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処刑人ZERO  作者: 月未来
33/60

《捕らわれた魂》

 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》の《精神世界》へ無事にダイブ成功した。



 ダイブした直後、真っ暗な空間が広がっていた。



『全く何も見えない‼️』



 氷河は深く潜る度、《ジョセフ・バレンタイン》の【悲しみと絶望】が伝わってくる。

氷河は大粒の涙を流しながら、深く潜って行く。



『お兄ちゃん‼️……何があったの❓……。・(つд`。)・。

涙が止まらないよッ❗……。・゜・(ノД`)・゜・。』



 真っ暗な空間に、沈んでゆく氷河。




…………守れなかった…………




『お兄ちゃん❓(・_・?)』




……救えなかった……俺は………クズ野郎だッ❗……




 深く沈んで行くと、《ジョセフ・バレンタイン》の心の叫びが聞こえて来た。



 氷河は大号泣しながら、沈んでゆく。

深く潜って行くと、目の前に人影が見えてきた。

人影は【真っ黒な液体】に、全身8割が包まれ様としていた。



『‼️……あれは……何❓(・_・?)』



パキンッ❗



『あれ❓……先へ進めない❓……何だコレ❓』



 氷河の目の前には、《見えないバリア》が張られていた。

 


ドンドンッ❗



『何だコレ❓……壊れない何かが張られている❓』




…………何しに来た❓……帰れッ❗………………




『お兄ちゃん‼️……俺だよッ❗…《氷河龍》だよッ❗』




…………ほっといてくれッ❗………………




『お兄ちゃんーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』



ドンドンッ❗……ドンドンッ❗……



 氷河は大粒の涙を流しながら、《見えないバリア》をドンドンッと叩き続ける。



『お兄ちゃん‼️……………』




…………帰れッ❗……もうほっといてくれッ❗………




『お兄ちゃん…何で❓……そんな事を言うんだよッ❗

酷いよ‼️……お兄ちゃん‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。』




 氷河は大号泣していると、別な声が聞こえてきた。




…………煩いガキねッ❗……さっさと帰れッ❗

ダーリンは私だけの物だから、さっさと帰んな‼️…………



『エエッ❗……Σ(Д゜;/)/』



 《ジョセフ・バレンタイン》の身体を抱き締めたのは、髪の長い女性だった。

髪の長い女性は愛おしそうに、《ジョセフ・バレンタイン》を抱き締めている。




〈ダーリン‼️♡……ずーっと一緒だよッ❗〉


「あ~ッ❗……一緒だよ‼️」




 《ジョセフ・バレンタイン》は身体が徐々に【真っ黒な液体】が、両目以外包み込んでゆく。

《ジョセフ・バレンタイン》は精神が絶望してしまい、生きる希望を失っていた。



ブクブクブクブクッ❗



 真っ黒な物体が《ジョセフ・バレンタイン》の全身を包み込んだ‼️





○o。.ブクブク.。o○……○o。.ブクブク.。o○

 


「‼️……………………………」



○o。.ブクブク.。o○……○o。.ブクブク.。o○




〖‼️……反応があったッ❗〗





 《ラファエル》は心配そうに《ジョセフ・バレンタイン》を見つめていた。



〖(頼んだぞッ❗……《氷河龍》‼️……(*´ー`*))〗





 氷河は大粒の涙を流しながら、訴え掛けた。



『お兄ちゃん‼️……何で【絶望】しちゃったの❓

どうして❓……生きようとはしないの❓』




…………煩いッ❗……黙れッ❗……




『黙らない‼️……どうしちゃったんだよッ❗』




…………煩いッ❗……煩いッ❗……黙れッ❗……




 《ジョセフ・バレンタイン》は激怒していた。

それでも氷河は大粒の涙を流しながら、くってかかる。



『お兄ちゃん‼️……グスン(ノ_・、)……お兄ちゃんの側に居る女は誰何んだよッ❗

《ロザリー》ってさッ❗……【禍々しいオーラ】が滲み出ているんだけどさ~騙されないでッ❗……お兄ちゃん‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。』




…………《氷河龍》‼️……また勝手に心を読んだなッ❗

《ロザリー》を侮辱するんじゃないッ❗クソガキが‼️…




『何度でも言うよッ❗……その髪の長い女性は人間じゃないよ‼️……お兄ちゃん‼️』




煩い黙れッ❗……《氷河龍》ーーーーーーーーーーーー‼️




…………もうウンザリだよッ❗……俺はお前のお兄ちゃんを辞める‼️…………




『エエッ❗……Σ(Д゜;/)/』




 氷河は大粒の涙を流しながら、絶句していた。

《ジョセフ・バレンタイン》は《ロザリー》を抱き締めていた。



……目障りだッ❗……消えろッ❗……《氷河龍》‼️……




ドンドンドンドンッ❗……ドンドンドンドンッ❗

ドンドンドンドンッ❗……ドンドンドンドンッ❗



『お兄ちゃんのバカ野郎ーーーーーーーーーーーーッ❗』



 氷河は《見えないバリア》を力一杯、複数回殴り続けた後、大号泣していた。



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



 氷河は四つん這いになって、大号泣していた。

_| ̄|○。


 暫くすると、氷河は立ち上がり、反対方向へ振り向いた。



『分かったよッ❗……御免ねッ❗……お兄ちゃん‼️

もう……逢わないから……さようなら……バイバイ‼️

お兄ちゃん‼️……ヾ(´Д`*)』



 氷河は大粒の涙を流しながら、ゆっくり歩いて飛び立とうとした瞬間、誰かに両肩を掴まれた。

氷河は掴まれた両肩を見てみると、透明な《美しい女性》の手が掴んでいた。



『誰❓……❓(・_・?)』



……ありがとう‼️……《氷河龍》ちゃん‼️……



『貴方は誰ですか❓(・_・?)』



……アイツが酷い事を言って御免なさいねッ❗

ちょっと待っててねッ❗アイツをお仕置きするから‼️……



『貴方は……まさか…………』



 氷河の背後に現れたのは、美しい女性でした。

美しい女性は段々と、《ジョセフ・バレンタイン》に近付いて行った。



……いつまで……そこにいるの……情けないわねッ❗

開いた口が塞がらないわッ❗……情けない男‼️……



…………「き……君は……まさか……そんなバカなッ❗

2人いる❓……どうなってるんだ❓(・_・?)」……




 美しい女性は《ジョセフ・バレンタイン》に、真っ黒な液体を吹き飛ばし、強烈なビンタを与えた。

 


バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



「痛いッ❗……何すんだよッ❗」



〈《氷河龍》ちゃんを傷付けた罰ッ❗……そして〉



バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗

 


〈意気地無しのダメ男に、お仕置きですわッ❗〉



バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



「痛いッ❗……!Σ( ̄□ ̄;)」



〈まだ分からないの❓(・_・?)……だったら…………

思い出させてやるわッ❗〉




ビリビリッ❗……ビリビリッ❗……ビリビリッ❗


ピカッ❗……ドバドバドバドバドバドバドバーーーンッ❗




「ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗

(この電撃は……まさか…………)」



 《ジョセフ・バレンタイン》と長い女性が、電撃を食らった。



〈この女ッ❗……いきなり何すんだッ❗〉



ビリビリッ❗……ビリビリッ❗……ビリビリッ❗


ピカッ❗……ドバドバドバドバドバドバドバーーーンッ❗




〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉


「ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗」




〈思い出しましたか❓……《ジョセフ・バレンタイン》‼️


まだ分からないのですか❓……ニブチンですね‼️〉



「この電撃は……間違いな…………」



バコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 美しい女性は《ジョセフ・バレンタイン》の顎を、思いっきりブン殴った。



バコンッ❗……〈《氷河龍》ちゃんを傷付けた分だッ❗


バコンッ❗〈別な女にうつつをぬかすとは、浮気なり‼️〉


バコンッ❗……〈この浮気男ッ❗……そこへ直れ‼️〉




バコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗




〈最低な男‼️……死んでしまえッ❗……バカ野郎‼️〉



 美しい女性は大粒の涙を流しながら、《ジョセフ・バレンタイン》を袋叩きにした。



「ご……ごご…………御免よッ❗……《ロザリー》‼️」


〈バカッ❗…謝る相手が違うでしょう‼️《デコイ》‼️〉


「(《氷河龍》ちゃん‼️………………)」



 《ジョセフ・バレンタイン》は飛んで立ち去ろうとしている氷河の左手を、左手でガッチリと掴んだ。



〈冗談じゃないわよッ❗……どいつも……こいつも……

私の獲物を奪うんじゃないわよッ❗


私のダーリンを返せーーーーーーーーーーーーーーッ❗〉



「消えるのは…………お前だッ❗」



 《ジョセフ・バレンタイン》は襲って来た女を、右手に《光の玉》を作り、女に向かって放たれた。


ピューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗


 《光の玉》は女に向かって、膨らんでゆく。



〈そんな………バカなッ❗……グ……レ……ム……様‼️


ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーッ❗〉



 髪の長い女性は《浄化の光》で、消え去ってしまった。

《ジョセフ・バレンタイン》は左手に掴んだ氷河の左手を引っ張って、引き寄せた。

 《ジョセフ・バレンタイン》は何も言わず、黙ったまま、氷河を抱き締めていた。



『離してよッ❗……離してよッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》は俺の事が嫌いなんだろう❓


お兄ちゃんを辞めるんだろ❓……だったら…………

離せよッ❗……俺に触るなよッ❗


触るなッ❗……大嫌いだーーーーーーーーーーーーーッ❗


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。』



 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》の胸の中で、暴れていた。



「御免なさい‼️……御免なさい‼️……坊っちゃん‼️」



『大嫌いだッ❗……大嫌いだーーーーーーーーーーーッ❗


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。』



「俺はどうかしていたッ❗……済まなかったッ❗

許してくれッ❗……坊っちゃん‼️」



『許さない‼️……助けに来たのに、酷い‼️

大嫌いだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。』




……御免ねッ❗……《氷河龍》ちゃん‼️

これで……許して‼️…………ウプ‼️…………




チュッ❗♡




 氷河は《美しい女性》にキスされた。



……(《氷河龍》ちゃん‼️……《ジョセフ・バレンタイン》を助ける為、《精神世界へダイブ》してくれたんだよねッ❗

ありがとう‼️……《氷河龍》ちゃん‼️


私は《ロザリー》‼️……《ジョセフ・バレンタイン》と同じ、研究所出身で【強化人間】で【暗殺者】でした。

私は《ジョセフ・バレンタイン》と共に、何処へ行っても、一緒だったんだ‼️……♡(〃´ω`〃)♡

私は《ジョセフ・バレンタイン》に片思いだったけど、日本に来て、私と《ジョセフ・バレンタイン》は結婚し、《永遠の愛》を誓いました。


《ジョセフ・バレンタイン》は《デコイ》として愛していました。…………♡(〃´ω`〃)♡


時が進み、やがて、私のお腹の中に《小さな命》を宿しました。


しかし、Germany【ドイツ】の国で、私はひき逃げ交通事故にあってしまい、お腹の赤ちゃんと共に死んでしまいました‼️……。゜(゜´Д`゜)゜。

ひき逃げ交通事故は、【無免許・飲酒運転・130kの暴走】した容疑者が、外交官のバカ息子だった‼️)…



『(そんな…………)』



 《ロザリー》は長く、氷河にキスをし続けて、意思の疎通を続けました。



………(私とお腹の赤ちゃんが、死亡した事を知らされた《デコイ》は、【復讐鬼】となり、犯人が逃げた町へ出向き、町の人々全員を皆殺しにした。


 《デコイ》は【復讐鬼】になってしまった。

町の人々全員をバラバラにしてから潰して、サメのエサにした。

町は吹き飛ばされ、更地になってしまいました。


 《デコイ》は【復讐】しても《ロザリー》と《赤ちゃん》は戻らないとは分かっていたけど、自分が許せなかったのでしょう‼️


《デコイ》は深い闇に捕らわれ、【絶望】してしまい、生きる事を諦めてしまいました。

《デコイ》は死にたがっていた所に、闇の者にすけいる隙を与えてしまったのです。


 今も【絶望】している《デコイ》を助けて下さい‼️

私にはもう…………身体がありません‼️

《デコイ》にこっちの世界へ早く来ないでッ❗と伝えて下さい‼️


 私と娘は……《デコイ》の事を愛しています‼️


【絶望】を絶って、失っても、生きて行くしかないのですから……。・(つд`。)・。

自分で命を絶ったら許さない‼️……生きて下さい‼️

《デコイ》を助けて下さい‼️《氷河龍》ちゃん‼️)



 氷河は《ミカリン》に続いて、キスされたのは、これで2人目になった。

氷河は突然の事に驚きを隠せない様子だった。

 氷河は放心状態で、何度も唇を触って、顔が赤面していた。



『キス…………( 〃▽〃)』



 照れている氷河だったが、《ロザリー》の衝撃な告白に、大号泣していた。。・゜・(ノД`)・゜・。



『(《ロザリー》さん……………………)』



 《ロザリー》は再び、氷河の唇と重ねて、大号泣している氷河の唇を奪った。

氷河の《魂》に、《ロザリーの愛》の結晶が突き刺さっていた。



…………《氷河龍》ちゃん‼️……夫の《デコイ》に逢わせてくれてありがとう‼️……♡(〃´ω`〃)♡



 《真実の愛のキス》はほんの御礼ですッ❗♡



《氷河龍》ちゃんを守る《鉄の盾》になり、力を与えましょう‼️

《ロザリーの愛》を受け取って下さい‼️……( 〃▽〃)………




 氷河の《魂》には、《ロザリーの愛》の結晶・《ミカリンの愛》の結晶・《兄弟の絆》の結晶・《闇》の結晶が突き刺さっていた。




「おいおいッ❗……キスしなくても…………」



……ああぁ~んッ❗……何か行ったか❓……下僕がッ❗

誰のせいで、《氷河龍》ちゃんが傷付き、大号泣してしまったのは、誰のせいだと思ってるんだッ❗



コラッ❗……《デコイ》ーーーーーーーーーーーーーー‼️



《デコイ》のせいだろうが‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))………



 《ジョセフ・バレンタイン》は《ロザリー》のお仕置きを受ける前に、氷河を解放した。



『(お兄ちゃん)…………………………』



「本当に御免なさい‼️……坊っちゃん‼️(*- -)(*_ _)ペコリ



面目次第も御座いません‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ


下僕扱いは辞めてくれッ❗……《ロザリー》‼️」



……ダメ‼️……貴方は一生、私の《下僕》だ‼️

愛する人が、《本物》か【偽物】か何て、直ぐに分かるだろうに‼️……《デコイ》には本当に、ガッカリしたよッ❗


あんなに《氷河龍》ちゃんが、【偽物】だって指摘していたのに、貴方はそれを無視した‼️


挙げ句の果てには《氷河龍》ちゃんを罵倒し、傷付けてしまった‼️……相手は子供ですよッ❗……(#`皿´)

大人気ない《デコイ》には……お仕置きですね‼️……



「エエッ❗……Σ(Д゜;/)/」



……食らいなさいッ❗……天罰です‼️'`,、('∀`) '`,、……



ビリビリッ❗……ビリビリッ❗……ビリビリッ❗


ピカッ❗……ドバドバドバドバドバドバドバーーーンッ❗



「ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗



勘弁してくれッ❗……《ロザリー》‼️……(○_○)!!」



……ダメ‼️……《氷河龍》ちゃんの心の傷は、こんな物では許されませんからねッ❗……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))


食らえッ❗……浮気者めーーーーーーーーーーーーーッ❗



ビリビリッ❗……ビリビリッ❗……ビリビリッ❗


ピカッ❗……ドバドバドバドバドバドバドバーーーンッ❗



「ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗」



 

 《ロザリー》の怒りの電撃が《ジョセフ・バレンタイン》を襲った。



……私と【偽物】と間違える何て、信じられない‼️………




「本当に済まなかったッ❗」




 《ジョセフ・バレンタイン》は《ロザリー》の怒りの電撃を食らおう共、何故か❓満面な笑みを溢していた。



……何笑ってるんだよッ❗……浮気者が‼️……((( ̄へ ̄井)




 《ジョセフ・バレンタイン》は《ロザリー》を強く抱き締めた。



「守ってあげられず、御免な‼️」




……バカ《デコイ》ーーーーーーーーーーーーーーーー‼️



ドンッ❗……ドンッ❗……



 《ロザリー》は《ジョセフ・バレンタイン》の胸元を2回、両拳で強く叩いた。




…………バカッ❗……《デコイ》‼️……



 《ロザリー》は《ジョセフ・バレンタイン》の胸の中で、大号泣していた。



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



…………守れなかったッ❗……御免なさい‼️

お腹の《赤ちゃんの命》を守れなかったッ❗

御免な………さ……………



 《ジョセフ・バレンタイン》は《ロザリー》の唇を重ねて、《ロザリー》の唇を奪った。

《ロザリー》がキスされた時、大粒の涙を流して悲しんでいた。




「君のせいでは無いッ❗……《ロザリー》‼️

君を守れなかったッ❗……俺の責任だ‼️」




 《ジョセフ・バレンタイン》は《ロザリー》を悲しみから救おうと、ディープキスをして《愛のキス》をしたのでした。


 《ロザリー》は何度も、《ジョセフ・バレンタイン》とキスを交わして、愛し合った。

氷河は両手を顔を隠し、泣いていた。。゜(゜´Д`゜)゜。


 《ジョセフ・バレンタイン》は《ロザリー》を強く抱き締めた。



「済まない‼️……俺と《ロザリー》は《永遠の愛》を誓ったはずだよッ❗


来世・来世・来世で、俺は《ロザリー》を必ず探し出し、愛する事を誓おう‼️……♡(〃´ω`〃)♡」



…………ありがとう‼️……《デコイ》‼️

愛していますッ❗……私と娘が天国で見守ってます‼️

《氷河龍》ちゃんを死守してあげて下さいね‼️

《氷河龍》ちゃんの心は繊細だから、お兄ちゃんになってあげてッ❗……《デコイ》‼️……♡(〃´ω`〃)♡……



 《ロザリー》の魂は《ジョセフ・バレンタイン》の中で、煙の様に姿を消しました。

後に残された《ジョセフ・バレンタイン》は、大号泣しながら、天を見つめていた。


 氷河は涙を拭いてから、ゆっくりと歩き出した時、《ジョセフ・バレンタイン》に止められた。



「待ってくれッ❗……《氷河龍》ちゃん‼️」



 氷河は立ち止まりながら、後ろを振り向かなかった。




「御免なッ❗……俺は君に酷い事を言ったなッ❗……

済まなかった❗……許してくれッ❗……(*- -)(*_ _)ペコリ」



『《ジョセフ・バレンタイン》の気持ちが分かったよッ❗

無理言って、困らせたみたいだねッ❗

今日から《ジョセフ・バレンタイン》はお兄ちゃんじゃないから、安心していいよッ❗……バイバイ‼️…ヾ(´Д`*)』



 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》の顔を見ずにジャンプして、出口へと飛んで行った。



「坊っちゃん‼️………………」








 氷河は《精神世界へダイブ》から生還したが、顔色が優れなかった。



〖どうしたんだッ❗……《氷河龍》よッ❗〗



 《ラファエル》は心配そうに、氷河を見つめていた。

氷河は《大型バイオ液水槽》から出た。



『《ジョセフ・バレンタイン》とは赤の他人‼️

俺にはもう関係が無いからッ❗…(*`Д´)ノ!!!』



〖赤の他人って…………氷河お前❓(・_・?)〗



 いまだに《ジョセフ・バレンタイン》が目覚めないままでした。



 氷河は水着を脱いで、洋服へ着替えた後、《ジョセフ・バレンタイン》の顔を見ずに、無視して、帰ってしまいました。



シュッ❗



〖何があったのか❓……《氷河龍》❓(・_・?)〗



 残された《ラファエル》は、氷河があんなに心配していた《ジョセフ・バレンタイン》を無視して帰ってしまった事が解せなかった。



 氷河は帰宅し、直ぐに眠ってしまいました。

《ロザリー》の遺言が、重みとなり、氷河を苦しめていたからだった。

 氷河は気持ちの整理がつかず、自分の胸の中に隠してしまいました。


 大好きなバスケをしても、何処か上の空で、集中が出来なくなってしまった。

 氷河の成績がガクッと落ちてしまい、中学生に進級出来るか、どうかの瀬戸際に立たされてしまった氷河。

 氷河を心配して、《ミカリン》が退院直後、氷河の様子を伺っていた。



【どうしたの❓……氷河らしくないわね❓

何かあったの❓……相談のるよッ❗】


『何でも無いよッ❗』


【本当に❓(・_・?)】



『何でも無いッ❗……ただの【スランプ】だから‼️』



 氷河は直様、習い事へと向かいました。



【変だねッ❗……氷河らしくないな‼️

無表情の氷河何て、珍しいわッ❗

大丈夫かなッ❗……氷河‼️……(゜ロ゜)】



 《ミカリン》は氷河の無表情が、気になって仕方がなかった。

氷河も心配だけど、孤児院施設の子供達も心配だったので、氷河の事は氷河夫妻に任せました。

《ミカリン》は孤児院施設へと向かいました。




 氷河は誰も居ない人気の無い場所で、独りぼっちになり、星空を見ていた。

氷河は始めて、習い事をズル休みをしてしまったのも、始めての経験でした。


 氷河は独りぼっちになりたかったからだ。

色々な事が起きて、処理が出来なくなっていた。

頭がパンクしそうになっていた氷河。



 下を向いて、体育座りをしていた氷河に、背後から声が聞こえて来た。



「ここで何をしてるんだ❓(・_・?)」



『………………………………』



「ここで何をしてるんだと、聞いてるんだぞッ❗

《氷河龍》‼️……( ・`ω・´)」



『………………………………煩い‼️』



 背後から接近して来る人影があった。



『……………………ほっといてよ‼️』



「ほっとけるかよッ❗」



パタパタッ❗……パタパタッ❗……パタパタッ❗……

パタンッ❗



 人影は氷河の真後ろにやって来た。



『来るなよッ❗……何しに来たんだよ‼️

《ジョセフ・バレンタイン》‼️……あっち行けよ‼️』



 人影の正体は……《ジョセフ・バレンタイン》だった。

《ジョセフ・バレンタイン》は紺色の背広を着たビジネスマンの服装をしていた。

 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河を連れ戻す為、ここへやって来たのだった。


 氷河は下を向いたまま、大粒の涙を流しながら、心の中では、《ジョセフ・バレンタイン》の意識が戻ってくれたのは嬉しかった。

 氷河の顔はグチャグチャになる位、泣いていた。



『何しに来たんだよッ❗……帰れッ❗……赤の他人‼️』



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河の両肩に触れた瞬間、瞬間移動した。



『エエッ❗……Σ(Д゜;/)/』




シュッ❗





 《ジョセフ・バレンタイン》が氷河と共に、瞬間移動した場所は…………地球が見える《大宇宙空間》でした。


挿絵(By みてみん)


『これは夢か❓……死ぬッ❗……《大宇宙空間》は【酸素】が無いんだッ❗……死んでしまう‼️』



 氷河はパニック状態になってしまった。

《ジョセフ・バレンタイン》はしっかりと氷河の手を掴んで、落ち着く様に促した。



〖大丈夫だからッ❗……私から離れないでッ❗

……坊っちゃん‼️〗



『本当に❓(・_・?)……ここは《大宇宙空間》なの❓』



「本物だよッ❗……坊っちゃん‼️……(ゝω・´★)


凄いだろうッ❗……これが《大宇宙》だぞ‼️」




 氷河は言葉を失った。!Σ( ̄□ ̄;)ホェーッ❗



〖私は《AAAサイキック》です‼️……( v^-゜)♪〗



『《AAAサイキック》❓』



〖要するにだなッ❗……私は《AAAエスパー》だから、《大宇宙空間》であろうとも、《ESPバリア》で全身を覆ってますので、息が出来ますよッ❗〗



『フゥーハァーッ❗……フゥーハァーッ❗

本当だ‼️……苦しくないね‼️……あッ❗(゜ロ゜)』



 《ジョセフ・バレンタイン》は突然、氷河を引っ張って、《ジョセフ・バレンタイン》の胸の中へ誘い込み、強く抱き締めた。



「御免なさい‼️……坊っちゃん‼️」



 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》の心を読み、《ジョセフ・バレンタイン》の悲しみが伝わってきた。



「私は坊っちゃんに、何て酷い事を言ってしまったんだろう‼️…本当に済まなかった許して下さい‼️」



『……………………』

「……………………」


 氷河と《ジョセフ・バレンタイン》の長い沈黙が続いた。



 沈黙を破ったのは、氷河でした。


『坊っちゃんじゃないだろッ❗……( ・`д・´)

名前で呼んでくれよッ❗』



「龍ちゃん‼️………………」


『龍でいいよッ❗……《お兄ちゃん》‼️』



 《ジョセフ・バレンタイン》は普段見せない、氷河の前で、大号泣した姿でした。



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



「龍‼️……こんな私を許してくれるのか❓」


『許すも何も…《お兄ちゃん》でいいんだよね❓』



「龍が私をお兄ちゃんと慕ってくれるなら、私は龍をどんな時でも見捨てないッ❗

必ず‼️……《死守》する事をここで誓います‼️」




『じゃあ~仲直りの【証】に、これを見せようかな‼️』




 氷河は《ジョセフ・バレンタイン》の心に右手で触れた瞬間…………。



「‼️……こ……これ………これは……((゜□゜;))」



 《ジョセフ・バレンタイン》の心の中に、《ロザリーの想い》が詰まった〖想い人への遺言〗が手渡された。


…………《デコイ》‼️……♡(〃´ω`〃)♡…………



…………パ…………パ……パ……♡(〃´ω`〃)♡…



 《ジョセフ・バレンタイン》の目の前に突然、《ロザリー》と《女の子》が姿を現しました。



「‼️……お腹の赤ちゃんは《娘》だったのか❓」



…………パパ……逢いたかったよッ❗…………



 《ジョセフ・バレンタイン》は大号泣した。



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



 生まれてくるはずだった《ジョセフ・バレンタイン》の《娘》が【3歳児】となって現れ、《ジョセフ・バレンタイン》は大号泣しながら、抱き締めました。

 《ロザリー》も《ジョセフ・バレンタイン》を抱き締めた後、キスをした。



「パパ……守ってあげられず、御免なッ❗」



…大丈夫ッ❗……ママと一緒だから寂しくないよッ❗

パパ……(^з^)-☆…………



「そうか…………。・゜・(ノД`)・゜・。」



 《ジョセフ・バレンタイン》は《ロザリー》と《赤ちゃん》には逢えないと諦めていた。


 氷河には《神の力》がある事を知った《ロザリー》は夫の為、遺言を《想い人の遺言》として、氷河に託したのでした。


 氷河は《ロザリー》の想いに感銘を受け、承諾しました。

 《想い人の遺言》が発動した際、《ジョセフ・バレンタイン》だけが見える【ホログラム】で、《ロザリー》《愛娘》2人を映像で映し出した。


 《ジョセフ・バレンタイン》と《ロザリー》の《愛娘》は3歳児、両瞳は透き通ったブルー色・髪色は金髪で、《ロザリー》の幼い頃にソックリでした。




…………パパ‼️……ちゃんと生きてねッ❗……いつも……


見ているからね‼️……いつでも逢えるからね‼️……


パパがだらしなかったら、お仕置きするからねッ❗


お尻ペン……ペン叩くからね‼️……( >Д<;)……




 《ジョセフ・バレンタイン》は両目に一杯、大粒の涙を貯めて、コクリ……コクリと頷いていた。




「‼️……うんッ❗……うんッ❗」



……愛しています‼️《ジョセフ・バレンタイン》‼️


私達は《天国》で見守っていますからね‼️……



……パパ‼️……《天国》に来たら、肩車してッ❗


あとね……あとねッ❗……え~とねッ❗……



「何でもしてあげるよッ❗……愛娘‼️♡(〃´ω`〃)♡」




……本当だねッ❗……パパ‼️……ゆっくり来てねッ❗


直ぐに来たら、激怒だからねッ❗((ヾ(≧皿≦メ)ノ))……




「分かったよッ❗……愛娘‼️……♡(〃´ω`〃)♡」



 消えかかっている《ロザリー》と《愛娘》に、大号泣して喜んでいた。




………私と愛娘を《デコイ》に逢わせてくれてありがとう‼️

《氷河龍》ちゃん‼️……♡(〃´ω`〃)♡……




……どうか生きて下さい‼️……《デコイ》‼️♡…




 《ロザリー》と《愛娘》は、煙の様に姿を消しました。

《ジョセフ・バレンタイン》の胸の中には、氷河が抱き締めていた。



「ありがとう‼️…龍‼️……御恩は一生忘れません‼️

私の家族に逢わせてくれて、感謝します‼️」



『たいした事はしていないよッ❗』



「《氷河龍》‼️……貴方を一生《死守》します‼️

何があろうとも、私は貴方を裏切らない事を誓いましょう‼️……(ゝω・´★)」



『お兄ちゃんと呼んでもいいですか❓(・_・?)』



「お兄ちゃんと呼んでくれッ❗……龍‼️…( ノ^ω^)ノ」



 氷河は《大宇宙空間》の中で、《ジョセフ・バレンタイン》と共に浮いていた。



「龍‼️……この《大宇宙》の星々を見ていたら、俺達の悩み等、チッポケに見えますねッ❗……龍‼️


どんなに辛くっても、家族を失っても、生きて行かねばならないのですねッ❗龍‼️。・(つд`。)・。」




『お兄ちゃんが《AAAエスパー》だったとは、知らなかったよッ❗……スゲーカッコイイなッ❗……( ☆∀☆)キラリ☆


それにしても………《大宇宙》は静かだね‼️』




「静かな《大宇宙》‼️……母星《地球》がこんなに青い惑星だったとは、絶景の景色だなッ❗

絶景の景色を忘れない‼️……( ☆∀☆)♪」



『こんな素晴らしい絶景を見せてくれてありがとう‼️

お兄ちゃん‼️……(ゝω・´★)

絶景の景色を絶対に忘れないよ‼️……( ☆∀☆)♪』




 氷河と《ジョセフ・バレンタイン》は、時間の許す限り、【宇宙遊泳】を楽しみました。



『お兄ちゃん‼️……ありがとう‼️』



「龍‼️……ありがとう‼️

私は龍を2度と……拒絶しない事を約束するッ❗

一生……永久に…私は《氷河龍》のお兄ちゃんだ‼️

誓うよッ❗……龍‼️……♡(〃´ω`〃)♡」



『今度こそッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》は俺のお兄ちゃんだねッ❗……♡(〃´ω`〃)♡』


「ああぁ~‼️……そうだよッ❗」



バシッ❗



 氷河と《ジョセフ・バレンタイン》は、満面な笑みで、互いに腕を掴んで、誓いを立てた。


 氷河は《大切な家族》を得ました。

氷河は《大宇宙空間》の美しい絶景を、目に焼き付けていた。



『お兄ちゃん‼️……おんぶしてッ❗♡』



「賞がないなッ❗…ヨッコラショっと‼️……(^.^)

重くなったなッ❗……龍‼️……♡(〃´ω`〃)♡」



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河をおんぶしました。



『お兄ちゃんの背中は大きいねッ❗』



 氷河は安心したのか、スースーと眠ってしまいました。…………(。-ω-)zzz




スースーッ❗……スースーッ❗



「(小学1年生の頃の《氷河龍》ちゃんが、いつの間にか、小学6年生になっていた‼️……( =^ω^)



『押……忍ッ❗……( 〃▽〃)』



小学1年の《氷河龍》ちゃんの柔道着姿は、とても可愛いかったなッ❗…アハハハッ❗…'`,、('∀`) '`,、

今も可愛いなッ❗)」



 氷河はいつの間にか、眠ってしまい、小さな寝息が聞こえて来た。

…………(@ ̄ρ ̄@)zzzz



「《氷河龍》ちゃん‼️……《妻と愛娘》に逢わせてくれてありがとう‼️



私はどんな時でも、《氷河龍》ちゃんを命に代えても、《氷河龍》の命を《死守》します‼️


それが私の使命だッ❗……《氷河龍》ちゃんは私の《大切な家族》だ‼️……♡(〃´ω`〃)♡


大好きだよッ❗…《氷河龍》ちゃん‼️……( 〃▽〃)


帰ろうかッ❗私の大切な《弟》‼️♡(〃´ω`〃)♡」




シュッ❗




 氷河と《ジョセフ・バレンタイン》は、氷河家へと瞬間移動した。








ピンポンッ❗



〖あらッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》さんッ❗

こんばんはッ❗……( 〃▽〃)〗


〖おやッ❗……こんばんはッ❗〗



 早苗と輝が、玄関から出て来た。



〖あららッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》さんッ❗

龍‼️……重いでしょッ❗……輝‼️……龍を抱っこしてッ❗〗


〖ハイハイッ❗……任せろッ❗……( v^-゜)♪〗



 輝は《ジョセフ・バレンタイン》から氷河を受け取り、お姫様抱っこしながら、玄関へと向かいました。



〖龍‼️……笑顔で微笑みながら、眠っているよッ❗

何て幸せそうな表情なんだッ❗……(((*≧艸≦)ププッ‼〗



「じゃあ~これで……」



〖ちょっと待ってッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》さんッ❗…どうぞッ❗…あがって下さい‼️〗



「エエッ❗……Σ(Д゜;/)/」



 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河家に案内された。

リビングのソファーに案内された《ジョセフ・バレンタイン》は緊張して、ソファーの端っこに座った。



〖いつも龍がお世話になってますッ❗

龍をしたってくれて、ありがとうございます‼️

どうぞッ❗……お召し上がり下さい‼️〗



「‼️……ワォーーーーーーッ❗……これは……」



〖マスクメロンですッ❗……どうぞッ❗〗



 《ジョセフ・バレンタイン》は始めて見る《マスクメロン》に、大興奮していた。


《ジョセフ・バレンタイン》は震える手で、フォークを手に取り、《マスクメロン》の中央を丁寧にフォークで切り込みを入れた。


 幼い頃、《ジョセフ・バレンタイン》は【暗殺任務】のあいまに、良く図鑑を見ていた。

その中で、食べ物図鑑を好んで見ていたからだ。


 《ジョセフ・バレンタイン》の食事は囚人食で、とびっきりマズかった。

 フルーツは食べた事が無いし、《絶品高級フルーツ》等、食事に出た事はなかった。

毎日、食べ物図鑑を見て、空腹を紛らわせていた。

 《ジョセフ・バレンタイン》は食べ物図鑑を見るだけで、幸せでした。……( 〃▽〃)



 食べ物図鑑でしか見た事が無い、《絶品高級フルーツ》《マスクメロン》が目の前に存在している。

《ジョセフ・バレンタイン》はどんな味がするのか、想像が出来ないでいた。



「ゴクンッ❗……………………」



 《ジョセフ・バレンタイン》は唾を飲み込み、1口、口の中へ入れた途端、満面な笑みで、ニコニコして堪能していた。



「‼️…旨いーーーーーーーーーーッ❗♡(〃´ω`〃)♡

何だコレ‼️……パクッ❗……旨いッ❗♡( ☆∀☆)♡」


 《ジョセフ・バレンタイン》は氷河家のおもてなしの素晴らしいさに、感動していた。



〖何故❓……こんなに優しくしてくれるんですか❓

どうしてですか❓(・_・?)

私は【暗殺者】ですよッ❗……それでも家族の一因として、迎えてくれるんですか❓…( ´;゜;∀;゜;)〗



 氷河夫妻はニコっと、笑みを溢した。



〖《ジョセフ・バレンタイン》さんの【過去】は、西園寺理事長さんから聞いてますよッ❗

私達は気にしません。


だって龍を慕ってくれる人に、悪い人はいませんから‼️

安心して龍を任せられる‼️

もう私達の《家族》の一因でしょ❓…("⌒∇⌒")〗



「‼️…私が《家族》の一因なのですか❓(・_・?)」



〖御迷惑でしょうか❓〗



「迷惑だなんて……そんな……!!(゜ロ゜ノ)ノ」



 《ジョセフ・バレンタイン》は慌てて、否定した。



「いいえッ❗……御迷惑ではありませんッ❗


こんな私を《家族の一因》として、迎えてくれるのですか❓……。・(つд`。)・。」




カランッ❗




 《ジョセフ・バレンタイン》は持っていたフォークを、リビングテーブルに落としてしまいました。

《ジョセフ・バレンタイン》は両手で顔を隠して、大号泣していた。



 《ジョセフ・バレンタイン》の過去を知り、それでも、家族として迎えてくれたのは、西園寺理事長に続いて、氷河夫妻で2組でした。


 《ジョセフ・バレンタイン》は、自然と涙が止まらなかった。



〖《ジョセフ・バレンタイン》さん❓〗



 輝は《ジョセフ・バレンタイン》の左肩に、ソッと手を置いて、トントンと叩いた。



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



 《ジョセフ・バレンタイン》は口を手で抑えながら、大号泣していた。



 氷河は自分の部屋で、笑みを溢しながら、静かに眠っていた。…………(@ ̄ρ ̄@)zzzz 





 氷河と《ジョセフ・バレンタイン》は《大宇宙空間》の【宇宙遊泳】で過ごした時間は、2人だけの共通の《秘密厳守》となりました。


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