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処刑人ZERO  作者: 月未来
42/60

【死闘の行方】

ガガガオオオオォォーーーーーーーーーーーーーーーッ❗




ドスンッ❗……ドスンッ❗……ドスンッ❗…ドスンッ❗




ガガガオオオオォォーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 約10m以上の【大型化物】が威嚇ながら、氷河をビビらせた。




〈ククク……キヒヒヒィ……キャハハハーーーーーーッ❗

(((壊゜∀゜)))ァヒャヒャヒャヒャヒャヒャ'`,、('∀`) '`,、


これは…これは……何と美味しそうなクソガキだなッ❗〉




 【大型化物】がゆっくりと氷河に近付いてゆく。



〈コイツを殺して喰っても、罪が問わないんだよなッ❗


ブッ殺してやるッ❗……焼いて喰ってやろうかッ❗

切り裂いて喰ってやろうかッ❗…煮て喰ってやろうかッ❗

貴様は俺様にとって、【餌】なんだよ‼️

黙って俺に喰われろッ❗……クソガキが‼️〉



ガガガオオオオォォーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 【大型化物】は興奮して雄叫びをあげた。




 《ラファエル》は試練の内容を話した。

《ラファエル》の《衝撃な告白》に、氷河は唖然していた。



『エエッ❗……嘘だろ❓……Σ(Д゜;/)/』




〖【上級悪魔】を討伐する事が、【第2難関】クリアだ‼️


全力で戦わないと殺される場合があるので、注意して【上級悪魔】を討伐に挑んで下さい‼️



《氷河龍》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〗




『ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィーーーーーーーーーーーーー!!



[鶴神神矢]❓………死んだはずだ‼️……( ̄□||||!!』



 氷河は固まってしまった。



『嘘だ‼️……お前は死んだはずだーーーーーーーーー‼️』




 氷河は表情が青ざめたまま、後退りしていき、途中で尻餅を付いてしまった。


 氷河の目の前に現れたのは(かつ)ての[鶴神神矢]が、身体を乗っ取られた時の【狼男】に、ソックリな【上級悪魔】が出現したからだった。

涙ぐんで、左右に首を降り、否定から入る氷河。



『こっちに来るなッ❗……何でお前なんだよッ❓』



〈お前何か知らないぜ❗……貴様は誰だっていいさ❗

さっさと死ね‼️……クソガキッ❗

(((壊゜∀゜)))キァヒャヒャヒャヒャヒャヒャーーーー‼〉



 【狼男】は氷河に接近し、右腕を上げてから、氷河を狙って振り下ろした。




バゴンッ❗……バキンーーーーーーーーーーーーーーッ❗




『ウウウッ❗……(これが【上級悪魔】の力なのか‼️)』




 攻撃された瞬間、氷河の上半身の【バトルスーツ】が粉々に吹き飛んでしまった。



バタンッ❗……バタンッ❗……コロッ❗……コロッ❗



 氷河は【狼男】から強烈な一撃を食らってしまい、吹き飛ばされ、地面に転がっていた。



『ゴホゴホッ❗……痛い‼️……痛いよ~‼️( TДT)』




「龍ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️



(モロに食らってしまったッ❗)」



〖黙って見ていろッ❗…《ジョセフ・バレンタイン》‼️〗




ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……


ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……




「開けろッ❗……開けてくれ‼️……もう見てられない‼️

《テレポーテーション》で助けに行くからな‼️」



 《ジョセフ・バレンタイン》はテレポーテーションで脱出を試みるが、《パーフェクトcube》に弾かれ、失敗に終わった。



 《ジョセフ・バレンタイン》は血相変えて、《パーフェクトcube》を壊そうと懸命に、檻の中を叩き続けた。



ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……


ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……



「何でだよッ❗……どうして❓……神々は寄ってかかって、《氷河龍》を【殺害】しようとするんだよ‼️

何の怨みがあって、《氷河龍》を傷付けてるんだよッ❗


それでも《神》か❓……このクズ野郎が‼️(☄◣ω◢)☄」



ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……


ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……



〖部外者は黙って見てろッ❗〗



 《ラファエル》は冷静に、戦局を見守っていた。

【Battlefield】内にいる氷河に、【インカム】で直接メッセージを伝えた。



〖君は[鶴神神矢]戦で、《勝てる力》が秘められていたにも関わらず、《勝てる力》を使わず、《ジョセフ・バレンタイン》を頼ってばっかりだな‼️

お兄ちゃんを傷付けても、何とも思わないんだねッ❗

君は【卑怯者】だな‼️……(╬ Ò﹏Ó)〗




『俺に《勝てる力》があるの❓……(゜ロ゜)』




 氷河は傷だらけになり、《己の秘めた力》があった事に半信半疑で信じられなかった。



 【狼男】の容赦の無い、無慈悲な攻撃が始まった。

氷河は逃げる事が出来ず、サンドバック状態になってしまう。



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



『痛い‼️……痛い‼️…………』



 氷河は意識が朦朧とし、白目を向いていた。



ボカッ❗……バキンーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 【狼男】は氷河を蹴り上げて、氷河を空中で、ボコボコにしていた。



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



 【狼男】はグッタリしている氷河の両腕を掴み、一気に力を入れた。



ボキッ❗……ボキッ❗




『ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗』



 意識を失っていた氷河が、両腕が折られた痛みで気が付き、激痛に苦しんでいた。




『ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗


何で❓……何で❓……こんなに痛めつけられるの❓』




バキンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗




『イテーーーなッ❗…(;´Д`)ハァハァ…(;´Д`)ハァハァ』



〖痛いだろ❓……君より《ジョセフ・バレンタイン》の方が、両腕と両足を折られ、物凄く痛かったんだぞ‼️


君は愛する人達を傷付ける【疫病神】だ‼️〗



『俺が【疫病神】❓』



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



 【狼男】の容赦の無い無慈悲な攻撃が、まだまだ続いていた。



バキンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 【狼男】は氷河の頭を狙って、鋭いアッパーでブン殴った。




「龍ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️」



「辞めろッ❗……辞めてくれ‼️……《氷河龍》を【疫病神】呼ばわりは辞めてくれ‼️


《氷河龍》は【疫病神】じゃないんだ……(*T^T)」



 《ジョセフ・バレンタイン》は大粒の涙を流しながら、涙で訴えた。



 【狼男】に必要以上に、猛烈に殴られ続ける氷河。

氷河の両瞳から、大粒の涙を流しながら、心から謝罪をしていた。



『(いつも……いつも……迷惑掛けて御免なさい‼️)』



 氷河のテレパシーを感じ取った《ジョセフ・バレンタイン》は大号泣していた。



「(君は何も悪く無い‼️……迷惑何て思っていないから‼️

死ぬな‼️……龍‼️……死ぬなーーーーーーーーーー‼️)」



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河に返信のテレパシーを送った。




『(お兄ちゃん‼️……大好きだよッ❗……(*ゝω・)ノ)』




ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……




『ウウウッ❗……畜生ーーーーーーーーーーーーーー‼️』



 【狼男】に殴られ続けた氷河。

【狼男】は氷河の右足を掴んだまま、グルグルと360度回転した後、地面に叩き付けられた。




ピューーーーーーーーンッ❗……ドドドドバババァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗




『(お兄ちゃん‼️……いつも…………戦わせてしまって

…………御……免…………ね…………………)』



 氷河は余程悔しかったのか、大粒の涙を流しながら、大号泣した。



『(御……免…………ね……………………)』



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



〖痛いだろッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》は大ダメージを受けた‼️

君が《ジョセフ・バレンタイン》を見殺しにしたんだッ❗

……《氷河龍》‼️〗



ドンドンッ❗……ドンドンッ❗……ドンドンッ❗……



ドンドンッ❗……ドンドンッ❗……ドンドンッ❗……



「もういい辞めてくれ‼️……龍が死んでしまう‼️

私から《氷河龍》を奪わないで下さい‼️

お願いします‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ」



 《ラファエル》は不機嫌な表情をして、下僕を見る様な冷たい視線で、見下ろしている。



〖お前はまだ分からないのか❓〗



「❓……何の事ですか❓(・_・?)」



 《ラファエル》は《ジョセフ・バレンタイン》を指で差した。



〖お前は《氷河龍》を甘やかし過ぎだぞッ❗

甘やかす事が《愛情》では無い‼️〗



「❓………………」



 《ラファエル》は《ジョセフ・バレンタイン》を呆れていた。



〖まだ分からないのか❓……このまま《氷河龍》を甘やかせば、【取り返しのつかない事】になるんだぞッ❗


時には厳しさが必要だッ❗《ジョセフ・バレンタイン》‼️


自分で自分を守れないなら、【闇堕ち】は時間の問題だって事だよッ❗



今回は【雑魚モンスター】ではなく、【上級悪魔】を召喚した‼️


これで勝てなければ………………………………〗





バキンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



ドドドドバババァーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 《ラファエル》は右頬を殴られた後、遠くへ飛ばされ、壁に激突した。



ゴゴゴゴゴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー‼️



「いい加減しろッ❗……《氷河龍》はまだ子供だぞッ❗

勝手に《奇跡の子供》❓……《神の子供》❓

知った事かッ❗

貴様らがやっている事は、子供に対する摂関(せっかん)をしているだけだ‼️


どんだけ《氷河龍》を苦しめたら、気が済むのだ‼️


クソ神々共め‼️……(☄◣ω◢)☄」




 《ラファエル》を殴ったのは、新の力に覚醒した《ジョセフ・バレンタイン》の姿でした。



〖‼️……《ジョセフ・バレンタイン》❓……お前……

お前……覚醒の片鱗を見せたかッ❗〗



 《ラファエル》は殴られた右頬をさすりながら、ゆっくりと立ち上がった。

 《ジョセフ・バレンタイン》は大激怒。

怒りが収まらなかった。




「《ラファエル》‼️……あんたを見損なったよッ❗

あんたも最高神《ZEUS》と同じなんだな‼️


か弱い子供を痛ぶって面白いのか❓……あゝ(#º言º)」




ゴゴゴゴゴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー‼️



 《ジョセフ・バレンタイン》は青色のオーラに包まれていた。

 今迄の力とは違う、正義の光が輝いている、温かいオーラを感じ取った《ラファエル》は、大笑いしていた。




('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗




〖ぺッ❗……まさかな❓……君が先に【到達点】の片鱗を見せるとは思わなかったよ‼️……("⌒∇⌒")


その力を待っていたんだよッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》‼️〗



「《氷河龍》を返して貰うぞ‼️」




〖ダメだッ❗……それは出来ない相談だッ❗

いい所なんだッ❗……邪魔しないで頂きたい‼️〗




「邪魔するなッ❗……クソ神々‼️……(ꐦ°᷄д°᷅)」




 先に動いたのは、《ジョセフ・バレンタイン》でした。

《ラファエル》と《ジョセフ・バレンタイン》が激しい殴り合いとなってしまった。



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



〖邪魔すんじゃないよッ❗……人間‼️……(╬ Ò﹏Ó)〗




バコンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 《ラファエル》の渾身の一撃が、《ジョセフ・バレンタイン》にHITした。




ピューーーーーーーーーーーーーーンッ❗……バコンッ❗



「グワッハッ❗……畜生‼️」



 《ラファエル》は《ジョセフ・バレンタイン》が壁に激突した瞬間、《ジョセフ・バレンタイン》の身柄を押さえ込んだ。



ドシーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗




〖邪魔するなッ❗……戯け者め‼️〗




「これは試練ではなく、ただの【処刑】だろ❓

《氷河龍》を殺させないからな‼️」



ギューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



〖さっきは良くも殴ってくれたなッ❗〗



バコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗




 《ラファエル》は《ジョセフ・バレンタイン》に強烈なパンチを加えた。




〖黙って見ていろッ❗……戯け者‼️〗



 《ラファエル》に殴られ、倒れ込んだ《ジョセフ・バレンタイン》の首ねっこを、《ラファエル》が掴まえ、黄金の《パーフェクトcube》の中へ乱暴に押し込めた。




ピューーーーーーーーーーーーーンッ❗……ガチャンッ❗




〖今度は脱出不可能ッ❗……無限地獄の《パーフェクトcube》だ‼️〗



「(;´Д`)ハァハァ…(;´Д`)ハァハァまた脱出してやる❗」



ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……



ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……ドンッ❗……



 ビクともしない黄金の《パーフェクトcube》。



「テレポーテーションで脱出してやるぜ‼️」



 《ジョセフ・バレンタイン》はテレポーテーションで脱出したが、黄金の《パーフェクトcube》に阻まれ、脱出が出来なかった。




〖黙って見ておれッ❗……戯け者‼️〗



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



 氷河は既に意識が無くなっていた。



ピューーーーーーーーンッ❗……ドドドドバババァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗




〖ソコで大人しく見ていろッ❗〗




 氷河は白目でとうに意識がなかった。

【狼男】は氷河に暴行を止めない。



〖やはりダメなのか❓……まだ発動しないのか❓

まだなのか❓……このままでは…………〗



 《ラファエル》は冷や汗をかいて、戦況を見つめていた。

《ラファエル》の右手には、【戦闘中止】のボタンが直ぐ押せる様、待機していた。



〖(やはり無理なのか❓……この試練を乗り越えなければ、《氷河龍》に明日は無い‼️


闇の者に簡単に殺られる様では、遅かれ、早かれ、【闇堕ち】になり、完全な【死】が待っている‼️


君を助けたいんだよッ❗……私は《氷河龍》を助けたいんだよッ❗)〗



 《ジョセフ・バレンタイン》は《ラファエル》の心を読んで、真相部分を読取り成功した。



「(《氷河龍》を助けたい気持ちに嘘はなかった‼️

何故❓……《氷河龍》の試練は過酷なのだろうか❓

理解に苦しむね‼️……(ꐦ°᷄д°᷅))」



〖ダメなのか❓……〗



ピューーーーーーーーンッ❗……ドドドドバババァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 氷河は地面に叩きつけられた。

氷河は白目を向いたまま、ピクリとも動かなかった。



〖ダメかッ❗〗



 《ラファエル》は諦めてしまった。

その頃……氷河は【死の境】を彷徨っていた。










 氷河の《魂》はいつの間にか、真っ白な空間に堕ちて行った。



『………………………………』



 氷河は痛みも感じない、安らかな【死】が訪れ様としていた。



『俺は…………死んだのかな❓(・_・?)』






…………………死んでないよッ❗…………………






『誰❓……君は誰❓(・_・?)』





………僕が………ここへ……呼んだんだよッ❗…………






『俺を呼んだ君は…………』



 氷河の魂の前に、人影が少しずつ近付いてゆく。

人影の顔は口しか無い、真っ白な人影でした。

 人影のオーラは恐ろしい物では無い、温かなオーラで全身を覆っていた。

光のオーラで全身を覆っていた《光の人影》。



……………………僕はねッ❗………君を死なせたく無いから、ここへ呼んだんだよッ❗…………



 氷河は大粒の涙をながしながら、本音をぶつけた。



『俺は【疫病神】なんだよッ❗……俺は生きる価値の無い、ただの生ゴミなんだ‼️……。゜(゜´Д`゜)゜。』



 《光の人影》は氷河を優しく抱き締めた。



…………君は生きる価値あるんだッ❗……ダメだよッ❗

君には僕の分迄、生きて欲しいんだ‼️


僕の名は《────────》……《ラファエル》さんに伝えて欲しいんだッ❗



あのねッ❗……《────────────────────》を伝えて欲しい‼️



僕は怨んでいない事を、《ラファエル》さんに伝えてくれるかい❓



『俺でいいの❓……俺は…………』



 《光の人影》は氷河の口に、右人差し指を押さえた。



…………君じゃなければ……ダメなんだッ❗…………



 氷河は《光の人影》に優しく抱き締められた時、全身の痛みが消えてしまった。

《光の人影》は氷河に《生きる力》を与えた。



…………君は1人ぼっちじゃないッ❗……僕が居るよッ❗

僕も協力するからッ❗……頑張って‼️

さぁ~‼️……目覚めるんだッ❗ 


《氷河龍》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️


《ラファエル》の元へ帰りなさい‼️……《奇跡の子供》‼️



…………君には《神の力》があるのだからッ❗……




 白目を向いていた氷河が、ゆっくりと立ち上がった。



〈なんだッ❗……死んだんじゃなかったのかッ❗

だったら…………ブッ殺してやるぜ‼️〉




ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……




 【狼男】は無防備の氷河に目掛けて、強烈なパンチ応酬したが、氷河の目の前に頑丈なバリアが張られていた。



〈そんなバカな…………〉



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



 【狼男】は両腕でヤケクソで、氷河を殴っていたが、氷河のバリアを破壊する事が出来なかった。



〈そんな…………そんな…………バカなッ❗〉



『何かしたか❓』



ピョンッ❗



 後ろに下がった【狼男】。



〈なんだコイツッ❗……雰囲気が変わった‼️〉



シュッ❗……バコーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 氷河は光の速度より速いスピードで、【狼男】の腹に重いパンチを食らわせた。



〈ガガガオオオオォォーーーーーーーーーーーーーーッ❗


バカなッ❗……そんなバカな❗……ゴホゴホッ❗〉



 血反吐を吐きながら、驚いている【狼男】。

氷河は再び、攻撃する。

 氷河は【狼男】の右腕を掴んだ途端…………。



シャキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗




〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗


右腕が…………右腕が…………切れた❓〉



 氷河は切り取った右腕を放り投げた。



〈このクソガキが‼️〉



 【狼男】は右腕が再生が出来ず、左腕で氷河を攻撃したが、氷河が消えていた。



〈何処だ❓……何処にいる❓〉



 氷河は空中へ飛んで、【狼男】の攻撃を意図も簡単に避けていた。

《ラファエル》は氷河の爆発的な変化に、喜びを噛み締めていた。

 氷河は右腕を光の刃に替えて、【狼男】の左腕を切り落とした。



シャキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉



『消えろッ❗』



 氷河は【狼男】の目の前に現れ、【狼男】の顔を右手で触った途端…………。



〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉



 【狼男】が全身……《光の炎》に包まれ、酷く苦しんでいた。



 《光の炎》に燃えている【狼男】は、氷河に襲いかかった。



〈き…………貴様‼️……〉



『死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』



 氷河は《光の玉》で【狼男】を攻撃。



バキューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗


=(;゜;Д;゜;;)⇒グサッ!!



 【狼男】の腹に大きな大穴が開いていた。



〈クソガキの分際で…………〉



『よくもボコボコに殴ってくれたなッ❗

たっぷりと返してやるぜ‼️』



 【狼男】を中心に、《光の炎》が突風となり、【狼男】を焼き付くす。



〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉



ボロボロッ❗



 【狼男】は《光の炎》に焼かれ、炭となり、消えてしまいました。

残された氷河はフラフラしながら、後ろへ倒れようとした時、《ラファエル》が優しく受け止めた。


 氷河の両瞳は《七色》に光っていた。



〖《氷河龍》‼️……よくぞッ❗……《四大天使の力》の片鱗を覚醒が出来たなッ❗


良く頑張ったな‼️……エライぞッ❗……《氷河龍》‼️〗




ピューーーーーーーーーーーーーンッ❗……ポチャンッ❗




〖《God Recovery》〗



 氷河を完全回復させた《ラファエル》。

《ラファエル》の目には涙が光っていた。



〖よくぞッ❗……試練を乗り越えた‼️……(╥﹏╥)〗



『俺だけの力ではありませんッ❗……───が協力してくれたから、勝てたんです‼️』



〖‼️……今何と言ったんだ❓(・_・?)〗



『────が《ラファエル》さんを怨んでいないと言ってたよッ❗……( ☆∀☆)


────がねッ❗……コソコソッ❗』



 氷河が《ラファエル》の右耳に、耳打ちでコソコソ話を伝えた瞬間、《ラファエル》は大号泣した。



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



 《ラファエル》は氷河を抱き抱えながら、コクリ…コクリと頷いていた。



〖あの子が力を貸してくれたんだねッ❗……有難う‼️〗


有難う‼️……有難う‼️………有難う‼️

。・゜・(ノ∀`)・゜・。〗



 氷河は《光の人影》の正体を《ラファエル》に問いただした。



『( ・ω・)∩シツモーン‼️……《ラファエル》‼️……《光の人影》の正体は誰だったのですか❓』



 《ラファエル》は涙を拭いて、質問にの答えた。



〖《氷河龍》‼️……《光の人影》の正体は1000年以上前の《奇跡の子供》です‼️……(*´・ω・`)b〗



『やはり…………そうか…………』



 氷河は《光の人影》の正体は薄々分かっていた。

《光の人影》が全ての記憶を、《氷河龍》に伝授したからだった。


 《光の人影》の悔しい気持ちと《ラファエル》の期待に応える事が、出来なかった悔しさが痛い程、《氷河龍》の魂に刻まれたからだ。


 《光の人影》の無念の想いと悲しい想いが交差する。



…………《ラファエル》を許してあげてねッ❗


頼んだよッ❗……未来の《奇跡の子供》‼️…………




 氷河は《光の人影》の伝言の全てを、《ラファエル》に伝えた。



 氷河は満面な笑みで、《ラファエル》に伝えた。



『【第2難関】は合格ですか❓』



〖試練は合格です‼️〗



 氷河は《ラファエル》にお姫様抱っこされた。



〖《氷河龍》‼️……頑張ったな‼️〗



 氷河は涙を貯めながら安堵したのか、疲れて眠ってしまいました。

 それを見ていた《ジョセフ・バレンタイン》は、黄金の《パーフェクトcube》の中で、大粒の涙を流しながら、《氷河龍》の生還に喜んでいました。



「良く頑張ったな‼️……エライぞッ❗

流石……私の弟だ‼️


最高の弟……《氷河龍》ーーーーーーーーーーーーだ‼️


自慢の弟だッ❗……。・゜・(ノД`)・゜・。」


 


 《氷河龍》は、苦戦しながらも、何とか【第2難関】を突破しました。

《ジョセフ・バレンタイン》は居残り《猛特訓》となりました。



 《ラファエル》は愛おしいそうに、《氷河龍》を優しく抱き締めるのでした。


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