第五話 「初戦闘」
すみません。
ヒロインを登場させる予定が・・。
あれから1ヶ月が過ぎて、我ながらよく精神が崩壊しなかったと感心してしまう。
疲労に耐え限界が来たら気絶⇒回復を何百回も繰り返えされた。
HP・MP・SPの全てが0にならなければ死ぬことが無く、1つでも0になると気絶する。
0になってから回復すると最大値が増える。激しい運動でもHPが減り、無理をすれば0になる。
ダメージを受けてHPが0になった場合は、急激にMP・SPが減り高レベルでも30分以内に回復しないと死亡する。傷が大きい程、死亡までの時間が早くなる。
HPが0になっても動ける【能力】はあるが危険すぎるので取らなかった。
※確かこんな【能力】じゃた:HPが0になると全ての【能力】【補助】【アイテム】が強化される。MP・SPが0になるまで敵味方関係なく、全てを破壊する。
武器は2日目から訓練が始まり、鞭・ハリセン・盾を中心に代表的な武器も教わった。
魔法は再生魔術を中心に生活魔法・初期魔法・劣化版アイテムボックスを使用できるようになった。
食事は5日目から毒入りも出されるので、看破と鑑定に失敗すると大変な目に会う。お蔭様で看破と鑑定が一番レベルが高くなったわい。今だに薬やマジックアイテムしか食べさせて貰えず、一度治癒しないでウサギを捌こうとしてルル様に怒られた。その時は幻覚魔法をかけられウサギに食べられる恐怖を味った。
一度、ここには何時まで居られるのでしょうか?≪そろそろ解放されたいのじゃが≫と訊ねてみたら、
ダンジョンの地下50階をクリアすると転移魔法陣があるのでそれを使えば大陸へ行けると説明された。
地下50階をクリア出来れば、探求者の中ではベテランの扱いになるので頑張ってくださいねと言われたが、それはPTを組んでクリアした場合じゃ。ソロで50階をクリア出来ればベテランではなく一流じゃと思ったが言えなかった。・・・・食べられたくない・・・命は大事じゃ。
~~~~~~~状態~~~~~~~~
名前:ヤマト・タケル
性別:男
種族:無人族 龍タイプ
年齢:151
LV:1
HP:330
MP:270
SP:290
【才能】
・免罪の才能
・武器全般の才能
・魔法全般の才能
・運動全般の才能
・再生魔術の才能
【能力】
・免罪符 Lv.20
・再生魔術 Lv.18
同時取得
・属性魔法<光・地・水・火・風・闇> 各Lv.18
・無属性 Lv.18
・時魔法 lv.18
・空間魔法 lv.18
・幸運 Lv.15
・鞭術 Lv.25
・ハリセン術 Lv.23
・盾術 Lv.26
・鑑定 Lv.31
・看破 Lv.31
・気配探知 Lv.10
・危険察知 Lv.10
・共通言語 Lv.25
・剣術 Lv.15
・槍術 Lv.16
・投擲術 Lv.15
・弓術 Lv.14
・毒耐性 Lv.10
・麻痺耐性 Lv.9
・鈍化耐性 Lv.8
・石化耐性 Lv.5
【補助】
・【業】限界保有量アップ Lv.20
・能力成長率アップ Lv.20
【アイテム】
革の鞭・厚皮のハリセン・革の盾
革の服・厚革の鎧・革のズボン・革のグローブ・厚革のブーツ・七色のフンドシ
初級HPポーション・初級MPポーション・初級SPポーション 各5本
「今日から実戦に入ります。用意は良いですね。怪我したら自分で治癒して下さいね。」
魔法陣が出現したので右手に鞭を左手には盾を構えて、魔物を待ち構えた。
現れたのは身長70cmくらいで頭に角を生やした人型の魔物だった。
すぐに看破&鑑定を使い情報を得る。情報は早さと正確さが命じゃ。
ーーー看破&鑑定ーーー
魔物 種族:鬼族 種:小鬼 属性:無
Lv.1
HP:10
MP:2
SP:5
【能力】なし
【アイテム】棍棒 動物の革の腰巻
ーーーーーーーーーーー
小鬼が走り出した。わしは動かずに鞭が当たる距離まで待ち、入ってきたタイミングで鞭を振った。
「ギャャャーーー」
鞭が顔面に当たり、顔を押さえて蹲ったので追い打ちをかけた。数回鞭を振ると小鬼は消えてしまった。ふぅぅー。うまくいったようじゃな。
「あらあら。魔物は死んで暫らくすると消えます。死体に攻撃すると消える時間が早まりますから剥ぎ取りをしたい場合には注意しないといけません。時魔法をかけると消えるまでの時間は延びますので大きい魔物には有効です。それでは次です。」
魔法陣から現れたのは身長50cmくらいの真黒で真ん丸な魔物だった。
今度もすぐに看破&鑑定を使い情報を得る。
ーーー看破&鑑定ーーー
魔物 種族:魔法生物 種:クロロム 属性:闇
Lv.1
HP:7
MP:10
SP:5
【能力】物理攻撃耐性 Lv.10
【アイテム】なし
ーーーーーーーーーーー
鞭をハリセンに持ち替えて、ハリセンに光属性の魔力を込めた。
クロロムは浮遊しながらゆっくりと向かってきた。動かずにハリセンが当たる距離まで待ち、入ってきたタイミングでハリセンを振った。
パーーーンといい音がしてクロロムは床に落ちた。今度は追い打ちをせず様子を見入ると黒い結晶に変わった。
ーーー鑑定ーーー
アイテム 闇魔石のかけら
闇属性を帯びた魔石のかけら
ーーーーーーーー
「今度は大丈夫でしたね。それではレベルを上げて、慣れてきたら複数を相手にしてもらいます。」
ある程度の強さの魔物を倒せるようになるとLvを下げて複数の魔物と戦った。ダメージを受けると再生魔術で回復しながら戦い続けた。当然、気絶しては回復を何度も繰り返されるのは言うまでもまい。
実戦を初めて2ヶ月(異世界へ来てから3ヶ月)が過ぎて戦いも慣れて来た頃。
「あらあら。どうしましょう?」
突然、ルル様が顔を上に向けて、キョロキョロとした。
「どうかされましたか?」
わしは小鬼の角を剥ぎ取り劣化アイテムボックスへ入れながら聞いた。
「どうやら、この島に人が流れ着いたみたいです。気配からダンジョンの探求者ではないので保護しても良いのですが、今はタケル(お気に入りのオモチャ)で手がいっぱいですから・・・・」
一瞬寒気がしたが、どんな人か気になる。異世界に来て神獣様しか会っていないので正直会いたい。
「どのような人ですか?」
「興味があるのですね。フフ・・。それでは、調べてみますね・・・。」
(あらあら。これは・・・・。二人共・・・。なぜ?・・なるほど・・・・・・。
えっ・・・・タさん・・・・どうして。そんなことが・・・それで・・・・わかりました。)
「タケル!状況が変わりました。まずは、友人は助けないといけませので人は後回しにします。
すみませんが諦めて下さい。わたしは友人の治癒がありますから、とても人間の治癒は出来ません。」
こんなに焦っているルル様を見るのは初めてじゃ。友人とは神々なのかもしれん。
「えっ。とりあえず保護だけでもお願い出来ないでしょう。治療はわしがしますので!」
全力で土下座をしてお願いした。女子供ならば治療して、ムサイ男や老婆であれば治癒しなければよい。
それに人と話がしたい。神獣達との気を使う会話はしんどいのじゃ。
「仕方がありませんね(タケルには嫌われたくありませんもの)・・。ではすぐに此方に召喚します。」
巨大な魔法陣が現れ、あまりの大きさにわしは魔法陣から急いで離れると巨大な龍が姿を現した。
やはり神獣じゃたか。
龍を眺めていると目の前にいつもの大きさの魔法陣が2つ現れ、そこから二人の少女が現れた。
次回は本当にヒロイン達が登場します!!
隠匿されていな時は、看破と鑑定をまとめて表示するように変更しました。