《ジョセフ・西園寺》の【訃報】
ある晩の事。
《西園寺理事長》は《ダイアナ》から《ジョセフ・西園寺》の【訃報】が入って来た。
ガシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗
《西園寺理事長》は飲んでいたコップを、地面に落としてしまった。
【《ジョセフ・西園寺》が死んだ❓……(・_・?)
嘘だと言ってくだされ‼️……《ダイアナ》様‼️】
《ダイアナ》は大粒の涙を流しながら、悲しんでいた。
〖《ジョセフ・西園寺》は《氷河龍》を助ける為、命を落としました‼️……申し訳ありません‼️〗
【《氷河龍》ちゃんを助ける為、自ら犠牲になったのですか…………そんな……やっと……居場所が出来て喜んでいた矢先に…………。゜(゜´Д`゜)゜。】
ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。
《ダイアナ》は大号泣している。
《西園寺理事長》は大粒の涙を流しながら、ガックリと肩を落として泣いていた。
【何て事だッ❗……《ジョセフ・西園寺》には幸せになって欲しかった…。・゜・(ノД`)・゜・。】
《西園寺理事長》は椅子に座り、窓を眺めながら、身体を震わせていた。
【すまんが………………1人にしてくれッ❗】
《西園寺理事長》は理事長室に閉じ籠ってしまいました。
《西園寺理事長》は《ミカリン》は大怪我で、《ジョセフ・西園寺》は《氷河龍》を守る為、命を落とした事が大ショックでした。
【《ジョセフ・西園寺》…………】
ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。
【《ジョセフ・西園寺》が復活とか出来ないのですか❓】
〖それは………何とも言えませんねッ❗〗
【そうですか……………………】
《西園寺理事長》はデスクの上で一晩中、泣き続けていた。
《西園寺理事長》は《ジョセフ・西園寺》の後処理に追われた。
以前からパワハラ・セクハラ・苛めの常習犯である《ジョセフ・西園寺》の嫌みな上司がいた。
普段から嫌みな上司は《ジョセフ・西園寺》にキツくあたり、苛めていたと言う情報が耳にした。
《西園寺理事長》は嫌みな上司へと出向いた。
【君かねッ❓……パワハラ・セクハラ・苛めを繰り返したと言う嫌みな上司は‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))】
〈なんだねッ❗この眼鏡デブは❓気色悪いデブだなッ❗
失敬だなッ❗……君は誰だッ❗……( `_ゝ´)〉
《西園寺理事長》はイラッとしていた。
【私の事かね❓……嫌みな上司‼️】
《西園寺理事長》は呆れていた。
ゴボンッ❗
【私は《西園寺隼》と申しますッ❗
《西園寺グループのCEO》をしています‼️…(#`皿´)】
〈エエッ❗……お偉いさんでしたか❓
(初めて見たッ❗……CEOの《西園寺隼》会長‼️)
ここに何の用でしょうか❓……( ´;゜;∀;゜;)〉
嫌みな上司は両手をスリスリして、胡麻をすっていた。
【君は私の大切な《孫》《ジョセフ・西園寺》を、散々苛めていたらしいなッ❗
覚悟は出来ているのか‼️
コラーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗(゜Д゜#)】
〈私がやったと言う証拠があるのかッ❗……(ФωФ)〉
【証拠の画像を入手しましたよッ❗……( `_ゝ´)
貴方が私の大切な社員達を、【セクハラ・モラハラ・苛め】をした証拠はあります‼️】
《西園寺理事長》は1枚の画像USBメモリーを、右手で高くあげ、その場に居た社員達に見せた。
〈出来損ないの《ジョセフ・西園寺》が《孫》❓
まさ……まさか……そんなバカな‼️…( ´;゜;∀;゜;)〉
【観念しなさい‼️……クズ野郎がッ❗……(#`皿´)
貴方の様な最低な社員がいた事は、人事課にも改善が必要みたいですね❓
貴方は今日付けで【クビ】です‼️
さっさと出て行けーーーーーーーーーーーーーーーー‼️】
ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィーーーーーーーーーーーーーーー!!
嫌みな上司は一目散に逃げ出した。
その場に居た社員達が、一斉に歓喜に湧いた。
パチパチッ❗……パチパチッ❗……パチパチッ❗
【さぁ~仕事へ戻って下さい‼️
後任はベテランの貴方がやるべきですねッ❗
やってくれますか❓……( v^-゜)♪】
〈はいッ❗……《西園寺会長》‼️……( T∀T)〉
後任に任されたベテランは、大粒の涙を流しながら承諾した。
【《ジョセフ・西園寺》君は優秀な社員の為、海外に赴任となった事を知らせに参った次第‼️
みんな後を宜しく頼むねッ❗……( v^-゜)♪】
《西園寺理事長》はクルリと反対方向へ向いた後、オフィスを後にした。
《西園寺理事長》は《ジョセフ・西園寺》は【海外赴任】している事にした。
《ダイアナ》は西園寺理事長へある伝言を貰っていた。
◆伝言◆──────────────────────
《ジョセフ・西園寺》が【死亡】した事は、精神的ショックが大きいから、《氷河龍》には絶対に、伝えないで下さい‼️
《ダイアナ》より
──────────────────────────
氷河は毎日、《ミカリン》の見舞いにやって来ている。
《ジョセフ・西園寺》の事を聞かれた時は、【海外赴任】していると伝えていた。
『《ジョセフ・西園寺》兄ちゃんに逢いたいなッ❗
スマホで連絡とっちゃダメかな❓』
【《ジョセフ・西園寺》は優秀なビジネスマンらしいから、忙しくって電話に出れないと思うぞッ❗
仕事の邪魔しちゃ~いけないよッ❗】
『そうなんだねッ❗……俺の兄ちゃんは優秀だッ❗
……エッヘンッ❗……( ̄^ ̄)』
氷河は《ジョセフ・西園寺》が優秀な人材だった事に、鼻高々だった。
《西園寺理事長》は笑顔で答えていた。
《ミカリン》は徐々に回復していった。
氷河は日頃から《空手選手権》へ向けて、稽古に励んでいた。
氷河は【黒帯】になってから、徐々に強くなっていった。
オスッ❗……オスッ❗……オスッ❗……オスッ❗……
氷河は柔道の稽古を終えてから、自宅へ帰宅した。
『ただいま~(* ´ ▽ ` *)ノ』
〖おかえりなさい‼️……龍ちゃん‼️……( 〃▽〃)
手洗い‼️……うがい‼️……してきなさい‼️〗
『母さん‼️……おやつは何❓』
〖龍ちゃんの大好きな【東京バナナ】だよッ❗〗
ヤッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️
『ヤッター‼️……バナナ……バナナ……バナナ‼️』
氷河は大喜びしている。
氷河は目の色を変えて、手洗いルーティンをしていた。
バタバタバタッ❗
『母さん‼️……おやつは部屋で食べるねッ❗』
バタバタバタッ❗……バタンッ❗
氷河は自分の部屋に入り、宿題しながらおやつを食べていた。
もぐもぐタイム‼️……("⌒∇⌒")
『このチョコレートがたまらんなぁ~♡(〃´ω`〃)♡
やっぱり~【東京バナナ】最高だ‼️』
氷河はあっと言う間に、宿題を終えた。
氷河は《ジョセフ・西園寺》の事を考えていた。
プルプルッ❗……プルプルッ❗……プルプルッ❗
プルプルッ❗……プルプルッ❗……ピッ❗……
……こちらは○○です‼️……留守番電話に繋げます‼️
ピーッ❗……となったら伝言を残して下さい‼️……
『俺《氷河龍》だよッ❗……《ジョセフ・西園寺》お兄ちゃんと電話で話したい事があるんだッ❗
だから……その…連絡下さい‼️……お兄ちゃん‼️
大好きだよッ❗……《ジョセフ・西園寺》お兄ちゃん‼️』
氷河は《ジョセフ・西園寺》に連絡したが、留守電になるばかりで、中々繋がらない。
寂しい氷河は、時々《ジョセフ・西園寺》のスマホに連絡してしまう。
氷河はまさか《西園寺理事長》に着信しているとは、知るよしもなかった。
《西園寺理事長》は氷河が《ジョセフ・西園寺》に連絡するだろうと考え、《ジョセフ・西園寺》の電話番号を、《西園寺理事長》の2代目の電話番号として登録し、業と《西園寺理事長》に着信する様仕向けたのでした。
プルプルッ❗……プルプルッ❗……プルプルッ❗……
プルプルッ❗……プルプルッ❗……ピッ❗……
……こちらは~○○……ピッ❗
《ジョセフ・西園寺》スマホは、《西園寺理事長》のデスクの上で鳴っていた。
《西園寺理事長》は悲しい表情で、スマホの着信相手を見た瞬間、大号泣してしまった。
【龍ちゃん‼️……ゴメンね‼️……(*T^T)】
ポタポタッ❗……ポタポタッ❗
《西園寺理事長》の涙が止まらなかった。
氷河は机の上で、ウトウトと眠ってしまった。
氷河はある夢を見た。
…………夢の中で……《ジョセフ・西園寺》が悲しい表情で、遠くの方で立っていた。
『(* ´ ▽ ` *)ノ…《ジョセフ・西園寺》お兄ちゃん‼️』
バタバタバタッ❗……バタバタバタッ❗……
氷河は《ジョセフ・西園寺》へ向かって走って行くが、どうしても、距離が縮まらない。
バタバタバタッ❗……バタバタバタッ❗……
『《ジョセフ・西園寺》お兄ちゃん‼️……いつ❓
日本に帰ってくるの❓……ねぇ~てば‼️』
バタバタバタッ❗……バタバタバタッ❗……
氷河は全力疾走するが、《ジョセフ・西園寺》に近付く事が出来ないでいた。
《ジョセフ・西園寺》は反対方向へゆっくりと、歩き出した。
『待ってッ❗……待っててばーーーーーーーーーーッ❗』
《ジョセフ・西園寺》の歩みは止まらない。
氷河は全力疾走で走ってるが追い付けない。
『待ってッ❗……《ジョセフ・西園寺》お兄ちゃーん‼️』
氷河は《ジョセフ・西園寺》の左手に触ろうとした瞬間、煙の様に姿を消しました。
『《ジョセフ・西園寺》お兄ちゃーーーーーーーーん‼️』
(;´Д`)ハァハァ……(;´Д`)ハァハァ……(;´Д`)ハァハァ……
(;´Д`)ハァハァ……
氷河は大粒の涙を流しながら、飛び起きた。
『《ジョセフ・西園寺》お兄ちゃん❓…………』
氷河が夢で魘される事が、これで5回目だったからだ。
氷河が見る悪夢は最後に、《ジョセフ・西園寺》が煙の様に姿を消してしまう結末が、全く同じだった事に、嫌な【胸騒ぎ】を感じてならなかった。
早朝、氷河は朝から元気がなかった。
早苗は氷河の大好物の【東京バナナ】を与えたが、氷河は見向きもしなかった。
〖どうしたの❓……悪い夢でも見たの❓〗
『うんッ❗……嫌な夢を見たんだッ❗』
〖大丈夫か❓……龍❓(・_・?)〗
輝が心配そうに見つめていた。
氷河は黙々と朝食を食べてから、学校へ向かいました。
〖大丈夫かな❓……龍❓(・_・?)〗
〖心配だねッ❗〗
氷河夫妻は氷河を心配していた。
週末……《柔道選手権》へ出場しました。
ドスンッ❗
氷河は1回戦で敗退してしまった。
氷河らしくない結果に、氷河夫妻は心配が倍増した。
〖おいおい❓……嘘だろ❓……1回戦敗退何て、龍らしくない‼️……どうしたんだろう❓(・_・?)〗
〖心配だわッ❗……龍らしくない‼️……( ;-`д´-)〗
〖次は【投げ形】‼️……《初段の形》の試験ねッ❗
頑張れ‼️……龍‼️……(*^▽^)/★*☆♪〗
氷河は気持ちがモヤモヤ状態のまま、《初段の形》に挑んだ。
パンパンッ❗
氷河は両頬をパンパン叩いた後、気合いを入れ直した。
『今は《初段の形》に全集中だッ❗』
氷河のオーラは清らかな優しいオーラに包まれていた。
氷河の両瞳は透き通った水色で、相手を見ていた。
『前回は油断したが、勝利を我が兄《ジョセフ・西園寺》に捧げる‼️……( ・`ω・´)』
互いに礼をしてから、正面に礼をした氷河。
手技➡浮き落とし➡背負い投げ➡肩車➡腰技➡浮きごし➡払いごし➡つりこみごし➡足技➡おくり足払い➡ささえすりこみあし➡内股➡正座して礼➡正面に礼➡畳を出てから一礼➡終了。
氷河は《初段の形》の昇進試験を合格した。
氷河夫妻は大喜び。
氷河は賞状を貰った後、応援に来てくれた《西園寺理事長》に疑問をぶつけた。
『《西園寺理事長》叔父ちゃん‼️……いつ❓
《ジョセフ・西園寺》お兄ちゃんが日本へ戻って来るの❓
……❓(・_・?)』
【‼️……それは…………《ジョセフ・西園寺》が忙しいから当分の間は、日本へ戻って来ないよッ❗
氷河ちゃんが寂しがっている事を、《ジョセフ・西園寺》に伝えるからねッ❗……( ´;゜;∀;゜;)】
氷河は身を震わせながら、泣いていた。
【どうしたの❓……氷河ちゃん❓】
『嘘つきッ❗』
【❓……どうしたの❓……氷河ちゃん❓】
『大人はみんな…………嘘つきだ‼️』
ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。
バターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗
氷河は大号泣しながら、体育館を飛び出し、出て行ってしまいました。
〖龍‼️……何処へ行くのッ❗……戻っておいで‼️〗
『みんな嘘つきだ‼️……大嫌いだ‼️
ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗
。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。』
無我夢中で走り出した。
氷河はいつの間にか、人里離れた【公園】に着いていた。
『嘘つきッ❗……嘘つきッ❗……大嫌いだ‼️
大嫌いだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』
氷河はブランコに座って、大粒の涙を流しながら、悲しんでいる。
突然、氷河の背中を強く押された。
ギィーーーーーーゴッ❗……ギィーーーーーーーーゴッ❗
ブランコが左右に動き出した。
『だ…………誰❓(・_・?)』
〖君は………【嘘】が通用しないみたいだねッ❗〗
『あッ❗……あの時の…………クソジジィ‼️』
ギロッ❗……〖ああぁんッ❗……もう一度言ってみろッ❗〗
〖《ジョセフ・バレンタイン》を助けないぞッ❗
コラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗〗
『ご……ごご…………御免なさい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ』
『(その汚い言葉遣いは何だッ❗……《ミカリン》に嫌われるぞッ❗……龍‼️……ヾ(*ゝω・*)ノ
《ジョセフ・バレンタイン》お兄ちゃん‼️
御免なさい‼️……。・(つд`。)・。)』
氷河の背中を強く押したのは、左目を【眼帯】を付けた、《Tシャツと水色のデニム》を来た男性が立っていた。
男性からは《神々しいオーラ》が滲み出ていた。
『《ジョセフ・バレンタイン》って誰ですか❓』
〖知らないのか❓……《西園寺理事長》に拾われる前の《ジョセフ・西園寺》の本名(仮)だけどなッ❗
両親が赤ん坊の時、名前を付ける前に【人身売買組織】で売られ、【暗殺組織】へ売られた不運な子供だよ‼️
■CodeName:No.77
■《ジョセフ・バレンタイン》と【暗殺組織】が付けた名前だッ❗
《ジョセフ・バレンタイン》には、間違っても……
【CodeName:No.77】で呼ぶなよッ❗
《ジョセフ・バレンタイン》に嫌われるぞ‼️
《ジョセフ・バレンタイン》が封印したい【黒歴史】を、思い出させるなよッ❗
ここだけの《秘密》なッ❗……《氷河龍》‼️〗
『ここだけの《秘密》だねッ❗……(ゝω・´★)』
〖本当に分かってるのかな❓……(。・´_`・。)〗
『【CodeName:77】‼️……カッコイイなッ❗( ☆∀☆)』
氷河は《ジョセフ・バレンタイン》の過去を知り、大興奮していた。…………( ☆∀☆)カッコイイ♡
〖私は……四大天使だった《ラファエル》‼️〗
《ラファエル》は氷河に質問した。
〖《氷河龍》よッ❗……《ジョセフ・バレンタイン》の居場所を本当に知りたいのか❓〗
氷河は大粒の涙を流しながら、涙で訴えた。
『《ジョセフ・バレンタイン》お兄ちゃんに逢いたいんだ‼️
《ジョセフ・バレンタイン》お兄ちゃんに逢わせて下さい‼️……。・(つд`。)・。』
氷河は真剣な顔して、《ラファエル》を見つめていた。
《ラファエル》は氷河の真剣な瞳に、笑みを溢した。
〖やっぱり~君は《神々に愛された奇跡の子供》だね‼️
………君は人の心が読めるんだねッ❗〗
《ラファエル》は氷河の頭を優しく撫でていた。
〖《氷河龍》‼️……君は見届ける覚悟があるか❓〗
『はいッ❗……あります‼️……( ・`д・´)』
氷河は大きな声で答えた。
〖じゃあ~行こうかッ❗……《氷河龍》よ‼️〗
《ラファエル》は氷河の肩を触った途端………。
シュッ❗
《ラファエル》と《氷河龍》が同時に、瞬間移動しました。




