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処刑人ZERO  作者: 月未来
36/60

氷河龍の轍13……中学1年生。②

■1年生………正の数・負の数

       文字を用いた式

       一元一次方程式

       平面図形

       空間図形

       比例・反比例

       データの分布

       確率


☆《氷河龍》身長:166.1cm 体重:58.3kg。満13歳。

☆《ダイヤモンド・ネックレス》:2.5cm。

☆《神々ブレスレット》:24%











 氷河は窓際席で[鶴神神矢]は、一番後ろの真ん中に陣取っていた。

 [鶴神神矢]には取り巻きがいて、手下が数人いた。

[鶴神神矢]は氷河を不気味な笑いをしながら、睨みつけていた。



『(¬_¬)ギロリッ❗……失せろッ❗……クズが‼️』



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



〈氷河君ッ❗……どうしたんですか❓(・_・?)〉



『鏡を見た事が無い奴が、イケメンズラしているので可笑しくって、つい笑ってしまいましたよ‼️』



ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィーーーーーーーーーーーーーー!‼



 教師を含め、全クラスメイトが氷りついた。

氷河と[鶴神神矢]の間には、見えない火花がぶつかっていた。



「また龍の悪い癖が出たなッ❗……相手を(あお)るなと言ったのに、後でお仕置きだなッ❗……全くも~‼️


ハァーーーーーーーッ❗……(ーдー)……バカ龍が‼️」



 《ジョセフ・バレンタイン》は深くため息をついた。



 大激怒している「鶴神神矢」は、《氷河龍》にターゲットを絞った。


[(《氷河龍》‼️……貴様の様な貧乏人には、《星々学園》から出て行って貰うぞッ❗

どんな汚ない手を使っても、妹を泣かした貴様は【万死】に値するッ❗……覚悟しろッ❗


《氷河龍》ーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️)]



 氷河には[鶴神神矢]は眼中になかった。

氷河の頭の中は、【バスケ部活】の事で頭が一杯だった。



 

 放課後、【バスケ部活】で氷河は、【タカ】【シン】と再会し、バスケの練習に励んでいた。

前と変わったのは、生徒の女子達が大勢駆け付けて、体育館が満員となってしまった。


 女子達のお目当ては、【タカ】【シン】【龍】の【黄金の龍】を見たさに、駆け付けて大応援をしていた。



[あれは何だ❓……❓(・_・?)]


〈有名な【黄金の龍】チームです‼️……彼らの活躍のお陰で、徐々に強くなっているのですッ❗……先輩‼️〉



ジューーーーーーッ❗



〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉



 [鶴神神矢]はタバコをプカプカと吸った後、手下の手の平に、タバコを押し付けた。



〈おいッ❗……やりすぎだッ❗……[鶴神]‼️〉



 [鶴神]のいつもつるんでる3人の中の1人が、叱咤した。


[誰がしゃべっていいと言ったんだッ❗

ああぁ~んッ❗……ふざけてるのか❓……殺すぞッ❗


アイツがいるッ❗……いい事思いついちゃった‼️]



〈(また悪巧みか❓……幼稚だなッ❗……[鶴神]‼️)〉



 [鶴神]は不気味な笑いをしながら、悪巧みをしていた。



〈じゃあ~ッ❗……またなッ❗〉


〈一緒に頑張ろうなッ❗……龍‼️……'`,、('∀`) '`,、〉


『当たり前だ‼️……【シン】【タカ】と俺達が居れば、《無敵》だぜ‼️……(*>∇<)ノ』



 氷河は《ガッツポーズ》をとった。

【シン】【タカ】も同じく、《ガッツポーズ》をとって、仲間意識をシンクロさせた。


『負ける気がしない‼️……(((*≧艸≦)ププッ』


〈当たり前だッ❗……俺達は…………〉


〈【黄金の龍】なのだからな‼️……(*^▽^)/★*☆♪〉



バイバイッ❗……待たね‼️……(* ^ー゜)ノ



 【黄金の龍】チーム達は、帰り道がバラバラだったので、現地で解散となりました。







 氷河が帰宅中、氷河と同じ制服を着た男子生徒の1人が、3人組の半グレに、カツアゲされている現場を目撃してしまった。

 男子生徒は半グレの1人に首を掴まれたまま、電柱に押し付けられ、大粒の涙を流しながら、助けを求めていた。



〈た……助けて…………〉



 氷河は地面にあった小石を蹴っ飛ばし、電柱にぶつけた。



カーーーーーーーーーーーーンッ❗



〈ああぁんッ❗……何だテメーは❓……(`_´メ)〉


〈何見てんだよッ❗……クソガキがッ❗〉


〈親分‼️……こいつ同じ制服みたいですぜッ❗〉


 半グレの頭がジワジワと、氷河に近付いて来た。



〈タンマリ金を持ってそうだなッ❗……小僧‼️

俺今ッ❗…金欠なんだわッ❗…金貸してくれないかな❓

クソガキ‼️…金よこせ‼️……さっさとよこしなッ❗

グズ野郎が‼️…絞め殺すぞッ❗……コラー‼️(`_´メ)〉



『‼️……(☄◣ω◢)☄……イラッ❗』



 氷河と睨み合いながら、クチャクチャガムを噛んでいる半グレの(かしら)が、ゆっくりと氷河に接近して来た。

 氷河は半グレの頭と、睨みあいしている。



〈金だせッ❗……クソガキが‼️〉



『ハァ~ッ❗……面倒臭いなッ❗……(ーдー)』




ドンッ❗




 氷河は[鶴神神矢]のせいで、イラだっていた。

先に手を出したのは氷河でした。

 氷河は半グレの頭の腹を鋭い蹴りで、蹴っ飛ばし、吹き飛んだ。



ドスンッ❗



 蹴られた半グレは壁に激突した。



〈ううぅ………良くも…………やりやがったなッ❗

クソがッ❗……( ;゜皿゜)ノシ〉




〈親分に何するんだッ❗……この野郎が‼️〉



 半グレの1人が、氷河を狙ってぶん殴ろうとしていた。

氷河は殴りかかって来た半グレの腕を掴み、背負い投げで投げ飛ばした。



ドスンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



〈い……痛い…………〉



〈このクソガキ‼️……舐めやがってッ❗〉



 半グレの最後の1人が、ナイフを持って、氷河を脅した。



〈舐めやがってッ❗ブッ殺してやるッ❗クソガキが‼️〉



シャキーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 相手が凶器のナイフで脅されても、魚籠(びく)ともしなかった。



『俺を舐めるなッ❗』



シュッ❗……バキンーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 氷河は重い回し蹴りで、半グレの顔を蹴っ飛ばした。

氷河が半グレ達を始末した時間は、たった3分の出来事でした。

 氷河はぶっ倒れている半グレ達に、【殺気】を出して威嚇した。



『2度と俺の学校生徒に対し、危害を加えてみろッ❗

次は頭をカチ割るぞッ❗……ブッ殺してやるからな‼️

覚悟しろッ❗……クズ野郎共‼️……(☄◣ω◢)☄』



ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィーーーーーーーーーーーーーーー!



〈済みませんでした‼️……!!ヽ(゜д゜ヽ)(ノ゜д゜)ノ!!〉



 半グレ達はぶっ倒れている連中を連れて、さっさと立ち去りました。



〈アイツは強すぎるッ❗〉


〈関わるのは辞めましょう‼️……親分‼️( ´;゜;∀;゜;)〉


〈アイツはヤバ過ぎるでヤンス‼️……( ;-`д´-)〉



 氷河は電柱に押し付けられていた少年に近付いて行く。



『お前さッ❗……弱すぎだから、舐められるんだよ‼️

しっかりしろッ❗……もっと強くなれ‼️』


〈助けてくれてありがとう‼️……お名前は…………〉



『名乗る名前はね~よッ❗……気を付けるんだぞッ❗

小僧‼️……( ͡o ͜ʖ ͡o)』



 氷河はスタスタと帰って行った。

残された少年は唖然している。



〈(カッコイイな‼️♡…………♡(〃´ω`〃)♡)〉



〈(超ビック3の1人《氷河龍》さんに間違い無い‼️

ありがとう‼️♡……《氷河龍》さん‼️……( 〃▽〃)〉



 カツアゲされていた少年は、氷河に感謝していた。

カツアゲされていた少年は、《氷河龍》に助けられたキッカケで、《警察官》となり、人々達を守る《正義のヒーロー》となるのでした。


 氷河は背中に、通学バックを背負い、歩いていた。



『夕飯の母さんの手料理は何かな❓……ハンバーグ❓

カツ丼❓……母さんが作る料理は何でも美味しいから、何でもいいやッ❗……♡(〃´ω`〃)♡』



 氷河は夕飯の事しか頭になかった。

久々に習い事もなく、自由な時間をどう過ごそうか、ワクワクが止まらなかった。



『こう言う時は……………………』



 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》にテレパシーを送った。



…………お兄ちゃん‼️……また《特別プライベート》へ行ってもいい❓……❓(・_・?)…………



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河のテレパシーを感知した。



…………もう少し待ってくれッ❗……後少しで仕事が終わるから、それ迄、待ってくれるか❓……龍‼️……



……OK‼️♡……待ってるねッ❗……お兄ちゃん‼️……



…………30分後、公園でおち逢おう‼️……………



…………了解‼️……( v^-゜)♪…………



 氷河は宿題をサクッと終わらせた後、出掛ける用意をしていた。



〖今から出掛けるの❓(・_・?)〗



『ちょっとお兄ちゃんと遊んでくるねッ❗

大丈夫だよッ❗……母さん‼️』



〖気を付けてねッ❗……龍‼️……( 〃▽〃)〗



 氷河は元気で、公園へ出掛けました。



ギーーーーーーーーコッ❗……ギーーーーーーーーコッ❗



 ブランコに乗りながら、《ジョセフ・バレンタイン》を待っていた。



…………龍‼️……待たせたなッ❗………………



「準備出来てるぞッ❗……龍‼️……行こうかッ❗……」


『はいッ❗……( ≧∀≦)ノ』



シュッ❗




挿絵(By みてみん)



 《特別プライベート》にやって来た氷河は、クルクル回りながら、《宇宙遊泳》を楽しんでいました。



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



 氷河は嫌な事が一瞬で忘れられた。



「私も長時間、持続出来る様、《AAAサイキック》の力を、パワーアップさせねばなるまいなッ❗

頑張るぞッ❗……オッス‼️……ヾ(●゜▽゜●)♡」



 《ジョセフ・バレンタイン》は能力向上に意欲を見せた。

《ジョセフ・バレンタイン》は《宇宙空間》を漂っていた。



「(龍と一瞬にいる時が幸せだ‼️…(((*≧艸≦)ププッ‼)」



 氷河と《ジョセフ・バレンタイン》は、《宇宙遊泳》を時間の許す限り、楽しんでいた。

  





 氷河はバスケの練習に熱心でした。

《黄金の龍》【シン】【タカ】【龍】の3人は、いつも通りに練習していました。



ガラガラ……バタンッ❗



 体育館に上下真っ黒なユニホームを着た団体が入って来た。



『誰❓(・_・?)』

〈何だ❓……アイツら❓(・_・?)〉

〈‼️……何だコイツら❓(・_・?)〉



…………お前らが例の《黄金の龍》か❓………………



………さっさと出て行け‼️………………



『何だよッ❗……アイツら❓(・_・?)』



 《黄金の龍》を追い出された。

【シン】【タカ】は文句を言わずに、氷河と別れた。








 氷河が帰宅中、目の前に突然、7人の男達が姿を現し、道を塞いだ。

 7人の男達は【殺気】を出し、《氷河龍》を殺す気満々でした。





『‼️……ああぁん❓……何だお前らは❓(・_・?)』



〈貴様が《氷河龍》か❓……ちっと面かしなッ❗〉



『何すんだよッ❗……離せよッ❗……離せってばッ❗』




 氷河は7人の男達にとっさに、身動きを封じられ、抑えられてしまった。

 逃げる隙を与えない7人の男達。



〈逃げるなよッ❗……すぐ終わるから‼️〉






……ヘイヘイヘイへーーーーーーイッ❗…待てよッ❗…




シュッ❗




 氷河と7人の男達は別な場所へ瞬間移動した。

瞬間移動先は人里離れた森。

 7人の男達は慌てて武器を装備し、いつでも射撃出来る体制を取った。

7人の男達の1人は、機関銃を氷河の顔に照準を向けて威嚇した。



カチャッ❗……出て来い‼️……(#`皿´)



 謎の声が木霊する。




…………プロの傭兵が7人係りで、1人の少年を殺害しようとは、地に堕ちたなッ❗……【Black bulldog】‼️

プロの傭兵もただの殺し屋集団って訳かッ❗……おいッ❗

戦争屋が聞いて呆れるぜッ‼️…………



〈何者だッ❗……テメーは❓……(ꐦ°᷄д°᷅)〉


「貴様らに名乗る名前は無いわ‼️……(☄◣ω◢)☄」



 人影が空から、ゆっくりと降りて来て、地面に浮いたまま、停止していた。



『‼️……(お兄ちゃん‼️……助けて‼️)』



 氷河は口を塞がれ、身動きが取れない。



「(待ってろッ❗……龍‼️……(; ・`д・´))」



 人影の正体は《ジョセフ・バレンタイン》だった。

《ジョセフ・バレンタイン》は空中を浮いたまま、【Black bulldog】を鋭く睨んだ瞬間…………。



シュッ❗……ドスーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 氷河を捕まえていた傭兵の腹を蹴っ飛ばし、氷河を取り戻した。

 氷河は一瞬目を瞑ってしまったが、何故か怖くなかった。

 氷河はゆっくりと目を開けるとそこには、《ジョセフ・バレンタイン》にお姫様抱っこされている姿でした。



『助けてくれて有難う‼️……お兄ちゃん‼️……(灬ºωº灬)


お兄ちゃん‼️……恥ずかしいから下ろしてッ❗,,Ծ‸Ծ,,』



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河をゆっくりと下ろした。



『俺も戦うぞッ❗』



「ダメだッ❗……相手は【プロの殺し屋】だッ❗

私が相手するから、私の背中に隠れて下さい‼️」



〈誰だ貴様はッ❗……折角の獲物を奪いやがって、そのガキには、多額の報酬がかかっているんだよ‼️

邪魔するなッ❗……貴様を蜂の巣にしてやるからなッ❗(#゜Д゜)ノ〉



 《ジョセフ・バレンタイン》の目付きが変わった。



「ほほぅ~‼️……私を殺すと申すのか❓……(ꐦ°᷄д°᷅)

何年ぶりだろうな❓こんな不愉快な事を言われたのは❓」




シャキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



コロッ❗……コロッ❗……バタンッ❗……バタンッ❗



 光が走った瞬間、傭兵の2人がクビを刎ねられ、地面に倒れていた。

《ジョセフ・バレンタイン》は右手に媚びれついた血を、ペロリッと舐めて、不吉な笑みを浮かべていた。



〈いきなり何やりやがったんだッ❗……この野郎‼️〉



〈一瞬で…………殺しやがったッ❗〉



〈まさか…………まさか…………あの……有名な【暗殺者集団】【デストロイ】か❓…そうなのか❓

((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル〉



「だったらどうする❓」



〈ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィーーーーーーーーーーーーー!!〉



「後……5人だなッ❗…………【デストロイ】の名を口にしたらどうなるか、分かってるよな‼️……(#・∀・)」



〈済みませんッ❗……済みませんッ❗……どうか……命だけは助けて下さい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〉



 《ジョセフ・バレンタイン》は傭兵達の心を読んだ。



「(‼️……[鶴神神矢]かッ❗……ふざけた真似しやがって、後でたっぷりとお仕置きしてやる‼️)


私の大切な家族を殺そうとする等、言語道断‼️

【万死】に値するッ❗……死ねッ❗……クズ野郎共‼️」



シュッ❗



 《ジョセフ・バレンタイン》は右腕で左から右へ横の線を書いた途端、傭兵全員が姿を消した。

《ジョセフ・バレンタイン》に飛ばされた傭兵達部隊は、某アマゾン森林地帯の山奧にある、【オオアリ】の巣に一斉に落とされた。

 落下して来た傭兵のせいで、【オオアリ】の巣が破壊され、【オオアリ】は大激怒。


 【オオアリ】の巣からは大量の【オオアリ】が集団で、傭兵達に襲いかかって来た。




〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗

グボッグボッ❗……グボッグボッッ❗〉



〈助けて……グボッグボッグボッ❗〉



〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉



〈グボッグボッグボッ❗……〉


 ジタバタして、最後の抵抗している傭兵集団。

傭兵達の口の中に大量の【オオアリ】が止めどなく、入り続けていた。


 【オオアリ】は餌の弱点である場所を徹底的に食いつくす。

 人間の場合、心臓と脳を食い破り、死亡させた後、【オオアリ】の巣へ引き摺り込む想定される。


 内臓を食い破られ、面玉から【オオアリ】が大量に出て来た。

 傭兵達は身体中、【オオアリ】に食われ続け、ゆっくりと時間を掛けて、【オオアリ】の餌食となってしまいました。

 【オオアリ】は肉食で、肉食なら何でも食べる恐ろしい生き物。


 【オオアリ】の獰猛(どうもう)さは世界一。


 傭兵達の口に大量の【オオアリ】が入り、内臓を食い破りながら、全身を食べてゆく。

身体全体を【オオアリ】に包まれたら【オオアリ】の巣の中に引き摺り困れて死ぬ。


 骨も残らない、獰猛な肉食昆虫【オオアリ】。

【オオアリ】の巣には、7人の傭兵達が頭に突き刺さったまま、立っていた。

まるで【墓石】の様だった。




ガリガリッ❗……ゴリゴリッ❗……グシャグシャッ❗


ボリボリッ❗……ボキボキッ❗……ギリギリッ❗……




 【オオアリ】の巣には、人間を食べられてる【咀嚼音(そしゃくおん)】が、永遠と聞こえて来た。



ガリガリッ❗……ゴリゴリッ❗……グシャグシャッ❗


ボリボリッ❗……ボキボキッ❗……ギリギリッ❗……



 傭兵集団の死体は徐々にジワジワと【オオアリ】の巣へ飲み込まれてゆく。

口と鼻に入られたら最後、【オオアリ】の餌となるだろう。

 傭兵集団達の【咀嚼音】は長い時間、消える事はなかった。



ガリガリッ❗……ゴリゴリッ❗……グシャグシャッ❗


ボリボリッ❗……ボキボキッ❗……ギリギリッ❗……



 




 傭兵集団達から氷河を救い出した《ジョセフ・バレンタイン》は、氷河の頭を優しく撫でてから安堵しました。




「間に合って良かったです‼️……ヾ(●゜▽゜●)♡」


『助けてくれて有難う‼️……( 〃▽〃)』


「帰りましょうか❓……龍‼️……( ͡o ͜ʖ ͡o)」


『あの悪い奴らはどうなったの❓』




 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》に聞いた。

心を覗いたが、真相は分からなかった。



「何の事かなッ❓…(*ゝω・)ノ」


『惚けないで、教えてよッ❗』


「知ーーーーーーらない‼️……(*>∀<*)ノ」


『意地悪だなッ❗…お兄ちゃんは‼️…ヾ(*`⌒´*)ノ』




('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



 氷河と《ジョセフ・バレンタイン》は仲良く、家に帰りました。







 週末……《ジョセフ・バレンタイン》邸に、氷河がお土産を持って現れた。



ピンポンッ❗



「はい……………………」


『こんにちわッ❗……お兄ちゃん‼️……( ≧∀≦)ノ』


「ゲッ❗……( ゜ロ゜)!!」


『今、ゲッ( ゜ロ゜)!!と言った‼️』


「何で❓……ここが分かったんだ❓」



『西園寺理事長叔父ちゃんから、住所を教えてくれたんだよッ❗

お兄ちゃんの家に遊びに来たんだ‼️……(#^.^#)』



「分かったッ❗……ちょっと待ってろ‼️」



ガタガタッ❗……ドタバタッ❗……痛い‼️……



『♡(〃´ω`〃)♡……(’-’*)♪……( ゜д゜)ポカーン』



ガチャンッ❗……ドスンッ❗……バタンッ❗……

ゴンッ❗……ドスンッ❗…バタンッ❗…ドスンッ❗



『エエッ❗……Σ(Д゜;/)/』



ガチャンッ❗……ドスンッ❗……バタンッ❗……

ゴンッ❗……ドスンッ❗…バタンッ❗…ドスンッ❗



 《ジョセフ・バレンタイン》邸から、物凄い音が鳴り響きました。



『( ̄□ ̄;)!!…………来てマズかったかなッ❗』



 氷河はドン引きしている。

《ジョセフ・バレンタイン》邸から漸く、静かになりました。




カチャッ❗……キィーーーーーーッ❗




「ようこそッ❗……いらっしゃいッ❗……龍‼️

(⌒‐⌒)」



 《ジョセフ・バレンタイン》邸の玄関扉が開いた。



 氷河が《ジョセフ・バレンタイン》邸に入ると、玄関先に《軌道戦士ガンダムの赤い彗星MS》が飾っていた。

 氷河は勝手に奥の部屋を開けると、急いで片付けた後が残されていた。



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



「何で勝手に開けるんだッ❗……( ̄□ ̄;)!!」




バターーーーーーーーーーーーンッ❗




 《ジョセフ・バレンタイン》は急いで扉を閉めた。



クスクスッ❗……クスクスッ❗……クスクスッ❗



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



 氷河は大爆笑していた。



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



「笑うなッ❗……(*;゜;艸;゜;)」



 《ジョセフ・バレンタイン》は赤面していた。

氷河は笑いのツボに入ってしまい、笑いが止まらなかった。



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗




「何しに来たんだよッ❗……龍‼️……(ꐦ°᷄д°᷅)」




 《ジョセフ・バレンタイン》は機嫌が悪かった。



『奥の部屋で見た事は《秘密》にしておくからッ❗

安心してお兄ちゃん‼️……(*ˇωˇ*人)』



 《ジョセフ・バレンタイン》は膨れて怒っていた。



「絶対に秘密だぞッ❗……龍‼️……(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)」



 《ジョセフ・バレンタイン》邸は静かで、部屋の模様替えはヒットマンの部屋だった。

部屋中、何か隠されてる秘密道具ばかりが置いてあって、氷河にとってワクワクが止まらない《ジョセフ・バレンタイン》邸でした。



『お兄ちゃん‼️……助けてくれたお礼にいい物を持って来たよッ❗』



 氷河夫婦が氷河を助けてくれたお礼に、《ジョセフ・バレンタイン》が大好物の《マスクメロン》2個を、氷河に持たせた。



『お兄ちゃん‼️…一緒に食べよう‼️…♡(〃´ω`〃)♡』



 氷河はキッチンへ行くと、全く使っていないのか、とても綺麗でした。



『お兄ちゃん❓……料理しないの❓(・_・?)』


「私は料理は苦手です‼️……(*´・ω・`)b」


『お兄ちゃん❓……包丁は何処にあるの❓』


「ここだよッ❗」



 《ジョセフ・バレンタイン》の部屋には至る所に、武器やナイフを仕込んであった。

隠してあったサバイバルナイフを、氷河に手渡した。



シャキーーーーーーーーーーーンッ❗……パカッ❗



 氷河は《マスクメロン》を真っ二つにした後、真ん中の種をくり抜き、生クリームをたっぷりとかけました。

 


『出来上がり‼️……(՞˶・֊・˶՞)

お兄ちゃん‼️……《マスクメロン》を召し上がれ‼️


俺の命を助けてくれたお礼だよッ❗

沢山食べてねッ❗……お兄ちゃんの誕生日の時、俺が《マスクメロン》と《誕生日ケーキ》をプレゼントするからね‼️……⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄

お兄ちゃんの誕生日はいつなの❓(・_・?)』



 《ジョセフ・バレンタイン》は2度見した。

絶品高級の《マスクメロン》が半分を生クリームにのせて食べる等、贅沢な食べ方に思わず、スマホで写真撮影してしまう程、《ジョセフ・バレンタイン》はメチャクチャ嬉しかった。⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄



パシャッ❗



「本当に食べていいのか❓」



『はいッ❗……スップンで食べて‼️


いらないなら、俺が食べるけど…………』



 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》分の《マスクメロン》を奪おうとした時、《ジョセフ・バレンタイン》の本音が出た。



「ダメーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️


私の《マスクメロン》だ‼️…ヽ(`Д´)ノプンプン」



 氷河から《マスクメロン》を奪い返した《ジョセフ・バレンタイン》。

 《ジョセフ・バレンタイン》はスップンを片手に《マスクメロン》を掬い上げてから、口の中に入れた途端、満面な笑みで微笑んでいた。


 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》が《マスクメロン》を食べてる時、無邪気な子供の様な満面な笑顔で微笑んでいた事を、早苗から耳打ちされていた。



『(母さんの言っていた事は本当だったッ❗

これが本来の《ジョセフ・バレンタイン》の素顔だって事を、本人は気づいていない‼️

これは氷河家だけの《秘密》にしておこう‼️)』



パクッ❗……旨い‼️♡……パクッ❗…旨すぎる‼️



 氷河は幸せそうに食べている《ジョセフ・バレンタイン》が、大好きになりました。



『(いつも俺を守ってくれて有難う‼️…お兄ちゃん‼️)


お兄ちゃん‼️……有難う‼️……(՞˶・֊・˶՞)』



 《ジョセフ・バレンタイン》は照れていた。



「たいした事はしてないからッ❗……龍を《死守》するのが、俺の役目だから気にしなくていいぞ‼️」



 氷河は突然、立ち上がり、《ジョセフ・バレンタイン》の背後から抱き付いた。



『有難う‼️……お兄ちゃん‼️……⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄』



 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》に、心から感謝を伝えました。



「(みんなに愛されるのは悪くない‼️…(՞˶・֊・˶՞)

これが《兄弟の絆》なのですねッ❗(*ˇωˇ*人))」



 《ジョセフ・バレンタイン》は幸せを噛み締めていた。


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