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処刑人ZERO  作者: 月未来
35/60

氷河龍の轍12……中学1年生。新学期①

■1年生…………正の数・負の数

       文字を用いた式

       一元一次方程式

       平面図形

       空間図形

       比例・反比例

       データの分布

       確率


☆《氷河龍》身長:163cm 体重:57.2kg。満12歳。

☆《ダイヤモンド・ネックレス》:2.4cm。

☆《神々ブレスレット》:20%












  氷河は無事に《中学》へ進学。

中学生のブレザー制服は、上下(水色)・立襟と襟(白)・ズボンの襟(白)。


 《通学バック》は21㍑入る便利なバック。

《通学バック》には【Hoshiboshi-academy】と学校名が刻まれていた。





 氷河はいつも通り、学校へ行った。

クラスルームに入ると、仲良しの【タカ】【シン】が同じクラスになった。



〈オッハ―ッ❗……氷河‼️〉



〈宜しくなッ❗……氷河‼️〉



『おはようッ❗……同じクラスになってラッキーだぜ‼️……こちらこそッ❗……宜しくねッ❗』



〈アイツらが調子乗せていいんですか❓〉



〈イケメンは我々の坊っちゃんに相応しい‼️〉



[理事長‼️……早速、クラス替えをしたまえッ❗

イケメンは僕だけで十分だろ❓……(#`皿´)]



〈しかし‼️……教員が考えた《クラス替え》なので、そんな簡単には…………( ´;゜;∀;゜;)〉



バンッ❗




[クラス替えしないと、お前をクビにするからなッ❗]



((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル…………



 少年は理事長のデスクを思いっきり叩いて、脅した。




[アイツが居るんだよッ❗……アイツが…………

あの《氷河龍》が、俺の大事な妹の【鶴実】を泣かしたんだよッ❗……あのクソガキが‼️


《氷河龍》を絶体にブッ殺してやるからな‼️(#゜Д゜)]




 《星々理事長》の椅子に座っていた少年が大声を出して、《星々理事長》を脅迫していた。



 少年の名は[鶴神神矢(つるがみしんや)]。

氷河と同じ新学年に編入して来た。


 【鶴神グループ】の理事長の[鶴神鶴実(つるがみつるみ)の兄]。

【鶴神グループ】は《星々学園》創立メンバーの1人。

 [鶴神神矢]は全国模試で1位。

黒髪のロングヘアー。右耳にピアスをしている。

瞳:茶色・モデルスタイルでイケメン美少年。

既に専属雑誌モデルをしている《星々学園》の目玉のタレントが、《星々学園》に編入した事で話題になっている。

………超売れっ子モデル。


 性格は甘やかされて育った為、我儘と自己中の塊。

何でも思い通りにならないと気が済まない性格。

妹[鶴神鶴実]を溺愛している。カズコンである。

妹を泣かせた《氷河龍》を目の敵にしていた。




 《黄金の龍》と言われる3人衆が集うのはメッタになく、大騒ぎとなってしまった。

それも学校一の超イケメン3人組が、1つのクラスに配属になった事で、学校では大問題になりました。

 特に保護者からの反対の苦情が凄まじく、学校側は苦渋の決断で、【シン】【タカ】【龍】の3人組をバラバラに配属し直しました。



『エーーーーーーーーーーーーッ❗……そんなッ❗

【タカ】【シン】と一緒に、学校生活を楽しもうとしていたのに❗…………酷いよ‼️……( ・`ω・´)』



〈【龍】‼️……バスケの部活で逢えるから、そんなにガッカリするなッ❗〉



 【シン】は冷静に答えていた。



〈そうだぞッ❗……【龍】‼️……ガッカリするなッ❗

バスケの部活で逢えるんじゃんかッ❗〉



『うんッ❗……そうだね‼️』



〈俺達《黄金の龍》の《絆》は誰にも切れないんだ‼️

だろ❓(・_・?)……《氷河龍》‼️……("⌒∇⌒")〉




『俺達《黄金の龍》の《絆》は、誰にも引き裂かれないんだ‼️…………。・゜・(ノ∀`)・゜・。』



 氷河は少しだけ、涙ぐんでいた。



バシッ❗……〈しっかりしろッ❗……【龍】‼️〉



 氷河の背中を思いっきり、ブッタのは【タカ】でした。



ナデナデッ❗……ナデナデッ❗



 氷河の髪の毛を、優しく撫でてくれたのが【シン】でした。



〈すぐまた逢えるぜッ❗〉



〈後でなッ❗……【龍】‼️〉



『部活で逢おうぜッ❗』



 【タカ】【シン】は別々のクラスに、配属になってしまいました。






 氷河のクラスに、[鶴神神矢]が編入して来ました。

クラスメイトの女子達が、黄色悲鳴を上げていた。

女子の中には、失神する者迄、出てしまう始末。


 氷河の時は小さな歓声が上がったのに対し、[鶴神神矢]がクラスに入って来た時、大歓声が上がった。




〈キャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉



〈嘘でしょッ❗……夢かしらッ❗……超イケメンの[鶴神神矢]様が編入して来たわ‼️♡


キャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーッ❗〉



〈《氷河龍》君に続いて、超イケメンハンサムの[鶴神神矢]様と同じクラス‼️♡…死んでもいい‼️♡(〃´ω`〃)♡〉



『じゃあ~死ねばッ❗……煩い女‼️……(¬_¬)』



「龍‼️……相手に死ねば何て、言うんじゃない‼️

悪い奴だけにしなさい‼️……( ・`д・´)」



『御免なさい‼️……お兄ちゃん‼️…(*- -)(*_ _)ペコリ』



 氷河は黙り混んでしまった。



〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉



 氷河は[鶴神神矢]を見て、冷たい視線で睨んでいた。



『(あいつの妹が、何の罪も無い《ミカリン》をボコボコに殴って、《瀕死の重傷》を負わせた敵だ‼️

顔を洗って待ってろッ❗…ボコボコにしてやるからなッ❗

ブッ殺してやる‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ)))』



 氷河は心の中で、復讐心を燃やしていた。

氷河の【殺気】が出てしまい、周囲の生徒達は気絶してしまいました。




「アチャーッ❗…やっちゃったよッ❗……( ´;゜;∀;゜;)」



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河に呆れていた。




「龍‼️……落ち着きなさいッ❗……ダメだよッ❗

善人に【殺気】を出してはダメ‼️……辞めなさい‼️」



 遠くから見守っていた《ジョセフ・バレンタイン》が、インカムで氷河に指示した。

 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》の鶴の一声に反応し、気持ちを落ち着かせた。



『(お兄ちゃん‼️……でも…………)』



「相手はザコッ❗……龍の敵ではありませんが、用心に越した事はありません‼️……油断しない様に‼️

【殺気】は悪い奴で殺したい相手のみ、使用して下さいね‼️……(*´・ω・`)b」



パチンッ❗



 氷河の【殺気】で気絶した生徒と先生達を、《ジョセフ・バレンタイン》は一気に治した。

気絶した人達を起こした《ジョセフ・バレンタイン》。



『(ありがとう‼️……お兄ちゃん‼️)』



「(どういたしましてッ❗……ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎)」



 氷河は窓際席で[鶴神神矢]をシカトして、窓の外を見つめていた。



[‼️……シカトするとはいい度胸しているなッ❗

《氷河龍》‼️……舐めてるのか❓……(#`皿´)]



『さっさと席に座れよッ❗…バーーカ‼️'`,、('∀`) '`,、』



[私をバカ呼ばわりしたのは……お前が始めてだ‼️]



 [鶴神神矢]は激怒して、《氷河龍》を鋭く睨んでいた。


 氷河の中学の新学期は波乱の幕開けとなった。

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