。


「俺にお前はどうしろと言うんだ?

俺が欲しい答えをお前はくれるのかよ…」


俺の抑えていた気持ちが静かに自壊していく感覚がある。

簡単な答えを俺は見出していながら前に進むことができていない。

誰かを言い訳にしたかった。

俺は縋るように少女を見つめる。

しかし、少女は首を横に振り否定というものが明確に示された。


「お前は何がしたいんだ?」


俺は冷静を装いながらもそう言うが少女は見透かしたように微笑む。


「残念ながら…僕はね君の味方でも敵でもない…。

答えはあげられない…でもね、自分勝手でいいんじゃないかな?」


突然の言葉…いや、一番求めていた答えを少女から貰い俺は止まってしまった。


「いや、でも…」


瞬間の否定…これは反射的だった。


「怖いんだよね…。

でも気にしないでいいよ。

…勇馬は嫌いなはずだから…それを思い出してみなよ…勇馬の大切なものを…」


見透かしたような言葉に俺は更に言葉が詰まる。

まるで、俺に何かを知って欲しいかのように…俺に何か思い出して欲しいような言葉に俺は…。


「………嫌だ…」


利差の現状…俺の感情…昔の利差…それらを考えて…泣いていた。

利差は知らないのだ…誰のせいでこうなったのか…。

利差は知らないのだ…自分の能力の条件も…。

利差は怖いんだ…自分と普通に関わってくれる誰かを失うのが…。


「そうだ…そうだよ…」


俺は嫌いだ…理不尽で誰も幸せになれない結末が…。

俺は嫌いだ…背負わなくていい罪を持つ人間が…。

俺は嫌いだ…誰もが平等に幸せや不幸を持ってるわけではないこの世界が…。


思い出せた…もう迷わない…そうだ、これだ。


自分勝手でもなんでもいい…そう考えたんだ。

ただ許せなかったんだ…道理に合わない罪を背負う人間を見るのが…道理に合わない背負わせる人間が…ただの正義感に近い醜い何かだ…。

でも…それでも、例え誰かが救いと思わなくても…例え誰も望んでいなくても…それを正したい…そして、お礼や感謝の言葉なんていらない…ただ、救った思った人の嬉しそうな顔が未来にあるだけでいいんだ…。


「ああ、なんで悩んでたんだろう…馬鹿みたいだ…俺は救うよ…例えそれが救いでも無くても…俺たちがどれだけ長く生きていても…生きてる以上…生き続ける義務があるんだ…いや、それは建前だ」


目の前でニヤニヤと少女が俺を見ている。

俺は涙を拭い宣言するように言葉紡ぐ。


「気に食わないんだよ!

人災だか、何だかしらねぇが!

俺はそんな理由で誰かを失うなんて結末は気にいらねぇ!

俺は…世界や他人なんてはなからどうでもいいんだよ!

俺が気に食わないからやる!それだけだ!」


その瞬間、少女は満面の笑みを俺に向けた。


「そう、それが聞きたかったんだよ…僕は。

これで君と刃を交える楽しみが増えたよ」


少女…いや、千那からとんでもない殺気が飛んでくる。

冷や汗が僅かに流れるが、自然と怖くなかった。

いや、違う…たしかに怖い…でも、敵わないとは思えない。

自然と今は力が湧く…大きな力の奔流が俺の中で渦巻いている。


「なら、今度会った時は刃を交える時だ」


「そうだね…楽しみにしてるよ…と、言いたいところだけどね」


「うん?」


「それは僕の方から決めさせて…理由は…君が僕たちの考える条件が揃えば相手になってもらうよ」


千那はそう言って微笑むと「早く帰れ」と言わんばかりに手を振る。


「…なら、その時を楽しみに楽しみにしておくわ」


俺は呆れながらそう言って帰路に着く。

そう、この時の俺は知らなかった。

千那は既に裏で色々としていたことに…。


****************


「あーあ、行っちゃった…もう、世話かけさせるなぁ。

まぁ、甘くしてるのは僕なんだけど…」


千那は勇馬の去っていた方向を見つめながら唇を尖らせてそう言うと、振り返る。

そして、この立地が空き地故かコンクリートで出来た崖のほうの柵に手を掛ける。

そこから乗り出して景色を見ることが出来、千那はそれを見て「おぉ!」と感嘆の声を漏らす。


「んで、君もそうだとは思わない?

相模さん、だっけ?」


すると、気が付けば暗い物陰から一人の女性が姿を現わす。


「なぜ分かったんだ?」


そう、彼女は相模 美久、勇馬たちの学校の体育教師だった。


「ふふ、たしかに君は一般人にしてはすごいセンスだよ…これで技法無しとは恐れ入ったと言った具合にね。

でも、甘いよ…まぁ、才能だけならかなりものだけどね…」


「世辞はいらねえよ」


千那の言葉に照れた様子もなく相模はそう返すと「それは残念だなぁ」と千那は言って含み笑いを漏らす。


「それで、ここに来たと言うことはこちら側に着く気にはなったのかな?」


千那はそう言うと相模は頭を少しかいた後に深くため息をつく。

そして、先ほどまでとは雰囲気を変える。


「その前に聞かせろ…お前達は何者だ?」


「言えないよ…まぁ、仲間になってくれるなら話は別だけど…」


「そうか、ならいい。

なら次だ。

仕事は本当に案内だけなのか?」


相模は一言一句の隙を見逃さないと言わんばかりの目をしてよくよく耳を傾けていた。


「正直言うと、少し違うかな?

正確には君には夏の間にでも修行してもらって、ある時に勇馬達の実力を測ってもらうかな」


「そうか…それなら付き合おうか。

私も気になるしな」


「へぇ、まあ教師はちゃんとやってもらうから安心てね。

さてと、この世代も歯車が回り出したよ…さぁて、どう転ぶかな」


千那はニヤリと口を歪めて遠くを見つめる。

そして、ここに第三勢力が結成された。

ここまで読んで頂きありがとうござい。

面白いと思って頂けたなら幸いです。

その場合は是非、ブクマや評価の方をお願いします!(露骨なポイント稼ぎ…)

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