表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

アルメリダン②


「やあ可愛いメイドさん。一緒にお茶でもどうだい」


私がアルメリダンの追随を回避して城内を歩くと今度は王子にナンパされた。

結婚するんじゃなかったのかこのゲスめ。


「殿下……と君は……」


カツン、そこにアルメリダンがやって来た。


「ではこれで」


会いたくない奴等にダブルパンチをくらってしまった。


「いやいや待ってよなぜそんな逃げるように去るんだい」


ロマイークは逃げようとした私の手をつかむ。


「そういえば以前、将軍とお会いしたとき私の顔がみたいとしつこく……」

「……堅物将軍がメイドに興味を示した……?」


王子ロマイークは青ざめた顔になる。


「大変だ!!」


―――そして叫ぶ。


「今すぐ城中にバリケードをはれ! 槍が降ってくるぞ!!」


あの将軍なんなんだ。




「アルメリダン、彼女を狙ってるのか?」

「は……?」


アルメリダンは口を軽く開き、少しのあいだ固まる。


「どこかで合ったような気がしたので」


アルメリダンは私のほうをチラリと見る。


「軟派の常套句ともいえる台詞で女性を口説くとは驚いたよ。あの堅物将軍がどういう心境の変化なんだい?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ