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この変な日常はなんだ?  作者: 十六夜竜
9/10

帰り道そして、憂鬱

久しぶりの投稿になります!

〜帰り道〜

「待たせたわね」

「それじゃあ、帰ろうか」

と言って帰路についた。

「しかし、あんなに落ち込んでたのにこんな早く回復するなんてな」

「そうね、悪い意味でいい性格しているわね。

でもまぁ、もう何も感じなくなったわ」

「そりゃまぁ、那月先輩だしなぁ」

「完全に麻痺してるわねあなた」

「まぁ、長い付き合いだしなぁ、

しかし、まさか由莉奈先輩がこの部活に入るとは思わなかったな。まぁ、そのせいでえらい目にあったけど」

「そうね、いきなり抱き枕にした時は驚いたわ」

「いやー幸せな気分だった、」

「変態」

「っ!いや、あんなことされたら男は嬉しいものだからなっ!」と言い返す。

「気持ち悪いわね」

「くっ!」

確かに今の発言は気持ち悪いかもしれねぇ、

しかし、男であれば幸せを感じずに入られねぇ。

「まっそんなことより早く帰りましょ、明日は早いんだから」

「そうだな、帰るか、」といい暗い夜道を二人で歩いて帰った。

しばらく歩いた後、いつもの別れる道まで来た

「んじゃまた、明日。」

「念のために言ってあげるけど、集合時間は9時だからね、遅れるんじゃないわよ」

「分かってる、遅れたら先輩にどんな要求されるか分からんからな」

「ふふっ、それもそうね」と笑いながら彼女は

帰って行った。

「俺も帰りますか」と言いながら帰路へついた。


「ただいま」「おかえり〜」

家に帰ると母さんが出迎えてくれた

「遅かったわね、もしかして彼女と放課後デート〜?」

「それなら良かったんだけどね、残念ながら違う」

「あらそう、面白くないわね」と言いながらキッチンへ戻って行った。

いや、聞いてきたならもう少し続けてっ!

心でツッコミを入れた後、

「まっ、いいか」と言いながら自分の部屋へ向かった。

はぁ〜今日も色々あり過ぎて疲れた、

日曜日は買い出しか、特に備えることも無さそうだし、今日は風呂入って夕食を食べたらゲームしよ。

夕食を食べ終えて部屋に戻ると携帯が鳴った。

「もしもし?」

「もしもし、私だ」

「この声は、先輩?」

「そうだ、日曜日に買うものを事前に聞いておこうと思ってな」

「ん〜まぁ歓迎会ですし、ジュースとお菓子ぐらいでいいんじゃないですかね?」

「それじゃあつまらんだろ、何かパーっと出来るものをだな」

「いや、歓迎会で何する気ですかっ!」

「やっぱりどうせするなら記憶に残るものしたいのだが」

「そんなことだろうと思ってましたよ」

「とりあえず、日曜日までに案を考えておいてくれ」

「いやですよ、めんどくさい」

「そうか、いやー残念だ、今日のこと、学校中の皆に口が滑ってしまいそうだ」

「おっ、脅す気ですか!」

ちょっとまて、それは、変態のレッテルを貼られてしまう。

「いやー非常に残念だ」

「汚いですよ!」

「まぁ、君が案を考えてくれるのと私の手伝いをしてくれるのであれば、今回のことは水に流してあげようではないか」

ほんと酷いなこの人。

「はぁー、分かりましたよ、協力すればいいんでしょ協力すればっ!」

「そうか、協力してくれるか!流石、私の後輩だ!それでは日曜日は、よろしく頼むぞ!

くれぐれもこのことはあの2人には内密にな!

あと、遅れるんじゃないぞ、遅れてきたら分かってるだろうな」

いや、あんたはガキ大将か!

「善処します」

「それではな!」と言って通話が切られた。

はぁー、どうせ案はつまらないと言われて切られるだろうから、適当に考えて、先輩の案の手伝いをするか。

日曜日まで、気が重いなぁ、

ゲームをする気力がなったためその日は、

そのまま、眠りについた。


〜日曜日〜

ジリリリリ!

「ふぁ〜、もう朝か、今何時だ、、、って、8時半っ!やばい、集合場所は駅だったか!今から出たとしても到着はギリギリになりそうだ!」

俺は慌てて身支度を終えて家を飛び出した。

なんか、お約束をしてしまった気がする。

〜数分後〜

よしっ!これならなんとか間に合うぞ。

時計を確認しつつ走っていると前から人が現れた。

「うわっ!」

勢いを止めることが出来ずぶつかってしまった。

「きゃっ!」と女の子の声が聞こえた。

ぶつかった拍子に女の子が倒れそうになっていた。

「あっ危ない!」と咄嗟に手を出し、倒れそうな女の子を何とか受け止めることが出来た。

どこの少女漫画だよ、今時、角と角でぶつかるなんてことあるのか、ってそんな場合ではなかった。

「ごめん、怪我はない?急いでいた気づかなかった。」

「大丈夫です、あなたが支えてくれたから。

私の方こそよそ見をしていたので、

あなた方こそお怪我はありませんか?」

「俺は大丈夫、それより怪我させてなくて良かったよ」

「いえいえ、お気になさらず」

すごい丁寧な言葉遣いだな。

「そんなにまじまじ見られると、恥ずかしいです」

「すっすみません」やばい、可愛い。

「それより急いでいたのではありませんか?」

「あっ!」時計に目をやると9時を回っていた。

「お、終わった、、」

遅刻した上に、その理由が人とぶつかって話をしている間に過ぎてしまったなんて説明したら先輩に何をされることやら。

急に足取りが重くなった。

しかし、まぁ行かないわけには行かず、最後に挨拶を交わし、その場を後にした。

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