第三話 「新たな肉体」
本日三話目です。
年齢と顔の描写が無いので追加しました。
「わしが行く世界は バルクウォーンじゃ!!」
わしが言うと狐耳の女神が残り、他の3柱神達は消えていった。
「やったのです。・・・・・・ゲットです!!!」
言いながら飛びついきた。視界が塞がり心地よい弾力が顔を包む。極楽じゃ~。
「では、さっそく肉体を決めるのです!・・あっ・説明が難しいので直接頭に入れちゃいます!動いちゃだめですよ。・・・・・・・えっいです!」
頭の中に情報が流れ込んできた。あまりの量に全身が痙攣を始めた。
「あっ。くすぐったいです。動いちゃダメですって。」
痙攣が収まるまで暫らくかかった。痙攣が止むと肉体の作成方法はわかったがこの弾力をもうしばらく堪能したいと思い黙っていることにした。
「あのぅ。まだですか?・・・・大丈夫ですか?」
いかん。あまりの気持ちよさに黙っていたがさすがに長すぎたようじゃ。
「大丈夫じゃ・・・では肉体作成を始める。その前にお名前は?」
わしから離れると「私は神獣:九尾のたまもちゃんです。よろしくです。」
「こちらこそよろしく頼む。大和尊改めタケル・ヤマトじゃ」
肉体作成の方法は昔やっていたVRMMOのアバターを作る方法と似ておる。
まずは種族。
光人族・地人族・水人族・火人族・風人族・闇人族・無人族の7種族。
基本の6属性と無属性の特徴を強く持った者が文明を持ち種族になった。
雷や氷など属性は精霊なので種族ではないらしい。
肌の色が濃いほどその属性が高いが苦手な属性には弱くなる。
光人族:肌は白く光属性と相性が良い。頭に光の輪あり、攻撃や防御に使える。翼はない。
地人族:肌は黄色く土属性と相性が良い。地中だと両腕が巨大な爪になり地面を掘り進める。
水人族:肌は青く水属性と相性が良い。水中だと両足が尾ビレになり高速で泳げる。
火人族:肌は赤く火属性と相性が良い。火中を移動できる。強くなると溶岩の中でも移動可能。体の一部が常に燃えている。
風人族:肌は緑色で風属性と相性が良い。風を操り飛べる。大空を高速で移動できる。太ると飛べなくなる。
闇人族:肌は黒く闇属性と相性が良い。自分で倒した魔物を体に取り込み体を変えたり、能力を手に入れたり出来る。
無人族:多種多様な獣人がいる為、肌の色は統一性がない。動物の形を残した者ほど強いが脳筋になりやすい。無属性と相性が良い。
今のわしの姿は獣人らしい。ふむ。サルから進化したからじゃろう。
光人族・無人族・闇人族で悩んだが無人族に決めた。
無属性はどの属性にも安定してダメージが与えることが出来るのが大きいのと脳筋は扱いやすいから。
身長は198cm 体重100kg 手・腕・足・息〇を調節した。大は小を兼ねるのじゃ。
顔は28歳頃がいいじゃろう。日本人は外国から見たら童顔で幼く見えので20代前半では舐められて絡まれるかもしれん。
さて問題はベースになる動物じゃな。虎・狼・熊など色々といるがどれにするかのぉ。
色々と動物を考えていると・・・ふと、浮かんだのが十二支である。その中で最強は・・・龍じゃ!!
よし、龍をベースにすることに決めた。魔法も使うことを考えながら調整し完成させた。
黒髪の上に龍の角が生えており、体の一部にはうっすらと鱗がある。体は程々に筋肉がついている。
わしの28歳頃の顔をベースに瞳の大きさが変わる様で力を入れると縦に細くなる。
うむ。こんなものか。全裸なので新しい肉体を色々と確認していると。
「すごく大きくなったのです。えっっと。コンプレックス?」
ある一点を見ながら憐れむような目をされた。
「違うわい。大は小を兼ねるので大きくしただけじゃ!!!」
クリティカルヒット!・・・ハートブレイクされて頭の周りをヒヨコ達が飛んでいる。
気を取り直して次じゃ!これからはポイント制のようじゃ。
1300P<先程、ドンマイです!と300P渡された分と合わせたポイント>からスキルと武器なども選ばねばならない。
大きく分けて【才能】【能力】【補助】【アイテム】の4つ。スキルとアイテムを合わせると膨大な量になる。
一つ一つ説明をしていたら日が暮れてしまう。これでは、たまも様も説明を諦める訳じゃ。
膨大なスキルの中で気になったものをピックアップした。
目安
レベル1~9:初心者 生活魔法
レベル10~39:一人前 初級魔法
レベル40~69:ベテラン 中級魔法
レベル70~99:一流 上級魔法
レベル100~:無双 極級魔法
【才能】
200p
・免罪の才能
100P
・武器全般の才能
・魔法全般の才能
・運動全般の才能
70p
・再生魔術の才能
50P
・治癒術の才能
・剣術の才能
・槍術の才能
・鞭術の才能
・ハリセン術の才能
・盾術の才能
・属性魔法<光・地・水・火・風・闇>の1つの才能
・無属性の才能
・時魔法の才能
・空間魔法の才能
・精霊魔法の才能
【能力】
200P
・免罪符
100P
・再生魔術
50P
・治癒術
・幸運
30P
・剣術
・槍術
・鞭術
・ハリセン術
・盾術
・属性魔法<光・地・水・火・風・闇>のどれか1つ
・無属性
・時魔法
・空間魔法
・精霊魔法
20P
・鑑定
・看破
・気配探知
・危険察知
・罠発見
・罠解除
・夜目
10P
・共通言語
・精霊言語
・古代言語
【補助】
50P
・【業】限界保有量アップ
・武器操作強化
・魔法操作強化
・運動全般強化
・HP回復速度アップ
・MP回復速度アップ
・SP回復速度アップ
・能力成長率アップ
・能力取得率アップ
【アイテム】
・お楽しみ袋 100P
取得した種族と能力にあわせて武器・防具・アイテムが変わる。開けるまで何が入っているかはお楽しみ。
さて・・・・どれを取るか迷う。・・・いつまでも悩んでも仕方がない。良し決めた。
~~~状態~~~~
名前:ヤマト・タケル
性別:男
種族:無人族 龍タイプ
年齢:151
LV:1
HP:150
MP:80
SP:120
【才能】
・免罪の才能
・武器全般の才能
・魔法全般の才能
・運動全般の才能
・再生魔術の才能
【能力】
・免罪符 Lv.10
・再生魔術 Lv.10
同時取得
・属性魔法<光・地・水・火・風・闇> 各Lv.10
・無属性 Lv.10
・時魔法 lv.10
・空間魔法 lv.10
・幸運 Lv.10
・鞭術 Lv.10
・ハリセン術 Lv.10
・盾術 Lv.10
・鑑定 Lv.10
・看破 Lv.10
・気配探知 Lv.10
・危険察知 Lv.10
・共通言語 Lv.10
【補助】
・【業】限界保有量アップ Lv.10
・能力成長率アップ Lv.10
【アイテム】
お楽しみ袋 100P
革の鞭・厚皮のハリセン・革の盾
革の服・厚革の鎧・革のズボン・革のグローブ・厚革のブーツ
初級HPポーション・初級MPポーション・初級SPポーション 各5本
これでよし【才能】と【補助】で成長を早めれば、これからの生活も楽になるじゃう。
しかし、再生魔術はわしのように先天性で取得しないと誰も取得しないだろう。肉体を再生できるのは魅力じゃが魔法のレベルが下がるのは辛すぎる。しかも今までの10倍努力しなければならない元のレベルに戻れない。
再生魔術:傷を癒し失われた部分も再生出来る。
様々な魔法が使用出来るようになる。
成長速度は他の魔法の1/10。
殆どの魔法のレベルは再生魔術と同じになる。
再生魔法を上げないと他の魔法も上がらない。
アイテムは革で統一してあるな、いくつか厚革があるのは有り難い。
まさかハリセンが武器になっているとは、さすが異世界。
ハリセン:魔法を込めて相手を殴ると大きな音と共にダメージを与える。
込めた魔法に比例して威力がり上がる。近距離武器。
使いこなすのは難しいが、
魔法と物理攻撃が同時に出来るので応用力は高い。
「ふぁぁ、やっと終わったのですかー。長いので寝ちゃいました。いきなり一人で生活するのは大変だと思いますのでルルお姉ちゃん(神獣:カーバンクル)の所で生活して下さい。面倒見が良いお姉ちゃんですから安心して下さいです。では、また~」
目の前が真っ暗になり、わしは意識を失った。