氷河龍の轍16……中学2年生。②
氷河は久々ぶりに我が家に帰宅した。
『ただいま~‼️』
トンッ❗…トンッ❗…トンッ❗…トンッ❗…トンッ❗
トンッ❗…トンッ❗…トンッ❗…トンッ❗…トンッ❗
バサッ❗……ギューッ❗
早苗は玄関迄走って行き、無言のまま、氷河を強く抱き締め、涙を流した。
『母さん…………』
〖無事に帰って来てくれて嬉しい‼️
龍ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️
ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。〗
氷河の久々ぶりの御帰宅に、歓喜極まったのか、早苗は大号泣していた。
氷河は心配させてしまった早苗を抱き締め、大粒の涙を流していた。
『心配掛けて御免ッ❗……母さん‼️』
〖お帰りなさい‼️……龍‼️……お腹空いたでしょ❓
今日は龍の大好きな【デミグラスハンバーグ】と【サイコロステーキ】を作っちゃおうかな‼️〗
『【サイコロステーキ】‼️……( ☆∀☆)
滅多に出ない、裏メニューだねッ❗……(ゝω・´★)』
〖龍が無事に帰って来たんだもんッ❗……最高の晩飯を作らないで、いつ作るんだよ‼️〗
早苗は最近、昼ドラにハマってしまい、影響受けやすい性格だった。
何処かで聞いた事のあるセリフや、韓国ドラマ・K-POPに夢中になっていた。
早苗は韓国ドラマの俳優の話をすると、笑顔で楽しく井戸端会議をしてしまう程、人と喋る事には抵抗無いらしい。
輝に龍に内緒で、【韓国旅行一人旅】をしたいとお願いしている。
氷河は悪いと思っているが、母親が元気なら、【韓国旅行一人旅】には文句はなかった。
早苗の腕1本での日常生活は、苦労の連続だったから、母さんが笑顔になるなら、氷河は腕のハンデの話は一切しない。
本当は無くなった腕を治せるかも知れないが、切断された腕を無くしたままだったので、治す機会を失ってしまいました。
早苗は腕のハンデがあっても、龍を立派に育てる自信があったからだ。
早苗は氷河の目の前では、泣き言は一切言わない。
それが早苗の母親としての強さだった。
早苗は氷河を見つめた後、優しく頭を撫でていた。
氷河は早苗に撫でて貰えるのは嬉しかった。
〖神様の《猛特訓》はどうだったの❓〗
『しんどかったけど、頑張って乗り越えたよッ❗
母さん‼️……(ゝω・´★)』
〖エラーーーーーーイッ❗……良く頑張ったね‼️〗
早苗は氷河のヘアスタイルをモミクチャにして、撫でていた。
『母さん‼️……ヘアスタイルが…………』
〖いいのッ❗……いいのッ❗……私の龍は天才だし、超イケメンなんだからね‼️……( ☆∀☆)
自慢の息子です‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗
『ありがとう‼️……母さん‼️……( 〃▽〃)』
〖晩御飯を食べたら、補習勉強しましょうねッ❗〗
『ゲッ❗……忘れてたのに……Σ(・∀・|||)』
〖勉強も自分の為だから、遅れを取り戻さないといけないよね‼️〗
『分かったよッ❗……母さん‼️……(ー。ー#)』
晩御飯を食べた後、肩を落として自分の部屋へと入って行った。
『トホホホホ…………』
氷河は勉強机に向かって、宿題と補習をしていた。
『お兄ちゃん………今頃、何をしているのかな❓』
プルプルッ❗……プルプルッ❗……ピィッ❗
〖もしもーーーーーーしッ❗……早苗か❓……輝だけど、仕事は終了したよッ❗
帰り道何か買って欲しい物があるか❓〗
〖丁度良かったッ❗……龍ちゃんが久々ぶりにに帰宅しているのよ‼️
龍の大好物の《マスクメロン》を3~4個買って来て欲しいのッ❗……龍が喜ぶわ‼️〗
〖了解‼️……《マスクメロン》を買って帰るからねッ❗
待っててねッ❗……早苗ッ❗……龍‼️〗
輝は帰り道、スーパーマーケットに寄って、《マスクメロン》を購入しました。
〖龍が喜ぶぞッ❗……( 〃▽〃)〗
輝はスキップしながら、帰宅して行った。
その頃……《ジョセフ・バレンタイン》は、会社から離れた位置にある《森林公園》の森の中へテレポーテーションした。
《ジョセフ・バレンタイン》は、ゆっくりと立ち上がった。
「ここは近くの《森林公園》だなッ❗……会社へ戻らないと…………」
《ジョセフ・バレンタイン》はゆっくりと会社へと向かいました。
会社の入口に着いた《ジョセフ・バレンタイン》は、受付嬢に近付いた。
「済みませんッ❗……私は《西園寺理事長》の秘書である《ジョセフ・バレンタイン》です‼️
《西園寺理事長》にお取り次を願います‼️」
《ジョセフ・バレンタイン》は水色のビジネスマンスーツを着用、伊達メガネを触って、エリートビジネスマンを演じていた。
〈お待たせしましたッ❗……《西園寺理事長》がお逢いするそうです‼️
《西園寺理事長室》は最上階にありますので、一番奥の《西園寺理事長専用エレベーター》で最上階へ向かって下さい‼️……《ジョセフ・バレンタイン》様‼️〉
「ありがとう‼️……受付嬢さんッ❗……( v^-゜)♪」
〈(イケメンだわッ❗……食べちゃいたい‼️♡)〗
受付嬢は《ジョセフ・バレンタイン》の清々しいイケメンスタイルが、ウットリさせてしまう。
《ジョセフ・バレンタイン》のあだ名は、別名【OL殺しのモテ男】として、社内の女性社員から【熱いラブコール】を受けまくっている。
余りの人気ぶりに、【雑誌の取材】【BOOWY雑誌】の表紙に飾ってしまった。
《ジョセフ・バレンタイン》は一躍、有名な【ビジネスマン】として、雑誌に取り上げられた事から、いつの間にか、《ジョセフ・バレンタイン》の【FUNCLUB】が出来てしまう程、大人気になってしまった。
人気が出た時、弊害も発生している。
《ジョセフ・バレンタイン》の【暗殺任務】【勅令】の活動が、自粛せざるおえなかった。
しかし、《ジョセフ・バレンタイン》は折れなかった。
「俺を誰だと思っているんだッ❗
《デストロイ》No.1の【暗殺者】だ‼️」
《ジョセフ・バレンタイン》は大人気者になろうとも、【暗殺任務】【勅命】を辞めるつもりは、1㍉もなかった。
闇夜に《東京SKYSKY》の天辺に、聳え立つ【黒装束】姿の《ジョセフ・バレンタイン》が、目を光らせていた。
「《氷河龍》を死守するのが、私の生きる糧だ‼️」
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗
シュッ❗
《ジョセフ・バレンタイン》は大笑いした後、姿を消した。
《ジョセフ・バレンタイン》は頭の痛い問題を抱えていた。
会社へアポ無し、来訪が後をたたないからだった。
《ジョセフ・バレンタイン》は会社退職も考えたが、《西園寺理事長》に止められてしまう。
山程の【残業】と【溜まってる仕事】が、やってもやっても減らない事に、心が折れそうになった。
そんな時は…………《氷河龍》のスマホに連絡して、逐一報告し合うのが日課になっていた。
《氷河龍》のスマホに連絡する事が、唯一の楽しみとなっていた。
プルプルッ❗……プルプルッ❗……ピィッ❗
『どうしたの❓……お兄ちゃん❓』
《ジョセフ・バレンタイン》は《氷河龍》の前では、嘘つかない事がもっとうでした。
「夜遅くに御免なッ❗……どう❓……宿題の方は❓」
氷河も《ジョセフ・バレンタイン》の前では、嘘つかない事を決めている。
氷河は本音で語り始めた。
『俺は《お兄ちゃん》・《父さん・母さん》・《西園寺理事長》・《ミカリン》が大好きだよ‼️
でも……………………』
氷河は黙り込んでしまった。
《ジョセフ・バレンタイン》はスマホから、氷河の悲しい気持ちが伝わって来る。
『俺はこのまま……人界で居ていいのだろうか❓
周りに迷惑が掛かりそうで、正直怖いんだ‼️』
「私はこのまま……人界で龍が生きても良いと思うよッ❗
《氷河龍》が例え、《神の子》だろうが、《奇跡の子供》だろうが、関係無いよ‼️
《氷河龍》は《氷河龍》‼️……この世界で《氷河龍》はただ1人ッ❗……代わりはいないんだからね‼️
命はただ1つだッ❗……大切に生きて下さい‼️
龍は私の大切な弟ッ❗……頼りない兄ちゃんだけど、困った時、遠慮なく、頼ってくれよな‼️
私達は《兄弟の絆》で結ばれた《兄弟》なんだからね‼️」
『有難う‼️……お兄ちゃん‼️……』
氷河もスマホから《ジョセフ・バレンタイン》が、メンタルが殺られている事を知った。
『お兄ちゃんは1人ぼっちで残業しているの❓』
「やってもやってもキリが無いから困ってるんだ‼️
困ったなッ❗……ヽ(´Д`;)ノ」
『一息の《ブレイクタイム》をしよう‼️
今からそっちへテレポーテーションするからね‼️』
「エエッ❗……Σ(Д゜;/)/」
シュッ❗
《ジョセフ・バレンタイン》の目の前に、氷河が荷物を持って○まった状態で突然、現れた。
「龍‼️………………」
トントンッ❗……トントンッ❗……バサッ❗
《ジョセフ・バレンタイン》は慌てて、氷河が落下して怪我するのを阻止する為、飛び付いて氷河をキャッチした。
「ふ~‼️……無茶をするなッ❗……龍‼️」
『お兄ちゃんの仕事場に、テレポーテーション成功だにゃ~‼️』
「私がキャッチしなければ、どうなっていた事か‼️」
『お兄ちゃんに早く逢いたかったから、つい出来心で無理しちゃったにゃ~‼️』
氷河は可愛い猫かぶりで、《ジョセフ・バレンタイン》に甘えていた。
「猫マネして許してッ❗……通用しません‼️」
『チッ❗』
「舌打ちもダメですよッ❗」
『チェッ❗……お兄ちゃんには適わないな‼️
でも……………………』
トントンッ❗……トントンッ❗……バサッ❗
氷河が突然、《ジョセフ・バレンタイン》の胸の中へ飛び込んで来た。
『やっとお兄ちゃんに逢えたッ❗……( ☆∀☆)』
《ジョセフ・バレンタイン》は落ち込んでいたブルーを、氷河が一気に吹き飛ばした。
氷河を優しく抱き締める《ジョセフ・バレンタイン》。
「龍はまるで、《太陽》みたいな存在だね‼️
龍は落ち込んでいる人をほっとけないんだねッ❗
有難う‼️……《氷河龍》‼️……(*´∀`*)ポッ♡」
『お兄ちゃんッ❗……流し台使わせて貰うね‼️』
氷河は家から持って来た《マスクメロン》を、風呂敷からゆっくりと取り出して、まな板をセットした。
氷河は包丁を取り出してから、《マスクメロン》を豪快に真っ二つにした。
ザクッ❗……ザクッ❗…スパッ❗……コロンコロンッ❗
『気持ちが落ち込んでいる時は、美味しい物を食べて、元気を出す事だッ❗……母さんの受け売りだよ‼️』
《マスクメロン》の真ん中の種をくり抜いた後、真ん中に【生クリーム】をタップリと掛けてから、ソフトクリームの様に仕上げた。
「《マスクメロン》【生クリーム】添え‼️……( ☆∀☆)
私の大好物だッ❗……(*⌒∇⌒*)」
『準備出来たよッ❗……お兄ちゃん‼️
さぁ~食べようかッ❗…ヾ(☆o☆):ヲホホホホホホ』
「食べましょうかッ❗」
頂きまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーすッ❗
2人揃って…………美味しい‼️……♡(〃´ω`〃)♡
氷河と《ジョセフ・バレンタイン》は美味しそうに、《マスクメロン》を堪能していた。
『俺も【宿題と補習】頑張るから、お兄ちゃんも仕事大変だけど、頑張ろうね‼️……(ゝω・´★)』
《ジョセフ・バレンタイン》は《マスクメロン》を口に運んで、涙ぐんでいた。
「有難う‼️……龍‼️……。・(つд`。)・。」
『お兄ちゃんッ❗……《マスクメロン》もういらないの❓
だったら俺が食べるけど…………』
「‼️……ダメ‼️」
『子供かよッ❗……大人気ないな‼️』
《ジョセフ・バレンタイン》は自分の分の《マスクメロン》を奪い、片手で《マスクメロン》を持ちながら、美味しそうに食べていた。
『冗談で言ったのに、冗談が通じないねッ❗』
モクモクと食べている《ジョセフ・バレンタイン》。
「(龍ちゃんッ❗……有難う‼️……♡(〃´ω`〃)♡)」
《マスクメロン》を食べ終わった後、《ジョセフ・バレンタイン》は氷河に忠告した。
「テレポーテーションは余り使うなよッ❗……特に…
人前や友達、御両親の前ではけして、テレポーテーションを使わないで欲しい‼️」
『何で❓……❓(・_・?)』
「《ラファエル》様の忠告を忘れたのか❓
世間では【ESP】は誰も使えないからだ‼️
人前で【ESP】何か使ってみろッ❗……一瞬で【化物】扱いになるぞ‼️……【化物】と呼ばれたいか❓」
『嫌だ‼️…【化物】何て言われたくない‼️…(´д`|||)』
「龍の両親や《西園寺理事長》《ミカリン》迄、迫害を受ける可能性があるんだぞ‼️
人前で【ESP】を絶対に使うなよッ❗」
『分かりました‼️……お兄ちゃん‼️』
「《命の危険》が迫っている時、人気の無い場所を選び、【ESP】を使っても良いッ❗
だが、《神の力》は人界での使用は厳禁とする‼️
分かりましたかッ❗……龍‼️」
『了解しました‼️……( ̄▽ ̄)ゞ』
「宜しい‼️……では私が自宅へ送ってあげよう‼️
頑張れよッ❗……《氷河龍》‼️
《マスクメロン》美味しかったッ❗……有難う‼️♡」
《ジョセフ・バレンタイン》は氷河の右肩に触り、氷河の部屋の前にテレポーテーションした。
シュッ❗
「シーッ❗……じゃあ待たねッ❗……龍‼️」
チュッ❗
氷河は《ジョセフ・バレンタイン》の左頬にキスをした。
「頑張れーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️
《氷河龍》‼️……ദ്ദി^._.^)」
シュッ❗
『有難う‼️……お兄ちゃん‼️……♡(〃´ω`〃)♡』
氷河は自分の部屋へと戻りました。
《ジョセフ・バレンタイン》は会社のオフィスへテレポーテーションした。
「さてと……さっさと終わらせますかッ❗」
《ジョセフ・バレンタイン》は氷河のお陰で、元気を取り戻しました。
『さぁ~てッ❗……お兄ちゃんも頑張ってるんだッ❗
俺も頑張るぞッ❗……《Plus ultra!!》』
氷河は頑張って、遅れていた勉強を猛勉強して危機を乗り越えた。
半年ぶりの《星々学園》は、平凡でいつもの《星々学園》の生活が待っていた。
学園長が氷河と赤点ギリギリの学生達が数人の為、【特別補習授業】が行われていた。
述べ一週間、氷河は【特別補習授業】に参加して、何とか進級に合格が出来た。
氷河は【特別補習授業】に解放されたのが嬉しかったのと、脳を使い過ぎてヘトヘトになっていた。
『カッタルイッ❗……【特別補習授業】はコリゴリだよ‼️
真面目に勉強しようかなッ❗……( ´Д`)=3』
氷河の目の前に、古い学ランを着たヤンキー2人組が、氷河にチョッカイ掛けてきた。
〈おいッ❗……お前が《氷河龍》か❓〉
〈アニキ……コイツぜっせッ❗〉
『あゝ(#º言º)……何の様だ❓』
氷河は氷の様な瞳で、相手を威嚇している。
〈貴様があの有名な【氷のナイフ】なのか❓〉
『❓……【氷のナイフ】❓……ダサッ❗
【氷の刃】と言って欲しいなッ❗
名乗った覚えが無いんだけど、誰から聞いた❓
バカトリオ君達‼️……( ・`ω・´)』
〈うるせーーーーーーなッ❗……クソガキがッ❗
やっちまいましょう‼️……(☄◣ω◢)☄〉
『‼️……面倒クセーーーーーーなッ❗』
ドカッ❗……ドカッ❗
先に動いた氷河は一瞬で、バカトリオの前に来た途端、金玉を思いっきり蹴っ飛ばした。
〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉
悶絶するバカトリオ達。
『これにコリて、俺の前に2度と現れるなッ❗
次逢ったら……【殺すよッ❗】』
覚えてろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
トンズラしたバカトリオ達。
『何で❓……俺の名前がバレたんだろう❓(・_・?)
うーーーーーーんッ❗……まっいいかッ❗』
氷河は家に帰って行った。
パラリラパラリラ~パラリラパラリラ~ブゥンッ❗
ブゥンッ❗……ブゥンッ❗……ブゥンッ❗…ブゥンッ❗
パラリラパラリラ~ブゥンッ❗…ブゥンッ❗ブゥンッ❗
次の日、氷河が授業中、《星々学園》のグランドに、見慣れない暴走族達が数人乱入して来た。
授業中に暴走族の音で、授業どころではなくなった。
《星々学園》の学生達が一斉に、グランドを見ようとモミクチャになっていた。
『‼️……まさかね~ッ❗…………( ´;゜;∀;゜;)』
暴走族の頭が《星々学園》の校舎へ向けて、ある男の名前を呼んだ‼️
〈《氷河龍》‼️……出て来ーーーーーーーーい‼️〉
『‼️……やっぱしッ❗……!Σ( ̄□ ̄;)』
〈俺のダチの子分達を、良くも可愛がってくれたなッ❗
俺達【男気一筋】が相手になってやるから、出て来い‼️
逃げるんじゃねーーーーーーよッ❗……クソガキが‼️〉
〈氷河君❓……これってどう言う意味ですか❓〉
先生はオドオドしていて、顔が真っ青になっていた。
氷河は先生の肩を軽く叩いて、励ましていた。
『ここは俺に任せて下さい‼️』
〈氷河君‼️……行っちゃダメですよッ❗〉
『サクっと片付けますから‼️』
氷河は教室を出て、グランドに向かった。
教頭先生や先生達が【さすまた】を用意して、暴走族から本校の学生を守ろうか、警察に連絡するか迷っていた。
《星々学園》の創立以来の出来事に、学校関係者はビビっていたのでした。
氷河は1人でグランド迄、来ると歓声が揚がった。
〈キャーーーーーーーーーーーーッ❗〉
〈キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗〉
〈氷河様‼️……カッコイイ‼️♡〉
氷河は暴走族に対し、1人で対応した。
バーーーーーーーーーーーーンッ❗
《ジョセフ・バレンタイン》は仕事中、突然デスクを叩いて、立ち上がった。
〈どうしたんだい❓…《ジョセフ・バレンタイン》君‼️
また……トイレかね❓〉
《ジョセフ・バレンタイン》は会社へ戻る時、社内にいた秘書全員の記憶を、書き換えた。
【ESP】を使った事を削除していた。
しかし、氷河が暴走族に絡まれている事を知り、助けに行こうとしたが、《ラファエル》の言葉を思い出していた。
〖お前は《氷河龍》を甘やかし過ぎだぞッ❗
甘やかす事が《愛情》では無い‼️〗
《ジョセフ・バレンタイン》は静かに座った。
「(龍は私より強い‼️……大丈夫だッ❗)」
《ジョセフ・バレンタイン》は仕事を再開した。
氷河の目の前には、25人のヤンキーが勢揃いしていた。
『勉強の邪魔だから……帰ってくんない❓』
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗
ヤンキーが一斉に、大笑いしていた。
〈貴様が《氷河龍》かッ❗〉
『貴様に名乗る名前はねーーーーーーよッ❗
帰れーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』
暴走族の頭は右手を上げると…………。
パラリラパラリラ~パラリラパラリラ~ブゥンッ❗
ブゥンッ❗……ブゥンッ❗……ブゥンッ❗…ブゥンッ❗
パラリラパラリラ~ブゥンッ❗…ブゥンッ❗ブゥンッ❗
煩い爆音出して、氷河を威嚇。
『やるのか❓……あゝ(#º言º)』
氷河は氷の様な冷たい瞳で、リーダー格を睨んでいた。
リーダー格は右手を下ろした瞬間、一斉に氷河を襲いかかって来た。
〈死ねッ❗…………クソガキが‼️……(☄◣ω◢)☄〉
〈ブッ殺してやるぜ‼️〉
〈【男気一筋】を舐めるなよ‼️〉
〈【男気一筋】だってさッ❗……ダサッ❗
氷河頑張れーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〉
氷河は右手拳を上げて、勝利宣言をした。
〈舐めやがってッ❗……奴をブッ殺せ‼️〉
ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗
ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗
『【貴様らはもう死んでいる‼️】』
氷河は速いスピードで、ヤンキー達をボコって行った。
かかった時間は……【3秒】の出来事だった。
倒されたヤンキー達は山積みになっていた。
ヽ(♯`Д´)ノコラァーーーーーーーーーーーーーーーーッ‼
『いけねーーーーッ❗……用務員の煩い中年男性だッ‼️』
〈氷河‼️……またお前か‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〉
『………………………………』
苦笑いをしている氷河。
学校の用務員の中年男性が、氷河を見た途端、怒鳴っていた。
氷河は再び、右手拳を上げて、勝利宣言をした。
ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
《星々学園》の全校生徒が、氷河の勝利を称えた。
〈覚えてろーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗〉
パラリラパラリラ~パラリラパラリラ~ブゥンッ❗
ブゥンッ❗……ブゥンッ❗……ブゥンッ❗…ブゥンッ❗
パラリラパラリラ~ブゥンッ❗…ブゥンッ❗ブゥンッ❗
暴走族達が立ち去った。
学生達が氷河を持ち上げ、『バンザイ』と7回、胴上げして貰って、氷河は喜んでいた。
〈……………………アイツ生意気ですねッ❗〉
〈アイツを警戒しろッ❗〉
〈ラジャー‼️〉
〈《氷河龍》‼️……いい気になっていると後で痛い目にあうぞ‼️…………ククク……アハハーーーーーーッ❗〉
氷河は知らず知らず、別な敵にターゲットされている事を知る良しもなかった。




