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戦いを司る神アレスの力
私は紅く輝く体を動かし、紅く輝く剣を振るう。やはり受け止められてしまうが自分はスピードパワー共に大幅にアップされている奴の顔も険しくなって来た、殺れる。
なぜだ?致命傷が与えられない。それより体力が...
「アレス...力を力を力をかせ、すぐ終わる...」
アレス...?戦いを司る神...だったか?力をかせ?
「っ?!」
今までとは全然違う...手加減されてたのか?...?アレスっ、アレス...神の力?そんな馬鹿な。でも今はそれしか無い。
さっきまでとは逆に今度はこっちが防戦一方だ...
「殀斬《血染楼風月》」
光の速さで近づいて斬ろうとするも簡単に受けられてしまう。
でも...でも...コイツはココで殺すんだ...
紅黒く汚れたこの世界で私はこの手を紅黒くする




