次なる謎へ
「さて、謎の転校生の謎が解けたから次の謎に行こうではないか」
「次の謎?先輩もうネタ見つけてきたんですか?」なんだろう、すごく嫌な予感がする。
「君に咲くんの相手してもらってる間に私は学校の徘徊を続けていたのだよワトソンくん」
「誰がワトソンだ!そんな冗談はさておき次はまたどんな謎を見つけてきたんですか?」
「次なる謎は、、、開かずの教室だっ!!!」
「開かずの教室?それってただ単に使ってないだけじゃないんですか?」
「ちっちっちっ甘い、甘すぎるぞ、わらび餅より甘い」
いや、わらび餅単体は甘くないだろう
「わらび餅はきな粉なければ甘くないわよ!」
いや、つっこむかい!せっかく無視しようしてたのに。でもわらび餅にきな粉つけて食べるの美味いよね。
「何よ、その目はいかにもつっこんで欲しくなさそうな顔ね」
「イッイヤーソンナワケナイジャナイデスカヤダー」
怖い、この人エスパーか何かかな?
「何で棒読みなのよ」
「まっまぁ、そんな先輩のつまらないジョークは置いといて、でっ、どうゆうことなんですか先輩?」
「ふむ、さっきも言ったがただ使われてない教室じゃないんだなこれが、噂によると数十年前からその教室だけが使われてないというものだ」
「へーそんな前からなんですね、確かに謎ですねその教室だけが使われないなんて」
「そうね、でもたまたまっていう可能性はないのかしら?」
「それが、その教室鍵が存在していないみたいなんだ、普段は鍵が閉まっている、しかし、なぜかたまにドアが空いているらしいのだよ」
「えっ、なにそれ怖い」
まってくれ、ガチのホラー案件来てしまったのか?嘘だろ?
「ちょっ、ちょっと私は用事思い出したから帰るわね、」
「あっ自分も今日買い物頼まれたので帰りますね」帰ろうとすると首根っこを掴まれた。
「逃すと思うか?部活をなんだと思ってるんだ君たち」
「何と言われても強制的に入らせといてよく言うわよ」
「そっそうですよ先輩、自分こうゆうのは無理です」
「君たちに拒否権はないよ、特に咲くんに関してはあの秘密があるからね〜」
「脅すつもり!最低よ!」
「ふっふっふっなんとでもいいたまえ、部活のためならプライドも尊厳も捨ててやろう」
うわ〜すごいなこの人どんだけ部活に命掛けてんだよ、尊厳まで捨てれる人あんまりいないぞ。
「ずべこべ言わずに行くぞほらっ」
「あのーなんで僕は首根っこ掴まれたままなんですかね?」
「君は強制参加だ!まぁ君の弱みを握っていないからね」
「なるほどね、じゃあ帰りますね」
「まっまってくれ君がいないと誰が幽霊とかを退治するんだ、」
「嫌ですよ、まだ幽霊って決まった訳じゃないでしょう」
「私からも頼むわ!こんな人と二人きりなんて嫌よ」それは俺もわかる、何されるか分かったもんじゃないしな。
「いやでも、俺に得がないじゃないですか」
「得ならあるぞ、可愛い美少女2人を連れて歩けるというオプションがな!」
いや自分のこと美少女って言っちゃったよこの人
「絶対に僕は行きませんからね!」
「くそ、かくなる上は、」そういうと先輩は携帯からスマホを取り出し、俺の腕を掴んだ、そして次の瞬間俺の手は先輩の胸の上にあった、そして
パシャリという音が鳴った。
「これで君にも行くしか無くなっただろう」
この人プライドどころかやってることが汚い。
こうして俺は強制的に行かないという選択肢が消された。