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魔法少女と覇者の王 エピローグ

私、雪菜は代代の孤児院でミオの話を聞いていた。

ちなみに今ここにいるは私、カノ、代代だけであり雪虎は


『あ、お邪魔そうなんで、お先失礼!』


とか言ってる走り去っていった。

本当にあいつは何しに来たんだか、いやまぁ良いのだけど。


ミオは特に私に聞いて欲しいと言っていた。


「ねぇ、雪菜…昔会った時のこと覚えてる」

「…うん、私にとっては3年前だからね」

「そうだね、私にとっては長い36年という月日なんだ」


時間のずれ。


「でもね、私は一度だけ外の世界で生きようとしたことがあるんだ」


その言葉になぜか納得できてしまった。

ただ、何も理解できなかった。


「知ってる、人は死ぬんだね」


当たり前のことをミオは言う。

だが、その意味を私は知ってしまった。


そう、要するに


「私たちは死ぬんじゃないの消えるの…この街の人々は…事故以外の死を知らないの」


息を呑む。

そうか、今までの違和感がようやく理解できた。


ならもし、そうなら


「あなた達は」

「私たちは人から人を産むんじゃないの、ある日突然、産まれるの」


そう、それがこの街の定義。

だから、この街に孤児院がある。


そして…


「私はねもう長くないんだ。この世界の人々が生きれるのは36年から48年程度、それが終えれば消えて、また別の誰かに生まれる。人の間で生まれるのかな?それとも孤児として生まれるのかな?それは分からない」


あぁ…


言葉を失う。


「そんな、それは…だって」


目の前で生きる少女はもうほぼ死んでると変わらない。


「だから私はあなた達が嫌い!人間であるあなたが嫌い!私は!人間じゃなかった!化け物だったんだ!人に産まれられなかった!そんなバカみたいな存在なんだ」


違う…そんなそんなこと考えてない…


「私を軽蔑したでしょ?私を醜く見えるでしょ?人擬きって笑いなよ!私は…私は…ただ幸せでありたかった」


彼女、責任が強かったのだろう…強かったのだ。


だから、


「私はこの街に戻ったの…この世界を続けるために!私はこの世界で人としてあり続けたい!」


ダメだ、私が泣いては私が同情しては…


「ごめん雪菜がそう思わないとは知ってる…でも、でもね」


彼女から涙が溢れる。


「どうしたらいいか、わからないんだよ!ねぇ、私は上手くやれてたかな?私は上手く生きれてたかな?ねぇ私はちゃんとリーダーできてたかな?私はちゃんと守れてたかな?教えてよ誰でも良いから教えてよ!私は何を信じれば良いの?」


泣きじゃくる彼女に私は何も言えない。

答え合わせなんてできやしない。


どこまで弱虫なのに強がってきた彼女はただただ弱い女の子でしかなかった。


「ごめんね、何も整理できてなくて、でも、ごめんちょっと1人になってくるよ」


ミオは部屋から出る。


私は顔を伏せていた。


「雪菜?」


カノの声が聞こえてふと気づく。


「ごめんカノ、今は離れて欲しいな、こんな顔見せられないよ」


カノだって当事者だ。

当事者ではない私が泣き顔を見せるわけにはいかない。

だから笑って言う。


カノは出ようとする。


「カノは強いね…私なんかよりもずっと」


私の言葉にカノは…


「ううん雪菜の方が強い。私だって辛いよ。でもね、私はミオを守る。だから強くいられる」


部屋から出る音がする。

残ったのは私と代代だけ。


「この仕組みを作ったのはあなたなの?」

「その通りだよ、本来死ぬはずだった人をこうして留めた」


私は彼女を殴る。


「お前は!人の命をなんだと思ってる!お前は人をなんだと思ってる!ミオがカノがどれだけ苦しいのか分かってるのか!これだけ残酷なことなのか理解してるのか!」


襟首を掴み彼女に問いかける。

だが彼女は取り乱すこともせずに受け入れている。


「それが最良だった」

「…っっ!」


壁に叩きつける!


「それでどれだけの人が苦しんでいる!」

「2人」

「なんでそれを平然と言える!」

「君だって分かってるはずだ、君は苦しむ資格も泣く資格もない。それは君のエゴだ」


図星を突かれる。


私は息を呑む。


「だから私は望むんだよ消えることを…それと同時に彼女達の決意を大事にしたい」


代代の言葉に私は嗚咽を漏らす。


あぁ、そうかようやく理解できた。

彼女が勇馬の理解者の理由。


とても優しく残酷で、人を尊重して尊敬しているのだ。


だから絶望しかない選択肢を誰が選んでも涙を堪えようとする。


「うわぁぁぉぁあ!!!!」


私は泣いてしまう。


「良いんだ泣いて」


私は子供みたいに泣く。

ひたすら苦しいものを吐き出すように。


「君はその弱さを持って欲しいと願われて産まれたんだ」

「あぁ!うぐっ!うわぁぉぁぁ!!!」


頭を撫でられる。


「だから精一杯泣くんだよ。全部吐き出して良いんだよ…私はそれを、そのわがままを許すよ」


私は泣き続ける。

ずっと…ずっと


夜が明けるその時まで…

一日に二回投稿!?


まぁ、文字数が少ないからいけなくはいですが、書く時間がないと言うのが困りものですね。

Xの使い方がよく分かってない!


よろしければ、ブクマ、評価などなどお願いします!

今後の活動の励みになります!

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