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第一章

-第一章- 普通?の高校生、塩谷カズキと運命の出会い

 「はっはっは‼︎さぁこの俺、塩谷カズキ様がお通りになるぞ!道を開けたまえ!」

 •••シーンと聞こえたのは俺だけではないはずだろう。俺の名前は塩谷カズキ、庶民どもからみると俗に言う”厨二病”とか言う不治の病を患っていると勘違いされるが、俺はそんな変な病には決してかかっていない!断言できるね!

 「本当によくそんな変なことやってられるよね、幼馴染兼友達として恥ずかしいわ」

 そんなふうに言ってくるのは俺の二人しかいない友達のうちの一人、石川千里だ。俺のことを変なものでも見るような目で見てくるひでぇ奴だ。

 「そうだぞカズキ、俺はもう他人のふりしようと思うんだけどそれでいいか?」

今俺に対して非人道的な発言をしたこのイケメンは丸亀ユウニだ。

 「いいわけないだろぅ!この俺様を”他人”だなんて言わせないぞ?あ!そっか、構って欲しいのか!ほれほれ〜」

 •••ゴンッッ!頭に鈍い痛みが走る

 「いってぇぇぇぇ!痛い痛い!わかった!!ごめん!俺が悪かったからもう頭殴るのやめてーーー!記憶無くなるーー!」

 「お前の厨二病の記憶なんざ消えてしまう方がマシだね!」

何度懇願してもやめてくれない。痛い、、、ホントに。

 「ねぇ、もうすぐ学校なんだからやめたら?」

 「あぁ、女神様、千里様ぁ!この私に救いの手を差し伸べてくださるのですね!」

 正直すごく助かった。あと1分続いていたら確実に記憶がなくなっていた。そして俺らが教室に入るとクラスの女子が何か話していた。

 「知ってる?今日転校生来るらしいよ?」

 そんな風に聞こえる。べ、別に聞き耳立ててるわけじゃないんだからねっ!はぁ、男のツンデレに需要はないか、、

 「転校生ねぇ、、何がそんなに楽しみなんだか、、」

周りの男子はやれ、可愛い女子がいいだのワンチャン転校生系ラブコメがはじまるだのごちゃごちゃ言っているが俺は興味がない。

 「はぁい、皆の衆!福井先生のお通りだよぉーん!席に座ってくださぁぁぃ!転校生を紹介しまぁぁす!入ってきてぇん!」

 相変わらずうるさい先生だ、ま、さっきも言ったが、俺は別に転校生なんざ興味な、、

 「皆さん、おはようございます!今日この雷火高校に転校してきた薮木望美です!」

 かわぇぇぇぇぇぇぇ!え!?なにあれ?どこの人形!?

 「じゃあやぶちんはしおたにッチの隣ねぇ!

 「はい、先生」

 え?俺の隣なの?この美少女が?まじ?いや、嬉しいには嬉しいんだけどさ、コレ俺の理性大丈夫そ?いや無理だよねぇ、絶対に耐えられないよねぇ?

 「よろしくね!えっと、、塩谷くんであってる?」

えぇえぇ、合ってますとも!いやぁ、こんな美少女に名前呼んでもらえる日が来るとはなぁ、俺、歓喜!いや取り乱すな、いつもの俺に戻れ!

 「あぁ、合っているとも、俺の名前を呼ぶとは、貴様かなりの強者だな?」

 ニヤけが止まらねぇ、、だめだ戻ってこい、俺!

 「愉快な方なのですね!楽しい学校生活になりそうです!」

いや天使か?俺の目の前には今天使がいるのか?いやそうに決まっている。これが人間なわけがないだろう。

 

 今思えばこの時から普通(?)な高校生の俺、塩谷カズキと愉快な仲間たち(石川千里と丸亀ユウニ)と突如として現れた天使、薮木望美との変な恋愛が始まったのだと思う


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