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忘我邸にて  作者: 十二匣
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開幕 虚祇優月の独白

残酷、流血、猟奇描写が時折含まれます。苦手な方はご注意を。

 コレから話す出来事はちょっと人を超えちゃったヒト達と物凄く人を超えちゃった人達ともはやヒトなんて存在なのかどうかすら信じられないモノと普通のヒト、つまりは私とのお話。

 出てくる人達は一人残らず一欠けらの情けも無く真っ黒なのに話はどこまでも白黒つかず結局灰色のまま。

 れっきとした形が在ったのは始めだけ。段々と拡散して風呂敷は広がって気が付けば何処までも、境界線も見つからないまでに曖昧模糊としている。

 誰もが鼻で笑って馬鹿にして苦笑を浮かべて、そんな反応を示す話。

 当たり前だ。私だって当事者にでもなって自分の目で見て体験でもしてこない限り信じられる筈がない。

 それほどに荒唐無稽で矛盾していて適当で曖昧であやふやで掴み所がない。そんなヒト達とヒトっぽいヒト達とヒト?とヒトと私のお話。

 でも真実だからしょうがない。別に真実がこの世で一番重要だとか大切だなんて言う気は全く無い。大抵真実なんてモノは知らない方が良かったと思わせる事の方が多いし、それに少なくとも真実と思える事は当事者の胸の中にだけあれば良い話だと思う。

 だから別に私がこんな話を語る理由もなければ必要も何も無いんだけど、なんでこんな話をする気になったのかといえばそんな気持ちを表す言葉は一つしかない。

 そう、単なる気まぐれ。


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