表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪魔の園  作者: 霧雨剣義
1/4

悪魔の園

こんにちは。初めまして、霧雨剣義と申します。

基本的にX、プリ小説で活動していたのですが、こちらでも活動するよう勧められましたので、少し試しに、自分の代表作を綴ってみようと思います。

お気軽にサメさん、など呼んでいただけると嬉しいです。


基本的にいじめ、人間関係などを題材とした作品となります。予めご了承ください。

プリ小説にも、一応投稿している作品ではありますが、一部修正の上投稿しております。プリ小説に投稿したものと改変してあります。

アメリカ・ロサンゼルス郊外。



とある少年が、昼間にも関わらず、自室で街並みを眺めていた。

仕事と、学校の空気感。

澄んでいて、しかし、緊張感のある空気。


それを大きく吸い込んで、少年───「ジャック・キャンベル」は、大きく吐き出した。


ジャックがなぜ学校に行っていないのか。


一言で言うのならばいじめだ。


理由はどうであれ、いじめられ、ジャックは学校に通えなくなった。


ジャック自身も、いじめられ始めた理由を忘れてしまった。


ふと手に取った旧約聖書を、ペラペラとめくっただけの今日の朝。


「……エデンの園、」


嘗て、原初の人類であるアダムとイヴが追放された秘密の楽園。


「どうなったんだろう」


エデンの園について、ふたりが追放されたあとの描写は無い。






「知りたいか?少年」







低く冷たい声が、謳うように言った。

頬杖をついていた窓の縁に、珍しい毛並みの猫が座っていた。



間違いなく、猫の方から声がした。



疲弊しきった心が少し動いた気がした。

ジャックは、若干体を後ろに仰け反らせ、驚いた表情を見せた。




猫は、ゆっくりと前足をジャックに差し出し、また男の声で行った。




「君は招待されたんだ。





歓迎するよ。ようこそ、"悪魔の園"へ。」






空虚で、つまらない、暇でしかないジャックの人生が、波風の立たぬ凪の海だった水面に、一粒の雫が落ちた。





これが、この物語の始まりである。

ご覧いただきありがとうございます。

本作主人公・ジャック・キャンベルと、キーパーソン(キーキャット?)である謎の猫との出会いと、この物語の始まりをご覧頂きました。

これから、ジャックがどういうことに巻き込まれていくのか。

ぜひ楽しみにお待ちください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ