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その日、
「タイムカードは切らなくていいから、
本日の業務が終わったら、
私の所長室に来てくれ。」と、
所長に言われた。
それで、所長と言い合いに、なった。
「頓挫…ということですか…?」
「冷静に、なってくれ…。
ガソリンで動く車の生産が停止に、
なっても、
ガソリン車は星の数ほど、
残留するということだ…。」
「そんなの、分かっていたでしょ!
それで、なおの新開発だったでしょ!?」
「なぁ、無駄では、なかったんよ…。
私らの研究は、
また別の事業で展開されるんだわ…。
君も、まだまだ、この研究所で、
今まで通り、
頑張ってほしいし、
自分、息子さん、医大に進学させないと、
いけんやろ…?」
所長は、関西人で、あった。
僕は、
肩を落とし、帰宅した。
家に帰ると、
妻が言う。
「トオルさんから、
郵便、きてるよ♪」
僕は、
思う…。
(なんでも、ない、この時期に、
トオルさんから…!?)




