表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/113

晴臣の孤独

なんだあれ?


なんなんだよあれ!


僕こと晴臣はアレを見て息を呑んでいた。


何が起きたかなんてわからない。


でも黒い影とユージスが争い。


黒い影が消えた。


ただそれだけの話だ。


だが…それでも…



家に帰り僕はベッドに倒れ込む。


僕は一体何者なんだろうか?


こんな記憶を抱えて、何もかもみんなが忘れて、今を生きて…僕だけが記憶し続ける。


あぁ、普通とはなんだろう…普通とは…



思い出してしまった。


思い出したくなかった。

よく考えればわかったはずだ。


「凛海 羽照…お前だったのか」


僕は涙を出す。

それは過去に俺を何度も救ってくれた男。


気がつけばいなくなっていた男。


涙が流れる。


あぁ、思い出したくなかった。


知りたくなかった。


全て絶望だ。


唯一の味方も消えた…いや、違う。


まだいた気がする。


でも、もうわかんないや。


僕は中学を卒業できずに死ぬ。


僕の定められた運命。

それに逆らって生きたくても生きられない。


「誰か助けてくれよ…誰でもいい…こんな僕を救ってくれよ」


今日も僕は1人で嘆く。

それは苦しく、暗い感情だった。


1人しかいない僕にとって救いというのはとても遠いものであり、助けてくれる人はいない。


泣き疲れた僕はひたすら祈る。


それが許されようと許されなかろうと…


気がつけば外に出ていた。





知りたい。



この世界の秘密を



僕がなんで死ななくてはいけないのか…。


僕が何をしたというんだろうか?



死なないためには…どうするのが正解なのか僕にはわからない。


誰でもいいんだ助けてよ。


夜の帷が明けることはない。


それは現実としてのものではなく、僕の心を映すようなもの。


星の瞬きは見えない。


月は小さく薄暗い。


先の見えない道先。


電灯は怪しく明滅し、僕の涙を覆い隠す。


「どうしてこうなったんだろう」


僕は知っていた。

知ってしまった。

それが苦しみであり、鈍器のような衝撃に等しい。


気がつけばもう何もないはずの学校にいた。


そこで見た。


「おや、おやおや?君は?面白い気配だ」


それは男だった。

どこか怖い雰囲気を持っているイケメン。


そしてその心のうちには全てを焦がし溶かしてしまうような深い怒りが見えている。


「あ、あなたは…」


知っている…。


見たことある。


そう彼は…


「原善」

「知ってるのな、なら話は早い。一度俺を信じてみないか?」


彼はそう言って僕に手を差し出すのだった。

ようやくもう一つの開幕ですね。

ちなみにこの時点で9月の1週目半のはずですね。

少しどこかで日付ずれがあったらすいません。

ですので雪菜側ではそろそろ半年経つ頃合いになります。


作品が気になったり、楽しんで頂けたなら幸いです。

評価ブクマ、Xフォロー等して頂けると励みになります。

Xリンク

https://x.com/ars_felm?s=21

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ