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第二話 「選べる異世界」

本日二話目です

「では、異世界については担当している神から説明させていただきます」


万遍な笑みを浮かべてさわやかな青年イケメンがパチン!と指を鳴らした。


どこからかドラムロールが鳴り響く。 ダララララララララララ


激しさを増していき最高潮に到達した瞬間あたりが真っ暗になった。


天上からスポットライトが4本降りてきてその中から4柱神が現れた。


なんとまぁ・・・・・奇妙なポーズをしておられる。


4柱神は、〇ョジ〇立ちしていた。シルエットしか見えず顔など確認できない。


異世界へ行く事よりもなぜ奇妙なポーズを決めているのかが気になる。


あれからかなりの時間が経っているが一言も発しない4柱神を見ている事しかできずにいる。


どうすれば・・・・よいのじゃ・・・返事を待っているようにも見えず、様々なポーズをされている。ここは待つべきなのか?


・・〇ョジ〇立ち中・・ポーズチェンジ・・〇ョジ〇立ち中・・ポーズチェンジ・・〇ョジ〇立ち中・・


いい加減我慢が出来なくなったので


「あ、あの~ そろそろ異世界の説明をしてもらいたいのじゃが・・。」


「はっ。では、まずは異世界の移動と共通部分を説明しますね。」


~~~~~~~~説明内容~~~~~~~~

・世界間の移動は一方通行で複数の神々の協力が無いと出来ない。

・移動先は協力した神々が管理している世界。元の世界は選べない。

・魂しか移動出来ない。移動先では新しい肉体で生活する。移動元には肉体とマナを残さなければならない。

・肉体は浄化されて残るので、元の世界では死亡扱いになる。

・貯まったマナは世界中に拡散される為、自然や生物には影響が出にくい。

・新しい肉体は自分で決められるが世界に悪影響が出ない様に能力の上限は決まっている。

・異世界は剣や魔法がある世界です。

・基本レベルやスキルレベルがあり高くなるほど強くなり、寿命も延びます。

・ある程度の自身の状態を数字で確認できます。




「では、まずはわたくしの世界を紹介しましょう。」


左端の女神がポーズを解除して説明し始めた。


ちなみに女神の詳細は。

身長:175cm位

髪:燃えるような赤 

瞳:真紅 

顔:絶世の美女 泣きホクロが妖艶さを増している

スタイル:ボン・キュ・ボンのナイスバディ 最低でもGはあるだろう双丘は重力に逆らうように上を向いている。

服装:全裸!! 女神様には申し訳ないがガン見させて頂いている。眼福、眼福じゃ。

 

「好きなだけ見なさい。わたくしに恥じる部分など何所にもありませんから。」


説明に集中することが出来なかったが何とか内容をまとめと・・。


・世界の名はヴァルラハ。

・神々が暮らす世界。

・争いが無く平和で穏やかな世界。

・人は神々の娯楽である大会【闘技・競技・技術】のどれかに参加しなければならない。

・優勝すると名誉や財宝がウハウハ。

・わしの知識や記憶は持ち込めない。不公平になるとかで消去される。

・赤ん坊からやり直すが人より多く加護を貰える。

・七つの罪に触れると神罰が下る。稀に不正しなくても神々の機嫌で神罰が下る事がある。

・奴隷制度:無し

・ギルド制度:無し

・ダンジョン:無し


うむ。平和なのは良いが大会には強制参加・神罰は神々の機嫌しだい・・・。

まるで人は神々のペットや奴隷ではないか。

神々の容姿は、みんな美男美女で信仰心が落ちないようにしているのかもしれん。

記憶を消されて赤ん坊からでは・・・わしにメリットが少なすぎる。



「次は、儂の世界じゃな。」


左から二番目の男神様がポーズを解除して説明を始めた。


男神の詳細など少しでよい。2m位の筋肉隆々で白髪の老人・・・・そして全裸! そして・・・デカイ!!


全裸の為、一瞬見てしまったが・・・・もう二度と見たくない大きさじゃったわい。


「どうじゃ!儂の肉体美・・・。」


見たくないので目を閉じて真剣に聞いた内容をまとめると・・。


・世界の名はグールガーム。

・神々は神域に住んで人間たちを監視している。神域は、神々に認められた者しか入れない。

・王や領主・ギルドマスター等の要職は世襲制度ではなく神々に選ばれた者がなる。

・国家間の戦争は起きないが多種多様な魔物が集団で襲ってくる事がある。

・わしは異世界の知識がある為、王などの要職には就けないが神域には入れる。

・神々が危険と判断した知識は消去される。

・七つの罪に触れると神罰が下る。

・奴隷制度:無し

・ギルド制度:有り

・ダンジョン:無し


うむ。平和で住みやすいかもしれん。

一部とはいえ知識を消されるのはいただけない。神々の判断なのだから家族の思い出・近代武器・こちらの発明品などの知識が消されかもしない。

どんなに頑張っても要職に就けないのは痛い。自分より能力が低い者に命令されるのは、苦痛になるかもしれん。



「次は、私の世界なのです。」


左から3番目の女神がポーズを解除して説明を始めた。


女神の詳細は

身長:150cm位

髪:鮮やかな青

瞳:薄い緑

顔:幼さが残る童顔。美女ではなく美少女。

スタイル:小柄なのに胸がでか過ぎる・・わしの世界ではありえん。確実にHは超えておる。 

服装:丈の短い着物。狐耳と9本の尻尾。


「説明は苦手なのですが・・・ガンバルです。」


でながら聞いた内容をまとめると。


・世界の名はバルクウォーン。

・神々より力が劣る神人・神獣・神精霊が居る世界。深海やダンジョンの最奥などの秘境に住んでいる。

・神になる為の修行や動物や精霊としての本能を優先する為、世界の管理はしていない。

・一々、神罰を下すのが面倒なので七つの罪に触れると【業】が貯まようにした。

・【業】の保有量が限界突破すると人は死ぬ。保有量の限界は人によって異なる。

・【業】の量が多いほど生活に制限されます。武器や防具が買えなくなる・町に入れないなど。

・王や貴族は世襲制度の為、一部腐敗がある。国家間の戦争は小競り合い程度。

・多種多様な魔物が集団で襲ってくる事がある。

・何百年に一度、【業】の限界保有量が多過ぎる者が現れて暴走する。英雄・聖者・魔王など。

・わしの知識に制限はないが、【業】の最大保有量はかなり多くした方がいいらしい。

・奴隷制度:有≪衣食住の提供。最低限の賃金の支払いがあるので大抵、数年で解放される。一生奴隷で過ごすのは犯罪者ぐらい≫

・ギルド制度:有り

・ダンジョン:有り


うむ。【業】とは面白い。これにより強盗などの賊も少ないだろうし、支配階級達も悪政は出来ないからある程度は安心して過ごせる。

わしにも制限がなく自由に動けるのも良い。

もし、奴隷になってしまっても数年で解放されるのであればそう気にしなくても良い。





「・・・セ・ツ・・・メ・・イ。」


一番右の神様がポーズをしたまま説明を始めた。


神の詳細は全て不明。全身シルエットに包まれている。

体が安定しないのか様々な体型になっているがポーズは崩れない。不思議な神様じゃ。


集中出来ないので目を閉じて真剣に聞いた内容をまとめると・・。


・世界の名は桃源郷。

・神々等の管理者が存在しない。様々な種族がそれぞれの理念・理想を掲げている世界。

・七つの罪に触れても神罰が無い。ごく稀に悪魔に魂を売って力を得る事が出来る。

・王や貴族は世襲制度の為、腐敗がある。国家間の戦争が絶えない。

・多種多様な魔物が集団で襲ってくる事がある。

・わしの知識には制限はなく、何をしても自由。

・奴隷制度:有り 生殺与奪の権利・奴隷の子も奴隷で主の所有物になるなど奴隷に人権がないが稀に解放されることがある。

・ギルド制度:有り

・ダンジョン:有り


これは、一番自由を満喫できる世界じゃが言い換えれば一番危険な世界でもある。

早急に力を付けねば強者達に食い物にされる。

問題は奴隷制度じゃな、騙されたり裏切られればすぐに奴隷に落ちてしまう。しかも解放が難しい。奴隷になった時点で人生が終わるじゃろう。

わしにはこの世界の知識が無いのがあまりにも危険じゃ。



「さぁ。どれにしますか! 」


さわやかな青年イケメンが万遍の笑みを浮かべて聞いてきた。


ちなみに説明を終えた4柱神はまた奇妙なポーズを取っている。



考えた末にわしが決めた世界は・・・・・。




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