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忘我邸にて  作者: 十二匣
10/20

開幕 比良坂湊の独白

 二人目の主人公?が舞台に上がります。

 

 世の中は偶然で成り立っている。

 俺はそう思って過ごしている。

 この世の全ては必然ヒツゼンである。全ての出来事は起こるべくして起こるのだ。なんて事を聞いた事も有るが、俺に限らず大抵の人間に自分が偶然生きているのか、それとも必然の上に生きているのか、もっと言ってしまえば自分が本当にこの世界に存在しているかどうかですら分からないワケで………何だか話が反れてしまった気がする。

 そう俺が言いたい事はこの世が偶然の産物だと言う事だ。例えば世界が滅亡するとすれば、そんなもの運命でも何でも無く偶々偶然の上滅ぶんだろう。

 天文学的に一の数字だろうが確立なんて所詮目安。起きてしまえば現実はそれだけしかない。

 実に不愉快だが。

 だから俺がアイツと出会った事だって偶然でしかない。類は友を呼ぶなんて言葉は大嫌いだ。そんな表現を信じてしまったら俺はあんな連中の類であり友という事になってしまう。それは避けたい。

 とはいえアイツと出会ってしまった事は事実であって………

 もう面倒臭くなってきた。

 要点だけを述べよう。

 俺はアイツと出会った。

 それが偶然か必然なのかは知らないけど。

 それだけだ。


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