それを日常と人は呼ぶ
「失敗したみたいだな」
真っ白で遠いとさえ思える部屋でライトが呟く。
それは俊王の消失。
「それは煽りか?」
「いや、そんなつもりはない。だが、お前の目的に遠のいたな」
「いや、初めから期待はしてなかった。王の剣である以上鹵獲は極めて短い時間だとは理解していた」
男はそう言う。
ライトは「なるほど」と納得は見せる。
「てことはタツミが解析を済ましたと?」
「あぁ、結果的に何もなかったがな…アレは俺のブレイス王の剣と同じただ人の思いを糧にする剣に過ぎなかった」
ライトは神妙に聞くが実際あまり理解していない。
それは内容が難しいとか理解不能な言葉だからではない。
彼が本質をすっ飛ばして何をもって何もなかったか、それを省かれていた。
「んでどうするんだ?あんたの救いたい兄弟については?」
「そんな大袈裟な間柄ではないミリカルと同じ、ただの腐れ縁だ、まぁ、同じ神使である以上、兄弟とも言えるが」
「迂遠な言い回しだなぁ」
「ただ感慨にふけてるだけだ。初代真実め、俺たちですら暴走する何かを埋め込まなければあの男を魔女が封印する必要もなかったものを」
「救う手立てはないと?」
「そうだな…だから」
男は悲しそうに儚そうに呟く。
「俺の手で殺す」
***
俺こと勇馬は今、感情の整理をしていた。
俊王を取り戻したことによる戻ってきた感情は前に持っていた意思や記憶以上のものであり、それによって、より厄介な内容も増えている。
「なるほどなぁ、一億回繰り返してたわけか」
俺の呟きに何も理解できてない月葉が顔を引き攣らせている。
「ウチにはその膨大な時間がわからないけど、それの何が重要なの?」
「え?何も重要なことはないぞ。そもそもそうだったなぁという情報的記憶がメインで一億回何してたかなんて分からないからな」
「それって知ってる意味」
「ないな」
俺の呟きに月葉はため息を吐いてる。
少し離れたところでは弟のシャルロットを世話するシャーロットにシャルロットに甘えている、ヘレネアがいる。
そして、俺の周りには
「くーぅ」
そんな寝息を立ててる那奈と
「まだ、人の肉というものにはなれないですね」
と、さっきまではしゃぎ回っていた花鈴が両端で俺に抱きついて寝ている。
「ご飯できたよ!」
そして、台所から出てくるのは祈。
うん、この部屋手狭になってきたな。
那奈編
訂正
花鈴編
完
このあとは雪菜の方のエピローグだ!
朝から頭ぶん回すぞぉ!書いてる時間、朝5時半から…。
眠い!(半分徹夜テンション)
てことで、この作品が面白いとかなんかエモ散らかしてヤバタニエンとか思っても思ってなくても響くところがありましたら是非、ブクマ、評価、感想等よろしくね!
あ、X?Twitter?始めましたわ。




