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処刑人ZERO  作者: 月未来
27/60

氷河龍の轍7…………6年生。

■6年生………分数の乗除

       分数・少数・整数の混合

       文字を用いた式

       拡大・縮小

       線対称・点対称

       概形の面積・円の面積

       角柱・円柱の体積

       比例と半比例

       比

       代表値・度数分布・ヒストグラム

       統計的な問題解決の方法

       起こりうる場合


☆《氷河龍》身長:160cm 体重:43.3kg。 満11歳。

☆《ダイヤモンド・ネックレス》:2.3cm。

☆《神々ブレスレット》:16%








 氷河はいつの間にか、もう~小学6年生。

身長は160cmとスレンダーハンサムboyとなっていた。


 氷河は柔道検定で、念願の《初段》合格。

【黒帯】になりました。



『俺は強くなったぞッ❗……《ジョセフ・西園寺》‼️

覚悟しろよ‼️……(((*≧艸≦)ププッ‼』



 氷河は笑顔で微笑みながら、大の字になって、気合いを入れた。



ゴゴゴゴゴォォォォォーーーーーーーーーーーーーーー‼️



オッスッ❗…オッスッ❗……オッーーーーーーースッ❗



 氷河は《聖なるオーラ》を身に纏っていた。



「(《氷河龍》……何と清らかなオーラだッ❗

流石〖神に選ばれし《神の子》〗だな‼️……( 〃▽〃))」



《ジョセフ・西園寺》はニヤリと笑っていた。



「ヘーーーーーーッ❗……何て美しいオーラなんだ‼️

これは楽しみだなッ❗……(¬∀¬)

じゃあ~‼️……稽古しようかッ❗……( -`Д´-;A)」



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



 《ジョセフ・西園寺》は右手にこん棒1つを持って、氷河の攻撃を防いでいた。



『俺が《ジョセフ》の左腕を使わせたら、俺の望みを叶えてくれる❓……("⌒∇⌒")』



「❓……いいだろう‼️……何が望みだ❓」



 氷河は照れている。



『❓……どうしましたか❓……坊っちゃん❓(・_・?)』



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



 氷河は攻撃の構えを解いた後、沈黙した。



『(《ジョセフ・西園寺》……………………)』



 氷河は悲しい顔して沈黙した。



「どうしましたか❓……坊っちゃん❓(・_・?)」



パタパタッ❗……パタパタッ❗……バサッ❗



 氷河は武器を捨て、涙を流しながら《ジョセフ・西園寺》に思いっきり抱き付いた。



グスンッ❗……。・(つд`。)・。



「坊っちゃん❓……!!(゜ロ゜ノ)ノ」



『俺の…俺の…俺の《お兄ちゃん》になって下さい‼️』



「私が坊っちゃんのお兄ちゃんになるのですか❓

私で良いのですか❓……(。・´_`・。)

私は人間ではないッ❗……【強化人間】で薄汚い《化物》になってしまった《化物》‼️

生きる資格が無いッ❗……【人体実験】の化物‼️

こんな私でも、坊っちゃんのお側に居られるだけで、とても幸せです‼️……(*´σー`)エヘヘ

坊っちゃんのお兄ちゃんになる何て、恐れ多い‼️」



 《ジョセフ・西園寺》は氷河を強く抱き締め、頭を優しく撫でていた。



「御免なさい‼️……坊っちゃん‼️」



『《ジョセフ・西園寺》‼️……君は俺の《マブダチ》だ‼️

そんな悲しい事……言わないでよッ❗……( >Д<;)』



 氷河は大粒の涙を流しながら訴えた。



『薄汚い《化物》何て言わないで《ジョセフ・西園寺》‼️

俺は《ジョセフ・西園寺》を《化物》だ何て、思っていないよッ❗

本当だよッ❗……《ジョセフ・西園寺》は人間だもの‼️』



 《ジョセフ・西園寺》の顔に風が吹いた。



「坊っちゃん……………………」



 《ジョセフ・西園寺》は優しい視線で、氷河を見ている。


 《ジョセフ・西園寺》を人間扱いしたのは、《西園寺理事長》と《氷河龍》の2人だけだった。

《ジョセフ・西園寺》を怖がらず、普通の人間として、扱ってくれた人間が居た事に、驚きを隠せない様子。

《ジョセフ・西園寺》の両目から、自然と涙が溢れていた。



ポロポロッ❗……ポロポロッ❗



「坊っちゃん‼️………………。゜(゜´Д`゜)゜。」



 《ジョセフ・西園寺》の涙が止まらない。

氷河は《ジョセフ・西園寺》を強く抱き締めた。



『《ジョセフ・西園寺》はもう~俺の大切な家族だから、お兄ちゃんになって下さい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ』



「本当に私で良いのですか❓……(@ ̄□ ̄@;)!!」



『《ジョセフ・西園寺》がいいッ❗《ジョセフ・西園寺》がいいんだもん‼️


《ジョセフ・西園寺》じゃなきゃ~嫌だ‼️

………p(`ε´q)ブーブー!!


お兄ちゃんになって下さい‼️……ダメですか❓

俺の事が嫌いですか❓……(。・´_`・。)』



 《ジョセフ・西園寺》は氷河を強く抱き締めた。



「《氷河龍》ちゃんの事が嫌いじゃない‼️

こんなに可愛い《氷河龍》ちゃんを、嫌いになる訳が無いでしょう‼️……。・(つд`。)・。

俺は《氷河龍》ちゃんが大好きだよッ❗……(〃ω〃)

私で良ければ、坊っちゃんのお兄ちゃんになってあげても良い‼️……( `・ω・´)ノ ヨロシクー!!」



 《ジョセフ・西園寺》は大粒の涙を流しながら、笑みを浮かべていた。



『ヤッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️


俺にお兄ちゃんが出来るかも‼️……嬉しいなぁ~‼️』



ワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイッ❗


ピョンピョンッ❗……ピョンピョンッ❗



 氷河は大粒の涙を流し、ジャンプしながら、笑顔で喜んでいた。

 《ジョセフ・西園寺》は涙を拭いて、笑顔で微笑んでいた。



「坊っちゃん‼️………1つ条件がありますよッ❗」



 《ジョセフ・西園寺》は防御態勢に入った。



「坊っちゃん‼️……さぁ~‼️……涙を拭いてッ❗

稽古の続きをしましょう‼️……(((*≧艸≦)ププッ!!

私から1本取ったら、坊っちゃんのお兄ちゃんになる事を約束しましょう‼️………(*^▽^)/★*☆♪」



 氷河は目を輝かせていた。( ☆∀☆)



『本当❓……嘘じゃないよね❓』



「但し、私が左腕を使って、防御したらですよ‼️

(*´σー`)エヘヘ……(((*≧艸≦)ププッ」



『エエッ❗………Σ(Д゜;/)/』



「当たり前でしょ❓……今は稽古中なんだからねッ❗」


『p(`ε´q)ブーブー!!……p(`ε´q)ブーブー!!』



「いきますよッ❗……坊っちゃん‼️……( -∀・)」



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



 氷河と《ジョセフ・西園寺》の稽古が再開されました。



「さぁ~かかって来なさい‼️……(*≧ω≦)」



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



 氷河と《ジョセフ・西園寺》は、護身術の稽古をしていた。



「ホラホラッ❗……こんなものか~ッ❗」



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……



『イラッ❗……絶対にお兄ちゃんになって貰うぞッ❗

《ジョセフ・西園寺》‼️……(#・∀・)』



シューーーーーーーーーーーーーーーーッ❗……バキッ❗



 氷河の鋭い蹴りが《ジョセフ・西園寺》の顔面にHIT。

《ジョセフ・西園寺》は左腕を使って防御し、氷河は《ジョセフ・西園寺》からを1本取った。

《ジョセフ・西園寺》は氷河の戦闘センスに驚きを隠せない様子だった。



「(へーーーーーーッ❗……1年しか経ってないのに、左腕を使わせるとは、急成長したなッ❗

坊っちゃん‼️……これからが楽しみだ‼️♡( 〃▽〃)♡)

約束だッ❗……今日から坊っちゃんのお兄ちゃんに、なってあげよう‼️……("⌒∇⌒")」



『俺のお兄ちゃんが出来た‼️……ヤッター‼️


ヤッターーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』



 氷河は大喜びしている。

《ジョセフ・西園寺》は照れ笑いをしていた。



「次私から1本を取れたら、何が望みかな❓(^○^)」



 氷河は考え事をした後、大胆な発言をした。



『超能力で【瞬間移動】したいッ❗……【空中浮遊】で空を飛びたい‼️』



「エエッ❗……Σ(Д゜;/)/」



 《ジョセフ・西園寺》は困ってしまった。



「坊っちゃん‼️……《瞬間移動》は危険な力だから、教えれない‼️

もし《瞬間移動》が失敗し、建物や物質に瞬間移動したら、身体がバラバラになって、死んでしまう恐れがあるから、教えたくないんだ‼️……済まない‼️

坊っちゃん‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ」



『瞬間移動は物凄く難しいんだねッ❗……Σ(Д゜;/)/

どうすれば【空中浮遊】が出来るのかな❓

《ジョセフ・西園寺》‼️』



 《ジョセフ・西園寺》は困り始めた。



「【空中浮遊】はかなりレベルが高いぞッ❗

己に秘めた力を使って、【空中浮遊】が出来るかも❓

出来る、出来ないは坊っちゃん次第ですが…………」



『さぁ~‼️……やろうかッ❗……俺は諦めないぞ‼️』



 《ジョセフ・西園寺》はこん棒を投げ捨てた。

一呼吸した後、用意していた木で出来ていた《双剣》を左右に持って、Xに重ねた。



「じゃあ~‼️……私も本気を出そうかなッ❓」



『エエェッ❗まだ本気を出してなかったの❓Σ(Д゜;/)/』



「じゃあ~‼️……10%‼️……本気を出すよッ❗」



『嘘だろ❓…… ゜ ゜ ( Д  )』



 氷河は唖然していた所に、《ジョセフ・西園寺》は《双剣》2本を、氷河の目の前に投げて渡した。



カランッ❗……カランッ❗



 《双剣》を装備した氷河。



『本気を出していいの❓……(・_・?)』



「但し、殺し合いじゃないからなッ❗

かかってきなさい‼️……(*´σー`)エヘヘ」



 《ジョセフ・西園寺》は笑みを浮かべ、攻撃の構えをとった。



「私から1本を取ってみろッ❗……坊っちゃん‼️」



カンカンッ❗……カンカンッ❗……カンカンッ❗……

カンカンッ❗……カンカンッ❗……カンカンッ❗……



 氷河と《ジョセフ・西園寺》は互いに笑みを溢しながら、稽古していた。



『負けないぞッ❗……《ジョセフ・西園寺》‼️』



「私も負けませんからッ❗」



カンカンッ❗……カンカンッ❗……カンカンッ❗……

カンカンッ❗……カンカンッ❗……カンカンッ❗……



ガキーーーーーーッ❗



 氷河と《ジョセフ・西園寺》の《双剣》がぶつかり、凌ぎを削った。



「甘い‼️」



シューーーーーーーーーーーーーーーーッ❗……ボコッ❗



 《ジョセフ・西園寺》は回し蹴りして、氷河の《双剣》を蹴っ飛ばし、弾き返した。



『体術を使用する何て、ズルイよッ❗……(# ̄З ̄)

p(`ε´q)ブーブー!!』



 氷河と《ジョセフ・西園寺》は互いを尊敬し合い、熱心に武術を稽古していた。



シュッーーーーーーッ❗……ボコッ❗

シュッーーーーーーッ❗……ボコッ❗……バキッ❗



『おりゃ~‼️……食らえ‼️』



 氷河は1回転回し蹴りを2回続けた後、《ジョセフ・西園寺》の《双剣》を思いっきり蹴っ飛ばした。



「(もう~回し蹴りをマスターしたか……坊っちゃん‼️

吸収が早いなッ❗……流石坊っちゃん‼️

【黒帯】になった途端、戦闘センスが爆上がりだッ❗)

坊っちゃんの成長が楽しみだよ‼️……(*´σー`)エヘヘ」



カンカンッ❗……カンカンッ❗……カンカンッ❗……

カンカンッ❗……カンカンッ❗……カンカンッ❗……



 氷河と《ジョセフ・西園寺》は気が済む迄、稽古に励みました。









 《星々学園》のバスケ部活に《氷河龍》が入部した途端、《氷河龍》が大人気になった。

氷河は放課後、1人で《3pointシュート》の練習していた。



トントンッ❗……トントンッ❗……シュッ❗カンッ❗


トントンッ❗……トントンッ❗……トントンッ❗……



 氷河が投げたバスケットボールは、ゴールのリングに弾かれた。



『《3pointシュート》は難しいなッ❗』




…………当たり前だろッ❗……そんなに簡単に出来たら、苦労はしないさ‼️………………




 2人の少年が現れた。



〈やぁ~‼️…君は新人だね‼️……入部を歓迎するぜッ❗

俺の名前は【タカ】‼️君と同じ《SF ・フォワード》だ‼️

背番号【3】で副主将だ‼️……宜しくな‼️〉



☆身長163cm・水色のストレートヘアをした【タカ】が、氷河に話し掛けて来た。



〈こいつだろ❓……入部テストで神がかった動きを見せたのは……なッ❗……【シン】‼️〉



〈おいおい……俺も混ぜてくれよッ❗

この少年が例の人物だね❓……(((*≧艸≦)ププッ

俺の名前は【シン】‼️……《SF ・フォワード》で主将している‼️

背番号【11】‼️…宜しくなッ❗……氷河‼️( v^-゜)♪〉



☆身長167cm・金髪のショートヘアをした【シン】が、氷河に話し掛けて来た。



『入部したばっかりの《氷河龍》です‼️

宜しくお願いします‼️………( ´;゜;∀;゜;)』



 氷河は緊張して、身体が震えていた。



〈怖がらなくていいよッ❗……君を歓迎するよッ❗

但し、君の実力を見せてくれよ‼️……!( ̄- ̄)ゞ〉



〈3pointシュートが出来る様になるのは練習あるのみッ❗

俺と勝負するか?〉



トントンッ❗……トントンッ❗……トントンッ❗



 氷河と【タカ】の1対1の勝負。

氷河はドリブルしながら、【タカ】に接近。



〈来いッ❗……氷河‼️〉



 氷河は【タカ】をすらりと躱し、ゴールを目指していた。



〈ヘェ~‼️……動きは素晴らしい‼️

君は《金の卵》だよッ❗……《氷河龍》‼️〉



 氷河は速いスピードで、【タカ】を翻弄する。



〈負けるもんかッ❗〉



 【タカ】は氷河を追うが、間に合わない。



パサーーーーーーッ❗……入れッ❗……バンッ❗




『チッ❗……まだだ‼️』……リングに弾かれた。



 落ちてくるボールを奪い、再び、シュート態勢を取った氷河。

【タカ】は必死に《ディフェンス》して、氷河のシュートを妨害している。



〈シュートさせるものかッ❗〉



『‼️……( ☆∀☆)』



ジャンプーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 氷河は業とペイントし、【タカ】はペイントに引っ掛かった隙に、氷河はボールを持ったまま、高くジャンプし、ボールをゴールネットに押し込んだ。



バンッ❗……トンッ❗……トンッ❗……



〈な……何❓〉



 氷河は初めて、《ダンクシュート》を成功させた。



〈マジかよ❓俺から得点した奴はお前が初めてだぞッ❗

氷河‼️……お前って、スゲーなッ❗……!щ(゜▽゜щ)

【シン】‼️……これなら全国大会を狙えるかも‼️〉



トンッ❗……トンッ❗……トンッ❗……トンッ❗



 【シン】はボールを叩きながら、氷河に勝負を挑んだ。



〈君は間違いなく《天賦の才能》を持った《金の卵》だ‼️……君は素晴らしいよッ❗

しかし……この世界には、上には上がいる事を分からせてやるぜッ❗

《天賦の才能》は君だけじゃない事を分からせてやるぜ‼️

…………ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎〉



〈【シン】本気か❓…やれやれだぜッ❗…┐(´~`;)┌〉



 【タカ】は《氷河龍》に対し、本気を出しているのが嬉しかった。



〈(見つかったんだなッ❗……お前を本気させる相手を、お前の闘志に火を付けてくれるライバルをな‼️

なッ❗……【シン】‼️……(;¬_¬))〉



 【シン】は笑顔で微笑みながら、久々に本気で氷河と対峙する。



トンッ❗……トンッ❗……トンッ❗……トンッ❗



〈5分以内で、俺からボールを奪えたら【キャプテン】の座をあげてもいいぞ‼️……!щ(゜▽゜щ)

ボールを奪ってみろッ❗…《氷河龍》‼️…((( ̄へ ̄井)〉



 ドリブルしながら、氷河を向かえ打つ【シン】。



ドンドンッ❗……ドンドンッ❗……ドンドンッ❗



 天才プレイヤー【シン】が、氷河を翻弄し始めた。

氷河はボールを奪おうとしても、ボールが意思がある様に、ボールは【シン】から離れない。

 上手くボール捌きを見せる【シン】は、楽しそうに笑っていた。

【シン】は華麗になる動きで、氷河にボールを触らさせない。



〈お前の力はこんな物か❓…(((*≧艸≦)ププッ!!〉



『ボールがどうしても奪えない‼️……畜生‼️

何だ❓……この滑らかな動きは❓(・_・?)』



〈まだまだだな~氷河‼️……(((*≧艸≦)ププッ〉



 華麗に踊る【シン】。

【シン】が楽しく華麗に踊る姿を見て、【タカ】は安堵していた。


 【シン】は天才プレイヤーだからこそ、悩みも多かった。

【シン】が余りにも強すぎる為、辞めてしまう部員が後をたたない。

 【シン】は対等に渡り合える《ライバル》に飢えていた。

 今回《氷河龍》が《バスケ部活》に入部したキッカケで、《氷河龍》の【実技試験】で見せた《天賦の才能》に、【シン】は久々に胸が踊っていた。

 本物の天才プレイヤーが入部してくれたお陰で、バスケに本気に向き合える機会を、与えてくれたのが《氷河龍》でした。


 【シン】は心底……嬉しかったのだ。

ライバルになりうる《天才プレイヤー》である《氷河龍》が入って来た事に、【シン】【タカ】【氷河龍】の伝説が生まれるのであった。



 放課後、【シン】【タカ】【氷河】は夜遅く迄、フォーメーションの確認と、試合に向けての猛練習していた。


 【シン】【タカ】【氷河】は《星々学園》では、知らない者が居ない程、大人気でした。

【シン】【タカ】【氷河】の3人が揃って練習する度、女子生徒の黄色い声援が途切れる事はなかった。

 1番人気はダントツ……【シン】だった。

クールなイケメンに女子生徒が、失神者が出た程のプレイボーイだった。


 2番人気は【タカ】。

女性の扱いはダントツトップ‼️……彼の言葉で気絶してしまう女子生徒がいた程だ。


 3番人気は突然現れた《白馬の王子様》♡

クールなイケメン美少年の【氷河龍】‼️♡(〃´ω`〃)♡

 人気急上昇のカリスマ的存在‼️

ミステリアスな部分が女子生徒の心を揺さぶる。


 【シン】【タカ】【氷河】は学園アイドルとして、有名になってしまいました。


 数日後には【シン】【タカ】【氷河】の熱烈なファンCLUBが出来ていた。

 これには【シン】【タカ】【氷河】の3人は困惑していた。

 学園では【シン】【タカ】【氷河】の事を、《BIG3》と呼んでいた。

 氷河がバスケの練習をしているだけで、黄色の声援が聞こえて来る始末。



『参ったねッ❗……先輩‼️……( ;-`д´-)』



〈人気者は辛いな~‼️〉



〈俺が1番人気だよな❓……【タカ】❓〉



〈氷河‼️……お前はきっと《プロバスケ選手》に慣れる素質があるから、しっかりと基礎を覚える様になッ❗

バカは《プロ》には慣れないぞ‼️〉



『はいッ❗……【シン】キャプテン‼️』



〈分かれば宜しい‼️〉



〈キャプテンらしくなったなッ❗……【シン】‼️〉



ボコッ❗



 【シン】は【タカ】の腹を軽く殴った。



〈大きなお世話だ‼️……【タカ】‼️〉



トンッ❗……トンッ❗……トンッ❗……トンッ❗……



 氷河はいつも通りに、《3pointシュート》の練習をしていた。






 バスケ部活では、スタメンメンバーに選ばれ、《SF・フォワード》・背番号【7】番を、監督から手渡された。



『ヤッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』



 氷河は右手をグーにしたまま、天に突き刺し、ガッツポーズ‼️



『バスケの試合に出れるッ❗……( ☆∀☆)キラリ』



 バスケの監督は《氷河龍》の【天才的なバスケの才能】に惚れ込み、《スタメンメンバー》に起用したのでした。


 夕暮れ‼️……氷河は学校が終わり、笑顔で帰宅。

早苗にバスケの部活で、《スタメンメンバー》に選ばれた事を、興奮しながら伝えました。



『母さん‼️……《SF ・フォワード》に選ばれて、背番号は【7】番だよッ❗……(*´・ω・`)b』



 早苗は大号泣‼️。・゜・(ノД`)・゜・。



〖龍がッ❗……龍がッ❗……《SF ・フォワード》‼️

期待されてるじゃん‼️……龍‼️……♡(〃´ω`〃)♡

流石ッ❗……私の息子だわ‼️♡〗



〖龍の名前をカッコ良く、付けてあげるからねッ❗

それ迄、待っててねッ❗……龍‼️……(*´∀`*)ポッ〗



パタパタッ❗……バタンッ❗



 感動の余り、大号泣してしまった早苗は早速、ユニフォームの名前の部分を付ける為、晩御飯の作ってる途中で、裁縫店へ買い物に出掛けて行った。



『母さん‼️……早ッ❗……!Σ( ̄□ ̄;)』



パカッ❗



 氷河は台所で鍋の蓋を開けると、《デミグラスソース》が作られており、ピンときた。



『晩御飯は俺の大好きな《デミグラスハンバーグ》だ‼️

母さん‼️……手料理は激ウマだから‼️♡


ヤッターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』



 裁縫店に着いた早苗は、氷河のネームフェルトに夢中になっていた。



〖付けるなら……カッコイイネームにしたいな‼️♡

これにしようか~それとも~こっちがカッコイイかな~‼️♡……♡(〃´ω`〃)♡〗



 早苗は氷河がバスケをプレイしている風景を想像しながら、微笑んでいた。



〖うちの息子がバスケの試合に出るんだからッ❗

ネームを目立たさないといけないねッ❗

これッ❗……下さいな‼️……( ≧∀≦)ノ〗



 漸く、ネームフェルトが決まった様だ。



〖早く氷河のユニフォームに、バッチリと名前を入れなきゃいけないわッ❗……頑張らなくっちゃ~‼️〗



 早苗は氷河のユニフォーム姿を想像しながら、帰宅した。



たたいま~‼️♡



『お帰りなさい‼️……お腹空いた~よ‼️』



〖アハハ(;゜∇゜)~ゴメンねッ❗……直ぐ晩御飯作るから待っててねッ❗……龍‼️……(*´・ω・`)b〗



『俺も手伝うよッ❗』



 氷河は台所の中へ入り、晩御飯の手伝いをかって出た。



〖有難う‼️……龍‼️……じゃあ~ジャガイモの皮を剥いてから、鍋に入れて煮込んで頂戴‼️♡〗



『うんッ❗……分かった‼️』



 氷河は早苗の動かない右腕を気遣い、進んで手伝いをしていました。



『母さんは無理しないでねッ❗』


〖有難う‼️……龍‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗



 早苗は氷河と一緒に調理している時間は、幸せを感じている。(〃ω〃)



ドンドンッ❗……ドンドンッ❗



 氷河が蒸したジャガイモを、ひのきすりこぎで、丁寧に潰している。



〖ジャガイモを丁寧に潰してねッ❗〗



トントンッ❗……トントンッ❗……トントンッ❗



 早苗は動かない右腕でキュウリとレタスを押さえて、包丁で切り刻んでいた。



〖マヨネーズ・キュウリ・レタスを入れて、ジャガイモと一緒混ぜて‼️♡〗

『はいッ❗』



〖【ジャガポテト】が出来上がり‼️〗



 晩御飯に氷河と早苗と共作の【ジャガポテト】が、テーブルに乗っていた。



『俺と母さんで作った【ジャガポテト】だよッ❗』

〖そうか…………〗



パクッ❗



〖旨いなッ❗……(*^▽^*)〗

〖《デミグラスハンバーグ》も食べてミソ‼️♡〗



パクッ❗……パクッ❗



旨いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 輝と氷河は、モグモグと食べていた。

早苗は晩御飯後、心を込めて1文字ずつ、氷河のユニフォームに名字《Hyoga》を、縫い付けた。


 

〖出来た‼️……氷河のユニフォームが出来上がりだ‼️♡〗



 早苗は氷河のユニフォームを嗅いで、ホッペタに頬擦りしていた。



〖私の息子が良いプレイが出来ますように‼️〗



 早苗は氷河が《夢》が実現出来る様に、ユニフォームに願いを込めた。





 試合当日、《鶴神学園グループ》主催のバスケット強化試合に、《星々学園》のバスケ部が招かれた。

《星々学園》のバスケ部が招かれた本当の理由は、氷河を見たいだけで、強化試合を組んだのだ。

 試合前、体育館の観覧席の右側席全席が、1人の女性が独り占めをしていた。



ポンッ❗……ポンッ❗……ポンッ❗……ポンッ❗



 氷河は機嫌が悪かった。

冷たい視線で1人の女性を睨んだ。



『おいッ❗……そこのブス女‼️

何勝手に観覧席を独り占めしてるんだよッ❗

俺の両親が応援来てるんだ‼️……邪魔だから観覧席を解放してくんない❓……( ・`ω・´)

大迷惑たから退出してくんねーかな❓( ・`д・´)』



 氷河は1人の女性を指さして、文句を言った。



〈そうだそうだッ❗……氷河の言う通りだ‼️〉



〈何勝手な真似をしてるんだよッ❗〉



〈俺達の応援席が足りないだろう‼️〉



 《星々学園》のバスケ部の部員達が、異議を申し出た。



〈わたくしは《鶴神学園》の理事長のご令嬢です‼️

私の《氷河龍》様の為、《鶴神学園》の一流オーケストラで応援して差し上げましてよ‼️♡〉



 ご令嬢は自己満足で、氷河を独り占めしたかったのだ。



『ハァ~❓……何言ってるの❓……バカか❓(・_・?)

そんな事、頼んでねーし‼️……迷惑だぞ‼️』



 氷河はご令嬢の暴走に困惑していた。

観覧席を独り占めしている《鶴神学園》のご令嬢が、オーケストラ達を連れて入って来た。

 バスケの試合に、オーケストラ演奏は前代未聞である。



ザワザワッ❗……ザワザワッ❗



 観客席からザワザワが止まらない。

喝!をいれたのが、《西園寺理事長》でした。



【《鶴神学園》のお嬢様‼️……今日はバスケ強化試合に呼んで頂き誠に有難う御座います‼️…( ´,_ゝ`)

しかし……………………】



〈なんですの❓……❓(・_・?)〉



【己の私利私欲の為だけに、バスケ強化試合をしようとは、片腹痛いわッ❗……(#`皿´)

バスケの試合を舐めてはいけませんよ‼️……( `_ゝ´)

バスケ部の選手達は日々、厳しい練習に励んでいるのですよ‼️

バスケの試合に、《オーケストラ》は必要が無い‼️

お嬢さん‼️……真面目にやって下さい‼️

お父様に恥をかかせないで下さい‼️

正々堂々……バスケの試合をさせて下さい‼️

宜しくお願いします‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ】



 《西園寺理事長》はご令嬢に頭を下げた。



〈分かりました‼️《オーケストラ》達は撤退させます‼️

御免なさい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〉



 ご令嬢は《オーケストラ》達を退散させた。

ご令嬢は赤面しながら、氷河をジッと視ていた。

 ご令嬢は普段から甘やかされ育った為、プライドが高く、ワガママで八方美人で有名な女性でした。

ご令嬢は車の窓から、チラッと氷河の顔を見て、一目惚れしてしまった。

 ご令嬢は氷河に夢中になっていた。

ご令嬢はど真ん中に座って、扇子を降って、甲高い声で笑っていた。



〈オホホッ❗……私の氷河‼️……♡(〃´ω`〃)♡

氷河はわたくしの彼氏にピッタリですわッ❗〉



『‼️……ふんッ❗…彼氏ね❓…(@ ̄□ ̄@;)!!』



 氷河は困惑している。



〈どうしたのですか❓……氷河‼️……(〃ω〃)

オホホッ❗…わたくしに逢いに来てくれたのですか❓

嬉しいわッ❗……氷河‼️……(ФωФ)〉



ポンッ❗……ポンッ❗……ポンッ❗……ポンッ❗



 氷河はバスケットボールを叩きながら、お嬢様に注意を促した。



『あのさ~観覧席を独り占めする行為は、俺の両親や相手チームの保護者が、応援出来ないからさ‼️

迷惑行為を辞めてくんないかな‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))』



 氷河はお嬢様を鋭く睨んだ。



『分からないのか❓……ブス女‼️』



〈ブス女はわたくしの事ですか❓……嘘だと言って‼️〉



『お前以外……誰が居るんだよ‼️』



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



 会場内にいる人々が一斉に大爆笑。



帰れッ❗……帰れッ❗……帰れッ❗……帰れッ❗……



〈キィーーーーーー‼️……《氷河龍》‼️

わたくしに恥をかかせたわねッ❗……覚えてらっしゃい‼️

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〉



 ご令嬢は激怒し、部下達にある命令を出した。



〈《氷河龍》を調べてッ❗……奴の弱点が何なのかを調べなさい‼️……そして……コソコソ…………〉



〈分かりました‼️……お嬢様‼️〉



〈ククク………みてなさいッ❗……私に逆らうとどうなるか、思い知らせてやるわッ❗…'`,、('∀`) '`,、〉



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗




 《孤児院施設》の門の前には、まねかねざる客7人の黒色のサングラスを掛けた黒スーツの男達が、鉄パイプを持って奇襲して来た。


 《孤児院施設》には、《ミカリン》と一緒に遊んでいる《孤児院施設》の子供達の姿があった。



〈あの人達❓……誰❓(・_・?)〉



 《ミカリン》が門の前を見ると、不審な男達の姿を目撃した。



【あなた達……誰❓……ここへ何しに来た‼️……

(#`皿´)】



 《ミカリン》は《孤児院施設》の子供達を避難させ、瞬時に【トゲトゲバット】を持って、相手を【トゲトゲバット】で指をさして、堂々と威嚇した。



ズルズルッ❗……ズルズルッ❗……ズルズルッ❗



 鉄パイプで地面を擦る音が、《ミカリン》に迫っていた。





 その頃……氷河は初めての強化試合に挑んでいた。



〈【氷河】【タカ】……準備OKか❓〉



〈楽しみだなッ❗……【シン】【氷河】‼️〉



『ドキドキしますッ❗…先輩‼️……( ´;゜;∀;゜;)』



〈いつも通りで攻めるぞッ❗……【氷河】‼️〉



 審判がバスケットボールを軽く上に投げた途端、【シン】がバスケットボールを奪い、ドリブルで突っ走る。



ドンドンッ❗……キュッ❗……キュッ❗ドンドンッ❗

キュッ❗…キュッ❗……キュッ❗…ドンドンッ❗



 【氷河】【シン】【タカ】の3人組は、フォーメーションで《鶴神学園》を翻弄した。



〈【氷河】は【タカ】にパスッ❗……【タカ】はドリブルで相手チームのディフェンダー達を集めた‼️

【シン】受け取れッ❗〉



パスッ❗……ドンドンッ❗……ドンドンッ❗……



 【シン】のドリブルは止まらない。

ゴール手前で背後に待機していた【氷河】にパスをした。



パスッ❗……行け‼️……【氷河】‼️



オリャ~‼️……入れーーーーーーーーーーーーッ❗



パサッ❗……入ったーーーーーーーーーーーーッ❗



 ボールを渡された氷河は直様、【ダンクシュート】し、得点獲得した。



ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



〖龍が初めて入れたわ‼️。・゜・(Д`)ヽ(゜Д゜ )〗



 氷河夫妻は大興奮、感動して大号泣していた。



〖うちの子は《天才》だね‼️。゜(゜´Д`゜)゜。〗



『ヤッター‼️……先輩のお陰です‼️』

〈まだまだ……これからだ‼️〉……【タカ】



〈試合は始まったバッカリだッ❗……気を引き締めてッ❗

いくぞッ❗…みんな‼️……ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎〉……【シン】



オオオォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 【シン】はチームメイトに気合いを入れた。

【氷河】は【シン】【タカ】と《グータッチ》して、喜んでいた。



〈俺達は止まらないぜッ❗……なッ❗

【シン】【氷河】‼️……(ゝω・´★)〉……【タカ】



〈俺達は今迄、マンネリ最下位の《星々学園》じゃない事を、見せつけ様ではないかッ❗〉【シン】



〈俺達の力で《全国大会》へ行こうぜッ❗みんな‼️〉……【タカ】



『頑張ります‼️…(@^▽゜@)ゞ』……【氷河】



 【シン】【タカ】【氷河】の3人組は、伝説の《黄金の龍》と恐れられ、バスケットボール界に旋風を巻き起こしたのでした。



■《星々学園》vs《鶴神学園》の試合結果■



【シン】……38得点。

【タカ】……35得点。

【氷河】……30得点。 ■Score■ 103 vs 0。



 《星々学園》が勝利した。

氷河は試合が終わって、学校解散になり、初めての試合で勝った事を報告しに、《ミカリン》の元へ走っていた。


 氷河が《孤児院施設》の門へ辿り着いた時、氷河のマイボールが地面に落下した。



トンッ❗……トンッ❗……トンッ❗……トンッ❗



 氷河が目にしたのは、《ミカリン》が血だらけで倒れている姿でした。


 氷河は青ざめていた。



『《ミカリン》……………………』


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