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それぞれに起きた事件?

どうしてこんなに長くなった…

朝、利差は一人で歩いていた。

利差の姿はあの日去って以来変わっておらず、普段付けてる眼鏡も無く最後の特徴たるポニーテールを揺らしながら歩いていた。

自分の知ってる勇馬達の行動範囲の道を…。

その時、内心失敗したと利差は少しため息をつきながら道を歩いているそんな時だった。


二人組の男とすれ違う。

そして、刹那瞬間に行われた。

男の一人は服の中に隠し持っていた銃に手を掛ける。

それだけだったらよかった。


明確な敵意(・・)を利差に向けてしまった。

男が銃口を利差に向けた時には勝負を決していた。

小さな破裂音が響く。

その時には男の額に穴が空いて絶命した。


「あなたは?私の敵?味方?それとも無関心?」


利差がもう一人の男にそう問いかけるが、男が冷静でないのが行けなかった。

男はナイフを取り出そうとする。

しかし、利差にとってその行為そのものがアウトだった。


もう一発の小さな破裂音が響く。


男の左足はそれだけで凍りついて倒れる。

利差は冷たい目で男に銃口を突きつける。

男はリアルタイムで自分の足が氷に変わる感触を味わっているだろう。


「さて、何で私を狙ったか…聞かせてもらっていい?」


「…だ、誰が…」


「そう」


利差は続いてもう片方の足も撃つ。

これにより、両足共凍りつき始めた男は恐怖で僅かに表情が歪む。


「もし、答えるなら悪いようにしないよ。

今、あなたに行ってる氷化はやめてあげるよ」


「氷化?だと」


「そっか…なら分かりやすくする」


利差はそう言って男の服を持つと思いっきり壁に背中から叩きつけた。

その瞬間、男が見た自分の足に驚愕した。

おかしな感覚はあったし恐怖したが、これは無いと男は思った。


氷越しに自分の足の肉と骨が見えるのだ。

そして、その体積は徐々に小さくなっていく…。

その光景に男は思わず目を逸らしてしまう。


「さて、答える気にはなった?

答えないなら腕もいくよ」


「分かった!答えるからもうやめてくれ!」


氷に変わる感覚…いや、氷に変わる光景を目にした男は慌てて返事をする。


「実はお前の技法能力の高さに俺たちは警戒したんだよ…とりあえず動けなくして情報を入手しようとしたわけだ」


それを聞いて利差は嘘は無いと判断するがまだ隠していることは分かっていた。


「他は?

まだあるでしょ?」


「な、無い!」


「そう、もう一発いっとく?」


利差は無情にもそう言って銃口を腕に突きつける。


「分かった、悪かったまだあるからやめてくれ!」


男は恥も外聞も無くそう言うと再び話し始める。


「それと、強い奴は連れて来いとボスからの命令なんだよ…あと、お前自身幼いが見てくれはいいからな…」


「と言うことは、ボスを殺さない限り私達(・・)は狙われる訳ね。

それと貴方達は私を襲って犯そうとした変態幼女趣味と…」


利差は冷たい目で男を見る。


「うっ!

た、たしかにそうだが…。

まぁ、あんたは意外とボスの好みかもな…それに強ければ仲間も襲われるんじゃないのか?」


その時、利差は首を傾げた。


「仲間?」


「お前、さっき自分で私達とか言っていただろう?」


利差はその時、自分の失態に気がついた。

自分はもう、彼等とは関係ないのに…。


「とりあえず、貴方達が変態だと言うことは分かった。

とりあえず、約束通り氷化は解いたけど、この足はもういらないから砕く」


そう言って利差は男の足に銃口を突きつけて撃つ。


その瞬間、男の足に成り代わった氷を砕く。


「た、助かる…って、砕いたら俺はどうやって歩くんだよ!」


「その心配は無い」


「え?」


「貴方はどうせ今、ここで死ぬから」


その瞬間、始まった。

男の残った足が徐々に光の粒となって消えていく。

いや、正確には氷の結晶となって…。


「ど、どういうことだ?約束は!」


「私は確かに氷化はしていない、これは細胞の一片一片を氷で切断してその都度、結晶化してるだけ…。

名前をつけるとしたら『死の結晶』かな?」


利差はそう言って去っていく。


「待て!」


そう言って利差に手を伸ばした瞬間、男の体倒れる。

よく見ると、男の体はもう既に胴体まで消えていっており、もう既に手遅れな状況だった。


そして、最後の自分より先に死んだ男を見ようとしたがどこにもその死体は無かった。


「クソッタレが!」


そう叫んだ瞬間、心臓にまで侵食が進んで、男は死んだ。


****************


「全く、初任務がいつの間にか出来ていた強力な裏組織の壊滅とはこれまた面倒だな…」


田中 陸也は黒い車の後部座席に思いっきり寄りかかり愚痴を零していた。


「いや、仕方ないですよ。

まだ、名のある裏組織なら必要悪として交渉で済みますけど今回のは必要悪にすら出来ないような組織なんですから」


助手席に座っている少し痩せ気味の男が苦笑いしながら陸也の愚痴に対して律儀に答える。


「それくらい分かってるがお前達は大丈夫なのか?

戦闘といってもそこまで慣れてるわけでは無いんだろ?」


「安心しろ、それを専門としているお前には劣るがある程度のことなら疾風さんに訓練を付けてもらっているから安心しろ…ただでは死なん」


運転席で現在、運転してる体格の良い男は仏頂面で答える。


「そうか…まぁ俺もヘマはしないようにするか…流石に疾風に拾ってもらったのに即呆れられて別の仕事に回されたら困るからな」


「ははは、本当に何者なんですか?疾風さんとはやけに親しげですけど…」


「同期とか腐れ縁みたいなものだよ…にしても疾風がこんな組織を作っていたとは驚いたな」


陸也は少し体を起こしてカバンの中に入ってる資料を取り出す。

そこには組織に所属した際に渡される基本情報だった。


この組織はそもそも警察の裏の裏の裏と言えるほどの組織であり、表に出ることは一切無い組織である。

そして、組織が請け負う仕事は一つに集約される。


能力


そう、技法や霊格などの能力に関係した仕事を行う…いやそれ以外では何の権限も持たない専門組織である。


まぁ、最近では人だけではなく霊鬼や魔獣退治も請け負えるようにする予定だが、実力が足りないため勇馬達や疾風本人が出向いて退治に行っている。


「にしても、静域達も幹部に入ってるのは意外だったな」


「あれ、幹部達とも知り合いなんですか?」


「まぁ、そんなものだな」



陸也はそう素っ気なく答えると資料をカバンの中にしまう。


「無駄話もいいが二人ともそろそろ着くぞ。

標的などの確認は終えてるな?」


「はい、大丈夫です」


「いつでもいけるぞ」


運転手の男はそれを聞いてニヤリと笑うと車を止める。


「よし、ここからは歩いて慎重に行くぞ」


「わかりました」


「了解」


運転手はそう言うと拳銃を持って外に出る。

それに続いて細身の男と陸也が続く。

細身の男は周りを少し見渡すと陸也と運転していた男に制止をかける。


「行けるか?」


「はい、ここから目的地の警戒を任せてください」


陸也は二人のやり取りを見て感心する。


(周りの警戒は怠らないな…。

それに感知系の固有能力の使い手か…確かに実力は二人ともありそうだな)


しかし、陸也としては先程から気がかりなことがあり、携帯を取り出して機内モードを解除して天気と気温の確認を行う。


「どうした?

あまり回線などを繋がれると感付かれる可能性がある」


「いや、さっきから妙なんだ。

周りの気配はどうだ?」


陸也は簡潔に答えて細身の男に問いかける。


「さっきから妙なんです…人の気配が一つもありません」


「何!」


「やはりか…」


細身の男の言葉に二人は別々の反応を示す。

陸也はより警戒して周りを見回す。


「やっぱり妙だな…普段なら気にしないがここの気温が低すぎやしないか?」


陸也の言葉に二人ともハッとする。

少し影になっているとは言えでも暖かなってくるこの季節と今日の気温から想像できないほど冷えていた。


「二人とも、いつもの倍は警戒してくれ…。

あちこちで技法を使われた痕跡がある」


陸也の言葉に二人共無言で了承の意を示してゆっくりと歩き出す。

まっすぐと目的地まで向かったが何もなくて逆に警戒心を増させた。

妙を通り越して怪しいほどだった。


そして、目的地の和風の扉の前に俺達は立った。


「和風の造りか…風情があっていいな」


「今それを言いますか?」


「いや、そうでも言ってないとやってられないだけだ」


陸也はそう言うと同時に二人にアイコンタクトを取る。


二人が頷くのを見ると陸也はそっと扉を開ける。

中に入ってすぐに刀を顕現して納刀した状態の刀に手を掛ける。


その瞬間、あまり多くの死と関わっていない筈の陸也でも感じた。


死の匂いを…。


先ほどとは比べ物にならない冷気が辺りを包んでおり、鳥肌が立つほどだった。


「これは誰もいない?」


「いや、油断するな…」


後ろの二人のやり取りを聞いて俺はため息を吐く。


「どうした?

警戒はあまり解くな…」


陸也はそう怒られるが首を振る。


「いや、その必要は無さそうだ…おそらくここにいた奴は全員死んでるようだ」


「何を言っているんだ?」


「そうですよ…まず死体すら見つからないのはおかしいですよ…」


陸也はそれを聞いて「ごもっともだな」と言って肩を竦める。

それから、三人で目的地たる屋敷を回るが人どころか死体すらも見つからずもぬけの殻と言った状態だった。


「ここが最後の部屋だな…」


運転していた男はそう呟いて部屋に入る。


「やはり、何もありませんね…」


しかし、やはり誰いなかった…。


「ここが一番か…となるとここで殆どの人間が死んだのかもな…」


陸也の言葉に二人は何言ってんだという表情になる。

しかし、すぐに細身の男が目を見開かせて陸也の言葉に肯定する。


「どうやら、本当に死んだようです…今回の標的は全員…ここで…」


「死体はどうなっている?死体がないと簡単には処理できない」


「それが…全て消滅させられています…」


その言葉に二人とも驚愕するが、陸也にとって何の話をしてるのか分からなかった。


「二人とも何の話をしてるんだ?」


「ああ、すまない。

こいつの能力についてお前は知らないんだったな」


運転をしていた男はそう言って説明を始めた。


「俺達にはまず訓練で後天的に感知系固有能力を持たされている。

そして、それぞれ特殊な先天的固有能力を保持しているんだ。

例えばこいつは二十四時間以内のその場の過去を見ることができる能力を持っているんだ」


その時、陸也は思った。


(とんでもない能力をこいつらサラッと言ったぞ…)


陸也は内心動揺が激しかった。

陸也の能力そのものは素朴なもの故の劣等感もあったりするがそれは陸也の心の内に閉まっておいた。


「なるほどな…とりあえずここで標的を殺した奴の面だけでも割っておいとくか…仕事外かもしれないがやっといて損はないだろう」


陸也がそう言うと再び細身の男は目を瞑って能力を使ったようだ。


「えっと、女で黒髪で…幼い顔立ちをしていて…ポニーテール…最後に戦闘時だからだと思うけど一切表情が動いていない」


細身の男はそれだけ言うと体力が尽きたようで倒れる。


(すごい能力だが見てる限りこいつの技法値が足りないのではなくて消耗が激しいのか…)


陸也は細身の男の様子を見て考察していた。


「ふーむ、一通りの要注意人物は頭に入れてるが分からないな…お前の方はどうだ?」


「うーん、一人だけいるが…それだとここにいることが不可解なんだよな…」


陸也はさっきの特徴から考えて実は一人だけ心当たりがある人物がいたのだ。

しかし、それは有り得ないと言っても過言ではないような人物であった。


「誰だ?少しでも情報が欲しい言ってくれ…」


「言わなくていいような気がするが…おい、起きてるか?」


陸也は携帯を取り出して操作をしながら倒れた細身の男に携帯の画面を見せるように揺さぶる。


「だ、大丈夫です…」


「んじゃ、お前が見たのはこれか?」


細身の男は携帯で何を見せようとしてるのか分かって乾いた笑みをこぼしてしまう。


「はは、データにない人がそう簡単に…え?」


しかし、その顔は一瞬で驚愕に塗りつぶされる。

あり得ないと言った表情で携帯に食いつくように見る。


「で、どうなんだ?違うのか?そうなのか?」


「はい、これです…この少女です!」


「やはりか…」


陸也は複雑な表情をしながらため息をつく。

そうして立ち上がって


「今回は壊滅したとだけ報告しよう」


「どういうことだ?」


運転していた男は訝しげな目で陸也を見る。


「正確にはこのことは報告するが下手な手を打てないんだよ」


「だから、どういうことだ?

身内贔屓か、見逃せというのか?」


「違う、お前達は知らないだろうが今回はその少女の暴走だと俺は考えている。

そして、その少女を見つけて一片でも敵意とかを見せてみろ死ぬぞ」


運転していた男は有り得ないと言った表情をして細身の男を見て何かを促そうとする。


「すいません…一片の敵意までは分かりませんが…戦闘になれば確実に俺達は死にます」


細身の男の発言に運転していた男は目を見開く。


「確かなのか?」


「…間違いなく」


運転していた男はそれを聞いて陸也に謝罪の意味を込めて軽く頭を下げた。


「悪い…」


「気にするな、確かに信じられないことだからな…。

それに、別に対策をしない訳ではない今頃、心配して走り回ってるであろう奴に後で連絡しておくよ…それが一番の対策だからな…」


陸也はそう言ってふすまを開けて縁側に出る。

そして、空を見てため息をつく。


(にしても暴走するにしては早すぎるな…。

記憶の思い出し具合からしてこの後(・・・)だと思っていたんだが)


陸也はこの後の展開があまりにも危険だと思いながら肩をすくめて解決を図ってもらう勇馬に僅かに同情の念を送るが、いらないかと思いすぐに消える。


(あいつは…いつものこと…だからな)


ふふっと少しを笑みを漏らしながら疾風に報告する為に携帯を取り出す。


********勇馬********


時刻としては夕刻頃…

俺は呆れられながらユンと華に運ばれて家に返されていた。


「勇馬…当てもなく走るものでは無いと思うんだけど…」


「いや、あてがない訳では…」


雪菜に叱られて小一時間やっと、本題に入ったところだった。


「でも、結局は現段階では使えない情報から探したんだよね?」


「え…はい」


紗雪に追い打ちをかけられて俺は自然と下を向いてしまう。

そう、俺は井吹が朝見たという話から推測して走り回ったが一切の手掛かりが見つからなかった。


「まぁ、いいじゃないか?

朝と比べたらいいだろう」


火鎚が横から割り込んでそう言うと二人とも「確かに…」と呟きながら頷く。


「そうだ、火鎚…朝、何で俺に関わるなって言ったんだ?」


「あー、それは暫くは利差に集中してもらいたかったからだ。

それに俺達の殆どは人災だ…」


火鎚は一区切り入れて続けた。


「要するに何らかの要因で俺達も利差のように暴走した時が大変だからだよ…勇馬にはそこを分かってもらいたくて今日、意地悪を少しした」


「どういうことだ?」


「要するに人災というのは恨みやら何やらの暴走し得る概念が眠った存在のことを言うんだ…今回の利差はかなり理性的ではあるがそれも今は失いかけている…。

それをどうにかして欲しいんだよ…俺たちとしてはな…」


俺はそれを聞いて頷く。

もちろん、俺としては火鎚達を見捨てるなんて選択肢は初めからなかった。

それに…利差との出会いを思い出した以上、首を突っ込む以外俺の中では選択肢はもうない…。


「そこは安心してくれ…いや、もう迷わない。

他人がどう言おうが下らないと言えるようなただ助けたい、仲間だから救いたい何て理由で俺はお前達を助けるつもりだ…。

今回ので少しだけ思い出したことがある。

俺は理不尽が大っ嫌いなんだ…だから俺は理不尽になろうとしたんだ」


自分でも何言ってるか分からない…それでもこの感情だけは確かなことだった。


「理不尽か…」


火鎚はそう呟くと後ろを向いていつのまにか全員揃っており少し呆れながらも頷いていた。


「俺達も出来る限りのサポートをするつもりだ…。

それとこっちのシャルロット達は俺に任せておけ」


火鎚がそう言うと俺に手を突き出す。


「安心しろ、脳筋なリーダーと比べたらこなせるさ…。

あと、お前は絶対に挫折するな…それはお前の再起不能を意味する。

決して折れないでくれよ」


雪夜も続いてそう言うと火鎚と同じように手を突き出す。


「お前が失敗した時は変わってやる…でも、お前程俺は器用じゃないからな…出来ればやめてくれ」


雪虎が冗談を言いながら微笑む。

そして「ほれ」と言いながら手を突き出す。


「全く、勇馬は抱えすぎなんだよ…一人でやろうとするな…何のために俺達がお前の下にいると思ってんだ?」


皆帰は皮肉を言いながら手を突き出す。


「第一、勇馬は何勝手に一人で突き進んでるの?

アホなの死にたいの?全く宣戦布告をするなら誰かと一緒に行ってよ…リーダーたる勇馬が死んだら私達はこれで終わりなんだよ?そこのところ分かってるのかな?もう少し考えて行動してくれないかな?少し縛ってあげようか?そうすればもう少し利口になるのかな?」


紗雪の言葉より突き刺さり俺はノックダウンしそうになる。

「あぁ、もう!」と不満をタラタラと漏らしながら目を逸らして手を突き出してくる。


「年長者くらいもう少し頼れ…それと…時間ならいくらでもある…ゆっくりとかけろ…急ごうとするな」


刃月は布が巻かれており顔は分からないが呆れてることは間違いなさそうだ。

ゆっくりと布の巻かれた手を突き出してくる。


「これって雰囲気的に俺も言わなくちゃダメ?

なんか…みんなに全部言われたような気がするのだけど…」


ユンは戸惑いながらも手を突き出す。


「私から言葉を送るなら『歩め』だね。

絶対に止めちゃダメだよ」


俺には少し理解できないことを世那は言って手を突き出してくる。


「…答え…決まった?

そっか…なら…手伝う…全力で!」


一番短く軽く手を華は突き出して無表情ながらも笑っていた。


「勇馬…私達はね…ずっと抱えてきたものがある人が多いの、今の私達にとってそれが爆弾。

それを思い切って爆発させるのが吉だと思うんだ」


那奈に関しては最早、見た目に反した危ない発言をしているが綺麗とも言える笑みを漏らして手を突き出す。


「ふぅ、大人組や静育さんは未だに帰ってきてないから私が最後か…。

もう一度言わせてもらう。

私達を救って見せて…昔のように」


最後に雪菜が腕を突き出す。


「お前ら…」


ここで答えなかったら俺じゃないな…。


「ああ!全部終わらせてきて『トゥルルル』…」


『…』


瞬間、俺の携帯の着信音が鳴り響いてこの場の全員がこの居た堪れない雰囲気に目を逸らして散っていく。


俺も顔が引きつっておりそれぞれの場所で全員に見守られながらも俺は電話に出た。


「もしもし…」


『あ、繋がったか陸也だ」


「え、陸也何の用だ?」


その後に聞いたものは俺の行動を決定づけるものだった。

やばい、何がやばいって本来ならこんなつもり無いほど長くなったことがやばい。

新しい組織?の構図を出せて意気揚々と執筆してたら無茶苦茶いってた…。

減らす努力をしようか増やす努力をしようか悩みどころになりつつある…。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

面白いと思って頂けたなら幸いです。

よかったらブクマや評価の方をよろしくお願いします。

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