表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メラバ  作者: 谷兼天慈
1/51

第1話

「歴史は繰り返される」


今までありがとう

こんなわたしにつきあってくれて


今までありがとう

本当の心を隠してくれてて


でも

できたら

最後まで夢を見させてほしかった


ピリオドを打つ方法は

星の数ほどあるのに


やさしい人なんてキライ

最後までやさしい人なんて…


****************


 これは掲示板に書いた私の言葉。

 私に優しくしてくれたあの人にぶつけた心ない言葉だった。

 なんて私は冷たい女なんだろう。

 彼は悪くないのに。

 私の存在を見つけてくれて、ワガママな私の相手をしてくれたのに。

 ただちょっとだけ疲れてただけなのに。

 でも、私は自分の行為をとめられなかった。


 彼が好きだった。

 彼の紡ぐ文章が好きだった。

 たとえ彼が幻でも、そんなことどうでもよかった。

 私は彼の心が好きだった。

 それなのに、私は自分から彼に絶縁状を手渡したのだ。

 後悔してる。

 でも、もう彼に送ってしまったレス。

 私はプライドが高い女なの。

 「またカキコに来ていいですか?」なんて、そんなこと言えやしない。


 彼はどう思っただろうか。

 ああ、もう一度彼とお話したい。

 彼と……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ