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処刑人ZERO  作者: 月未来
55/60

【第4の刺客】

〈あらま~簡単に殺られて、情けないったらありゃしないわ‼️〉



ピューーーーーーーーンッ❗……ドドドドバババァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 氷河と《ジョセフ・バレンタイン》の目の前に、人影が地面に降りたった。

 人影は地面に浮いていた。



(せせらぎ)……お前もか❓……(・_・?)】



 桃井は唖然していた。(;゜Д゜)



(((壊゜∀゜)))ァヒャヒャヒャヒャヒャヒャーーーーーッ❗

キャハハハハハハーーーーーーーーッ❗…'`,、('∀`) '`,、

キィヒヒヒ…(((壊゜∀゜)))ァヒャヒャヒャヒャヒャヒャ‼



コツンッ❗……コツンッ❗……コツンッ❗コツンッ❗



 人影はハイヒールを鳴らしながら、ゆっくりと近づいてゆく。



〈私は甘くは無いわよッ❗〉



「龍ッ❗……下がれ‼️」



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河を守る様に、ガードしていた。



〈あら❓……いい男♡……私の好みだわッ❗〉



 人影のメガネが光っている。



「腐敗臭している女に興味が無い‼️」



〈あらあら♡……失礼しちゃうわ♡〉



 《ジョセフ・バレンタイン》は戦闘態勢に入った。



「貴様は大嫌いだッ❗」



〈その言葉……許さないわよ‼️〉



グチャッグチャッ❗……ボキボキッ❗……グチュッ❗…

ボキボキッ❗……グチュッ❗……グチャッグチャッ❗…


グチャッグチャッ❗……ボキボキッ❗……グチュッ❗…

ボキボキッ❗……グチュッ❗……グチャッグチャッ❗…


グチャッグチャッ❗……ボキボキッ❗……グチュッ❗…

ボキボキッ❗……グチュッ❗……グチャッグチャッ❗…



 人影は人間の皮を破り、本性を露わにした。

人影から出て来たのは上半身は【人間の身体】、下半身は【オオアナコンダ】、全長12mの【蛇女】が姿を現した。



バタンッ❗……バタンッ❗……バタンッ❗



 【蛇女】は尻尾で地面を叩いていた。



〈私の美しさを見なさい‼️〉



 【蛇女】は華麗なる肉体美にウットリしていた。



〈どう❓……私の美しい肉体美は❓〉



「ハァーーーーーーーッ❓……何言ってるんだ❓

気持ち悪い‼️……( ̄□||||!!」



〈貴方には……分からないわよね❓

貴方も化物だからッ❗……(ФωФ)〉



「……………………(ーдー)ハァッ❗

化物のお前に言われたくないわッ❗……【蛇女】‼️」



 【蛇女】の眉毛がピクッと動き、不愉快そうな表情で、《ジョセフ・バレンタイン》を鋭く睨んでいた。



『お兄ちゃんッ❗……嫌な予感がする‼️』


「龍ッ❗……気を付けろ‼️」



ニョロニョロッ❗……ニョロニョロッ❗……


ニョロニョロッ❗……ニョロニョロッ❗……



 【蛇女】は《ジョセフ・バレンタイン》の目の前迄、近付くと勝ち誇った顔して不気味な笑いをしていた。



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



〈私の美しい美貌を分からないのなら、分からせてあげるわッ❗

わたくしの美しい美貌を見なさい‼️〉



ピカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 【蛇女】は突然、両目から眩しい光を出して《ジョセフ・バレンタイン》を照らした。



「眩しい‼️」



 《ジョセフ・バレンタイン》は眩しい光に翻弄されてしまった。



『お兄ちゃんッ❗……離れてーーーーーーーーーー‼️』



〈もう遅いわッ❗〉



 《ジョセフ・バレンタイン》は黙り込んでしまいました。

氷河は《ジョセフ・バレンタイン》の右腕を引っ張っても、ビクともしなかった。



『お兄ちゃん❓……どうしたの❓』



「………………………………」



〈‼️…………氷河ッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》から離れろーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗〉



離れろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



『エッ❓…………』



 《Ride・White》が氷河に絶叫した。



バコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 氷河は突然、《ジョセフ・バレンタイン》に思いっきりブン殴られてしまう。



バタンッ❗……バタンッ❗……バタンッ❗コロコロッ❗



 氷河は地面に激突し、コロコロ転がっていた。

後を追う様に、氷河を殴る蹴るの暴行し始める《ジョセフ・バレンタイン》。



『お兄ちゃん❓……な……何故❓……バコンッ❗』



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河をまるでボールの様に、目にも止まらぬ速さで、攻撃を繰り返していた。



〈辞めろッ❗…標的が違うだろ❓…何やってるんだよ‼️


バカ野郎ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〉


 

シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…


シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…


シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…


シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…



 《ジョセフ・バレンタイン》の氷河に対しての攻撃が止まらない。

《Ride・White》は《ジョセフ・バレンタイン》の異変の原因を探っていた時、《ジョセフ・バレンタイン》の両目がピンク色になっている事に気が付いた。



【氷河がヤバイぞッ❗】



〈分かっているッ❗〉



【何とかしたらどうだ❓……クズ天使‼️……(#`皿´)

それともあれか………氷河を見殺しにするのか❓

氷河を【禍々しい禁忌の子】だから助けないつもりか❓

それでも《神》に仕える《天使》か❓】



〈………………………………〉



 桃井はいつまで経っても助けに行かない《Ride・White》に苛立っていた。



【そうか……見殺しにする気だなッ❗

だったら俺が助けに行くからな‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))】



〈辞めとけッ❗……直ぐに死ぬぞッ❗

相手はあの【デストロイ】だぞッ❗〉



【死にそうになってるのに、警察官として助けに行かないで、いつ助けに行くんだよ‼️】



 桃井の熱い《刑事魂》が熱く燃えていた。

《Ride・White》は冷静になって、助け出すタイミングを待っていた。



〈《ジョセフ・バレンタイン》は恐らく、【蛇女】に【魅了魔法】で【魅了】されている状態だ‼️

今出て行ったら危険だッ❗

【魅了】を破る方法を探そうッ❗……それしか氷河を助け出す方法は無い‼️〉



 《Ride・White》は氷河に《防御しろッ❗》と伝え、反撃しなさいと指示を出したが、氷河は無視した。



『お兄ちゃんと戦う何て、出来ないよッ❗』



〈甘ったれるなッ❗……反撃するんだッ❗

《ジョセフ・バレンタイン》に殺されるぞ‼️〉



『お兄ちゃんを失う位なら、殺されてもいい‼️』



〈バカッ❗……何を言ってるんだ‼️〉



 《Ride・White》は呆れていた。



シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…


シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…



 《ジョセフ・バレンタイン》はテレポーテーションを使いながら、氷河を攻撃を繰り返す。



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗



『ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗

痛い……痛いよッ❗……お兄ちゃん辞めて‼️』



バコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 氷河の腹を思いっきり肘蹴りして、氷河の肋骨にヒビが入ってしまった。



 【蛇女】は【魅了魔法】で《ジョセフ・バレンタイン》を【魅了】し、【マリオット人形】として操っていた。



〈さぁ~私の可愛い人形ちゃんッ❗……《氷河龍》をギタギタにして……殺してしまって頂戴‼️♡〉



チュッ❗♡



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河を鋭く睨んでいた。

《ジョセフ・バレンタイン》の激しい攻撃が、氷河を襲って来た。

 《ジョセフ・バレンタイン》は問答無用で氷河を叩き潰す。



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗



シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…


シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…


シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…


シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…



ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



【まだなのか❓……氷河が死んでしまうぞッ❗】



 氷河は片腕を《ジョセフ・バレンタイン》に掴まれ、360度3周したのち、地面に叩きつけた。



バタンッ❗……『ググワッハッ❗…………』



 氷河は激しく地面に叩きつけられた。

血反吐を吐いて、悶絶している。



バタンッ❗……バターーーーーーーンッ❗


バタンッ❗……バタンッ❗……バタンッ❗…バタンッ❗



ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



バタンッ❗……バタンッ❗……バタンッ❗…バタンッ❗


バタンッ❗……バタンッ❗……バタンッ❗…バタンッ❗



 氷河はボコボコに、地面に叩きつけた。

地面に叩きつける度、《ジョセフ・バレンタイン》への思いにふれていた。



バコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



『(俺は……《運命》を感じたから《ジョセフ・バレンタイン》をどうしても、お兄ちゃんにしたかったんだよ‼️

……♡(〃´ω`〃)♡)』



バコンッ❗……バコーーーーーーーーーーーーーンッ❗



『(お兄ちゃんの……境遇が……俺と似ていたから………)』



バコンッ❗……バコーーーーーーーーーーーーーンッ❗



『(お兄ちゃんの瞳が……とっても綺麗だったから……

お兄ちゃんになってくれっ……て懇願したんだよッ❗)』





 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》に殴られようとも、憎まなかった。

《ジョセフ・バレンタイン》の鋭い蹴りが、氷河の顎に強烈にHITした。



ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



『ググッ❗………お兄……』



シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…


シュッ❗…ドカドカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗…

ボカボカッ❗…ボカボカッ❗…シュッ❗バキバキッ❗…



ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗



『お兄ちゃん……』



ピューーーーーーーーンッ❗……ドドドドバババァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



『お兄……ちゃ……ん…………』



 直様、《ジョセフ・バレンタイン》は氷河を狙って、地面に落下した。



ピューーーーーーーーンッ❗……ドドドドバババァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



ボキッ❗……ボキッ❗



ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河に地面に落下直後、氷河の両足の【膝関節】を、一気に骨を折った。



『お兄ちゃん……(;´Д`)ハァハァ…(;´Д`)ハァハァ……』



ゴゴゴゴゴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー‼️



 氷河の怒りのオーラが荒れ狂った。

氷河の目の前に、ピンク色の目をした《ジョセフ・バレンタイン》が立っていた。



『お兄ちゃん…………』



 氷河は大粒の涙を流しながら、悲しんでいた。



〈《氷河龍》を殺せ‼️〉



 【蛇女】は強力な【魅了魔法】を《ジョセフ・バレンタイン》に再び唱えていた。



ウオオオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 《ジョセフ・バレンタイン》は雄叫びを揚げた。

氷河は《ジョセフ・バレンタイン》に両足を骨折させられてしまい、逃げられない。


 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河を殺害しようと構えた。



〈殺せーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗〉



 氷河は死を覚悟した。



〈殺せッ❗……殺すんだーーーーーーーーーーーーー‼️〉



ウオオオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 《ジョセフ・バレンタイン》は右手を刃に変え、氷河を殺そうとした瞬間、氷河は上半身を起こし、《ジョセフ・バレンタイン》を笑顔で微笑んでいた。



『お兄ちゃん……大好きだよ‼️……♡(〃´ω`〃)♡』



「‼️……(○_○)!!」



シューーーーーーーーーーーーーーーーッ‼️……ピタッ❗



 《ジョセフ・バレンタイン》の右手が、氷河の顔ギリギリに、ピタリと止まっていた。

 【蛇女】は更に強い【魅了魔法】を、《ジョセフ・バレンタイン》に唱えた。



ウオオオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 《ジョセフ・バレンタイン》は雄叫びを揚げながら、抵抗している。

《ジョセフ・バレンタイン》の右手が、ピクピクと震えていた。



〈何してるのッ❗……さっさと殺しなさい‼️

お前は私の人形なんだからね‼️〉



 【蛇女】は無理矢理、《ジョセフ・バレンタイン》の身体を動かし、氷河を殺そうとするが、《ジョセフ・バレンタイン》の精神が激しく抵抗を続けていた。



「い…………嫌……だッ❗……殺……し……た…く……な…い…………」



〈何て奴なの❓……私の【魅了魔法】に抵抗した人間は始めてだわッ❗……面倒クサ‼️


《氷河龍》を殺せーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〉




嫌だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️



 《ジョセフ・バレンタイン》は【蛇女】の《氷河龍》殺しを拒否した。



〈あっそう……じゃあ~いらないわッ❗……( `_ゝ´)〉



=(;゜;Д;゜;;)⇒グサッ!!



「‼️」



=(;゜;Д;゜;;)⇒グサッ!!……更に深く突き刺した。



 《ジョセフ・バレンタイン》の身体に、【蛇女】の片腕が深く突き刺した。

《ジョセフ・バレンタイン》身体に、大きな穴が開いてしまった。



お兄ちゃんーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️



 氷河は目の前で、《ジョセフ・バレンタイン》が【蛇女】に突き刺した瞬間を目撃してしまった。



ペチャッ❗



 氷河の顔に《ジョセフ・バレンタイン》の大量の血が、ベッタリと付いていた。



『お兄ちゃん‼️…………(○_○)!!』



グブッ❗……ボコボコッ❗



 《ジョセフ・バレンタイン》は大量の血反吐を吐きながら、死にそうになっていた。



「……………………(私は一体何をしていたのだ❓)」



 《ジョセフ・バレンタイン》の身体はピクピクと動き、憔悴しきっていた。

【蛇女】は《ジョセフ・バレンタイン》に真実を告げた。



〈お前は《氷河龍》を殺し損ねた……出来損ないの人形だったんだよ‼️……(ФωФ)〉



「‼️……(私が龍を殺そうとしたのか❓)」



〈出来損ないの人形がーーーーーーーーーーーーーー‼️〉



 【蛇女】は突き刺した《ジョセフ・バレンタイン》の身体を頭に持って行き、遠くへ投げ捨てた。



シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バタンッ❗

バタンッ❗……バコンッ❗……コロコロッ❗



 《ジョセフ・バレンタイン》は地面に叩き付けられ、コロコロと転がり、真っ正面を向いたままの状態で、大の字になっていた。


 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》の側にテレポーテーションして、《ジョセフ・バレンタイン》の顔を触っていた。



『お兄ちゃん‼️……御免ね‼️』



 《ジョセフ・バレンタイン》の大粒の涙の1粒が、右頬に流れた。


 

「り……ゅ………う……ご…………め………ん…………な……………………」



 《ジョセフ・バレンタイン》の眼球は白くなり、逝き絶えた。



『お兄ちゃんッ❓………お兄ちゃん❓


お兄ちゃんーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



〈私の命令に背く人形何か、いらないわ‼️

死んで当然なのよッ❗……お前も死ね‼️〉



 【蛇女】の鋭い爪が、氷河と《ジョセフ・バレンタイン》を襲い、地面に突き刺さった。



ドバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



〈死んだか❓〉



〈何処を見ている❓〉



 《Ride・White》が天使の翼を広げ、目にも止まらぬ速さで、右腕で氷河の身体を掴み、左腕で《ジョセフ・バレンタイン》の身体を掴み、上空へ逃げて助けたのでした。



バサッ❗……バサッ❗……バサッ❗……バサッ❗



 《Ride・White》は上空で、《天使の翼》を上下動かしながら浮いている。




【あいつ……やる時はやるなッ❗】



 桃井は《Ride・White》が、氷河と《ジョセフ・バレンタイン》を助けた事にホッとしていた。


 《Ride・White》は氷河と《ジョセフ・バレンタイン》を連れて、《パーフェクトcube》の黄金の檻の中へと避難した。

 前回の《パーフェクトcube》は《ジョセフ・バレンタイン》の死亡により、解除されてしまった為、《Ride・White》は皆の為に、《パーフェクトcube》を唱えたのでした。



〖《God Recovery》〗



「ヴァルネラ・サネントゥール(Vulnera Sanentur)=傷よ、癒えよ、魂よ、呼び戻し、《蘇生》の光で《復活》せよッ❗」



 《Ride・White》は直様、氷河に《全回復》の魔法を、《ジョセフ・バレンタイン》には【死んだ魂】を《復活》させる魔法を唱えた。



〈間に合わなかったッ❗……済まない‼️

僕の責任だッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》は責任持って必ず《復活》させてみせる‼️

お前の兄を絶体に助けてやる、お前は【蛇女】を倒せッ❗


出来るな‼️……出来ないとは言わせないぞ‼️


僕は桃井を守る事と、《ジョセフ・バレンタイン》の治療で手が離せないから、援護が出来ないぞッ❗


あの【クズ女】をさっさと倒せッ❗


《氷河龍》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〉



『分かったよッ❗……任せろッ❗……( ・`ω・´)』



シュッ❗



 氷河は【蛇女】の目の前にテレポーテーションした。



〈あらあらあら~♡……たった1人で私と戦うつもりなのかしらね❓……舐められたものね❓……(ФωФ)〉 



ブツブツ……ブツブツ……ブツブツ……



 氷河は小声でブツブツ言っているが、何を言っているのか分からなかった【蛇女】。



〈大きな声で言いなさいよッ❗〉



『お前が……………………』



〈何❓……私に文句あるの❓〉



『お前が……お前が……俺のお兄ちゃんを……』



(((壊゜∀゜)))ァヒャヒャヒャヒャヒャヒャーーーーーッ❗

キャハハハハハハーーーーーーーーッ❗…'`,、('∀`) '`,、

キィヒヒヒ…(((壊゜∀゜)))ァヒャヒャヒャヒャヒャヒャ‼



 【蛇女】は可笑しくって、可笑しくって、不気味な笑いが止まらなかった。



〈あの出来損ない人形が死んだのねッ❗良かったわッ❗〉



カチンッ❗……(☄◣ω◢)☄



 氷河がブチギレた。



『お前がお兄ちゃんを殺したんだーーーーーーーーー‼️』



ゴゴゴゴゴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー‼️



 氷河から凄まじいオーラが放たれた。

氷河の身体からは、《聖なるオーラ》に包まれている。





ガブッ❗……ゴクンッ❗……ゴクンッ❗





〈ハァーーーーーーーッ❓……(○_○)!!〉



ポンッ❗……ポンッ❗



 【蛇女】は氷河を飲み込んで、お腹を2回叩いて歓喜に沸いていた。

【蛇女】は舌を出して、唇をペロリと舐め回していた。



〈美味しかったわッ❗……御馳走様でした‼️♡〉



 《Ride・White》は絶句した。

氷河は【蛇女】に身体まるごと飲み込まれてしまった。



〈バカ野郎ッ❗……何考えてるんだ氷河は‼️

簡単に殺られやがって、飲み込まれたら助けられないだろうが‼️


《氷河龍》のバカ野郎ーーーーーーーーーーーーーー‼️〉



 《Ride・White》は涙を流しながら、《ジョセフ・バレンタイン》を治療に専念していた。



【……………………(クズ天使にも感情があるのかな❓

俺達は生きて出られないのかな?……(*T^T))】



パチンッ❗



 桃井がガッカリしているのを見て《Ride・White》は、桃井のオデコに軽く《デコピン》した。



【痛ッ❗……何すんだよッ❗……クズ天使‼️】



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



 《Ride・White》はクスクスと笑っていた。



〈お前は諦めるのか❓…まだ戦いは終わっていないぞ‼️

桃井‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〉



【❓……お前…………………】



 《Ride・White》はまだ諦めていなかった。

《ジョセフ・バレンタイン》の治療を専念しながら、勝利の方程式を考えていた。



〈まだ勝機はあるッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》を復活させれば、何とかなるぜッ❗……オッサン‼️〉



【そうか……ならお前は《ジョセフ・バレンタイン》の治療を専念してくれ‼️


あの【蛇女】は俺が倒す‼️……ヾ(*`⌒´*)ノ】



 桃井は大腿骨の骨を握ったまま、《パーフェクトcube》から出ようとした時…………。



ググワッハッ❗……痛いッ❗……痛いわッ❗



〈痛いッ❗……熱いッ❗……熱いわッ❗……どうなってるの❓

お腹が熱いッ❗……熱すぎるわッ❗〉



 突然、【蛇女】が踠き苦しんでいた。



〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉



バアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗


ピューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 【蛇女】の腹の中から、何かが飛び出して来た。

《Ride・White》は飛び出した物体の正体を見た。



ウオオオォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



〈お前ッ❗……生きていたのか❓

生きていて嬉しいぞッ❗……クソガキ‼️("⌒∇⌒")〉



 《Ride・White》が見たのは……何と……飛び出した物体の正体は、《氷河龍》でした。

氷河は全身《聖なるオーラ》に包まれた姿でした。


 氷河の両瞳は黄金の様に、光輝いていた。



〈あいつ……まさか…………〉



 《Ride・White》は唖然していた。……(;゜Д゜)



【アイツ……生きていたのか❓……。・(つд`。)・。】



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



 桃井は感動してしまい、泣き出してしまった。



【これで……勝機が増したんだよなッ❗】



〈アアーーーーーーーッ❗……《氷河龍》が生きて戻って来てくれたお陰で、脱出率が高くなったよ‼️


行けーーーーーーーーーーーーーー‼️……《氷河龍》‼️〉



 氷河は《聖なるオーラ》を全身に纏い、空中で停止していた。



〈何すんだよッ❗……クソガキ‼️〉



 【蛇女】は氷河に総攻撃を仕掛けた。



シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗


シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗


シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗


シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗



 氷河は華麗に避けまくった。

【蛇女】の攻撃は1つも当たらなかった。



〈このクソガキーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〉



シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗


シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗


シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗


シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗



〈逃げるなッ❗……クソガキーーーーーーーーーーー‼️〉



 氷河は楽しんでいた。

【蛇女】は氷河を狙って、【魅了魔法】を連発していたが、当たらない。


 先に疲れたのが【蛇女】でした。

氷河の素早い動きについて行けず、翻弄されまくっていた。



〈私を舐めるんじゃないよッ❗……クソガキが‼️〉



 【蛇女】は最終兵器で攻撃をしようとした際、ゾクッと悪寒を感じていた。



〈(:;((•﹏•๑)));:ビクビク……そんなバカな❓……この悪寒は何❓……私はクソガキに怯えているの❓)〉



 氷河は殺気を出して、【蛇女】を威嚇している。

見下す様な視線で、【蛇女】を鋭く睨んでいた。



『死ぬ覚悟は出来ているのか❓……クソ女‼️』



 氷河は【蛇女】を鋭く睨んだ。



〈いい気になるなッ❗……クソガキ‼️〉



シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗


シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗


シューーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキンッ❗



『俺のお兄ちゃんをよくも……殺してくれたなッ❗

貴様を絶体に許さない‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))』



ピューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗…


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗…


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗…


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗…



 氷河は目にも止まらぬ速さで、一瞬で【蛇女】をボコボコにした。



〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗

バカなッ❗……バカなッ❗……バカなッ❗〉



シャキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



ボトンッ❗……ボトンッ❗



 【蛇女】の両腕が地面に落ちた。



〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉



 氷河は【蛇女】の両腕を、一瞬で切り落とした。

【蛇女】は左目と身体中に、穴だらけになっていた。



〈おのれ~‼️……《氷河龍》ーーーーーーーーーーー‼️〉



 【蛇女】は執念を燃やし、氷河を道連れにしようと、自爆の準備に入った。



〈殺してやるッ❗……殺してやるーーーーーーーーッ❗〉



殺してやるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️



ゴゴゴゴゴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー‼️



 【蛇女】は【復讐のオーラ】を全身に纏い、氷河に総攻撃を仕掛けた。

 氷河はニヤリと笑っていた。



『俺のお兄ちゃんを殺した罪は消えない‼️

死んで償えッ❗……クズ女‼️』



ピューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 氷河は目にも止まらぬ速さで、【蛇女】へ突っ込んで行った。



『お前はもう…………死んでいる‼️』



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗…

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗…

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗…

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗…

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗…

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗…



シャキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



バタンッ❗……コロコロッ❗……コロコロッ❗



 氷河は右手を刃に変えて、【蛇女】を斬った。

【蛇女】の頭と胴体が別れ、胴体は更に穴だらけにした。


 地面には【蛇女】の頭部が転がっていた。

ゆっくりと地面に降り立った氷河。

【蛇女】の胴体は灰となり、ボロボロに消えて逝った。



『お兄ちゃん‼️……仇討ったよッ❗……( ˃̶͈ ᴗ ˂̶͈ )』



 氷河は元の姿に戻った後、《パーフェクトcube》へテレポーテーションした。

氷河は《ジョセフ・バレンタイン》を抱き枕にしてから、大粒の涙が溢れた。



『お兄ちゃん御免ね‼️…。・゜・(ノД`)・゜・。』



 氷河の大粒の涙が、《ジョセフ・バレンタイン》の右頬に落ちてゆく。

《Ride・White》は氷河に声をかけた。



〈【蛇女】討伐‼️……御苦労様でした‼️〉



『お兄ちゃんの容態はどうですか❓』



 氷河は涙を拭き、《ジョセフ・バレンタイン》を愛おしそうに優しく抱き締めていた。


 《Ride・White》の正体は《天使》だった事に、驚きを隠せない様子だった。

《Ride・White》は氷河の戦いぶりを見てから、態度に変化があった。

 《Ride・White》は氷河の事を【クソガキ】とは呼ばなくなりました。



〈少しだけ……《お前の力》を認めてやるッ❗〉



『《Ride・White》‼️……助けてくれてありがとう‼️……( 〃▽〃)』



〈次は無いからなッ❗〉



『お兄ちゃんを助けて下さい‼️……お願いします‼️

お兄ちゃんは俺の《宝物》なんだッ❗』



〈過酷だが《ジョセフ・バレンタイン》は戦闘不能だッ❗

《ジョセフ・バレンタイン》が復活する迄の間、氷河‼️

お前1人で戦うしかないッ❗


やれるか❓……《氷河龍》‼️……(; ・`ω・´)〉



〖《God Recovery》〗



 氷河に全回復の魔法を唱えた。



『お兄ちゃんが復活する迄、頑張ってみるよ‼️』



 氷河の両瞳は《明鏡止水》の様な、一片の曇りもない、透き通った水色の両瞳をしていた。



〈【∞四次元空】が解除されていないって事は、まだ戦いは続くらしいなッ❗



『∞四次元空間】を作った【敵】を倒さない限り、脱出が出来ないって事だよね‼️』



 氷河と《Ride・White》と桃井は、途方にくれていた。



【誰かッ❗……こっから出してくれ‼️……( ̄□||||!!】



 桃井の心の叫びは【∞四次元空間】の中で、小さな声が響いていた。


(せせらぎ)

身長:168cm・体重:秘密♡。年齢:非公開。

元Dカップのモデル。

逆三角形の赤色ガネを掛けている女性捜査官。

【永遠の美しさ】と【美貌】が欲しいと欲望の嫉妬の固まり。

★おとり捜査専門の捜査官。

唯一、【警視庁捜査一課課長】の桃井に信頼されていた【潺】。

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