心の闇
何時の間にか、激しいゲリラ雷雨は収まっていた。
氷河の意識は深い深い闇の底へと落ちてゆく。
氷河の脳裏に、見知らぬ男性と母親からの虐待された日々の記憶がフラッシュバックした。
『や……やめ…………て…………』
【お前はクズだッ❗……いらないんだよ‼️】
見知らぬ男性から暴行を受ける氷河。
【お前は生きてる価値が無いんだから、さっさと
死ねッ❗……死ねッ❗……死ねッ❗……死ねッ❗
死ねッ❗……死んでしまえッ❗……ゴミが‼️】
見知らぬ男性が氷河を死ぬ迄、殴り続ける。
母親は見知らぬ男性に暴行を受けてる氷河を見て、笑って楽しんでいた。
キャハハハ( ^∀^)……笑える‼️( ´∀`)
ボキッ❗
『ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗』
氷河の左腕の骨が折れて、左腕がみるみる腫れてゆく。
『い……痛いッ❗……痛いッ❗……痛いッ❗痛いよ‼️』
【☆私のダーリン☆……★カッコイイ★
死なない程度に殴ってねッ❗……ギャアギャアうるさいから、口にガムテープしようね‼️】
氷河は口にガムテープで貼られ、声を出して助けを呼ぶ事も出来ない‼️
氷河は無意識領域で、見知らぬ男性と母親の顔を黒く塗りつぶし、氷河の脳裏にまとわりつく。
氷河の無意識領域に虐待した母親と、見知らぬ男性がただずんでいた。
『痛い‼️……痛い‼️……痛いよ‼️』
【邪魔なんだよッ❗……死んでしまえ‼️】
母親と見知らぬ男性が笑顔で、氷河を殴り続ける‼️
氷河の心にヒビが入った瞬間、氷河は大声で絶叫した。
『辞めてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』
氷河の心が壊れ、粉々に散った。
氷河の意識は、徐々に破壊されてゆく。
《この時を待っていたぞッ❗……小僧‼️》
その時、氷河の脳裏に謎の声が聞こえてきた。
…「ククク……もっとだッ❗…もっと闇を灯せ❗」
『…………………………』
謎の声の主は、姿が見えない。
謎の声の主は、氷河を闇へと誘う為、闇の力を膨大にしてゆく。
氷河の意識は謎の声の主によって、闇の衣に包まれ、闇の卵へと変貌した。
謎の声の主は、高笑いしながら闇の力を膨大し、氷河に闇の力を与え続けた。
……「闇は良いぞッ❗……闇を受け入れよ‼️」…
氷河の意識と魂が、少しずつ消えてゆく‼️
『…………………………』
……「お前は私の獲物だッ❗……闇……とこしえの闇へ……心…の……闇を……広げるのだ‼️」……
闇の衣の中の氷河は意識がなくなり、闇へと墜ちてゆく。
……「堕天するのが運命だッ❗…無駄だ‼️…諦めろ‼️
さぁ~❗…おいで‼️……私の【特別な魂】獲物よ‼️
もうすぐだ❗…闇へ堕天したらお前の魂を食ってやるぞ‼️
……ククク……アハハハハハ'`,、('∀`) '`,、」……
氷河の意識と魂の灯火が消えかけた瞬間、突然、別な謎の声が乱入して来た‼️
〖辞めろ❗………クズ野郎が‼️
少年を堕天させないッ❗…消えろッ❗…闇の亡者め‼️〗
謎の声の主は闇の亡者に対し、光の属性攻撃を仕掛けた。
……「な…な………な……何❓️」………
ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン‼️
闇の亡者は攻撃当たる瞬間、素早く避けた。
……「私の姿が見えるのか❓️……あり得ない‼️」
慌てる闇の亡者。
謎の声の主は辺り一面、光で包み込み、闇の空間を聖なる光で一瞬で消し去った。
謎の声の主は氷河の意識を光のカーテンで包み込み、氷河の魂を保護した。
……「バカな❓️……きき貴様は何者だ‼️」……
闇の亡者は慌てた口調で怒鳴っていた。
謎の声の主は、氷河の魂に手に触れて、謎の声の主自身の聖なるの力の一部を、氷河に分け与えたのだった。
……「き…き……貴様は…ま……まま……まさか❓️」…
〖貴様などに……名乗る名前はない‼️〗
ドカドカドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーン‼️
謎の声の主は、闇の亡者へ連続攻撃しかけた。
闇の亡者はスラリとかわし、動揺している。
……「ま……まさか❓️……貴様は…ラ…ラ……」
謎の声の主は、光の大技で闇の亡者へ攻撃。
闇の亡者は避ける事が出来ず、もろにくらった。
…「お……おのれッ❗……諦めんぞ‼️
必ず……必ずや……手に入れてやるわッ❗
アハハハハハーーーーーーーーーッ❗'`,、('∀`) '`,、」
闇の亡者は光の中へと消えていった。
謎の声の主は、闇の亡者の気配が消えた事を確認した後、氷河に向けて、聖なる力を増幅させ、光カーテンを3重にし、回復力を底上げした。
〖死ぬなッ❗……少年‼️〗
氷河は光カーテンに包まれ、壊れた魂と精神が徐々に回復していく。
〖少年‼️……君が生まれて来た事が奇跡だよ‼️
君はいらない存在ではない‼️……忘れるなよ‼️〗
謎の声の主は、氷河の魂と精神が完治した事を確認し、〖光の守護神の宝珠〗(聖なる力が封印されている光輝く0.05cmの無色透明・カラーグレートDのダイヤモンド・ネックレス)を、氷河の首にそっとかけた。
〖少年よ‼️……君は闇の亡者に命を狙われている❗
けして〖光の守護神の宝珠〗を肌身離さず、身に付けておく様にするのだぞ‼️〗
遠くの方から、聞き慣れた声が聞こえてきた。
〖早かったな⁉️……時間だ‼️……少年‼️
君を心配している人達が迎えに来たぞッ❗
少年‼️……君を愛してくれる両親が必ず見つかるから人生諦めるんじゃないぞ‼️…達者でなッ❗…少年‼️〗
謎の声の主は、煙の様に姿を消した。
園長は消防へ連絡し、消防レスキューに氷河の救助を頼んでいた。
消防レスキュー隊員は氷河の救助は時間との戦いだと理解し、氷河を安全に救助が出来る様、作戦を考えていた。
氷河がいる物置ロッカーの扉破壊は氷河に危険が及ぶと判断した。
消防レスキュー隊員は物置ロッカーの天井からのアプローチする作戦を実行し、物置ロッカーの天井に■の穴を開けてから、グッタリしている氷河を持ち上げて救助に成功。
氷河は衰弱が酷く、直ぐに点滴を右手に打ち、救急隊員達が搬送先の病院を検索している。
【氷河ちゃんッ❗……氷河ちゃんッ❗……氷河ちゃん‼️】
《ミカリン》は涙を流しながら、氷河を抱き締めている。
氷河は《ミカリン》の声に反応し、薄れた意識の中、徐々に意識を取り戻した。
目の前に園長と《ミカリン》が涙を流して、氷河を抱き締めていた。
【氷河ちゃんッ❗……生きてる❗…良かった‼️】
《ミカリン》と園長は大号泣した。
氷河は再び、意識を失ってしまう。
救急車から、救急隊員が慌てて走って来た。
〈病院の搬送先が見つかりました‼️
付き添い人はいますか❓️〉
【はいッ❗……園長と私が付き添います‼️】
氷河は救急車に乗せてから、救急病院へと搬送されました。
氷河の右手の点滴されてる手に、《ミカリン》が優しく握り、暖かい温もりを感じていた。
氷河の首には、《ダイヤモンド・ネックレス》が光輝いていた。
〖けして無くすなよッ❗……少年‼️〗
氷河の脳裏に《謎の声の主》の言葉が、刻まれていた。
氷河は1ヵ月の検査入院を、余儀なくされてしまいました。




