先輩の強さ
遅れすみません、
〜屋上〜
「あなた、昨日放課後教室の前にいたわよね?」
おっといきなり聞いてきたか、これはまずい、ひじょーにまずいぞ、本当のことを言ってしまったらめんどくさいことに絶対巻き込まれるぞ、しかし嘘ついてもめんどくさいことになるぞ
俺は顔から汗が吹き出していた
「いっ、いやーいたかなーどうかなー」
先輩まだですか、早く助けにきてください
「さぁ早く答えて!いたのかいないのかはっきりと!」彼女は殴りかかってきそうな勢いだった。
もうだめだ、これ以上は無理だ
「ちょっと待った!」
上から声が聞こえる、助けが来たのか?おそるおそる上を見てみるとそこには先輩がいた、
「しぇっしぇんぱ〜い、たずけにぎでくれたんでずね〜」助かった、動揺しすぎて言葉が変になってしまった。
「いやー待たせて悪かったね、もう大丈夫だここからは私に任せなさい!」
「なんなのよあなた!いきなり出てきて邪魔しないでくれる!」彼女はもう沸騰しそうなぐらい顔が真っ赤だった、
「昨日教室の前にいたのは彼だ!」
「はっ?」一体この人は何を口走っているんだよ、助けに来たんじゃないのか?
「先輩何言ってんですか?助けにきてくれたんじゃないんですか?」
「だってバラした方が面白いではないか!」
「やっぱりあんただったのね、うっうえ〜んもうお嫁に行けな〜い」彼女は泣き崩れてしまった
えっこれって俺のせい?なぜだなぜいつもこうなってしまう、先輩だけでもめんどくさいのにさらに問題が増えてしまった。
こうして俺の日常はまた壊されたのだった。
教室に戻ったらは質問攻めにあっていた。なぜ転校生に呼び出されたのか、どうゆう関係か、なぜこんなめんどくさいことばかり俺の周りで起こるのか。
放課後なんとか質問から逃れた俺は真っ先に部室に向かった。
「先輩どうゆうことですかっ!昨日なんとかするって言いましたよね!」
「まぁまぁ落ち着きたまえ、今この部は2人しかいない2人では同好会にすらできない、そこでだあの転校生をこの部に入れるのだ、出会いはどうあれ接点ができたのだから入れられる可能性は高いだろうね」
「いや無理でしょ、絶対嫌われてますもん」
「いーやいけるね、昨日のことを脅しに使えば入るだろうね」きっ鬼畜だ、この人。
「さぁ教室に行って、勧誘しに行くぞ!おそらく昨日と同じだろうからな!」というと先輩は部室から飛び出していった。
〜教室〜
「最悪だよー、どうしよう見られちゃったよー」
「大丈夫だよしーちゃん、私が付いてるからたとえ1人になっても私だけは味方だからね!」
「ありがとう〜」
嘘だろ昨日見られてるのにめげずに一人芝居やってるだと、何という精神力の持ち主だ。
「転校生ようちの部に入る気はないかね?」
えっいきなり飛び出していったー!
「ふぁっ!あっあなたはさっきの!あなたがいるということは彼もいるのでしょう?」
すっするどい
「出てきたまえ」
「へっへへ、こんにちはさっきはどうも」
「やっやっぱり、あなた、私の秘密バラしてないでしょうね?」
「言ってない、言ってない、言ったら君に消されそうだったからね」ああっ、目が笑ってないよおもいっきりガンつけられてるよ。
「君うちの部に入る気はないかね?まぁ君に拒否権はないとは思うけど」
「脅すつもり!最低よあなた」
「なんとでも言うがいいさ、私は部の存続のためなら火の中水の中にでも部員を見つけに行く!」
何という自信だ、この人の限界は計り知れん。
「あなた本当にいい性格しているわね!」
「あぁ、よく言われる!」
先輩の精神力は無限大か?凄すぎるなこの人の自信わ。
「しっしかたないわね、バラさないっていう条件で入ってあげるわよー」
あーあ入るって言っちゃったよ
こうしてうちの部に1人部員が増えたのだった。
まだまだ続きますがいつ投稿するかは、まだわかりません