氷河龍の轍14…………中学1年生。③
真っ暗な広々とした部屋で、男はスマホで連絡していた。
〈何だと❓……もう一度言って見ろッ❗〉
男は激昂している。
……失敗した‼️……面目無い‼️……( `_ゝ´)…………
〈ハァーーーーーーッ❓……話が違うぞッ❗
コラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗〉
男は怒鳴っていた。
男は突然立ち上がり、近くにあったガラス灰皿を壁にぶつけた。
ガシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗
ガラスの灰皿が壁に激突し、粉々に割れた。
パラパラッ❗……パラパラッ❗
〈クソガキを殺す‼️……簡単な仕事だろが❓
グダグダ言ってねーでさっさと殺して来いやッ❗
それでもプロの【殺し屋】か❓……ふざけんなッ❗
殺せーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
役立たずがッ❗……簡単に殺られやがってさッ❗……どう言う事だ❓
ターゲットをブッ殺さない限り、成功報酬は出さないからな‼️
ヽ(♯`Д´)ノコラァーーーーーーーーーーーッ‼〉
…………相手が悪すぎるッ❗………
相手は伝説の【暗殺者集団】【デストロイ】だ‼️…
〈【デストロイ】❓……何だソイツらは❓〉
………知らないのか❓…………かの有名な【暗殺者集団】【デストロイ】‼️……別名【死神】。
【裏社会】で有名な【デストロイ】‼️
【デストロイ】に命を狙われたら最後ッ❗
生きて帰った奴はいないと言われている‼️
俺は降りるッ❗……相手が【デストロイ】なら、命が幾つあっても足りないからなッ❗
【デストロイ】に喧嘩を売りたくない‼️……( ´;゜;∀;゜;)
依頼はキャンセルだ‼️……ピィッ❗……………
〈おいッ❗……待てよ‼️……(☄◣ω◢)☄〉
男の電話は一方的に切られた。
〈クソタレがッ❗……何が【デストロイ】だッ❗
ビビリやがってッ❗……それでもプロの【殺し屋】か❓〉
男は大激怒し、激昂している。
左手に持っていたドリンクを、怒り任せに握り潰した。
グチャッ❗……プシューーーーーーッ❗
ポタポタッ❗……ポタポタッ❗
男が潰したドリンクからは、ジュースが零れ、滴り落ちていた。
パリパリッ❗……カジカジカジカジッ❗…………
カジカジカジカジッ❗……パリパリッ❗……カジッ❗
男は右親指の爪をカジカジと噛み続けている。
噛み続けいる右親指の爪からは、真っ赤な血が出て出血しても、男の右親指の爪を噛む癖は止まらなかった。
ポタッ❗……ポタッ❗……ポタッ❗……ポタッ❗……
右親指から真っ赤な血が滴り落ちている。
〈おのれッ❗……ただでは済まさないぞ‼️
《氷河龍》ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️
いい事思い付いたッ❗……ククク……(ФωФ)ギラリ
必ず、息の根を止めてやるからな‼️……(ꐦ°᷄д°᷅)〉
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗
放課後……体育館で氷河達がバスケの練習中、黒の集団が再び、妨害しにやって来た。
氷河は遂に堪忍袋の緒が切れました。
『また来たなッ❗……俺達のバスケ練習に邪魔すんじゃないよッ❗……貴様らッ❗……何者だッ❓』
〈あんたらッ❗……何者だ❓〉
〈今いい所なんだから、邪魔すんなよな‼️〉
氷河に続いて、【シン】【タカ】が異議を申し出た。
…………ククク……それは済まなかった‼️
我々は《鶴神神矢》様からの依頼を受けて、《星々学園》新バスケチームとして発足ッ❗
チームは【セミプロ】【プロ】で構成されている最強のチームだ‼️
アマチュアのお前らには絶対に負けないぜ‼️……………
〈《星々学園》の公式試合に出れるのは1チームのみだ‼️
勝利するのは《黄金の龍》が勝つ‼️……(*`ω´*)〉
………‼️……何だってッ❗……聞こえないな‼️…………
〈俺達が勝つと言ってるんだよッ❗……ボケ‼️〉
黒の集団はカチンとしたのか、突然、怒りが爆発した。
…………何だとコラーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
…………俺達に勝気でいやがるぜ‼️…(☄◣ω◢)☄
……俺達のプロの底力を見せてやるわッ❗
レベルの違いを思い知らせてやるぜッ❗……(ꐦ°᷄д°᷅)……
……コテンパンにしてやる‼️……(☄◣ω◢)☄……
急遽、《黄金の龍》vs【黒の集団】とのガチ勝負が開始された。
………時間は15分、得点を多く取った方が勝ちとする‼️
異存は無いなッ❗…………
『もち……ろん‼️』
試合開始‼️……ピィーーーーーーーーーーーーーー‼️
真剣な試合が開始された。
ボールを奪ったのは【黒の集団】。
キューッ❗……キューッ❗……トントンッ❗……
パシッ❗……キュキュッ❗……バンバンッ❗……
龍はドリブルで敵のコートに攻めようとしたが、氷河の前に、身長2倍の男が立ち塞がる。
『何だコイツ❓……デカすぎッ❗……【シン】‼️』
氷河は【ナツメグ】で【シン】にパスした。
【シン】はそのまま、デフェンダーを突破した。
〈ハァ~ッ❗〉
パサッ❗……トントンッ❗
【シン】が投げたボールは、ゴールネットを揺らした。
〈ナイスショットッ❗……【シン】‼️〉
『流石だッ❗……【シン】先輩‼️』
《黄金の龍》に3pointが入った。
【黒の集団】はキレてしまった。
【黒の集団】は猛反撃し、《黄金の龍》を翻弄した結果、【シン】の得点以降、得点出来ず、《黄金の龍》は、【3 vs 45】で【黒の集団】に完敗したのでした。
『エエッ❗……嘘だろ❓……Σ(Д゜;/)/』
〈(;´Д`)ハァハァ…(;´Д`)ハァハァ…何だこの強さは❓〉
〈これが【セミプロ】との力の差なのか❓…(・_・?)〉
…………分かったかッ❗……お前達ド素人に俺達が、負ける訳が無いだろう‼️……ザマーみろ‼️……
氷河は笑顔で握手を求めた。
『あんたら強いなッ❗……俺達も精進せねばならないな‼️
試合してくれて有難うな‼️……(灬ºωº灬)』
…………お…………お前らも中々手強かったぜ‼️………
《黄金の龍》と【黒の集団】は握手を交わした。
〈次は負けないからなッ❗〉
〈次迄にはレベルアップするからなッ❗〉
『次は負けたくないから、俺達が勝つよッ❗』
…………好きに言ってろッ❗……次も俺達が勝つ‼️……
試合終了後、現地解散になった氷河達。
氷河が《星々学園》の門へ出ようとした時、誰かに呼び止められた。
〈氷河‼️……こっちへ来てくれないか❓〉
『誰だよッ❗……あゝお前は❓……(ꐦ°᷄д°᷅)』
呼び出した人物は、氷河を学校の裏側に誘導した。
『何❓……俺は忙しいんだけど………(ꐦ°᷄д°᷅)』
氷河は呼び出した相手を見るなり、嫌いな態度をとっていた。
〈氷河‼️……君に大事な話があるんだよッ❗〉
氷河の目の前に現れたのは[鶴神神矢]だった。
『何だよッ❗……何か用かよ❓(・_・?)』
〈御免なさい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〉
『エエッ❗……Σ(Д゜;/)/』
〈君を誤解していたみたいだ‼️……今迄の無礼を許して欲しい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〉
『❓……何の真似だ❓……ヽ(♯`Д´)ノコラァーッ‼』
〈本当に済まなかった‼️……許して下さい‼️
この通りです‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〉
真剣な顔して謝罪する[鶴神神矢]には、嘘がなかった。
〈俺の謝罪を受け入れてくれるか❓〉
『本当に反省しているの❓』
〈この通りだ‼️……御免なさい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〉
謝り続ける[鶴神神矢]に、一度は信じてみようと思った氷河。
[鶴神神矢]は頭を下げながら、右手を差し出している。
『もう意地悪しない❓……本当に❓(・_・?)』
〈もうしませんから、許して下さい‼️……氷河‼️〉
氷河は[鶴神神矢]の謝罪を受け入れ、[鶴神神矢]の右手に仲直りの握手したが、[鶴神神矢]の握手は力強く握って来た。
チクッ❗……ギューーーーーーーーーーーーーーーッ❗
『痛い‼️……右手痛いから手を離してくんないかな‼️』
〈ククク…引っ掛かってやんのッ❗…バカじゃないの❓
俺の白熱した演技に騙されてやんのッ❗……(ФωФ)
バカッ❗…バカッ❗…バーーーーーーーーーーーカッ❗
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーッ❗〉
[鶴神神矢]は氷河の手を強く握り続けた。
数分後、氷河が左膝を地面に付いてから、息遣いが荒くなってゆく。
『フラッ❗……あ……ああ……あれ❓(・_・?)
身体が熱い❓……身体の関節が痛い❓……(☍﹏⁰。)❓』
氷河は[鶴神神矢]を鋭く睨んだ。
『貴様ッ❗……(;´Д`)ハァハァ……(;´Д`)ハァハァ……何を……したんだッ❗……この野郎‼️……心を入れ替えたのではないのかッ❗
[鶴神神矢]ーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』
氷河が息遣いが荒い、異常な汗が大量に出てきた。
関節痛・内臓・心不全・鼻や口から吐血し、苦しんでいる氷河。
氷河が苦しんでいるのを見て、不気味な笑いをしながら、勝ち誇ったドヤ顔になっている[鶴神神矢]。
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗
〈俺様が貴様の様な貧乏人に、頭を下げて、謝罪する事は一生無い‼️……(ꐦ°᷄д°᷅)〉
『‼️……酷い‼️……信じていたのに……( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )』
バターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗
[鶴神神矢]は握手していた手を離した途端、氷河はくの字で倒れ込んでしまった。
[鶴神神矢]は倒れた氷河に、殴る蹴るの暴行しながら、不気味に笑っていた。
ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……
ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……
『‼️……痛い‼️……辞めてーーーーーーーーー‼️』
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗
〈死ねッ❗……死ねッ❗……死ねッ❗……死ねッ❗
死ねッ❗……死ねッ❗……死ねッ❗……死ねッ❗
俺に逆らう奴は死んでしまえーーーーーーーーーーッ❗〉
氷河は頭をガードして、耐えていた。
ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……
ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗
ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……
ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……
『((;´Д`)ハァハァ……お兄ちゃん…助…け…て)』
ピューーーーーーーーンッ❗……ドドドドバババァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗
[鶴神神矢]は突然、突風が吹き荒れた。
ゴゴゴゴゴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー‼️
〈何だ❓この突風は❓…吹き飛ばされそうだッ❗〉
突然、嵐が吹き荒れた。
……ドスンッ❗……ドスンッ❗……ドスンッ❗…
ドスンッ❗…
真っ赤なオーラに、身に纏っていた人影が姿を現し、ゆっくりと[鶴神神矢]に近付いてゆく。
〈誰だ❓…………〉
シュッ❗…………バシッ❗
人影は[鶴神神矢]の背後へ瞬間移動し、羽交い締めで、[鶴神神矢]の動きを封じた。
人影の正体は、真っ赤なオーラに身に纏った、ブチギレた《ジョセフ・バレンタイン》の姿でした。
「テメーーーーーーーーーーーかッ❗
俺の《龍》に何しやがったーーーーーーーーーーーー‼️
……(☄◣ω◢)☄」
〈誰だ❓お前は❓(・_・?)…汚い手を離せよッ❗〉
ボキッ❗
ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
《ジョセフ・バレンタイン》は、[鶴神神矢]の右手首を折った。
〈‼️……ち……畜生ーーーーーーッ❗……俺の右手首を折りやがったなッ❗………(ꐦ°᷄д°᷅)〉
ゴゴゴゴゴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー‼️
《ジョセフ・バレンタイン》は折った右手首から、透明な手袋を回収した。
[鶴神神矢]は背後から現れた《ジョセフ・バレンタイン》を見た瞬間、【鬼の形相】で両瞳が真っ赤に光っていた。
〈化物め‼️……((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル〉
《ジョセフ・バレンタイン》は[鶴神神矢]の行為に対し、大激怒していた。……(っ`Д´)っ・:∴
《ジョセフ・バレンタイン》は回収した手袋には、小さな針が仕込まれている事を知った《ジョセフ・バレンタイン》は【鬼の形相】で無言のまま、[鶴神神矢]の左手の甲に、針を突き刺した。
ブスッ❗
〈ああああぁーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
貴様ッ❗……何をしたか分かっているのか❓
……Σ(Д゜;/)/
針には【致死率】の高い【殺人ウィルス】が、仕込んであったんだぞ‼️
【殺人ウィルス】だぞッ❗……バカ野郎が‼️
( ´;゜;∀;゜;)〉
「だから……何だ❓……ゴルァーーーーーー!!
……٩(╬ఠ༬ఠ)و」
[鶴神神矢]は慌てて、隠し持っていた【ワクチン】を取り出した瞬間、《ジョセフ・バレンタイン》に奪われてしまった。
〈何をするッ❗……それは俺が使うんだッ❗
返せッ❗……返せーーーーーーーーーーーーーーッ❗〉
[鶴神神矢]は必死になって、【ワクチン】を奪おうとするが、《ジョセフ・バレンタイン》からは奪う事が出来なかった。
「お前はダメだ‼️……俺の《氷河龍》の命を奪おうとした大罪人ッ❗……【万死】に値するッ❗
【ワクチン】は《氷河龍》に使わせて貰うぞ‼️
恨むならッ❗……バカな真似をした己を恨むがいい‼️
俺は貴様を絶対に許さない‼️…(☄◣ω◢)☄ブチギレ‼」
〈妹の【鶴実】をビンタし、傷付けた《氷河龍》を絶対に許さない‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〉
《ジョセフ・バレンタイン》は呆れている。
「龍が女性を殴る事は絶対に無いッ❗
龍には将来結婚を誓った《フィアンセ》が居る‼️
あり得ないさ‼️……バカかテメーーーーーーは❓
断言出来る‼️……お前と違って、俺の龍は心優しい人間だからな‼️……何かの勘違いでは❓(・_・?)」
〈違う‼️……[鶴実]は大粒の涙を流しながら、俺に必死に訴えたんだッ❗お前は(#º言º)嘘付きだ‼️〉
「ついでに言っとくが…………[鶴実]はなッ❗
龍にフラれた腹いせに、龍の命よりも大切なフィアンセを、あろう事が卑劣にもボコボコにして、意識不明の重体にしたんだぞ‼️
龍は[鶴神]と聞くだけて、猛烈に怨んでいた‼️」
〈嘘だ‼️……嘘を言うなッ❗……[鶴実]がそんな事する子じゃないんだッ❗…デタラメを言うな‼️〉
「嘘じゃない‼️……[鶴実]に聞いてみろッ❗」
[鶴神神矢]は涙を流しながら必死に訴えた。
嘘だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️
〈[鶴実]から聞いたんだッ❗……俺の妹は嘘偽りのない可愛い[鶴実]なんだ‼️
それを貴様が[鶴実]に暴力を降るった時点で【万死】に値するッ❗
だから《氷河龍》を殺そうと策略を考えたんだ‼️〉
「❓……何を言ってるんだ❓……どんな理由があろうとも人殺しはダメだろ❓!!ヽ(゜д゜ヽ)(ノ゜д゜)ノ!!」
『(;´Д`)ハァハァ❓何を言ってるの❓…Σ(Д゜;/)/』
氷河は身に覚えが無かった。
[鶴神神矢]の真剣な顔に、どうも話が噛み合わない。
《ジョセフ・バレンタイン》は[鶴神神矢]の頭を潰そうと殴りかかった時、殴る手を氷河に掴まれ、止められてしまった。
シューーーーーーーーーーーーッ❗……ピタッ❗
『ダメだよッ❗……お兄ちゃん‼️…( ´;゜;∀;゜;)』
《ジョセフ・バレンタイン》の拳は氷河に掴まれて、[鶴神神矢]の顔寸前で止められていた。
「何で❓……止めるのですか❓……龍を殺そうとした大罪人ですよッ❗…何で❓…庇うのですか❓…(ꐦ°᷄д°᷅)龍❓」
氷河は高熱に魘されながらも、《ジョセフ・バレンタイン》の処刑を止めたかった。
氷河はこれ以上、《ジョセフ・バレンタイン》の両手を血で染めたくなかったからでした。
『(;´Д`)ハァハァ…(;´Д`)ハァハァ……辞めてッ❗
彼を殺さないで‼️…お兄ちゃん‼️(。・´_`・。)』
「どうしてですか❓(・_・?)」
『俺は……(;´Д`)ハァハァ……(;´Д`)ハァハァ……女性に暴力……してない‼️』
〈嘘つくなーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〉
[鶴神神矢]は怒りが大爆発した。
『俺は……(;´Д`)ハァハァ……絶対に……やっ……て………な…』
バタンッ❗
「龍ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️」
《ジョセフ・バレンタイン》は倒れた龍を担ぎ、おんぶした。
「龍‼️……しっかりしてッ❗……龍‼️……龍‼️( ̄□ ̄;)!!」
〈殺して……(;´Д`)ハァハァ……(;´Д`)ハァハァ……やる‼️〉
埒が明かないと思った《ジョセフ・バレンタイン》は、[鶴神神矢]にオデコに右薬指で触った。
「埒が明かないから、貴様に一時的に《心が読める力》を授けたぞ‼️
《心が読める力》で妹の心を読んで見るんだなッ❗
但し、地獄を見るかも知れない‼️
一応警告したからなッ❗……どうなっても知らんぞ‼️
そんなに妹[鶴実]を信じてるなら、心を読んでも問題なかろうッ❗……好きにすれば良い‼️……⳻_⳺」
〈俺の妹は美人で、俺似なんだ‼️
俺の事が大好きな[鶴実]なんだッ❗……♡(〃´ω`〃)♡〉
倒れている氷河をおんぶし、[鶴神神矢]は首根っこを掴んだまま、《✕✕救急病院》へ瞬間移動した。
シュッ❗
《✕✕救急病院》に辿り着いた《ジョセフ・バレンタイン》は、《✕✕救急病院》へ連絡した。
「済みませんッ❗……あのですねッ❗……ワケ有りでして……カクカクッ❗……シカシカでッ❗
警察に通報しないでッ❗……【殺人ウィルス】が発覚すると、都心が大パニックになるからです‼️
いつも……(;´Д`)ハァハァ……無理言って……(;´Д`)ハァハァ……
済み…………ませ…………ん………( ´;゜;∀;゜;)」
〈成る程、では【隔離病棟】へご案内します‼️〉
《✕✕救急病院》から数人のドクターと看護師達が、完全武装でやって来た。
その光景を見ていた《ジョセフ・バレンタイン》が安堵したのか、倒れ込んでしまいました。
バタンッ❗
〈しっかりして下さい‼️……ここは《✕✕救急病院》ですから、安心して下さい‼️〉
「私より弟の《氷河龍》を助…け……て……下さい‼️
これが………【ワクチン】です‼️……龍を助けて下さい‼️」
フラッ❗……(@_@)……バタンッ❗
《ジョセフ・バレンタイン》は酷い熱で意識を失ってしまった。
〈全員助けるぞッ❗……オオオォーーーーーーーーッ❗〉
《氷河龍》《ジョセフ・バレンタイン》は同室、[鶴神]家の強い要望で[鶴神神矢]は、特別室に案内された。
《氷河龍》《ジョセフ・バレンタイン》[鶴神神矢]はギリギリ助かる見込みだが、意識が戻らない。
【殺人ウィルス】の【ワクチン】があったお陰で、《氷河龍》《ジョセフ・バレンタイン》[鶴神神矢]の3人の命は助かった。
しかし、意識不明状態でした。
《氷河龍》《ジョセフ・バレンタイン》には、《西園寺理事長》と《ミカリン》と《氷河夫妻》が毎日、面会に来てくれた。
[鶴神神矢]にはカズコンの[鶴実]と友達、母親が面会に来ていたが、父親はメッタに面会に来なかった。
[鶴実]は兄[神矢]の面会にやって来たのだ。
意識不明の[鶴神神矢]を良い事に、[鶴実]の本音を包み隠さず、暴露し始めた。
……バカな奴ッ❗……あれを本気にする何て、何処迄、[鶴神]の名に泥を塗ればいいのかしらッ❗……
ピィッ❗……ピィッ❗……ピィッ❗……ピィッ❗……
〈………………………………〉
特別室の病室で、[鶴神神矢]が病院ベットの上で、意識不明で眠っていた。
キャハハハハ……((ノ∀`)・゜・。…… アヒャヒャヒャヒャ
……本当バカな兄貴ですねッ❗……アホ草ww……
…………バカな奴よッ❗……[鶴神神矢]は‼️……
……[鶴実]お嬢様の演技は天才ですわッ❗……
[鶴実]は仲良しの友達を2人呼んで、[鶴神神矢]の特別室で騒いでいた。
……腹違いの癖に[神矢]は、生意気なのよッ❗
[神矢]は次期社長に選ばれる何て、不公平だわ‼️
財産全てが[神矢]の物になる何て、納得出来ない‼️……
…[鶴実]はイケメンの兄[神矢]が居るじゃん‼️
私から見たら羨ましいわ‼️♡………
…血の繋がりが無いのに、小さい頃から[神矢]がウザかった…………キモ‼️……((゜□゜;))…………
ピィッ❗……ヒピィッ❗……ピィッ❗……ピィッ❗……
[鶴神神矢]の心拍数に微かに反応した。
……小さい頃から金魚の糞の様な奴よッ❗
彼氏でも無いのに束縛するわッ❗……兄ぶるし、鬱陶しいの一言だわ……((ノ∀`)・゜・。 アヒャヒャヒャヒャ……
………束縛キーかッ❗……それはクズ男だ‼️……
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗
[鶴実]は狂った様に不気味な笑いをしていた。
……あの《氷河龍》に纏わり付く女を痛ぶった時、最高な気分だったわッ❗
だってさ…………私をフッタ何て大罪でしょ❓
だから人を使って、ボコボコにしてあげたんだ‼️
《氷河龍》のフィアンセの女をねッ❗……(ФωФ)……
ヒピィッ❗……ヒピィッ❗……ピィッ❗……ピィッ❗……
[鶴神神矢]は意識不明だったが、[鶴実]の声で意識が戻りました。
目を瞑ったまま、[鶴実]の《心の声》が聞こえて来る。
…………私をフッタ《氷河龍》が悪いのよッ❗
迫真の演技で[神矢]を利用したッ❗
ザマーみろッ❗……クズ兄‼️……(ФωФ)
一層の事…………死んでくれ‼️……( ͡o ͜ʖ ͡o)
財産は全て私の物だから、安心してクタバレッ❗
私の為に……死・ん・で・ね‼️♡……お兄ちゃん‼️……
[鶴神神矢]右目から1つの涙が溢れた。
〈(………知りたくなかった…………こんな…………
残酷な真実知りたくなかったよ‼️……[鶴実]‼️
《氷河龍》は[鶴実]に何もしてなかったのに………
俺は…………。・゜゜(ノД`))〉
[鶴神神矢]は2代目と実母と間に生まれた子供でした。
実母は結婚後、失踪してしまった。
失踪した母親は、2代目に殺されたんだと噂が後をたたない。
結婚する前に浮気相手の女性と再婚。
[鶴神鶴実]は2代目と浮気相手との出来ちゃった婚で出来た子供。
2代目は[神矢]は失踪した母親にソックリだった為、冷たく接していた。
失踪した母親は2代目が殺したのでは❓と、噂が後をたたない。
[鶴実]は異常な溺愛ぶりに、周囲の人間はドン引きする程でした。
しかし、[鶴実]の異常な浪費癖があり、頭を悩ませていた。
最終的には全ての財産分与は[神矢]に遺言書を書き直した2代目。
[鶴実]がチョッカイを出した為に、ブティック店を潰したり、チェーン店に面白い半分に、炎上動画をネットに載せて、大炎上させて、動画再生数を稼いだりと、社員からクレームが後を立たない。
流石に経営がマイナスになり、[鶴実]を叱った2代目。
それでも迷惑行為を辞めようとはしない。
[鶴実]は反抗期で、父親に逆らい続けた結果、今に至る。
……この点滴装置の電源を落としたらどうなる❓……
母親は[鶴実]の好きにさせていた。
……電源OFFにしたら、クズがくたばるかな❓
ゴミッ❗……鬱陶しいッ❗……束縛キー野郎‼️……
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーーーッ❗
[鶴実]が不気味な笑いをしながら、点滴装置の電源をOFF にしようとした瞬間、寝ていた[神矢]が病院ベットから立ち上がり、片手で[鶴実]の首を掴み、壁ドンした。
ドスンッ❗
……あらッ❗……お兄ちゃん❓……死んだのではなかったのですか❓(・_・?)…………
〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗
何するのッ❗……辞めなさい‼️……[鶴神神矢]‼️〉
母親は狂乱し、絶叫していた。
〈俺を騙したのかッ❗……[鶴実]‼️……(#º言º)
全部嘘だと言ってくれ‼️……(T△T)
母さんはいつも……いつも……俺を名前で呼んだくれた事は、一度もなかったッ❗
[鶴実]だけ名前で呼んで、俺だけは[鶴神神矢]とフルネームだったよ‼️……何故だッ❗…何故だ‼️
何故なんだ母さんーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〉
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗
[鶴実]は甲高い声で、愉快そうに大笑いしていた。
…………バカもここ迄くればもはや病気ねッ❗
そうよッ❗……テメーーーーーーが居なくなれば、全ての財産は私の物‼️
[神矢]‼️……テメーーーーーーは邪魔なんだよッ❗
ウザイッ❗……テメーーーーーーはキモイんだよッ❗
クソがッ❗……彼氏でも無い、彼氏の資格が無いお前が、私に触れるなッ❗……下僕がッ❗
地面を這いつくばって、泥水を舐めとけッ❗
[鶴神神矢]……貴様は根っからのクズ野郎だ‼️…
('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗
[鶴神鶴実]は勝ち誇った声で笑っていた。
[鶴神神矢]は大粒の涙を流しながら、両手で[鶴神鶴実]の首を絞め殺そうとしていた。
母親が慌てて、[鶴神鶴実]を助けようと必死に、[鶴神神矢]の身体を引き離そうとしたが、ビクともしない。
〈誰かッ❗……誰かッ❗……助けてーーーーーーーーー‼️〉
ギューギューッ❗ギューギューッ❗…ギューッ❗
[鶴神鶴実]の首を絞め続ける[鶴神神矢]。
時間が経過する度、首を締める力が段々と強くなっていった。
〈信じていたんだぞッ❗…[鶴実]‼️……(*T^T)
何でなんだよッ❗……どうして何だよ‼️〉
……ウザイッ❗……キモッ❗……気色悪いわッ❗
消えろッ❗……ゴミがッ❗……………………
〈バカ……な…男………………フフフ(ФωФ)〉
ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。
ギューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
……………………ボキッ❗…………………………
キャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
=(;゜;Д;゜;;)⇒グサッ!!
[鶴神神矢]は悲鳴をあげる母親を、側にあった【万年筆】で額を深く刺してしまった。
バタンッ❗
母親は[鶴神神矢]に【万年筆】で刺された事による致命傷となり、【外傷性ショック】で殺害されました。
[鶴神神矢]は地面に倒れた母親の額に、突き刺した【万年筆】を離そうとはしなかった。
[鶴神鶴実]は壁に寄り掛かったまま、角度90度に曲がった首がブラブラしていた。
漸くして、異変に気が付いたドクターと看護師が大勢駆け付けたが、【惨劇の現場】に血の気が引いた。
戸惑っている医療従事者達。
[鶴神神矢]は大粒の涙を流しながら、母親の額を【万年筆】で突き刺している。
〈奴を離すんだッ❗〉
〈何をしている辞めろッ❗……離せーーーーーーーー‼️〉
男性看護師が[鶴神神矢]を引き離す事に成功。
[鶴神鶴実]は、病院にあった【AED】を使って直様、蘇生処置を施したが間に合わなかった。
[鶴実]と母親はその場で死亡が確認された。
病院側はすぐに警察に通報。
【殺人課捜査一課】が大勢駆け付け、病院は警察・消防のサイレンが激しく鳴り響き、周囲は一時騒然となっていた。
財閥の息子が殺人❓と、フリージャーナリストや報道機関の記者達が、捜査一課課長に詰め寄って来た。
〈何があったのですか?〉
〈事件ですか❓……事故ですか❓〉
〈何か情報を……………………〉
〈ノーコメント‼️〉
【捜査一課課長】は冷静沈着、言葉少なめで、規制線の内側に入り、病院へと向かって行った。
病院内は大騒ぎになっていた。
〈しんどい現場になるぞッ❗……覚悟しておけ‼️〉
はーーーーーーーーーーーーいッ❗
【捜査一課課長】の部下達が、一斉に気合いを入れた。
《✕✕救急病院》で【殺人事件】が起きた事を知らずに、《氷河龍》《ジョセフ・バレンタイン》は特別室で意識を回復せず、意識不明状態でした。
《氷河龍》の左右には、輝と早苗が《氷河龍》の手を優しく握って、回復する様願っていた。
《ジョセフ・バレンタイン》の左右には、《ミカリン》《西園寺理事長》が駆け付けてくれました。
【《ジョセフ・バレンタイン》さんッ❗……私のフィアンセの《氷河龍》ちゃんを、いつも気に掛けてくれて有難う‼️……♡(〃´ω`〃)♡
《ジョセフ・バレンタイン》さんは、誰が何と言おうとも、《氷河龍》ちゃんのお兄ちゃんです‼️】
《ミカリン》は大粒の涙を流しながら、《氷河龍》《ジョセフ・バレンタイン》の手を優しく握り、1日でも早く回復する事を心から願いました。
半年の月日が去り、意識不明の無いまま、《氷河龍》は誕生日を迎えました。
☆《氷河龍》身長:166.6cm 体重:58.3kg。満13歳。
☆《ダイヤモンド・ネックレス》:2.5cm。
☆《神々ブレスレット》:20%
2日前に《ジョセフ・バレンタイン》の意識を回復しましたが、氷河は意識不明のままでした。
隣の病院ベットに眠っている《氷河龍》を見て、《ジョセフ・バレンタイン》は大粒の涙を流しながら、氷河の手を優しく握り、早く目覚める時を待っていた。
2週間後、外出許可が出た《ジョセフ・バレンタイン》は人気の無い場所から、NASAの関係施設へと瞬間移動した。
シュッ❗
《ジョセフ・バレンタイン》は氷河の誕生日プレゼントを購入する為、アメリカ合衆国のNASAへ足を運んだ。
《ジョセフ・バレンタイン》はNASA航空宇宙局のお土産屋で、沢山購入しました。
ホテルへ戻ってから、氷河が大喜びしそうなプレゼントを2~3個を厳選し、スーツケースに入れた。
「龍‼️……喜んでくれるかな❓……( ͡o ͜ʖ ͡o)」
《ジョセフ・バレンタイン》は瞬間移動で日本へ帰って来た。
その頃……《✕✕救急病院》の氷河は長い眠りから漸く、目覚めの時がやって来たのだ。
…………う…………う…………う……ん…………
〖さ…………な…………早苗‼️……( ̄□ ̄;)!!〗
〖り…………りゅ…………龍❓〗
【龍❓………龍‼️】
【《氷河龍》ちゃんッ❗】
『…………う…………う…………う……ん……❓…………こ………こ…………………ど…………こ…………❓(・_・?)』
〖龍‼️…良かったッ❗。・゜・(ノ∀`)・゜・。〗
〖早苗‼️…龍が目覚めたよッ❗。・(つд`。)・。〗
ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。
輝と早苗は抱き締め、大号泣していた。
氷河は隣の病院ベットに眠っていたのは《ジョセフ・バレンタイン》であり、互いの顔を見て目が合ってしまった。
『(((*≧艸≦)ププッ‼……お兄ちゃん‼️……どうたの❓』
「お帰りッ❗…龍‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。」
《ジョセフ・バレンタイン》は大粒の涙を流しながら、微笑んでいた。
『ただいま~‼️…お兄ちゃん‼️…♡(〃´ω`〃)♡』
氷河は無事に《ジョセフ・バレンタイン》に逢えた事が嬉しかったのか、瞳に涙を一杯貯めて、微笑んでいたのでした。
NASA の正式名称は、アメリカ航空宇宙局 (National Aeronautics and Space Administration) 。




