第29話
甘い言葉
僕の言葉はシュガーカット。
太ったら困るんだろう?
ところで最近少しは元気になったみたいだ。
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やん。
そんなことゆっちゃヤ。(笑)
どうせ私はおデブちゃん。
>僕の言葉はシュガーカット。
だけど、確かに…。
ドロドロの甘さじゃなく、甘さがどっか薄いとこありますもんね。
そこがまたいいのかも~♪
男はこうでなくっちゃね。(なにが?)
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別れを経験した。
逢ったこともない。
声を聞いたこともない。
そんな相手なのに。
少し前から、ちょっとした意見の相違があって、頻繁にメールを交換して互いの意見を言い合っていたのだけれど、結局どっちも自分の意見が正しいと言い張り、私は嫌味の言いまくり、相手は嫌気が差したのかサジ投げちゃったということがあって。
私はもちろん自分が間違ってないとは思ったんだけど、それをカヲルに言ったら、あっさり「君が悪いよ、謝んなさい」と言われたのね。
で、その理由をくどくどと聞かされたんだけど、他の友達にも何人か「向こうも向こうだけど、あなたも悪いよ」と言われたこともあって、私もなんだか自分が全面的に悪い気持ちになってきて、平謝りのメールを送ったんだけど。
もちろん、相手は多少怒ってはいたけれど、「忘れるから、あなたも忘れて」と言ってくれたんだけど。
実は、悲しくなったのね。
なんでかというと、「忘れる」という言葉が出たから。
私はどんなことでも忘れたくないの。
というか、忘れちゃいけないと思うんだけど。
だって、忘れてしまったら、また同じことを繰り返してしまうわけだし。
それに、忘れるからって言っても、本当に忘れられるわきゃないじゃん。
起こってしまったことは取り消せないし、忘れることも絶対できない。
だったら、そんな「忘れよう」なんて言わないで。
ああ…だから、顔を合わせない付き合いは難しいのか。
何でも言い合える分だけ、こじれたときになかなか修復が難しいってこと。
みんながみんな、カヲルのように泰然自若としていられるわけじゃない。
そして、私が気まずくなってしまったせいで、音沙汰なしにしてたら、相手のサイトから私の名前が消えた。
しかたないとは思ったけれど、とっても悲しくて。
悲しくて、辛くて。
私はカヲルに慰めてもらった。
おかげでだいぶ元気になった。
私は幸せだ。
こうやって慰めてくれる人がいるから。
これからも、カヲルは放したくない。
そう強く思った。




