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処刑人ZERO  作者: 月未来
17/60

氷河龍の轍2……ピカピカの1年生編①

■1年生………足し算・引き算。

      1~120迄の数。

      平面図形・立体図形の観察や構成。

      簡単な2位数の加法・減法。

      方向や物の位置。


☆《氷河龍》身長:105cm 体重:16kg。満6歳。

☆《ダイヤモンド・ネックレス》:1.8cm。

☆《神々ブレスレット》:2%











 《氷河龍》は《空の幼稚園》を、無事卒園式を迎えた。

色々な出来事があったが、氷河家は《氷河龍》が幸せなれるなら、どんな事もしてあげたいのが親心でした。

 輝と早苗はタワーマンションから、都内の一軒家を35年ローンで購入しました。

氷河が自分の部屋が欲しいと、3歳の頃から言っていたからだった。

 一軒家は2階建ての《3LDK》の分譲住宅でした。

小学生になる前に、タワーマンションの自宅を売却し、一軒家へと引っ越して来た氷河一家。

 通勤が便利、近くには入学予定の区立小学校があって、通学に便利な立地だったのだ。

近くには2件のコンビニと、3件の激安スーパーと商店街があり、お財布に優しい街でした。

 輝と早苗はこの街がとても気に入りました。



『ヤッターーーーーーーーーーーッ‼️……( ☆∀☆)』



念願の自分の部屋が貰えて大喜び‼️……( ノ^ω^)ノ



『父さん‼️母さん‼️……願いを叶えてくれて有難う‼️

(*^▽^)/★*☆♪』



〖龍ちゃんのお部屋だから、好きに使ってもいいけど、散らかすなよッ❗……(。-`へ´-。)〗



〖壁に落書きはNG‼️……物を大切に扱い、片付けは自分でしなさいね‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗



『はいッ❗…分かりました‼️……(ヾノ・ω・`)』



 無事に引っ越しは完了しました。

新しい家と新しい環境での生活が始まりました。



 



 近くの区立小学校に入学が決定した。

輝と早苗は初めての事でてんてこ舞い、パニック状態でした。



ピッコンッ❗



 玄関のチャイムが鳴った。

玄関先のカメラから、《西園寺理事長》と《ミカリン》の姿が見えた途端、氷河が一目散に玄関へ行き、玄関ドアの鍵を開けて、《西園寺理事長》と《ミカリン》を家の中へと招き入れた。



【こんにちわッ❗……氷河ちゃん‼️……(  ̄▽ ̄)】



【こんにちわッ❗……氷河ちゃん‼️……( 〃▽〃)

少し背が伸びたんじゃない❓】



 氷河は《西園寺理事長》と《ミカリン》に逢えて大喜び。

輝と早苗はパニック状態を、《西園寺理事長》と《ミカリン》に見られてしまい恥ずかしかった。

( ´;゜;∀;゜;)



【オッホホッ❗想像通り、パニックってますね‼️】



〖あッ❗……済みません‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〗



 《西園寺理事長》は【まずは……落ち着いて下さい‼️】と、氷河夫婦を(なだ)めた。



【まずは輝さん‼️……《氷河龍》ちゃんの入学式を撮る為、《デジカメとスマホ》をチェック‼️

早苗さんは学校から配られた資料に目を通し、必要な道具を用意する事‼️

《氷河龍》ちゃんの名前を書くのは両親の仕事ですから、1つ1つ愛情込めて、書きましょうね‼️】


〖はいッ❗……!!ヽ(゜д゜ヽ)(ノ゜д゜)ノ!!〗


 氷河夫婦は深呼吸しました。


〖上履き❓……筆箱・鉛筆・消しゴム・ランドセル・給食袋・防犯ベル・黄色の帽子・ハンカチ……大型スーパーに買いに行ってきますので、龍ちゃんの面倒をお願いしても良いでしょうか❓(・_・?)〗



【構わないよッ❗……ついでに今晩の夕食買って来てもいいですよ‼️……(⌒‐⌒)】



〖《西園寺理事長》さん‼️……《ミカリン》さん‼️

夕食を食べていって下さい‼️

私が腕にノリをかけてご馳走しますからッ❗〗



 早苗は笑顔で、微笑んでいた。



【楽しみにしてますよッ❗……オッホホ( ´,_ゝ`)】



 西園寺理事長は微笑んでいた。



【氷河ちゃんの勉強を見てあげるね‼️( ≧∀≦)ノ】



〖お願いしますね‼️……d=(^o^)=b〗



 氷河夫婦はドタバタしながら、大型スーパーへ買い物に行きました。



【オッホホッ❗…全て初めての経験だから仕方がないさ‼️

どの家族も通る道さ‼️……( ^ω^)】



【私にはこんな経験は無かったかな❓……( ´-`)】



 《ミカリン》は悲しい表情して、落ち込んでいた。

《西園寺理事長》は《ミカリン》の頭を優しく撫でて、強く抱き締めた。



【《ミカリン》‼️……君は私の《娘》だッ❗

……( ´,_ゝ`)

君がもしも……高校からやり直しがしたいのなら、応援するよ‼️……( v^-゜)♪】



【私は高校に通学させて貰えなかった‼️

両親から《お前の様な〖捨て子〗なんか、1円たりとも出してたまるかッ❗》と啖呵(たんか)を切って激しく、ののしっていたんだよ‼️……父さん‼️……

。゜(゜´Д`゜)゜。】



 ミカリンは西園寺理事長の胸の中で、大号泣していた。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


 西園寺理事長は優しい微笑みで、ミカリンに諭した。



【じゃあ~定時制高校へ行ってみないか❓】



【定時制高校❓……❓(・_・?)】



【人生は一度きりだッ❗……いきなり大学受験は厳しそうだから、定時制高校からやり直してみたらどうだ❓

頑張ってみないか❓……ミカリン‼️……( ´,_ゝ`)】



 《ミカリン》は両目一杯に、涙を溜めて大喜び。

《ミカリン》にとって、初めて《高校へ行っていいよっ❗》と言われた言葉でした。

 《ミカリン》は涙を拭いた後、笑顔を見せた。



【じゃあ~本気で高校行こうかな‼️……( ^ω^ )】



 《ミカリン》は西園寺理事長を優しく抱き締めた。



【有難う‼️……父さん‼️……♡(〃´ω`〃)♡】



 《西園寺理事長》と《ミカリン》は、本当の親子に見えました。



【分かった‼️……定時制高校の資料を取り寄せるよ‼️♡

頑張れーーーーーーーーーッ❗……《ミカリン》‼️♡】



【頑張ってみるよ‼️……父さん‼️……♡(〃´ω`〃)♡】



 《ミカリン》は西園寺理事長の計らいで、定時制高校へ通学する事になりました。



【父さん離れてッ❗…氷河ちゃんが観てるわ‼️♡】



 氷河はしゃがみながら、《西園寺理事長》と《ミカリン》がイチャイチャしている姿を、羨ましいそうにジーっと視ている。



【氷河ちゃん‼️……………( ´;゜;∀;゜;)】



『俺も混ぜて欲しいな‼️♡……(¬∀¬)

2人だけ……ズルイよ‼️……( ・`ω・´)プンプン』



【誤解するなッ❗……親子の馴れ合いだぞ‼️♡】



【そうよッ❗……誤解しないでッ❗♡(〃´ω`〃)♡】



  氷河は疑いの目で、《西園寺理事長》と《ミカリン》を見ていた。

《ミカリン》は氷河の機嫌が良くなる様、氷河にクチュクチュ攻撃をした。



クチュクチュッ❗……クチュクチュッ❗クチュ‼️♡



『ワハハハッ❗……辞めてよッ❗……《ミカリン》‼️』



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



クチュクチュッ❗……クチュクチュッ❗クチュ‼️♡



『ワハハハーーーーーーーーッ❗…'`,、('∀`) '`,、』



 漸く氷河の機嫌が良くなりました。



『《ミカリン》‼️♡……ズルイよ‼️♡』



【少し遊ぼうか❓……(^з^)-☆】



 氷河はポケモンカードを持って来た。



【おーーーッ❗……やるか❓ポケモンバトル‼️♡】



『やるぞッ❗……ポケモンバトル‼️♡』


 氷河と《ミカリン》は楽しくポケモンバトルを楽しんでいた。

《西園寺理事長》は氷河と《ミカリン》が、笑顔で楽しんでいる姿を見て、微笑んでいた。

……♡(〃´ω`〃)♡



【氷河ちゃんは、どんな大人になるのでしょうか❓

楽しみですね‼️……♡(〃´ω`〃)♡】



 《西園寺理事長》はキッチンで、冷蔵庫からドリンクを取り出し、コップを3つを用意して、ドリンクを注いだ。



【はいッ❗……ドリンク用意したよ‼️】



【有難う‼️♡……お父さん‼️♡】



【有難う‼️♡……西園寺理事長叔父ちゃん‼️

(⌒0⌒)】



 氷河夫婦が帰って来る迄、ポケモンバトルで楽しんでいた。



カチャッ❗



 氷河夫婦が帰って来ました。



【我が息子の龍ちゃんの為ならエーンヤコーラ‼️】



 氷河夫婦は大きな荷物を沢山持っていた。



『父さん‼️…母さん‼️…お帰りなさい‼️(((^_^;)』



 氷河は輝に飛び付いて抱き締めた。



〖龍ちゃん‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗



 輝は氷河を抱っこして、喜んでいた。

今晩の夕食は、お寿司・唐揚げ・ミートパスタ・チャーハン・クリームシチューと、早苗の手料理がズラリと並んでいた。……どれも美味しそうだった。

 早苗の料理の腕前は、プロ料理人と変わらない程でした。



頂きまーーーーーーーーーーーーす‼️♡



 《西園寺理事長》と《ミカリン》と一緒に、楽しい夕食会になりました。

氷河は夢中で、クリームシチューを食べていた。



【名前を書いたり、給食袋を手作りしなければならないけど、給食袋は何がいいかなッ❗

氷河ちゃん‼️】



『シンカリオーーーーンがいい‼️……♡( ☆∀☆)♡』



【シンカリオンだね‼️♡……( ゜∀゜)人(゜∀゜ )

じゃあ~シンカリオンで決まりだね‼️…(^ー^)ノ】



 氷河は夕食を食事した後、《西園寺理事長》と《ミカリン》が自宅へ帰りました。

 氷河はお腹一杯になったのか、ウトウトとソファーの上で眠ってしまいました。

輝は氷河を起こさない様にお姫様抱っこし、氷河のベットに寝かせて、布団を掛けてあげました。



〖お休み♡……龍ちゃん‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗



チュッ‼️♡



 輝は氷河のオデコにキスをして、氷河の部屋を後にしました。

輝と早苗はキッチンで後片付けした後、小学校に持って行く道具1つ1つに愛情を込めて、氷河の名前を書きました。



【龍ちゃんは5歳か……早いもんだなッ❗】



【本当にね‼️…私達の息子は小学生になるんだね‼️

楽しみですね‼️……輝‼️……♡(〃´ω`〃)♡】



 氷河夫婦は笑みを溢しながら、名前書きを深夜2時迄、掛かりました。


 翌朝……朝食後、氷河に黄色の《ランドセル》を手渡しました。



『何コレ❓……( ☆∀☆)』



 輝は黄色の《ランドセル》の正しい使い方を教えました。



〖黄色の《ランドセル》にしょって、学校へ通学するんだよ‼️……龍ちゃん‼️……( ≧∀≦)ノ〗



『ドクターイエローみたいでカッコイイな‼️♡』



パシャッ❗



 輝と早苗は満面な笑みで、黄色の《ランドセル》をしょった《氷河龍》を、デジカメ・スマホで撮影しました。



〖龍ちゃん‼️……可愛いいわ‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗


〖世界一‼️……可愛い息子だ‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗



 輝と早苗は氷河の可愛い姿を見て、昨日の疲れが吹っ飛びました。

 区立小学校へ入学式準備は、ギリギリ迄、かかってしまいました。

 入学式当日……氷河一家はドタバタしていた。



〖輝‼️……デジカメとビデオカメラを用意して❗〗



〖龍ちゃん‼️……じっとしていて‼️…!Σ( ̄□ ̄;)〗



 早苗は氷河にスーツを着せていた。

ドタバタしながら、玄関迄、急いで外出した氷河一家。

 氷河夫婦は真ん中に氷河を挟んで、氷河は輝と早苗に手を繋いで区立小学校へ向かいました。


 

★入学式★

 校長先生から長ーーーいお話から始まり、在校生徒が虹の飾りを用意してから虹の中を、新1年生が元気に行進して来た。

 氷河は笑顔で元気一杯に行進している姿を、氷河夫婦はデジカメで録画していた。

入学式の行事が無事終了し、解散になった。

 氷河一家は楽しく帰宅しました。


★身体測定★

 区立小学校へ初登校日……まず身体測定から始まります。


 《氷河龍》……105cm・15kg。





 学校通学して一週間経った後、異変が起きた。

突然、《氷河龍》が足を引きずりながら、ボロボロになって帰宅して来た。


〖り……りり…龍ちゃんどうしたの❓…その傷は❓〗



【母……さ……ん…………た……だ…………い…(@_@;)】



 氷河は大号泣しながら、立ったまま倒れ込む所を早苗に抱き締められた。。・゜・(ノД`)・゜・。



『みんなが俺にゴミだから、生きている資格が無いって言って、《死んじまえ‼️》とボコボコ殴るんだ‼️

凄く…痛かったよ❗母さん‼️…。・(つд`。)・。』



 早苗は大号泣しながら、氷河を抱き締めた。



『俺はゴミなの❓……俺は生きちゃいけないの❓

。・゜・(ノД`)・゜・。』



〖龍ちゃんは何も悪くない‼️…。゜(゜´Д`゜)゜。

ゴミじゃないよ❗……生きていいんだよ‼️

龍ちゃん‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。〗



 氷河の全身痣だらけ、顔中の痣が内出血で、紫色で痛々しい激しい暴行をうけた姿だった。

 氷河は突然、意識を失ってしまった。



〖‼️……龍ちゃん❓……龍ちゃんーーーーーーーー‼️〗



 早苗は直様、110に連絡し、救急車を呼んだ。

氷河の黄色のランドセルは、死ね・ゴミ・汚いゴミとマジックで書かれて、カッターで縦に7ヵ所切られていた。

 氷河の教科書とノートは無残にも破られて、《死ね・ゴミ・クズ・死んでしまえ❗》とマジックで書かれていた。

これは紛れもない氷河は《苛め》られたのだ。

 救急車が到着した後、救急隊員に早苗は、大号泣しながら、救急隊員に訴えた。



〖龍ちゃんが……龍ちゃんが……酷い《苛め》を受けました‼️

龍ちゃんを……龍ちゃんを助けて下さい‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。〗



 救急隊員は黄色のランドセルを見て、ゾッとしていた。



〈意識レベルは低下しています‼️……5歳児です‼️

◎◎救急病院へ搬送します‼️

お母さん‼️……救急車に乗って下さい‼️〉



 早苗は救急隊員に付き添い、救急車へと乗り込みました。

救急隊員は直様、氷河をタンカーに乗せられ、◎◎救急病院へと運びました。

 早苗は途中で、スマホで輝に連絡していた。

輝は大事な会議の途中で退出し、廊下で早苗の電話に出ました。



〖プルプルッ❗……プルプルッ❗……ピィッ❗

はいッ❗……もしもし‼️……今大事な会議中だから、後にして欲しい‼️〗



〖グスグス…………。・゜・(ノД`)・゜・。〗



〖もしもし‼️……早苗❓……早苗❓(・_・?)〗



 輝は電話の向こう側で、早苗が大号泣している事が分かった。



〖何があったんだ❓……早苗❓〗



 早苗は泣き声で輝に伝えた。


〖グスグス…………龍ちゃんが‼️……龍ちゃんが‼️……

酷い《苛め》を受けて、意識不明の重体なの‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。〗



バタンッ❗



 輝はショックの余り、スマホを落としてしまった瞬間、スマホ画面が粉々に割れた。



パリンッ❗



〖(俺の大切な息子《氷河龍》ちゃんが、意識不明の重体だと❓……何故だ( ̄□||||!!)


 輝は顔が真っ青、落としたスマホを拾ってから、早苗との電話を切らずに、事の顛末を聞いていた。



〖シクシク……龍ちゃんは意識不明の重体で、◎◎救急病院へ運ばれ、緊急オペしているの❓

私の話を聞いてるの❓……輝‼️……輝‼️

……( >Д<;)〗



〖分かった‼️( ̄□||||!!……◎◎救急病院だね❗

俺も行くから、気持ちをしっかりと持ってくれ‼️〗



〖愛してるわ‼️……輝‼️♡(〃´ω`〃)♡〗



〖俺も愛してる‼️……早苗‼️♡(〃´ω`〃)♡〗



 輝は大事な会議中だったが、家族の一大事だと伝え、急いで会議室を退出しました。

輝は早歩きで早退した後、タクシーで◎◎救急病院へと向かいました。



〖龍ちゃん‼️死ぬなよ‼️運転手さん急いで下さい‼️

息子の命が危ないんだ‼️……頼む‼️…( ・`д・´)〗



〈分かりました‼️……裏道行けば短縮出来ます‼️〉



〖無理言って済みません‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〗



〈◎◎救急病院は有名な病院だから、大切な息子さんでしょう‼️……大丈夫‼️……助かりますよ‼️〉



〖有難う‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。〗



 輝は大号泣していた。




 同時刻、西園寺理事長の部屋へ、猛ダッシュする人物が来た。



ドタバタッ❗……ドタバタッ❗……ドタバタッ❗……

ドタバタッ❗……ドタバタッ❗……ドタバタッ❗……



バターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン‼️



 西園寺理事長室の扉が、乱暴に開けられた。

西園寺理事長室に、飛び込んで入って来たのは、紛れもない《ジョセフ・西園寺》でした。


《ジョセフ・西園寺》は息切れしながら、ノートPCを持って現れた。



【どうした❓……《ジョセフ・西園寺》❓

何があったのだ‼️】



「BOSS‼️……大変です‼️……氷河ちゃんが……氷河ちゃんが……氷河ちゃんが大変です‼️

これを観て下さい‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))」



 《ジョセフ・西園寺》はノートPCで、あるSNS動画を観せた途端、《氷河龍》が数人の子供達に激しい殴る蹴るの暴行されている《苛め》動画が、ネットにアップされていました。



〈生意気なんだよッ❗……死ねよ❗……死んじまえ❗

さっさと屋上から飛び降りて死ね‼️……ゴミが‼️〉



『痛いよ❗……辞めてッ❗…辞めて‼️( >Д<;)』



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗

ボキッ❗……ギャーーーーーーーーーーーーーッ‼️



〈右腕を折ってやったぜ‼️……ざま~みろ‼️……(ФωФ)

左腕も同じく折ってやるわ‼️………ゴミクズ野郎‼️

(ФωФ)〉



ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗

ボキッ❗……ギャーーーーーーーーーーーーーッ‼️



 氷河は頭を両腕でガードして、それでも激しい暴行に、大号泣しながら耐えていた。

左腕が骨折しても、イジメっ子は暴行を辞めない。

主犯格の男の子は、氷河の髪の毛を掴み、氷河の顔面を問答無用で殴り続けていた。


〈人間のクズ野郎‼️……ゴミは生きる価値が無いんだよ‼️…さっさと消えろッ❗薄汚いゴミ野郎が‼️〉



ボカボカッ❗……ボカボカッ❗……ボカボカッ❗



 氷河は顔面に強打され、鼻血が出てもお構い無しに殴るの辞めなかった。



〈死ね‼️……死ね‼️……死ね‼️…死んでしまえゴミ‼️

キャハハハハッ!…バカは死ねー‼️……'`,、('∀`) '`,、

アハハハハハーーーーーーーーッ❗……(*≧∀≦*)〉



 《西園寺理事長》と《ジョセフ・西園寺》は、血の気が引いた。

《西園寺理事長》は《苛め動画》を観て、心底からの怒りが湧いてきた。


 《ジョセフ・西園寺》はこんなに大激怒をしている《西園寺理事長》を、見るのは始めてだった。

 《西園寺理事長》の両拳が力強く握っていたせいか、両拳から血が垂れていた。



ポタッ❗……ポタッ❗……ポタッ❗……ポタッ❗……



【私の大切な《氷河龍》ちゃんを、よくも……よくも酷い《苛め》をてくれたな❗…((ヾ(≧皿≦メ)ノ))

絶対に許さないぞ‼️……絶対に許さない‼️…(*`ω´*)

ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ‼️】



 《西園寺理事長》は大激怒。…((ヾ(≧皿≦メ)ノ))



「BOSS‼️…………………」



 《ジョセフ・西園寺》は黙ったまま、《西園寺理事長》の両拳の傷の手当てした。

《西園寺理事長》は直様、早苗に連絡した。



【もしもし‼️……早苗さんですか❓】



。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



【早苗さん❓……❓(・_・?)】



 早苗は大号泣し、泣き崩れていた。



〖シクシクッ❗……。・゜・(ノД`)・゜・。

龍ちゃんが‼️……龍ちゃんが‼️……意識不明の重体で◎◎救急病院へ運ばれた‼️…。゜(゜´Д`゜)゜。

今緊急オペ中です‼️……《西園寺理事長》‼️

( TДT)〗



【‼️…《氷河龍》ちゃんが意識不明の重体だと❓】



 《西園寺理事長》は大激怒‼️…((ヾ(≧皿≦メ)ノ))



【《苛め》をした奴らと、SNS動画を録画し、配信した奴ら全員……ブッ殺してやるからな‼️

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))】



〖西園寺理事長‼️……( ・`ω・´)〗



【私も◎◎救急病院へ行くから、早苗さんは気持ちをしっかりと持って下さい‼️……( *´・ω)/(;д; )】



 早苗は《西園寺理事長》に伝えた後、泣き崩れた。



〖ワァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。〗



【(私の可愛いい《氷河龍》ちゃんを、傷付けた奴は絶対に許さないからな‼️)】



 《西園寺理事長》は深呼吸した。



【済まない‼️……《ジョセフ・西園寺》‼️

我とした事が……(我に帰った《西園寺理事長》‼️)

怒りで我を忘れる所でしたッ❗……手当てをしてくれて有難う‼️……《ジョセフ・西園寺》‼️】



「BOSSの怒りはごもっともです‼️

BOSSは大恩人‼️…これ位の事はさせて下さい‼️」



 《ジョセフ・西園寺》は爽やかな笑みで答えた。



【《ジョセフ・西園寺》‼️……暴行を働く主犯格の男の子の顔を、ドアップに出きるか❓(・_・?)】



「簡単に出来ます‼️」



 《ジョセフ・西園寺》は主犯格の男の子の顔を、ドアップにした瞬間、《西園寺理事長》はしかめっ面をした。



【主犯格の男の子の顔は知ってるぞ‼️……( `д´)

下請け✕✕製鉄所の息子だッ❗……間違いない‼️

(#`皿´)イラッ❗……主犯格のドアップ画像の顔を、プリントアウト頼む‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))】



 《ジョセフ・西園寺》は、主犯格のドアップ画像をプリントアウトした。

《西園寺理事長》は主犯格のドアップ画像を、プリントした紙を持った。



【《ジョセフ・西園寺》‼️……ノートPCを貸してくれないかな❓】



「BOSS‼️……了解しました‼️……(  ̄- ̄)

私のスマホに《イジメ動画》をコピーしても、構いませんでしょうか❓(・_・?)」



【構わないよッ❗…勇義に使いたまえ‼️…ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎】



「了解しました‼️…BOSS‼️…(*- -)(*_ _)ペコリ」



 《ジョセフ・西園寺》はスマホに、《苛め動画》をコピーしていた。



【《ジョセフ・西園寺》は、氷河夫妻の側に居て欲しい‼️………(#・∀・)

輝さんが学校へ殴り込みするだろうから、一緒に行ってあげて欲しい‼️

学校側の態度をしっかりと音声と動画を録画して、

《物的証拠》を入手するのが、今回の《勅命》だ‼️

( ・`ω・´)頼みます‼️《ジョセフ・西園寺》‼️】



「了解しました‼️……BOSS‼️……( ´~`)ゞ」



【秘書‼️……私の命より大切な《氷河龍》ちゃんの一大事なのだ‼️

午後の予定は全てキャンセルだ‼️…後は任せたぞ❗

《ジョセフ・西園寺》は、早苗さんに付き添いを頼みたい‼️】



「了解しました‼️……BOSS‼️……(ヾノ・ω・`)」



 《ジョセフ・西園寺》も家族である《氷河龍》ちゃんを、《イジメ》した子供達の事を怨んでいた。




 輝は◎◎救急病院へ到着。

輝は受付で《氷河龍》の居場所を確認後、緊急オペ室迄、走って行った。



パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……

パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……



〈病院内を走らないで下さい‼️〉



〖済みません‼️……!Σ( ̄□ ̄;)〗



 輝は緊急オペ室の前迄、やって来た時、ミカリンと早苗が大号泣しながら、肩を落としていた。

ミカリンが早苗を慰めていたのだ。



【輝さん‼️……。・(つд`。)・。】



〖輝‼️…………〗



 早苗は輝に抱き付き、大号泣していた。



〖龍ちゃんが……龍ちゃんが……何で❓……こんな酷い目に合わなければならないの❓〗



〖龍ちゃんは何も悪くない‼️

早苗のせいではない‼️………。゜(゜´Д`゜)゜。〗



 緊急オペのランプは付いたままでした。

輝は大号泣しながら…………。



〖学校に抗議に行ってくる‼️……早苗はミカリンさんと共に、ここで待っててくれ‼️……(#・∀・)〗



「私も付き合いますよ‼️…輝さん‼️…( ・`ω・´)」



 輝の背後には《ジョセフ・西園寺》の姿があった。



「西園寺理事長から、話は聞いております‼️

輝さん‼️……一緒に区立小学校へ抗議に行こう‼️」



〖心強いです‼️……行きましょう‼️……( ・`ω・´)〗



「タクシーを待たせてあります‼️……タクシーに乗って、区立小学校へ急ぎましょう‼️」



〖早苗‼️……《氷河龍》ちゃんを頼んだぞ❗〗



〖輝‼️……気を付けてね‼️〗



【《ジョセフ・西園寺》‼️…頼みます‼️…ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎】



 輝と《ジョセフ・西園寺》は、タクシーで区立小学校へと向かいました。





 その頃……《西園寺理事長》は自家用車で、✕✕製鉄所へと向かって行った。

 ✕✕製鉄所に到着した。

《西園寺理事長》は大激怒しながら、受付で社長を呼び出したが、〈只今……会議中です‼️〉と門前払いをくらった。

 《西園寺理事長》は門前払いを無視して、社長室へと向かって歩いて行く。

 受付嬢は警備員を呼んで、《西園寺理事長》を捕らえたが、《西園寺理事長》の大激怒した面を見て、動揺していた。



【社長に用がある❗……どきたまえ❗……無礼者‼️】



〈何の騒ぎだね❓……❓(・_・?)……これは……これは

《西園寺理事長》ではありませんか❓

警備員‼️……無礼者だぞ❗……離さんか‼️〉



 ✕✕製鉄所の専務が、警備員達に指示した。

✕✕製鉄所の専務は両手を後ろに回し、《西園寺理事長》の前に立ち塞がった。



〈何の用ですか❓……社長は重要会議中ですので、お引き取りを…………( `ー´)〉


 《西園寺理事長》は問答無用で、会議室の扉を開けた。



バタンッ❗



〈大事な会議中だ‼️……無礼であろう‼️〉



【社長に話がある❗他の者は会議室から出て行け‼️

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))】



【出て行けーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️】



 《西園寺理事長》の剣幕で、ビビった社員達が会議室から出て行った。

 ✕✕製鉄所の社長は、《西園寺理事長》の行動に呆れていた。……┐('~`;)┌



〈やれやれ……無粋ですね‼️……( ´Д`)=3〉



【✕✕製鉄所の社長の貴方の息子が、《苛め動画》をネットにアップされてるのは御存知でしょうか❓((ヾ(≧皿≦メ)ノ))】



〈あッ❗……あれの事ですか❓

ただの子供同士のじゃれ合いですよッ❗〉



【この《苛め動画》を観ても、同じ事が言えるのかな‼️………((( ̄へ ̄井)】



 《西園寺理事長》はノートPCを開いて、《苛め動画》を再生した。

✕✕製鉄所の社長の顔色が変わった。

 《西園寺理事長》は両手を、社長のデスクを強く叩いた。



ドスンッ❗……ドスンッ❗



 ✕✕製鉄所の社長はビックリしていた。



ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!ーーーーーーーーーーーーッ❗



【SNSの《苛め動画》は問題ですよッ❗】



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



 ✕✕製鉄所の社長は突然、大笑いし始めた。



〈やれやれッ❗……何かと思ったらッ❗……面白い動画ではありませんかッ❗

ゴミの粛清している動画に、何が問題なんだ❓〉



【殴られている子供がゴミだと❓…ヾ(*`⌒´*)ノ】



バコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン‼️



 《西園寺理事長》は✕✕製鉄所の社長の顔面を、思いっきりブン殴った。

 殴られた社長は、社長椅子から落下した。

✕✕製鉄所の社長は殴られた部分を抑えながら、専務を呼んだ。



【これでもくらえーーーーーーーーーーーーーッ❗

ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ‼️】



バコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン‼️



 《西園寺理事長》の怒りの鉄拳が、✕✕製鉄所の社長の顔面を思いっきりブン殴った。



〈痛い‼️……専務ーーーーーーーーーーーーーッ❗

西園寺理事長から暴力を受けた‼️……警察を呼べ‼️

(#`皿´)イライラッ❗〉



 専務は早速、警察に連絡し、10分足らずで警察官3名が社長室へやって来た。( `_ゝ´)



〈暴行を受けたと通報ありましたが、誰が暴力を振ったのですか❓(・_・?)〉



 ✕✕製鉄所は西園寺理事長を指をさして、暴言を吐いた。



〈こいつが私の顔面を、2回殴った奴だ‼️〉



 西園寺理事長は逃げも隠れもせず、堂々と立ち尽くしていた。



〈何故❓……殴ったんだ❓(・_・?)〉



 警察官が西園寺理事長に、職務質問していた。

西園寺理事長はノートPCの《イジメ動画》を、警察官達に見せました。



【《苛め動画》で殴られ、蹴られている子供は、私の……私の……可愛い……大切な《()》の《氷河龍》ちゃんだ‼️………。・゜・(ノД`)・゜・。


貴様のせいで今◎◎救急病院で意識不明の重体で、緊急オペしているよ‼️…。・゜・(ノД`)・゜・。】



〈ハァ~❓……《西園寺理事長》さんの《孫》❓

御冗談を‼️……貴様には《孫》何かいないはずだ‼️

嘘を付くな‼️……(#`皿´)〉



【私の大切な《氷河龍》ちゃんを、ボコボコにしたのは、✕✕製鉄所の息子だーーーーーーーーーッ‼️

(*`Д´)ノ!!!

よくも……よくも……私の大切な《氷河龍》ちゃんを殴る蹴る酷い暴行してくれたなッ❗

絶対に許さない‼️……ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ‼️】



 ✕✕製鉄所の社長は冷や汗が止まらない‼️

( ̄□||||!!

《西園寺理事長》は大粒の涙を流しながら、警察官に訴えたました。



【これが《氷河龍》ちゃんを、【酷い苛め】をした報いだ‼️】



 《西園寺理事長》が再び、✕✕製鉄所の社長を殴ろうとした瞬間、警察官達に止められた。



【何故だ❓……何故❓……止めるのだ❓(・_・?)】

〈これ以上はダメですよッ❗《西園寺理事長》‼️〉



 警察官達に捕らえられた《西園寺理事長》を見た瞬間、✕✕製鉄所の社長は不気味な笑いをしていた。



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



【ざまーみろ‼️アハハハーーー‼️'`,、('∀`) '`,、】



 ✕✕製鉄所の社長は勝ち誇った様に、大笑いしていた。



〈((ノ∀`)・゜・。 アヒャヒャ…ざまーみろ‼️〉



〈こんな奴……殴る価値が無いですよッ❗(#`皿´)〉



 1人の警察官が、《西園寺理事長》に宥めた。

警察官達は一斉に、✕✕製鉄所の社長を睨んだ。



〈❓……❓(・_・?)……何だ❓〉



〈《苛め動画》の主犯格は貴方の息子さんで間違いありませんね‼️……( ・`ω・´)〉



〈ゴミを粛清しただけだッ❗……子供達同士でじゃれてるだけだよ‼️……(ФωФ)〉



〈殴るッ❗……蹴るッ❗……ただの暴力だよ‼️

西園寺理事長のお《孫》さんを、《酷いイジメ》をした息子の罪を、親が責任を取るのが法律で裁かれますから‼️〉



 ✕✕製鉄所の社長は慌てふためく。



〈冗談だろ❓……西園寺理事長を、暴行罪で逮捕しろよ‼️

何やってるんだ‼️…税金泥棒が‼️…( ;゜皿゜)ノシ〉



 ✕✕製鉄所の社長の一言で、警察官達の逆鱗に触れた。……〈(ハァ~‼️……(#・∀・))〉



カチャンッ❗



 警察官は✕✕製鉄所の社長の右手に、ワッパを掛けた。



〈エッ❗……何で❓……俺なの❓……逮捕する相手は違うだろ❓……西園寺理事長だろ❓

……(ヾ(´・ω・`)〉



〈《西園寺理事長》さん‼️……御孫さんの《イジメ動画》の被害届を出しますか❓(・_・?)〉



【喜んで出しますよッ❗】



〈ふざけんじゃねーーーーーーーーーーーよッ‼️〉



 ✕✕製鉄所の社長は暴れまくった。

警察官達は暴れる✕✕製鉄所の社長を、押さえ込んでいた。



〈暴れるなッ❗……暴れるなッ❗〉



〈✕✕製鉄所の社長‼️……公務執行妨害で現行犯逮捕します‼️………((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〉



〈ふざけんじゃねーーーーーーーーーーーーよッ‼️

証拠があるのかよ‼️……クソ野郎‼️

……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〉



カシャンッ❗



 警察官達は✕✕製鉄所の社長を押さえ込みながら、左手にワッパを掛けた。



〈《苛め動画》について、キッチリと落とし前を付けてやるから、覚悟しろ‼️……クズ野郎‼️〉



【私は逮捕されないのですか❓(・_・?)】



〈《西園寺理事長》が暴行した瞬間を見た者はいるか❓

見た奴がいるか❓(・_・?)〉



 警察官達は沈黙した。



〈ふざけんじゃねーーーーーーーーーーーーよッ‼️

こんなの有りか❓……((゜□゜;))〉



 警察官は✕✕製鉄所の社長に、真実を口頭で伝えた。



〈物的証拠は《苛め動画》だ‼️……案の定ッ❗

大炎上しているぞ‼️……クズ野郎‼️

……( ・`ω・´)〉



 社員が突然、社長室へやって来た。



〈社長‼️…大変です‼️…苦情が殺到しています‼️

業務が大混乱しています‼️……どうしましょう❓

社長‼️……株価暴落しています‼️…!Σ( ̄□ ̄;)〉 



〈社長は今日付けで辞任した‼️……後任は専務の私が社長代理を務めます‼️……(ゝω・´★)〉



〈専務‼️……貴様‼️……(*`Д´)ノ!!!〉



〈社長が警察に逮捕された‼️……会社を立て直す事を私がやらねば、誰がやるんだ‼️〉



 専務は自信満々に、次期社長になる宣言をした。

あっけにとられたのは、逮捕された元社長だった。

元社長は暴言を吐きながら、警察署へ連行されて行った。

 警察署へ身柄を連行される元社長の姿を見て、社員達に動揺が広がっていった。

 専務は館内放送で、社長が警察に現行犯逮捕された経緯と、次期社長は専務がやる事を伝えた。

元社長はセクハラ・モラハラの常習犯で、社員達からは嫌われていた。

 社員達は社長の逮捕に、歓喜が沸いた。

その姿を見ていた元社長は、言葉を失ってしまった。

 専務に会社を乗っ取れられた瞬間でした。

しかし……専務は一番怒らせてはならない人物が居た事を、すっかり忘れていた。

一番怒らせてはならない人物は、《西園寺理事長》でした。

 《西園寺理事長》は専務を睨んでいた。



【専務‼️……社長就任おめでとう‼️……そして…………

御愁傷様でした‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))】



〈ハァ~❓(・_・?)これからも宜しくお願いしますよ‼️……《西園寺理事長》‼️……((φ( ̄ー ̄ )〉



 専務は西園寺理事長と握手しようとした。



パーーーーーーーーーーーーンッ❗



 西園寺理事長は専務の手を、思いっきり叩いた。



【断固断る‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))】



 《西園寺理事長》は専務の取引を断った。

専務は慌てふためく。



〈私の✕✕製鉄所の会社は、貴方の会社の下請けで成り立っている‼️……断れたら倒産する‼️

( ̄□||||!!〉



【他の会社を探すんだな‼️……((( ̄へ ̄井)】



〈待ってくれッ❗……待って下さい‼️〉



【怨むなら……私の大切な《孫》に《苛め》をした、先代のバカ息子を怨むんだな‼️…失礼する‼️】



バターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 《西園寺理事長》は、✕✕製鉄所の社長室の扉を乱暴に閉めて、後にした。

数日後、✕✕製鉄所は自己破綻を申請し、事実上倒産しました。



 輝と《ジョセフ・西園寺》は、区立小学校へ到着した。

訪ねる前に、区立小学校へ連絡済みでした。

 輝と《ジョセフ・西園寺》は激怒しながら、校長室へと向かいました。

《ジョセフ・西園寺》は隠しカメラを胸ポケットに仕込ませ、準備はOKでした。



「(Mission start‼️……(ゝω・´★))」



バタンッ❗



 輝は校長室の扉を開きました。

校長室へ入ると、中央には校長、右側は教頭、左側は担任が待機していた。


 校長のデスクには、2つのパイプイスが用意されていた。



【フゥ~‼️】



 輝は緊張している。



トントンッ❗



 《ジョセフ・西園寺》は輝の肩を軽く叩き、緊張を施した。

 輝と《ジョセフ・西園寺》は、学校側が用意したパイプイスに座った。

 長い沈黙があった。

沈黙を破ったのは、校長だった。



〈え……ええーーーと、氷河さん‼️……言い掛かりを言うのは、辞めて頂きたいですね‼️……正直言って大迷惑ですよ❗………名誉毀損で訴えますよ‼️〉



〖ハァ~❓……何を言ってるのですか❓(・_・?)〗



 輝と《ジョセフ・西園寺》が大激怒‼️



〖ふざけんじゃねーーーーーーーーーーーーよッ‼️

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〗



「ふざけんじゃねーーーーーーーーーーーーよッ‼️

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))」



〖あんな酷い《イジメ動画》について、学校側はイジメた生徒を処罰してくれるのでしょうか❓〗



〈何の事かな❓……《苛め動画》❓

知らないなぁ~❓(・_・?)〉



〈うちの学校には《苛め》はありません‼️〉



〈《苛め》の実態がありませんので、調査しませんよ‼️………(ФωФ)♪〉



「そう来ると思ったから、これを観ても、知らない‼️……《苛め》がなかったと言えるのか‼️」



 《ジョセフ・西園寺》は、スマホで《苛め動画》を再生して見せた。



〈どうせッ❗……合成でしょ❓……生徒を陥れるのは辞めて頂きたい‼️……( `Å´)〉



〈うちの坊っちゃんが、そんな事をする訳が無いだろう‼️いい加減にしないと名誉毀損で訴えるぞ‼️〉



〖坊っちゃんだと❓……まさか身内なのかッ❓

何てッ❗…汚い奴らだ‼️…それでも教育者か‼️〗



〈どうせッ❗……金目当ての恐喝だろがッ❗

犯罪者め❗……モンスターペアレントだな‼️〉



〖何て汚い奴らだ‼️……貴様らの子供が、俺の大切な息子《氷河龍》ちゃんを、意識不明の重体にした‼️

酷い《苛め動画》をした子供達を、絶対に許さない‼️

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〗



「貴様らは(ろく)でなしだ‼️……《苛め動画》を問題と感じないとは❓……((( ̄へ ̄井)

教育委員会に訴えてやるからな‼️…(#゜Д゜)ノ」



('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーーッ❗



〈無駄無駄無駄だ‼️……教育委員会も我らの手中にあるから、痛くも痒くも無いわ‼️……(ФωФ)〉


〖何処腐ってるのだッ❗……貴様らは‼️

……(#・∀・)〗



「もう良い‼️……こいつらに何を言っても無駄だ‼️

警察に被害届を出しましょう‼️……輝さん‼️

……(#`皿´)」



〈警察だと❓……ちょっと待てッ❗( ´;゜;∀;゜;)〉



 校長・教頭・担任が大きく動揺していた。

輝の怒りが大爆発した。



〖校長・教頭・担任が何処迄、クズ野郎なんだ‼️

容赦しない‼️……俺の大切な息子《氷河龍》ちゃんの仇討ちさせて貰うぞ‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〗



 輝と《ジョセフ・西園寺》は立ち上がった。



「警察署へ被害届を出しに行きましょう‼️

……(⌒‐⌒)」



バタンッ❗



 輝と《ジョセフ・西園寺》は、校長室を出て行った。


 輝は暴言を吐こうとした瞬間、《ジョセフ・西園寺》は輝の口を塞いだ。



「シッーーーーーーーーーーーーッ❗」



〖《ジョセフ・西園寺》さん❓〗



 《ジョセフ・西園寺》は校長室の扉に近づくと、《音声録画》し始めた。

校長室から校長・教頭・担任達の愚痴が聞こえてきた。



〈警察だと❓……生ゴミが‼️〉



〈坊っちゃんがやる事は正しいのだッ❗

クソガキのゴミガキを、粛清して何が悪いんだ‼️〉



〈ゴミガキは一掃の事……死んでしまえばいい‼️〉



〈そうだッ❗……そうだッ❗……死ねクソガキが‼️〉



 輝は大号泣しながら、耐えていた。

《ジョセフ・西園寺》は、静かに《音声録画》を集中していた。

《ジョセフ・西園寺》の心は怒りが爆発していたが、冷静を装っていた。



「(頂きました‼️……貴様らには、別な地獄を味合わせてやろう‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ)))」



 《ジョセフ・西園寺》は輝の声を塞ぎながら、校長室を後にした。

輝は校庭に来た時…………。



〖畜生ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗〗



 輝は大号泣しながら、泣き崩れていた。

《ジョセフ・西園寺》は輝の肩をトントン叩いた。



「輝さん‼️…奴らには地獄を味合わせましょう‼️」



〖どうやって❓…………。・゜・(ノД`)・゜・。〗



「私に任せて下さい‼️……必ず、《氷河龍》ちゃんの仇討ちをしてやりましょう‼️」



 《ジョセフ・西園寺》は近くにあったベンチに座って、ノートPCでブラインドタッチで入力し、各テレビ局の報道番組と文部科学省へ、《イジメ動画》と《音声録画》を添付して送信準備完了。



「よくも……よくも……俺の大切な家族《氷河龍》ちゃんを傷付けたなッ❗……万死に値する‼️

たっぷりと地獄を味合わせてやるからな‼️

覚悟しろッ❗……地獄へ堕ちろッ❗

クズ野郎共‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))」



パチーーーーーーンッ❗



 《ジョセフ・西園寺》は力強く、《Return key》を押した。

《苛め動画》と《音声録画》を《拡散希望》と明記し、ネットにアップした。

直様、大炎上のお祭り騒ぎとなってしまいました。

 後日、区立小学校の校長・教頭・担任は世間から、大バッシングを受け、懲戒解雇となった。

自業自得である。



「《氷河龍》ちゃんの所へ帰りましょう‼️」



 《ジョセフ・西園寺》は輝の左肩を持ち上げた。



〖。・(つд`。)・。《ジョセフ・西園寺》さん‼️〗



「《氷河龍》ちゃんが待っていますよ‼️

早く◎◎救急病院へ行きましょう‼️」



 《ジョセフ・西園寺》はタクシーを呼んでいた。

輝と《ジョセフ・西園寺》はタクシーに乗り込み、◎◎救急病院へと急いで行った。



 その頃……◎◎救急病院で《氷河龍》が、緊張オペ中でした。

オペの待合室で、早苗とミカリンが大号泣しながら、待機している。



パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……

パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……



〈もう~又ですか❓……(#`皿´)

ここは病院ですよッ❗……病院内で走らないで‼️〉



【《孫》が一大事なので、御免なさい‼️】



 西園寺理事長と運転手が、病院内を猛ダッシュで駆け付けた。



【お父さん‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。】



〖西園寺理事長さん‼️……龍ちゃんが……龍ちゃんが……。・(つд`。)・。〗



 西園寺理事長は、真っ青になっていた。

……( ̄□||||!!


 ゆっくりとミカリンの隣に座っていた。



【。゜(゜´Д`゜)゜。……どうして❓……氷河ちゃんが一体、何をしたって言うんだッ❗( >Д<;)】



パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……

パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……パタッ❗……



〈((ヾ(≧皿≦メ)ノ))……もういい加減にしてッ❗

病院内は走らないで下さい‼️……((( ̄へ ̄井)〉



 急いでやって来たのは、輝と《ジョセフ・西園寺》でした。

待合室の椅子に静かに座った輝達。

刻々と時間だけが過ぎていった。



【又オペ中ランプが消えないわッ❗

予定より長くなっているのが心配ですね‼️】



 《ミカリン》は涙が出尽くしたのか、両目が真っ赤になっていた。

早苗は涙が止まらず、号泣している。

そこへ輝が、早苗の前にしゃがみ、早苗の両手を優しく握りしめながら、慰めていた。



〖《氷河龍》ちゃんは大丈夫だよ‼️……だって……

神様に愛された《特別な子供》なんだからさッ❗

《氷河龍》ちゃんが助かる事を、心から願おう‼️〗



 早苗は大号泣しながら、輝に抱き付いた。



〖ワァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。〗



 輝も大号泣しながら、早苗を抱き締める。



〖。・゜・(ノД`)・゜・。……《氷河龍》ちゃんを区立小学校へは通学させない、転校しよう‼️〗

〖賛成です‼️……輝‼️…。・゜・(ノД`)・゜・。〗



 区立小学校から氷河を転校させる事を決めた氷河夫婦。

《西園寺理事長》は《氷河龍》ちゃんが助かる事を願いながら、大号泣していた。



「(《氷河龍》ちゃん頑張れ‼️)」



 《ジョセフ・西園寺》は悲しい顔しながら、しゃがみ込んだ。

 オペ室では、《氷河龍》の命を助け様と懸命に尽くしていた。

 執刀医はある事に気が付いた。



〈あんな酷い暴行を受けたのに、心臓にはダメージがある物だが、心臓が無傷❓……奇跡だな‼️

メスッ❗……鑷子(せっし)ッ❗……命を救おう‼️〉



 執刀医達は必死に、《氷河龍》の命を救おうとしていた。


 緊張オペから17時間後、オペランプが消えた。

執刀医はオペ室から出て来た。

 氷河夫婦と西園寺理事長が、執刀医に駆け付けた。



〈オペは成功しました‼️〉



〖有難う御座います‼️…。・゜・(ノД`)・゜・。〗



【有難う‼️……執刀医先生‼️】



 オペ室から出て来たのは、酸素マスクを付けた《氷河龍》の痛々しい姿でした。


 《氷河龍》は一時的に、《ICU》集中治療室へ運ばれた。

氷河は2時間後、麻酔が切れた後、激痛の痛みで顔が険しい。



『(ハァハァ……あいつを絶対に……ブッ殺してやる‼️

ハァハァ……((ヾ(≧皿≦メ)ノ)))』



 《氷河龍》の魂に、イジメをした奴らの《怨み・憎しみ・怒り》の激しい怒りの炎が、深く深く大きな深い傷となり、消える事が無い、大きな闇が刻まれました。

《氷河龍》の頭に響いてくる謎の声。




…………クククッ❗…………('・c_,・` )プッ❗

アハハハハハーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


良くやってくれたガキ共‼️……《氷河龍》を闇堕ちの手助け感謝するよ‼️……(ФωФ)キヒヒィ……


(ノ∀`)・゜・。 アヒャヒャヒャ……ざまーみろ‼️

《ZEUS》の天使達共め‼️……(ФωФ)クククッ❗


《氷河龍》の魂に《怨み・憎しみ・怒り》の激しい怒りの炎が、大きな傷となり、一生消えない傷となった‼️

もっとだッ❗…怨めッ❗…憎めッ❗……怒れッ❗

それがお前を……闇の堕天へ繋がるであろう‼️

もっと怨めッ❗…もっと憎めッ❗もっと怒れッ❗

もっと怒れッ❗……怒りは力だッ❗《氷河龍》‼️

奴らを殺せ‼️……殺してしまえ‼️……(ФωФ)



アハハハハハーーーーーーーーーーーーーーッ‼️…




 氷河は謎の声が聞こえなくなった途端、意識不明のまま《ICU》治療を続けていた。


 ガラス窓から《氷河龍》の姿を、心配そうに見つめている《氷河夫婦》・《西園寺理事長》・《ミカリン》・《ジョセフ・西園寺》。


 《ミカリン》は看護師に10分だけ、《氷河龍》に逢いたいと面会を嘆願した。

 看護師は《ミカリン》の面会を許可した。

《ミカリン》は専用着衣を着て、《ICU》に入った。

 《ミカリン》はゆっくりと《氷河龍》に近付いて行った。

《氷河龍》は全身包帯で全身打撲、両上腕粉砕骨折、両手根骨骨折、肋骨3本骨折、両足の骨にヒビ、右足捻挫していた。



【氷河ちゃん‼️……氷河ちゃん‼️……17時間、良く頑張ったね‼️……氷河ちゃん‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。】



『(ミ……カ…………リ…………ン…………………❓(・_・?))』



 《ミカリン》は大号泣しながら、包帯に包まれた左手を優しく握った。

《ミカリン》は大号泣しながら、右手を《氷河龍》の心臓にあてて、《氷河龍》の細胞活性能力をアップさせる為、回復魔法を唱えた。



【ちょっと痛いよッ❗……《recovery》‼️】



『ウゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗』



【少し痛むけど……我慢してね‼️……( >Д<;)】



 《ミカリン》は《氷河龍》を完治させる魔法があったが、あえて使用しなかった。

重傷者を一気に完治させると、化物と罵られる。

 だからあえて《氷河龍》の自己再生能力をアップさせる魔法を掛けたのだ。

 《ミカリン》が《氷河龍》の心臓に回復魔法を掛けた瞬間、呼吸が楽になっていった。

《ミカリン》はダイアナ同化後、弱い回復魔法を使える様になっていたのだった。



【《氷河龍》ちゃん‼️……頑張って下さい‼️

………♡(〃´ω`〃)♡】



 《ミカリン》は制限時間オーバーになり、《ICU》から退室しました。

《ミカリン》は《氷河夫婦》・《西園寺理事長》・《ジョセフ・西園寺》に話し掛けた。



【後は……《氷河龍》ちゃんの生きたいと言う《強い気持ち》に掛けました‼️……(*ゝω・*)

大丈夫ですよ‼️……《氷河龍》ちゃんは負けませんから‼️………。・(つд`。)・。】



 ミカリンは涙を流しながら、笑顔で微笑んでいた。



【《氷河龍》ちゃんは、神に愛された《特別な子供》ですから‼️……(*≧ω≦)♡】



「❓……❓(・_・?)」



 《ジョセフ・西園寺》は唖然( ゜д゜)ポカーン。

《西園寺理事長》は《ジョセフ・西園寺》に耳打ちした。



「エッ❓……本当ですか❓……!!(゜ロ゜ノ)ノ」



【信じられないのも無理もない‼️……だが本当の事だよ‼️………オホホッ❗……(*^O^*)】



 2週間後、《ICU》集中治療室から漸く、出る事が出来た。

《西園寺理事長》は《氷河龍》を、《特別室》へ案内しました。



〖《西園寺理事長》‼️……お気持ちは嬉しいですが、私達には支払う事が出来ませんので、一般病棟で構いません‼️………( ̄□||||!!〗



〖《西園寺理事長》にはこれ以上、御迷惑を掛けたくありません‼️……( ̄□||||!!〗



 氷河夫婦は慌てふためく。

《西園寺理事長》は笑みを浮かべている。



【心配しないで下さい‼️……私に任せて下さい‼️

主治医さん‼️《特別室》に案内をお願いします‼️】



 《氷河龍》は《特別室》へと案内された。



〈30分後、又来ますね‼️……(⌒‐⌒)〉



 主治医と看護師達が医療機械を設置した後、特別室を後にした。

 《西園寺理事長》は《特別室》の扉に鍵を掛けた。



【準備完了‼️……ダイアナ様‼️……頼みますよ‼️

ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎】



 《ミカリン》は大きく深呼吸した後、両目を瞑って精神統一した。


 《ミカリン》の体が光輝いた。

《ミカリン》からダイアナへと変身してゆく。

 《ミカリン》の背中から、純白の天使の羽根が生えてきた。

《ミカリン》は《西園寺理事長》の前で、一礼をした。



〖叔父様‼️……久々ぶりですわ‼️……\(_ _)〗



 ダイアナは《氷河龍》の心臓に触って、呪文を唱えた。



〖《Recovery heel》‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗



 《氷河龍》の心臓に触れ、1日も早く治る様、細胞活性化に成功しました。


ドスンッ❗



「 ゜ ゜ ( Д  )エッ❗……天使❓……(゜ロ゜)

天使は実在したんだッ❗……初めて見た‼️

……!!(゜ロ゜ノ)ノ」



《ジョセフ・西園寺》はダイアナを見た瞬間、驚いて椅子から滑り落ちた。



〖《ジョセフ・西園寺》さん‼️…初めましてかな❗

わたくしは《月の女神ダイアナ》と申します‼️

《氷河龍》守護天使です‼️……宜しく‼️

♡(〃´ω`〃)♡〗



「《氷河龍》ちゃんを《完治》させる為、やって来たのですか❓……❓(・_・?)」



〖それは出来ません‼️……( ;´・ω・`)〗



「何故ですか❓……女神なら簡単でしょ❓(・_・?)

簡単に《完治》出来る魔法何かあるでしょう‼️

何故❓……《氷河龍》ちゃんを助けないんだ❓

( ・`д・´)」



 ダイアナは真面目な顔して、《ジョセフ・西園寺》に真実を語り始めた。



〖貴方の言い分もごもっともですが、重傷者をたった1日で《完治》させたら、周囲のドクターや看護師達、世間がどう感じるでしょうか❓〗



「それは………………」



 《ジョセフ・西園寺》は黙り込んでしまった。



〖《氷河龍》ちゃんを《怪物だッ❗…化物だッ❗》と恐れられ、人間では無いと世間からバッシングを受ける事でしょうね‼️……(ー_ー;)〗



「……………………………………」



〖《完治》させる魔法は存在します‼️

残念ながら……慎重にならざるおえないのです‼️

直ぐに完治させるのは《大きいリスク》が伴いますからね‼️

特に人間は得たいの知れない者を、受け入れない性質がありますからね‼️……( ̄□||||!!〗



「そうでしたかッ❗…失言でした‼️…すみませんでした‼️………月の女神ダイアナ様‼️」



〖私が唱えた回復魔法は、細胞活性化を促す為、《氷河龍》ちゃんに施しました‼️

峠を越えましたから、ご安心下さいませ‼️♡〗



〖アアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

龍ちゃん‼️……我が息子よ‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。〗



 氷河夫婦は大号泣しながら、《氷河龍》を優しく抱き締めていた。



【(氷河夫婦に《氷河龍》ちゃんを託した事は、間違いではなかった‼️……( 〃▽〃))】



 氷河夫妻の姿を見ていた西園寺理事長は、大粒の涙を流し、安堵していた。


 ダイアナの大号泣が止まらない。



〖守ってあげられなくって……本当に御免ね‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。〗



 ダイアナは周囲を気にせず、大号泣していた。



〖また……ラファエル様に怒られちゃうッ❗


ワァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ‼️


。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

私って……グスン(T^T)……ダメダメ天使ですわ‼️〗



 西園寺理事長と《ジョセフ・西園寺》はドン引きしていた。



【(ラファエル様だと❓……あの《四大天使ラファエル様》ですか❓……❓(・_・?)

天界も上下関係があるのだろうか❓(・_・?))】



 《西園寺理事長》もどうしたら良いか分からなかった。

エライコッチャ~!!……ヽ(゜д゜ヽ)(ノ゜д゜)ノ!!



「(ダイアナ様‼️……可愛い‼️……♡(〃´ω`〃)♡)」



 《ジョセフ・西園寺》はダイアナの美しさに、一目惚れしてしまった。



〖ミカリン……《氷河龍》ちゃんを守れず、本当に御免ね‼️。・゜・(ノД`)・゜・。

わたくしは当分の間、天界から戻れないかも知れないから、《氷河龍》ちゃんの事を宜しくお願いします‼️〗



 ダイアナは思いっきり大号泣した後、気が済んだのか、ミカリンにバトンタッチした。

ミカリンは自分の目が、いつの間に真っ赤になっている事に、酷く驚いていた。



【父さん❓……私何かした❓(・_・?)】



 ダイアナに変身している時、ミカリンには記憶がなかった。

西園寺理事長はミカリンに、事の顛末を話した。



【ダイアナちゃんが氷河ちゃんの命を、救ってくれた事が嬉しいな‼️……(*^▽^)/★*☆♪】



【(ダイアナ様は大号泣して居たけどね‼️)】



 西園寺理事長は苦笑い。

《ジョセフ・西園寺》はダイアナがミカリンに戻ってしまった事を悔やんでいた。



「(ダイアナ様に……ここ……告白すれば良かった♡

………(*T^T))」



〖有難う御座います‼️……月の女神ダイアナ様‼️

御恩は一生忘れません‼️……。。・(つд`。)・。〗



 氷河夫婦は互いに誓いを立てた。



〖《氷河龍》は2度と痛い目に合わせない‼️

私達が命を掛けて、《氷河龍》ちゃんの命を絶対に守りましょう‼️……輝‼️。・゜・(ノД`)・゜・。〗



〖俺の息子《氷河龍》ちゃんの命は、絶対に守ってやるからなッ❗……頑張れ‼️…《氷河龍》ちゃん‼️

♡(〃´ω`〃)♡

完治したら又ポケモンバトルしようぜ‼️…早苗‼️〗











 その頃……天界では《神に愛された子供》が被害にあった件で、《ZEUS》は大激怒。

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))


 《ZEUS》王の間には、《ダイアナ》が怯えながら、服従の姿勢で、《ZEUS》の前に鎮座されていた。

 《ZEUS》はエクスカリバーを持ち上げ、地面に突き刺した瞬間、激しい突風が吹き荒れた。



ゴゴゴォォォーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



「貴様は一体何をしていたんだ‼️……ダイアナ‼️」



ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!ーーーーーーーーーーッ❗



 ダイアナは大号泣。。・゜・(ノД`)・゜・。



〖申し訳ありません‼️面目次第も御座いません‼️〗



「《氷河龍》は危うく死ぬ所だったんだぞッ❗

この愚か者めッ❗」



ピカピカ……ドカーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 ダイアナ目掛けて、容赦しない《神の雷》が落雷した。



〖ギャアアアァーーーーーーーーーーーーーッ❗〗



 ダイアナは《神の雷》で大火傷を負い、その場に倒れた。



「天誅だ‼️……ダイアナ‼️……((( ̄へ ̄井)」



 今回《氷河龍》の《イジメ》を防げなかった事が、天界で大問題になっていた。



「貴様の痛みは……《氷河龍》の痛みとは程遠いぞ‼️

一掃の事…消してやろうか❓…((ヾ(≧皿≦メ)ノ))」



〖父上お待ち下さい‼️……どうかダイアナに今一度のチャンスを、頂きませんでしょうか❓〗



 ラファエルは《ZEUS》の王の間に乱入して来た。

ラファエルは《ZEUS》に一礼してから、申し出をした。

目の前に【黒焦げになったダイアナ】の痛々しい姿があった。



「誰かッ❗……《ダイアナ》を牢獄へ幽閉しろッ❗」



 親衛隊の天使達が、重症のダイアナを抱えて、牢獄へ運んで行った。



〖父上‼️……どうか……せめて……《ダイアナ》に治療を、させて貰いませんでしょうか❓〗



「それは許さない‼️……《氷河龍》が受けた痛みを《ダイアナ》にも味合わせないと、気が済まない‼️」



 《ZEUS》の怒りが収まらない。



「話は終わりだ‼️……《ダイアナ》が牢獄で死のうと知った事では無い‼️

大罪を犯した天使を許す程、我は甘くは無いのだ‼️」



ギリッ❗



 ラファエルは歯を食いしばり、両拳をギュッと握り締めながら、《ZEUS》に異議を訴えた。



〖《ダイアナ》同様、私は《氷河龍》を守る事が出来なかった大罪人の1人‼️……裁きを与えて下さい‼️

出来る事なら、《ダイアナ》と同じ牢獄へ入れて下さい‼️

《ダイアナ》を処刑するなら、私も《ダイアナ》と一緒に処刑して下さい‼️……父上‼️

……( ・`ω・´)〗



「貴様も同罪だ‼️……愚か者め‼️……(#`皿´)」



〖ダイアナ‼️君だけを死なせてたまるものかッ❗〗



ピカピカ……ドカーーーーーーーーーーーーーーンッ❗



 ラファエルに《神の雷》が落雷した。



バタンッ❗



 ラファエルは大火傷を負い、倒れてしまった。

治療されないまま、親衛隊に牢獄へ連れて行かれてしまった。

親衛隊は《ダイアナ》が居る牢獄に着くと、ラファエルを乱暴に投げ入れた。



バタンッ❗……カチャッ❗



 ラファエルが目にしたのは、《ダイアナ》が大号泣を流しながら、自分の不甲斐なさに絶望している姿でした。



〖御免ね‼️《氷河龍》ちゃん‼️……痛かったね‼️

苦しかったね‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。〗



 《ダイアナ》は大火傷を負って、身動きが取れない状態になっていた。

《ダイアナ》は僅かに息をしていた。



〖辛かったね‼️……《氷河龍》ちゃんが瀕死の重症を負ってしまったのは……ハァハァ……私の責任だ‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。〗



〖ハァハァ……ダイアナ‼️…………〗



 ラファエルは《ダイアナ》に少しずつ近付き、よろけながら立ち上がり、《ダイアナ》の側に近付いていた。



〖《ダイアナ》‼️……しっかりしろッ❗

今助けるからな‼️……我慢しろッ❗

……( ・`ω・´)〗



〖君を死なせない‼️……《God Heel》‼️〗



 ラファエルは最大級回復魔法《God Heel》を、ダイアナに唱えた。



〖ラファエル……様……何で❓(・_・?)…何で❓〗



〖私は…君を……心から…ハァハァ……愛してる‼️♡〗



 ダイアナはラファエルの突然の告白に、戸惑ってしまった。……( 〃▽〃)♡


 ラファエルは最大級の回復魔法《God Heel》を唱えた後、力尽いて倒れてしまった。



バタンッ❗

 

《ダイアナ》はラファエルの最大級の回復魔法……



《God Heel》のお陰で完治しました。



〖ラファエル様ーーーーーーーーーーーーーー‼️〗



 《ダイアナ》も弱い《Heel》をラファエルに唱えたが、一向に傷が治らなかった。

《ダイアナ》のレベルが下がってしまい、《Heel》の力も弱まってしまったからだ。

 ラファエルは笑みを浮かべて、《ダイアナ》が完治した事を安堵していた。



〖ダイアナ‼️……助かった‼️……良かった‼️

♡(〃´ω`〃)♡〗



〖ラファエル様ーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〗



 《ダイアナ》はラファエルに膝枕をしてあげた。

《ダイアナ》はラファエルを優しく抱き締める。



〖な……なな…………何で❓(・_・?)……大罪人のわたくし……下級天使の出来損ないのわたくしを、何故❓……助けてくれたのですか❓〗



 《ダイアナ》は大号泣しながら、ラファエルに微笑んでいた。

《ダイアナ》の大粒の涙が、ラファエルの頰に滴り落ちていた。



ポタッ❗……ポタッ❗……ポタッ❗……ポタッ❗




 ラファエルは震える手で、ダイアナの頰を触っていた。



〖泣かないで‼️……《ダイアナ》‼️…( 〃▽〃)〗



 《ダイアナ》はソッと、ラファエルにキスをした。



〖チュッ❗♡……(《ダイアナ》❓♡)

……♡(〃´ω`〃)♡〗



 ダイアナは大粒の涙を流しながら、ラファエルを愛おしい様に抱き締めた。



〖わたくしも……ラファエル様を愛しています‼️♡〗



 《ダイアナ》とラファエルは再び、唇を重ね、キスをした。

牢獄であろうとも、《ダイアナ》とラファエルの愛は止まらなかった。

 ラファエルとダイアナは互いに服を脱いだ後、2人はベッドに入り、温め合う為、抱き締めた。

 ラファエルはダイアナの唇を重ねた後、ラファエルの唇は首から胸、胸からおへそへと移動し、おへそから下へと移動していた。

 ダイアナは小さな声で、愛撫の声と呻き声を出して感じていた。

ダイアナとラファエルは、互いの体がゆっくりと上下に動きだした。

 ダイアナの右手とラファエルの左手が、強く握り締める。

 ラファエルはダイアナを優しく抱いたのでした。

ダイアナは初体験で、愛撫の声が止まらない。

少し痛くても耐えて、ラファエルの愛を受け入れました。


〖これが……ラファエル様の……愛なのですね‼️♡〗


 ダイアナとラファエルは、体は1つになったのでした。

ダイアナとラファエルは赤面しながら、愛のキスをした。


〖わたくしはその恥ずかしいですが、初体験です‼️

こんな下級天使のダメ天使と愛で結ばれて、後悔は無いのですか❓……ラファエル様‼️♡(〃´ω`〃)♡〗


 ラファエルは何も言わず、ダイアナにキスをした。

ラファエルは赤面しながら、ダイアナの瞳を見つめていた。


〖ずっーッと前から、ダイアナに一目惚れでした‼️

片思いで大好きでした‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗


〖ラファエル様‼️♡…………( 〃▽〃)〗


 ダイアナはラファエルにキスをした。


〖わたくしはラファエル様と愛で結ばれて、とても嬉しいです‼️……(*´・ω・`)b〗


 ラファエルとダイアナの純白の天使が、互いを包み込み、寝たまま、優しく抱き締めていた。


〖愛している‼️……ダイアナ‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗

〖愛しています‼️ラファエル様‼️…♡(〃´ω`〃)♡〗


〖わたくしの全てを奪って下さい‼️……( 〃▽〃)

もっと……ラファエル様の愛を下さい‼️……( 〃▽〃)

もっと激しく抱いて下さいませ‼️…♡(〃´ω`〃)♡〗


〖死ぬ程、抱いてあげるよ‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗


 ダイアナとラファエルの愛撫の声と呻き声が、牢獄塔に1日中、響いていた。


〖(こんなに気持ちいいのは初めて♡(〃´ω`〃)♡)〗


 ラファエルとダイアナは疲れきっていた。

ゆっくりと服を着たラファエルとダイアナ。

 ダイアナのお腹には、《愛の証》であるラファエルの子をご懐妊しました。

ダイアナのお腹には、キラキラとした《光玉》が光っていた。


〖まさか❓…まさか❓…私に子供が出来たのか❓〗

〖はいッ❗……ラファエル様‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗


 ダイアナとラファエルは舌を入れてキスをした。

ラファエルは笑顔で笑っていたが、突然、ダイアナの前に倒れ込んでしまった。


〖ラファエル様ーーーーーーーーーーーーーッ❗〗


 ラファエルは苦しそうに、苦笑いしていた。

牢獄は脱出不可能の《死の牢獄》と言われていた。

 牢獄へ入れられた大罪人は、精気を全て吸われ、最後は消えてしまうと恐れられていた。

精気力が多い程、精気を吸われる量が多くなる。

 ラファエルの精気力は大量に吸われ、ラファエルの羽が微かに消え掛けていた。

ラファエルは大号泣しながら、ダイアナを強く抱き締めた。


〖ダイアナ‼️……御免‼️……君とお腹の子供だけでも、助けたかったなッ❗。・゜・(ノД`)・゜・。〗


〖ラファエル様‼️♡…そのお言葉だけで幸せです‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。〗


 愛おしいそうにラファエルを抱き締めた。

ラファエルの下半身が徐々に消えて行く。


〖死ぬ時は一緒だよッ❗……ダイアナ‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。〗


 ダイアナはお腹を優しく撫でた後、ラファエルを見つめていた。


〖死ぬ時は私達の子供と一緒ですわッ❗

( TДT)〗


 ダイアナとラファエルは互いの瞳を見つめ合った後、唇を重ねた。( 〃▽〃)


〖ラファエル様‼️♡……わたくしも後から逝きますから、待ってて下さいませ‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗


 ダイアナとラファエルは抱き締めながら、大号泣していた。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


 その時だった。

ラファエルとダイアナの前に、光輝く時空の裂け目から、《ZEUS》が姿を現しました。


〖ち……父上❓……〗

〖《ZEUS》様‼️……!!(゜ロ゜ノ)ノ〗


 ダイアナは土下座している。

ラファエルは上半身半分消えたまま、《ZEUS》を見つめていた。

 《ZEUS》は無言で、ラファエルとダイアナを見つめている。


〖ラファエルよッ❗……そこ迄、ダイアナを好いていたとは、思わなかったぞ‼️……!Σ( ̄□ ̄;)〗


〖父上‼️……どうか……どうか……ダイアナだけでも、助けて下さい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ

ダイアナのお腹の中には、私の子供が懐妊しております‼️

どうか……お助け下さい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〗


 ラファエルは大粒の涙を流しながら、《ZEUS》に涙の訴えた。


〖全ての大罪は私が悪いのです‼️……(*T^T)

どうか……罰せられるのは私だけにして下さい‼️〗


 苦難の顔をする《ZEUS》。

《ZEUS》は無言のまま、右手を前に出し、ゆっくりと左側へと進んで行く。

 《ZEUS》の右手が移動する度、牢獄の品々が消えてゆく。


〖ち……ちち……父上‼️……(;TДT)

(許してくださらないのですね❓……(*T^T))〗


 《ZEUS》はダイアナとラファエルの体を、消し去りました。

《ZEUS》は無言のまま、時空の扉へと帰って行った。

ダイアナとラファエルが居た牢獄は、誰にも居なくなり、静まり返っていた。


 《ZEUS》は神王の部屋に戻った後、エクスカリバーを軽く地面に叩いた。


「silent cube」


  《ZEUS》は神王の部屋全体を、立方体のバリアで張り、神王の部屋意外、神王の部屋での会話が聞こえない様、《silent cube》魔法を唱えた。

 《silent cube》魔法を唱えた後、《ZEUS》は両手を前に出して、△の形にしました。

 《ZEUS》が真剣な顔して全身を光輝き、瞬時に魔法を唱えた。


「《Triangle revival recovery》‼️……( ・`ω・´)」


 《ZEUS》の目の前に、ダイアナとラファエルの姿を現した。

ダイアナとラファエルの全身が7色に輝き、傷が早いスピードで回復し、完治しました。

 数分後、ラファエルとダイアナは目覚めました。


〖ここは……何処❓……(`Д´≡`Д´)??〗

〖ここは……何処ですの❓(・_・?)〗


 ゆっくりと起き上がる2人。

ラファエルとダイアナは怯えながら、抱き締めていた。


……いつまで……イチャイチャ……するのかね❓……


 ラファエルは謎の声には、耳覚えがある声だった。


〖‼️……まさか……父上❓……❓(・_・?)〗


 ラファエルは周りを見ると、見覚えがある部屋だったのだ。

ラファエルとダイアナの目の前に、部屋の奥から光輝く《ZEUS》が姿を現しました。


〖‼️……父上‼️…… ゜ ゜ ( Д  )〗

〖《ZEUS》様‼️……!!(゜ロ゜ノ)ノ〗


 ダイアナは直様、《ZEUS》に土下座した。

ラファエルは《ZEUS》に、忠誠を示す一礼をしていた。


 《ZEUS》はラファエルとダイアナの命を助けた。

ラファエルとダイアナは、自分に置かれた状況を把握した。


〖父上‼️……私とダイアナの命を救って頂きまして、有難う御座いました‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〗


「ラファエル‼️……我が息子よッ❗

もう少しで消える所だったんだぞ‼️( ;゜皿゜)ノシ」


〖父上‼️……( 。゜Д゜。)〗


「まさか……月の女神ダイアナを、愛おしいそうに抱くとはなッ❗……中々やるではないかッ❗

お前は中々ハッキリしないから、じれったくって仕方がなかったわい‼️……(*´~`*)」


〖‼️……( 〃▽〃)……父上‼️……( ´;゜;∀;゜;)〗

〖《ZEUS》様‼️♡……( 〃▽〃)〗


 ラファエルとダイアナは赤面していた。

《ZEUS》はラファエルとダイアナの後ろへ振り向いた後、黙り込んでしまった。

 《ZEUS》の雰囲気がガラッと変わった事を感じ、緊張しているラファエルとダイアナ。


ハァーーーーーーーーーーーーーーッ❗……( ´Д`)


 《ZEUS》が大きなため息をついていた。

《ZEUS》は深刻な顔して、真実をラファエルとダイアナに告げた。



「ラファエルとダイアナよッ❗…残念な知らせだ‼️

《氷河龍》が……《氷河龍》が……《氷河龍》の魂に深い闇が刻まれてしまった‼️……(/≧◇≦\)」


 ラファエルとダイアナは絶句してしまった。


「《氷河龍》の魂に深い闇が刻まれてしまったら、もはや神の力があっても浄化が出来ない‼️……間違いなく……闇堕ちるのは時間の問題だろう‼️

( ;-`д´-)」


〖そんなバカな❓(・_・?)〗


〖《氷河龍》ちゃんが闇堕ちするって言うのですか❓……❓(・_・?)……そんなバカなッ❗〗


「何もかも……手遅れだ‼️……( ̄□||||!!

闇堕ちしたら、助ける事が出来ないかも知れない‼️

《氷河龍》の魂の一部が闇へ(にご)ってしまった。

《怨み・憎み・怒り》が大きな闇の傷となり、魂に深く深く刻まれてしまった。

闇堕ちするキッカケを作ってしまったのだ‼️

何て事だ‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))

愚か者めーーーーーーーーーーーーーーーーッ‼️」


ガシャーーーーーーーーーーーーンッ❗


 《ZEUS》は大激怒し、エクスカリバーの剣を地面に叩きつけた。


ゴゴゴゴゴォォォォォーーーーーーーーーーーー‼️


〖申し訳ありません‼️……父上‼️……( ̄□||||!!〗

〖面目次第も御座いません‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ〗


 ラファエルとダイアナは《ZEUS》の前で、土下座して謝罪しました。


「もう手遅れだッ❗……後は見守るしかない‼️

最後のチャンスだ‼️……死ぬ気で《氷河龍》を、全力で死守せよ‼️……分かったな‼️((ヾ(≧皿≦メ)ノ))」


〖はいッ❗…命懸けで《氷河龍》を死守します‼️〗


 《ZEUS》の背後で、命懸けで誓いを立てた、ラファエルとダイアナ。

《ZEUS》は表面を向いてから、頭を下げた。


「頼むッ❗……《氷河龍》を死守してくれ‼️」


ハッハァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


 ラファエルとダイアナは、《ZEUS》に返事を返した。

《ZEUS》は頭を上げた後、ラファエルの頭をエクスカリバーで軽く叩いた。


コンコンッ❗


 ラファエルは冷や汗が止まらない。( ´;゜;∀;゜;)


「ラファエルよッ❗……ダイアナの件ッ❗

男として……ケジメをつけよ‼️……(;`∀´)キラリ」


〖はいッ❗……ダイアナを幸せにします‼️♡〗


「ダイアナを泣かしたら、承知せんぞ‼️

女を泣かす男にはなるなッ❗……我が息子よ‼️♡」


 ダイアナは赤面している。♡(〃´ω`〃)♡

ラファエルは両手で動かしながら、光球を作っていた。

光輝く光球から《結婚指輪》を、製作したラファエル。

 《ZEUS》はダイアナに立ち上がる事を命じた。

ダイアナは赤面しながら、《ZEUS》からの命令で照れくさそうに立ち上がった。♡(〃´ω`〃)♡

 ラファエルは《結婚指輪》を、ダイアナの左薬指に《結婚指輪》を入れた。


〖《ZEUS》様‼️……有難う御座います‼️♡〗

「ダイアナ‼️……ラファエルを頼みます‼️♡」


〖《ZEUS》様‼️……こちらこそッ❗……宜しくお願い致します‼️〗


 《ZEUS》は《最高神王の間》にある玉座に、ズッシリと座った。

 《ZEUS》は神々達に号令を出して、《最高神王の間》に全員集合の合図を送った。

他の天使達を集結させ、舞台は整った。


 最高神である神王《ZEUS》の言葉に、全員が静かに聞いていた。

ラファエルはダイアナに膝をついて、完全公開のプロポーズを、全国民に見せた。


〖《月の女神ダイアナ》‼️……逢ったその日からずーっと一目惚れでした‼️♡俺と結婚して下さい‼️♡〗


〖はいッ❗……《Yes》です‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗


 ダイアナは迷う事なく、結婚を承諾した。


〖ワァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗〗

。・゜・(ノД`)・゜・。


 ラファエルの突然の《結婚発言》で、大号泣する大勢の乙女天使達。……。・゜・(ノД`)・゜・。


〈どうして❓……わたくしではなかったのですか❓

❓(・_・?)……納得出来ません‼️( ̄□||||!!〉


「我が息子のラファエルの片思いが成就したのだ‼️

目出度い‼️……目出度い‼️……目出度いのう~‼️♡」


〈ラファエル様と結婚したかったのに~キィー‼️〉


 ラファエルは苦笑い。


「ラファエルが愛する新妻を紹介するッ❗

《月の女神ダイアナ》だ‼️出来ちゃった婚である‼️

皆の者ッ❗……祝福して上げて欲しい‼️」


 ラファエルは《最高神王の間》で、《ZEUS》に対し、お辞儀をした。


「親衛隊よッ❗……ダイアナが天界に居る間、ダイアナのボディーガードを命じる‼️…(*`Д´)ノ!!!」


ハッハァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


 親衛隊達は《最高神王》の御命令を承諾しました。


 天界でダイアナが移動する度、親衛隊がボディーガードしながら、護衛の任務を遂行している。

 《ZEUS》はダイアナのお腹の子供《愛の証》を、守る為でした。

ラファエルはダイアナの顔を見る度、片目ウィンクして、愛のコンタクトをしていた。( v^-゜)♪






 その頃……《氷河龍》は病院のベットで、痛みが酷い場合は、鎮痛剤を点滴しなければ眠れない程、激痛に耐えていた。

 看護師が居ない時、ミカリンは氷河の手を優しく握り締めながら、《recovery》回復魔法を唱えていました。

 ミカリンは《氷河龍》の冷や汗を、ハンカチで拭いて悲しい顔をしていた。

《氷河龍》は鎮痛剤が切れると、激痛な顔して苦しんでいるからだった。

 看護師が鎮痛剤の点滴を追加した途端、《氷河龍》の苦しみ顔から安らぎの顔へと表情が、変わっていった。

 ミカリンは看護師が退出した後、《氷河龍》の心臓に手をあてて、《氷河龍》の意識の中へと接続に挑んだ。


パチーーーーーーンッ❗


 ミカリンの手を弾いた。

ミカリンの弾かれた手には、複数の切り傷があり、血塗れとなっていた。


【こんな小さな子供なのに、こんなに《怨み・憎み・怒り》が強かったんだね‼️】


 ミカリンの手は血塗れになっていた。

ミカリンは《氷河龍》の危機があった場合、ダイアナからいざと言う時、《氷河龍》の《精神世界へダイブ》する魔法を予め、教えられていた。

 ミカリンは血塗れになった手を、ハンカチでグルグル巻きにし、再度、《氷河龍》の心臓に手を置いた。


【《氷河龍》ちゃん‼️……今助けに行くからね‼️♡

《氷河龍》ちゃんを《闇堕ち》何か、絶対にさせないから‼️……待っててね‼️♡……(ゝω・´★)】


 ミカリンは命を懸けで、《氷河龍》の《精神世界へダイブ》の魔法を唱えた。

 

《Dive into the Spiritual world‼️………キラリッ❗

(精神世界へダイブ)》


 ミカリンは《精神世界へダイブ》の魔法を唱えた瞬間、ミカリンの意識は《氷河龍》の《精神世界》へと流れ込み、《精神世界へダイブ》は成功しました。


【待っててね‼️《氷河龍》ちゃん‼️♡(〃´ω`〃)♡】


 ミカリンは《氷河龍》の《精神世界へダイブ》したのは初めてでした。

《氷河龍》の《精神世界》から流れ込む《怨み・憎み・怒り》で、覆われていた。


……こ…………こ……殺す…………殺して……やる‼️…………


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗


【(痛いッ❗……これが《氷河龍》ちゃんの心の痛みなのね❓……痛かったね‼️……苦しかったね‼️)】


 闇の攻撃がミカリンにぶつかる度、全身に切り傷が刻まれる。

それでもミカリンは、《氷河龍》の深層心理へ深く潜ってゆく。


……何で❓…………こんな目に合う……の❓…………


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


【ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗】


 3連打の切り傷を負ったミカリン。

深く深く潜る度、痛みが倍増してゆく。


……俺が……一体……何……を……したんだ❓…………


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


【ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗】


……俺はボコボコに殴られるの❓((ヾ(≧皿≦メ)ノ))…


【(《氷河龍》ちゃん‼️こんなに痛かったのね‼️)】


 深く深く潜る度、闇の攻撃の激しさは増して、傷みは激痛へと変わっていった。

1つ1つ氷河の心の痛みだと分かってるから、ミカリンはあえて受け止め、耐えていた。


……誰が《ゴミ》だ‼️……俺は《ゴミ》なのか❓……


ゴゴゴゴゴォォォォォーーーーーーーーーーッ‼️……


 《氷河龍》の肉体から、闇の力が溢れ出ている。

闇の力が押さえられない為、問答無用で《氷河龍》の全身が深く刻まれて、血塗れ状態でした。


……プシュッ❗……プシュッ❗……プシュッ❗……

グブッ❗……ゴホッ❗……ゴホッ❗……ゴホッ❗……


 《氷河龍》は血反吐を吐きながら、全身に刻まれた傷から大量の血が吹き出し、このままでは《氷河龍》の魂は《闇堕ち》になり、心が死んでしまう。

 《氷河龍》の魂は限界迄、きていた。

《氷河龍》の闇の力が使われる度、全身を傷付け、己の心を続けるのだ。

血塗れの《氷河龍》は死ぬ迄、闇の力が止まらない‼️


……あいつ……を……ブッ……殺してやる‼️……


『ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗』


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


 《氷河龍》の精神体は狂った様に笑っていた。


……アハハハハハーーーーーーーーーーーーッ❗……


……闇の力は最高だッ❗……('・c_,・` )プッ❗

アハハハハハーーーーーーーーーーーーーーッ❗……


……どいつもこいつも………皆殺しだ‼️……(ФωФ)……


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


……この激痛の……傷み……は……忘れない‼️……


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


……ふざけんなぁーーーーーーーーーーーーッ❗……


 《氷河龍》は闇の力を出す度、自分自身を傷付ける。


【ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗】


 ミカリンは《氷河龍》の攻撃を耐えている。


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


【ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗】


 ミカリンは両腕をXの形にして、傷みに耐える。


【痛いッ❗……痛いッ❗……痛いッ❗】


 ミカリンは身体中、傷だらけになりながら、深層心理の奥へと落ちて行く。


……誰が《ゴミ》だッ❗…ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ‼️


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


……もう……誰も……信じない‼️……


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


……どいつも……こいつも……死ねばいい‼️……


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


【痛いッ❗……痛いッ❗……痛いッ❗】


 ミカリンは深層心理の一番奥で、闇の中に包まれている空間に、一つ時の光が見えた。


【闇の力が段々強くなってゆく‼️……このままだと……

《氷河龍》ちゃんが………《氷河龍》ちゃんが…………

《氷河龍》ちゃんが……堕天して…死んでしまう‼️】


 ミカリンは《氷河龍》の《精神世界》の地面に着地した。

《氷河龍》が一番奥で、既に怒りで我を忘れ、闇へ呑まれている状態のまま、一刻の猶予がなかった。

《氷河龍》の精神体は、深い闇の炎で包まれている。

 《氷河龍》の精神体の全身漆黒で染まっていた。

ミカリンは《氷河龍》の精神体を見て、一刻の猶予が無い事を悟った。


……来るなッ❗何しに来たんだッ❗…ミカリン‼️……

ミカリンなんか……ミカリンなんか……大嫌いだ‼️……


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


【ギャアアアーーーーーーーーーッ❗……痛い‼️】


……助けに来なかった癖に、何しに来やがった‼️……


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


……俺を見捨てた癖に……嘘つきーーーーーーッ❗…


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

ボコボコッ❗…ボコボコッ❗…ボコボコボコッ❗……


【ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗】


 《氷河龍》から出る闇の力が、ミカリンを容赦ないサンドバック状態で、殴り続けた。


【(これが……《氷河龍》ちゃんの本心なんだね‼️)

《氷河龍》ちゃん‼️……ゴメンネ‼️( TДT)………】


……嘘つきーーーーーーーーーーーーーーーー‼️……


『ギャアアアアーーーーーーーーーーーーーッ❗』


 《氷河龍》の全身から大量の血が吹き出した。


【《氷河龍》ちゃん‼️…闇の力に呑まれないで‼️】


……煩いッ❗……煩いッ❗……煩いッ❗…煩いッ❗……


ピカピカ……ドカーーーーーーーーーーーーーンッ❗


 ミカリンに《怨みの念》を、雷撃で攻撃した。


【ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗】


……俺が苦しんでいる時……何で❓……助けなかったんだよ‼️……憎いッ❗……全てが憎い‼️…………


 《氷河龍》が容赦なく、《憎しみの念》をミカリンを雷撃で攻撃する。


ピカピカ……ドカーーーーーーーーーーーーーンッ❗


【ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗】


 悶絶するミカリン。

それでもミカリンは、歩みを止めない。

《氷河龍》に近付く度、闇の刃が強くなっていく。

ミカリンは闇の刃で全身に傷を負っても、少しずつ近付く。


……俺は誰も信じない‼️…今さら何しに来たんだッ❗

ミカリン‼️……大嫌いだ‼️……皆死んじゃえ‼️……


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


【ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ‼️】


 《氷河龍》の闇の力は強くなり、闇の刃で激しくミカリンを切り刻みながら、不気味な笑いをしていた。


……アハハハハハーーーーーーーーーーーーッ❗……


……こんな……腐った世界何か……滅んでしまえ‼️……

ミカリン‼️……死ね‼️……死んでしまえッ❗(ФωФ)…


 《氷河龍》から《怨み・憎しみ・怒り》の全ての闇の力を集め、迫り来るミカリンに最大級の大雷撃で攻撃して来た。


……皆死んでしまえッ❗……滅んでしまえ‼️…………

こんな腐った世界何か……滅んでしまえーーーーッ‼️

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))……


ピカピカ……ドカーーーーーーーーーーーーーンッ❗


ピカピカ……ピカピカ……ドカーーーーーーーンッ❗


ピカピカ……ピカピカ……ピカピカ……ドシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗


 《氷河龍》は右手を天に向けた瞬間、最大級の雷撃を3連続、ミカリンに落雷させた。


【ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗】


 ミカリンは全身大火傷を負って、膝ついた状態でも、ゆっくりと立ち上がり、前へ進む。

ミカリンはけして、歩みを止めなかった。

 《氷河龍》の魂を助ける為、傷だらけのミカリンは《氷河龍》しか見ていない。

ミカリンは途中で、倒れてしまった。


【(氷河ちゃん……を……助け……なきゃ…………)】


 ミカリンは全身大火傷と全身切り傷で、生きている事が不思議な状態でした。

 それでもミカリンはゆっくりと立ち上がり、《氷河龍》の目の前迄、ゆっくりと歩いてゆく。

 ミカリンは漸く、《氷河龍》の目の前に到着。

ミカリンはフラフラ状態で、《氷河龍》と向き合っていた。

 ミカリンは両手で、《氷河龍》の精神体の両肩を掴んで両膝を付いた途端、ミカリンはニヤリと微笑んでいた。


【やっと逢えたね‼️氷河龍ちゃん‼️♡(〃´ω`〃)♡】


…………邪魔するなッ❗……クソ女‼️…………


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


【ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗】


 ミカリンは《氷河龍》から、更に激しい闇の攻撃をくらってしまった。

 何処からか謎の声が聴こえてきた。


…この子は堕天する運命なのだッ❗邪魔するなッ❗


【貴様は誰だ❓……これ以上《氷河龍》ちゃんを傷付けるなッ❗…闇堕ちは絶対にさせない‼️(#゜Д゜)ノ

さっさと消えろッ❗……クズ野郎が‼️……(#`皿´)】


 《氷河龍》は何者かに操られていた。

《氷河龍》は問答無用で、謎の声は闇の力でミカリンと《氷河龍》の全身と心を傷付けた。


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


【ゔぅ……効かないなぁ~私を誰だと思ってるんだ❓

私は《血塗れミカリン》だぞ‼️…舐めているのか❓

ショボイ攻撃なんぞ、効く訳が無いだろう‼️

謎の声め‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))】


……ならッ❗……これなら……どうだ❓……(ФωФ)……


 《氷河龍》は全身闇の炎に包まれ、瞳は漆黒に染まっていた。


……くたばれッ❗……クソ女ッ❗………


 《氷河龍》は闇の刃で、ミカリンを追い返そうとした。


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗


……死ねッ❗……死ねッ❗……死ねッ❗……死ねッ❗…


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


 ミカリンは《氷河龍》から激しい闇の刃が、ミカリンを襲った。


【ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗】


 ミカリンは最大級の攻撃で、全身は血塗れ状態になっても、《氷河龍》を離さなかった。


【ハァハァ…《氷河龍》ちゃん…私が分かるかい❓】


……分からねーーーーーーーーーよッ❗クソ女‼️……


 《氷河龍》の精神体は容赦なくミカリンを、激しく殴る蹴るの暴行し、サンドバック状態になっていた。


……死ねッ❗……死ねッ❗……死ねッ❗……死ねッ❗…


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


 ミカリンは気を失いかける程、酷い暴行を受けてしまった。


【(これが《氷河龍》ちゃんの心の痛みなんだ‼️)】


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


 《氷河龍》の目には大粒の涙を流しながら、ミカリンを殴る蹴るの暴行が止まらない。

。・(つд`。)・。

 ミカリンは《氷河龍》の精神体の異変に気付いた。

ミカリンは殴られても、蹴られても、ミカリン笑みを溢していた。


……何笑ってやがる‼️……クソ女‼️…………


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


 ぐったりしているミカリンを見て、《氷河龍》の精神体は激しい動揺している。


……何をしている❓……クソ女を殺せ‼️……


 《氷河龍》を操られ、殴ろうと右手を上げたが、ミカリンを殴ろうとはしなかった。

右手は上げたまま、止まっている。


……何をしてるんだ❓……早くクソ女を殺せ‼️……


 《氷河龍》精神体は操られていたが、一欠片の善の心が反抗した。


『嫌だッ❗……もう嫌だッ❗……ミ……カ…リ……ン……

助…………け…………て……………………』


……お前は私の者だッ❗……誰にも渡さない‼️……


『ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーーッ❗

(痛い‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。)』


 謎の声はいつの間にか、全身を取り憑いた。

《氷河龍》精神体の一欠片の善の心を漆黒の闇に染め、全身を復讐の炎で包み込み、闇堕ちへと導いてゆく。


…誰にも邪魔させない‼️俺の人形に手を出すなッ❗

私の者だ‼️……('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハハハハーーーーーーーーーーーーッ❗'`,、('∀`) '`,、……


『ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーーッ❗

(痛い‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。)』


 《氷河龍》の精神体が《闇の力》を使う度、闇の力が強過ぎて、身体に負担がかかってしまい、全身傷だらけになっていた。

全身傷だらけ、傷から大量出血していた。


ドバンッ❗……シュッパーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗

シュッパーーーーーーーーーーーーッ❗


【痛い‼️……《氷河龍》ちゃん…は…私が助ける‼️】


 ミカリンは突然、《氷河龍》の精神体を強く抱き締めた。


【死んでも……もう離さないよッ❗】


 《氷河龍》はミカリンに抱き締められても、大暴れをしていた。

ミカリンは《氷河龍》に殴られ、蹴られても、やり返さず、《氷河龍》を離さなかった。


……離せッ❗……クソ女‼️……離しやがれ‼️……


ボコボコッ❗……ボコボコッ❗……ボコボコッ❗……


 ミカリンは《氷河龍》に殴られ、蹴られても、耐えていた。


【《氷河龍》ちゃん‼️……助ける事が出来ずに、ゴメンネ‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。】


……俺を見捨てた癖に……ふざけるな‼️………


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗


 《氷河龍》の容赦ない、殴る蹴られても、やり返さず、全てを受け止めていたミカリン。


【(これは《氷河龍》ちゃんの心の傷みッ❗

助けられなかった……本当に御免なさい‼️)】


……みんな……大嫌いだ‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))……


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗


 ミカリンは意地でも《氷河龍》を逃がさない。


『ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーーッ❗

(痛い‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。)』


【逃がさないよ‼️……死んでも逃がさないから、覚悟しなさい‼️……(#・∀・)】


 ミカリンは《氷河龍》を、強く抱き締めていた。

ミカリンは《氷河龍》の背中を、トントントンと叩き、《氷河龍》を落ち着かせた。

 ミカリンは《氷河龍》に倒れて込んでしまった。


【《氷河龍》ちゃんが私を殺したいなら殺せばいいよッ❗

《氷河龍》ちゃんに、殺されるのなら本望だよ‼️♡

♡(〃´ω`〃)♡】


……邪魔すんじゃねーーーーーーーーーーーーよッ❗

尻軽女‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))…………


 《氷河龍》は謎の声に操られ、暴れてる。

謎の声が《氷河龍》の精神体を操っていた。


【このままでは……《氷河龍》ちゃんの精神体が持たない‼️……どうすればいい❓……( ̄□||||!!】


 ミカリンは一か八か、親友に助けを求めた。


【ダイアナーーーーーーーーーーーーーーーッ❗】


〖キィーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗

ミカリンが危ないッ❗……( ・`ω・´)〗


 天界に居る《ダイアナ》に、危険を知らせる胸騒ぎを感じた。


 ダイアナは天界にて、自分の部屋の中で、神に祈りを捧げた。

すると……ミカリンの《命の灯》が消え掛けているのが、ダイアナは見えました。


〖マズイわ‼️……ミカリンの命が危ない‼️( ̄□||||〗


 ダイアナは直様、ミカリンの意識を辿って、ミカリンを助けに、下界へ猛ダッシュで駆け付けた。


〖ミカリン‼️……まさか❓……《氷河龍》ちゃんにダイブしてしまったの❓(・_・?)

ミカリンは何故❓……傷だらけなの❓(・_・?)〗


 ダイアナは苦しんで居る《氷河龍》の心臓に手をあて、ミカリンの手と重なる様に置いた。


〖待っててね‼️……ミカリン‼️《氷河龍》ちゃん‼️

今助けに行くからね‼️♡……( ≧∀≦)ノ〗


【ハッ❗……ダイアナ‼️………来てくれたの❓】


〖待たせて御免なさい‼️♡……《氷河龍》ちゃんを守ってくれて有難う‼️……ミカリン‼️〗


 ミカリンの意識に、ダイアナの意識が重なった。


〖ミカリン‼️……集中してッ❗……頭の中に浮かんだ文字を、私と一緒に同時に唱えてくれるかい❓〗


【ダイアナ‼️……アッ❗……頭の中に浮かんだ文字を言えばいいのね‼️♡……( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆】


〖時間が無いから、私と一緒に《氷河龍》ちゃんを助けようね‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗


 ミカリンは《氷河龍》の精神体を強く抱き締めた瞬間……。


〖Purifying…………〗

【Purifying ………‥】


 《氷河龍》に取り憑いた謎の声が、苦しみ出した。


〖Purifying light!!……(浄化の光)〗

【Purifying light!!……(浄化の光)】


ピカピカーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


 《氷河龍》に取り憑いた者を浄化する為、聖なる眩い光を、ダイアナとミカリンは、協力して同時に唱えた。


……ギャアアアアァーーーーーーーーーーーーーッ❗

おのれ‼️……また邪魔するのかッ❗《ZEUS》め‼️…


 《氷河龍》の精神体から闇の力が、苦しんでいる。

 

【《氷河龍》から出て行けーーーーーーーーッ❗】


 《氷河龍》の身体に、取り憑いた謎の声が浄化された。


『誰も信じない‼️誰も信じない‼️…信じない‼️…』


 《氷河龍》の精神体の全身と瞳は、漆黒に染まったままでした。


『……俺を……見捨てた……癖に………………』


【助けてあげられなくって……御免なさい‼️

守ってあげられなくって……御免なさい‼️

《氷河龍》ちゃんの《苦しみ》と《痛み》を半分下さい‼️………。・゜・(ノД`)・゜・。】


 《氷河龍》の精神体から、《苦しみ》と《痛み》の半分が、ミカリンに譲渡された。


 ミカリンは《氷河龍》の精神体を、強く抱き締めた。


【遅れて御免ね‼《氷河龍》ちゃん‼️♡(〃´ω`〃)♡

ハァハァ……《氷河龍》ちゃん❓……❓(・_・?)】


 ミカリンが《氷河龍》の顔を観た瞬間、氷河はミカリンを容赦なく怨んでいる目をしていた。


【(氷河ちゃん‼️……眉間を寄せる目は私の事、怨んでいる目だね‼️本当に御免ね‼️…(*- -)(*_ _)ペコリ】


 ミカリンは《氷河龍》の精神体を両肩で掴んだまま、全身傷だらけで突然、膝ついて正座の体制になってしまった。


【……ハァハァ……ハァハァ……《氷河龍》は……私が…

私が……絶対に守って見せる‼️……私の……私の…本当の気持ち《真実の愛》をあげます‼️♡(〃´ω`〃)♡】


 ミカリンは心臓に右手をあてて、心臓から取り出したのは、光輝く《真実の愛》の欠片でした。


【これが私の本当の気持ちだよ‼️……ハァハァ…………

私の《真実の愛》をあげるね‼️……♡(〃´ω`〃)♡】


 ミカリンは光輝く《真実の愛》の欠片を、《氷河龍》の心臓に埋め込んだ瞬間、《氷河龍》の精神体全身が漆黒だったのが、段々、肌色へと変化して行った。

 《氷河龍》の精神体は、心臓に埋め込まれた《真実の愛》の欠片が、全身にポカポカ温かくなり、まるで、愛の美の女神ヴィーナスに、愛しく抱き締められている様だった。

 《氷河龍》はミカリンの《真実の愛》を感じた。

ミカリンの《真実の愛》は、氷付いた《氷河龍》の心を溶かした。

しかし……以前として《氷河龍》の瞳は漆黒に染まったままだった。

 ミカリンは最後の力を振り絞って、《氷河龍》の頭部の後ろを抑えながら…………。


【これが私の本当の気持ちだよ‼️…♡(〃´ω`〃)♡】


 ミカリンは《氷河龍》の唇にそっと重ねた瞬間、《氷河龍》の精神世界の空間が、透き通った青空になった。

 《氷河龍》の瞳は、透き通った青空色へと元に戻りました。

《氷河龍》とミカリンのキスは、3秒間でした。


【(5歳児に大人のキスは刺激が強過ぎるから、キスされた記憶は削除します‼️……君が大人になる迄、キスは……

《お・あ・ず・け》ですよッ❗……♡(〃´ω`〃)♡)】


 《氷河龍》が観たのは、血塗れでボロボロ状態のミカリンがグッタリしていた。


『ご……め…………ん………な……さ………………い‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。』


 氷河はミカリンを抱き付いて、大号泣していた。

ミカリンは優しく抱き締めた。


【《氷河龍》ちゃん‼️…大好きだよ‼️♡(〃´ω`〃)♡

今は……これで許してね‼️♡……♡(〃´ω`〃)♡】


チュッ❗


 ミカリンは《氷河龍》のオデコに、優しくキスをした。


『ミカリンを大嫌いってと、言ってご御免なさい‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。』


【大丈夫だよ‼️……《氷河龍》ちゃん‼️♡

例え、世界中が《氷河龍》ちゃんの事を大嫌いだと言われても、私はどんな時でも、《氷河龍》ちゃんの見方だからね‼️♡……( v^-゜)♪忘れないでね‼️♡

愛しています‼️《氷河龍》ちゃん‼️♡(〃´ω`〃)♡】


『ワワァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。』


 ミカリンはフラフラしながら、立ち上がると氷河が大号泣しながら、ミカリンを離そうとはしなかった。


『ミカリン……ミカリン……。・゜・(ノД`)・゜・。』


【そろそろ帰らなくっちゃ❗現実世界で逢おう‼️♡

《氷河龍》ちゃん‼️……♡(〃´ω`〃)♡】


 ミカリンは《氷河龍》から、少しずつ離れてゆく。


『嫌だッ❗……ミカリン‼️……行かないでッ❗』

【又逢えるよッ❗……生きて逢おうな‼️♡】


『ミカリンーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。』


《氷河龍》の精神体は元に戻った。

ミカリンは《氷河龍》に、笑顔で指1本、口の前に持っていき、


【2人だけの秘密だよ‼️♡……♡(〃´ω`〃)♡】


と言葉を言い残し、光輝く出口へと飛び去って行った。

 ミカリンは天井の光に導かれ、自分の身体へ戻る途中、ダイアナに出逢えた。


〖《氷河龍》ちゃんを助けてくれてどうも有難う‼️

ミカリン‼️……(。ゝω・)ゞ……時間切れだわッ❗

《氷河龍》ちゃんを頼みます‼️♡……( v^-゜)♪〗


【ダイアナのお陰で《氷河龍》ちゃんを助け出す事が出来ました‼️……有難う‼️……ダイアナ‼️

♡(〃´ω`〃)♡】


 ダイアナは天界へと帰って行った。

ミカリンは現実世界へ戻りました。





 現実世界では、特別室に西園寺理事長が入った途端、ミカリンが全身大火傷・熱傷を負って、両腕が粉砕骨折して意識不明の重体でした。

 西園寺理事長はナースコールのボタンを押した。


【ミカリンがどうして❓……傷だらけなのだ❓

それもミカリンは何故❓……《氷河龍》ちゃんと同じ場所を大怪我してるんだ❓

エライコッチャッ❗……!!ヽ(゜д゜ヽ)(ノ゜д゜)ノ!!】


 駆け付けたドクターと看護師達が、ミカリンの命を懸命に助けようと奮闘していた。

ミカリンは直様、緊急オペとなりました。

 ミカリンが助かる確率は、10%未満程しかなかった。

ミカリンの全身は長い時間、暴行受けた形跡が残っており、全身大火傷は90%もくらっていた。

 ミカリンの両腕は粉砕骨折、全身大火傷と熱傷、何で❓こうなったのかは、執刀医は不思議で仕方がなかった。

執刀医と看護師達は、ミカリンの命を救う為、懸命に戦っていた。

 オペ室の待合室には、西園寺理事長と《ジョセフ・西園寺》が待機していた。

西園寺理事長は肩を落とし、落ち込んでいた。

 執刀医から〈全力を尽くします‼️〉と言った後、オペ室へ入って行った。


【《氷河龍》ちゃんといい、ミカリンといい…………

どうして❓…大怪我を負ってしまうのだろうか❓】


 西園寺理事長は黙り込んで、泣いていた。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


【神様‼️……ミカリン‼️……ミカリン‼️……ミカリンを……私の娘ミカリンをお助け下さい‼️

(*- -)(*_ _)ペコリ】


 ミカリンは氷河より、危篤状態になっていた。

全身大火傷と熱傷・両腕粉砕骨折・全身打撲を負った為、助かるか分からなかった。

ミカリンの緊急オペは23時間掛かり、緊急オペは成功したが、油断が出来ない状態になっていた。

 ミカリンはICUへ入れられ、かろうじて息をしている状態でした。


 ICU 集中治療室の前に突然、ダイアナが姿を現しました。


「光輝いているダイアナ様だ‼️……美しい‼️♡

美しい♡……♡(〃´ω`〃)♡」


 《ジョセフ・西園寺》はダイアナのお姿を見て、赤面していた。


【ダイアナ様‼️……ミカリンの命を助けて下さい‼️

お願いします‼️…お願いします‼️(*- -)(*_ _)ペコリ】


 ダイアナはICU 集中治療室の壁をすり抜けて、ミカリンの側へ近付いた。


〖ミカリン‼️……《闇堕ち》から《氷河龍》ちゃんの命を助けてくれて有難う‼️……ミカリン‼️

(*- -)(*_ _)ペコリ

大切な親友の命を死なせはしないわ‼️〗


 ダイアナはミカリンの心臓に、最上級回復魔法を唱えた。


〖《Revival recovery》〗


 ミカリンの心臓に《細胞活性化》を促す魔法を唱えた瞬間、ミカリンの全身が光輝いてる。


【オォーーーーーーーーーッ❗……ダイアナ様‼️♡

ミカリンをお助け下さい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ】


〖ミカリン‼️……貴方を死なせませんわ‼️♡〗


 ミカリンの全身の輝きが消えてゆく。

ダイアナは手を元に戻した。


〖ふぅ~間に合って良かったですわ‼️〗


 ダイアナは壁抜けして、西園寺理事長の側迄、移動して行った。


〖叔父様‼️……ミカリンは峠を越えました‼️

ミカリンは助かりますよ‼️……♡(〃´ω`〃)♡

大丈夫ですかね‼️……(*´・ω・`)b〗


 西園寺理事長は大号泣。。・゜・(ノД`)・゜・。

ダイアナに土下座して、大号泣している。


【ダイアナ様……有難う御座います‼️

(*- -)(*_ _)ペコリ】


 ダイアナは西園寺理事長のお手を取り、西園寺理事長を立たせた。


〖頭を上げて下さい‼️………叔父様‼️〗

【ダイアナ様‼️……( 〃▽〃)】


 ICU集中治療室の中に、光輝く黄金の光が降臨し、ミカリンの前で止まった。

 光輝く黄金の光は徐々に形を変えて、大きな黄金の羽を広げた人型へと変化した。

光輝く黄金の光は、ミカリンの顔をずーっと見つめていた。

 

〖何と❓…ダイアナにソックリだ‼️…ビックリだ‼️

美しい顔が大火傷しているねッ❗……後が残りそうだな‼️

私が綺麗に治療してあげよう‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗


 光輝く黄金の光はミカリンの心臓に手を当てて、魔法を唱えた。


〖《Revival recovery》……(復活回復)〗


ピカピカッ❗……ピカーーーーーーーーーーーッ❗


 ミカリンの身体に、細胞活性化させる為、

《Revival recovery》(復活回復)の最大級の魔法を唱えた。


〖《闇堕ち》から《氷河龍》を助けてくれて本当に有難う‼️……感謝するぞッ❗

美しい顔を、綺麗に治療してあげよう‼️♡〗


 光輝く黄金の光は右手でミカリンの顔を触れずに、ミカリンの顔の大火傷の部分が、徐々に完治していく。

 ICU 集中治療室に現れた光輝く黄金の光に、西園寺理事長は絶句した。


【あの光輝く黄金の光は何だ❓……❓(・_・?)】


 ダイアナは赤面し、照れながら自己紹介した。


〖その……私の《ダーリン》です‼️…♡(〃´ω`〃)♡〗

【ホホォ~ッ❗……ダーリンですか❓…❓(・_・?)】


 西園寺理事長は笑みをこぼした。

華麗な美しい神の翼が、大きく開いて光輝いていた。

光輝く黄金の光が天使の姿へと変貌した。


 《ジョセフ・西園寺》は唖然していた。


「ハァ~❓……( ダーリン❓………❓(・_・?))」


=(;゜;Д;゜;;)⇒グサッ!!


 《ジョセフ・西園寺》の心に、1つ目の矢がグッサリと突き刺さってしまった。

《ジョセフ・西園寺》の恋心♡にヒビが入った。


 光輝く黄金の光の天使は、ICU 集中治療室の壁をすり抜け、姿を現しましたのは《ラファエル》でした。


【本物の神様だ‼️……《ジョセフ・西園寺》君❗

君も土下座しなさい‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ】


ハッハァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


 西園寺理事長と《ジョセフ・西園寺》は、土下座した。

 《ラファエル》は姿を現す前に、病院全体に《時を止める》魔法を唱えたのち、姿を現しました。

 《ラファエル》の髪色は黄金色・瞳は十字架・光輝く黄金の神の鎧を身に(まと)っていた。

《ラファエル》はダイアナの横に移動した。

ダイアナは照れくさそうに、恥ずかしながら初告発した。


〖四大天使の《ラファエル》様は………♡(〃´ω`〃)♡

わたくしの……わたくしの……愛する旦那様ですわ‼️

キャーーーーーーーーッ❗……♡( 〃▽〃)♡〗


「(ダイアナ様の旦那❓(・_・?)……結婚していたのですか❓


ガーーーーーーーーーーン( ̄□||||!!」


=(;゜;Д;゜;;)⇒グサッ‼️


 《ジョセフ・西園寺》の心に、再び、2つ目の矢がグッサリと突き刺ささった瞬間、恋心♡がパックリと割れ、粉々になってしまいました。

《ジョセフ・西園寺》は初めての失恋を味わったのでした。


「((T△T)……ダイアナ様~……ダイアナ様~)」


 《ラファエル》はゆっくりと西園寺理事長に出向き、騎士のポーズをして一礼した。


〖初めましてッ❗私は四大天使の《ラファエル》‼️

頭を上げて下さい‼️……西園寺理事長殿‼️

私の新妻の《ダイアナ》が大変お世話になっております事を、新妻の《ダイアナ》から聞いております‼️

♡(〃´ω`〃)♡

今回は貴方の娘さんであるミカリンさんが、《神に愛されし子供》である《氷河龍》ちゃんを、《闇堕ち》から救って頂き、誠に有難う御座いました‼️

感謝しかありません‼️……有難う‼️……("⌒∇⌒")〗


〖《ラファエル》様‼️言って♡……《ダイアナ》〗


〖貴方の娘の《ミカリン》は峠は越えております‼️

助かりますよッ❗……安心して下さい‼️〗


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

【有難う御座います‼️……《ラファエル》様‼️♡】


 西園寺理事長は大号泣した。

ミカリンは危篤状態で、油断が許せない状態だった。

西園寺理事長はICU のガラス窓に両手を置いて、大号泣していた。


【ミカリン‼️……ミカリン‼️……ミカリン‼️♡】


 《ラファエル》は《ダイアナ》と共に、天界へ帰る前に、《氷河龍》の状態を見たいと懇願した。

西園寺理事長は涙を拭いてから、《ラファエル》と《ダイアナ》を《氷河龍》が居る特別室へと、案内をしました。

 《ラファエル》と《ダイアナ》が特別室へ入ると、グッタリしている身体に複数の管が入っている痛々しい《氷河龍》の意識不明の姿だった。


〖君が《神に愛された特別な子供》ですね‼️〗


 《ラファエル》はゆっくりと《氷河龍》に近づいて行く。


〖痛かったね‼️……苦しかったね‼️……辛かったね‼️

助けるのが遅くなったッ❗……御免なさい‼️〗


 《ラファエル》は《氷河龍》の心臓に手を当てた。


〖《Recovery heel》‼️……♡(〃´ω`〃)♡

君を死なせてなるもんかッ❗……生きろッ‼️〗


 《氷河龍》の身体が光輝き始めた。

《氷河龍》は唸っている。


〖痛いけど……我慢してくれ‼️〗


 《ラファエル》は《氷河龍》の細胞活性化を促した。

光輝いていた身体が収まってゆく。


〖君を《闇堕ち》何か、させてたまるもんかッ❗

そうだろう‼️……《ダイアナ》‼️〗

〖はい‼️♡…《ラファエル》様‼️…♡(〃´ω`〃)♡〗


 《ラファエル》と《ダイアナ》は手を組んで、ラブラブ状態を見て、《ジョセフ・西園寺》は大ショックを受けて号泣していた。( TДT)


〖《氷河龍》ちゃんと《ミカリン》は、峠を越えました‼️

後は回復へ向かいますので、ご安心下さい‼️〗


 氷河夫妻は大号泣していた。


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


 《ラファエル》と《ダイアナ》は仲良く、天界へと戻ってゆくと、病院全体に時を止める魔法が解除され、病院内の人々達が動き出した。

 氷河とミカリンはいまだに、意識不明状態でした。

氷河の心の一部には、ミカリンの《真実の愛》が突き刺さっていました。


 今晩、《ジョセフ・西園寺》は自宅で、悪酔いしていた。


「ウィッ❗…畜生~‼️ダイアナ~ダイアナ様~‼️♡

相手~ウィッ❗……四大天使じゃあ~ウィッ❗

クソ……勝てねーーーーわ畜生‼️

俺の初恋が。゜(゜´Д`゜)゜。

こん畜生‼️……グイグイ……プファ~‼️…ウィッ❗」


ダイアナーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️♡


【飲み過ぎだぞッ❗……《ジョセフ・西園寺》‼️】


 《ジョセフ・西園寺》の背中を叩きながら、介抱する西園寺理事長。

すでに缶ビールを7本飲み干して、やけ酒になっている………《ジョセフ・西園寺》。


「俺……ウィッ❗…イ……ケ……メ……ンです…よね❓」


 《ジョセフ・西園寺》は厄介に絡んでくる。


【神と結婚出来る訳が無いでしょ❓……全く重症だ‼️………どうしようも無いなッ❗……君は‼️……

これからは禁酒ね‼️………禁酒だからね‼️

ハァ~( ´Д`)……しょうがないね‼️……( ´,_ゝ`)】


 西園寺理事長も呆れていた。

《ジョセフ・西園寺》のやけ酒は、一晩中、続きました。


ダ・イ・ア・ナーーーーーーーーーーーーーー‼️♡

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

 



 入院中の《氷河龍》は意識を取り戻しました。

氷河は病院の天井をガン見している。

そこに早苗が見舞いに来た時、手提げバックを落とした後、大号泣しながら《氷河龍》に掛け寄った。


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


〖龍ちゅんが……龍ちゅんが……意識を取り戻した‼️

輝に知らせなければ…………〗


 早苗はスマホが使える場所へ移動し、直様、輝に連絡した。


〖ピッ❗……もしもし……〗

〖輝‼️……龍ちゃんが意識を取り戻したよ‼️〗


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

 

 輝は突然、立ち上がり大号泣していた。


〖俺達の可愛い息子が帰って来たんだなッ❗

俺も病院へ行くから、待っててね‼️

。゜(゜´Д`゜)゜。〗


〖待ってます‼️……輝‼️。゜(゜´Д`゜)゜。〗


 輝は直様、早退し、《氷河龍》が入院している病院へタクシーで向かいました。

 1時間以内に病院へ到着した輝。

《氷河龍》が居る特別室へ辿り着いた時、《氷河龍》はスヤスヤ眠っていた。


〖輝‼️……お疲れ様です‼️♡……龍ちゃん一度、目を覚ましたんだけど……また眠ってしまったみたい‼️〗


 氷河の右手には早苗、左手には輝が優しく握って、我が子の1日も早く完治します様、神様に祈りを捧げました。

 ミカリンはいまだにICU から出る事が出来ず、危険な状態が続いていた。

 毎日、ミカリンの様子を見に来ている西園寺理事長は、ミカリンの回復を願っていた。

意識が戻らない娘ミカリンを、悲しい顔して両手を顔をおい、椅子にグッタリと座っていた。

 数分後、二日酔いの《ジョセフ・西園寺》が、西園寺理事長の為、軽食とドリンクを買って来た。


「BOSS‼️……少しは食事しないと、倒れてしまいますから、食事をしましょう‼️」


【心配してくれて有難う‼️《ジョセフ・西園寺》‼️

( `_ゝ´)】


 西園寺理事長の両目は、真っ赤になっていた。


ビッビッ❗……ビッビッ❗……ビッビッ❗……

ビッビッ❗……

ビッビッ❗……ビッビッ❗……ビッビッ❗……

ビッビッ❗……


 西園寺理事長は突然、立ち上がった。


【ミカリン‼️……( ̄□||||!!】


 看護師達が数人現れた。


〈心筋梗塞だ‼️……心臓マッサージしろッ❗〉

〈N3000を持ってこい‼️〉


 看護師達はミカリンに心臓マッサージをやり始め、蘇生行為を続けていた。


〈N3000を持って来ました‼️……電気ショック心臓蘇生するぞ‼️……離れろ‼️〉


【ミカリンーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️

死ぬなーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️】


〈ドーーーーーン‼️……プーーーーーーーーッ❗〉


〈ドーーーーーン‼️……プーーーーーーーーッ❗〉


〈ドーーーーーン‼️……プーーーーーーーーッ❗〉


 西園寺理事長はICU のガラス窓に両手を付けて、大号泣しながら、ミカリンの名を呼び続けた。

 ミカリンの精神は、深い闇へと沈んでゆく。

ミカリンはうっすら両目を開くと、深い闇の空間だった。


【《氷河龍》ちゃんは……助かったの……かな❓】


 ミカリンは微笑んでいた。

ミカリンの身体の半分が、漆黒の闇へ染まっていた。


〈ドーーーーーン‼️……プーーーーーーーーッ❗〉


〈ドーーーーーン‼️……プーーーーーーーーッ❗〉


〈ドーーーーーン‼️……プーーーーーーーーッ❗〉


 ミカリンは大粒の涙を流しながら、深い漆黒の闇へ沈んでゆく。


【これが《死の世界》なんだね‼️…。・(つд`。)・。

まぶたが……重い……死ぬ前に《氷河龍》ちゃんと……

《デート》したかったなぁ~♡

。・゜・(ノ∀`)・゜・。】


〈ドーーーーーン‼️……プーーーーーーーーッ❗〉


〈ドーーーーーン‼️……プーーーーーーーーッ❗〉


 ミカリンの精神は顔左半分以外は、漆黒の闇に染まってしまい、漆黒の闇に全身が染まった時、《死》を迎えるのだ。

 ミカリンに《死》が迫っていた。


【もう……疲れちゃった……御免ねッ❗……父さん‼️】


 ミカリンの精神は想像以上に、深刻なダメージがあり、神の力でも治せない程の危篤状態だった。

氷河から受けた闇の力は、ミカリンの精神を蝕み、腐らせてしまった。


【父さん‼️……こんな私を育ててくれて有難う‼️

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

まぶたが……重い‼️……疲れ……ちゃった…………………】


 ミカリンは薄目のまま……《死》を覚悟した。


【さ……よ………な…………ら………。゜(゜´Д`゜)゜。】


 ミカリンは両目を瞑ってしまったまま、漆黒の闇へ沈んでゆく。

 看護師達が必死に蘇生を試みましたが、心電図に反応は無かった。


〈◎◎時……御臨終です‼️〉


【ミカリンーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️

死ぬなッ❗……死なないでーーーーーーーーー‼️】


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗ 

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


 西園寺理事長はガックリと両膝を落とし、大号泣していた。


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


【嘘だと言ってくれッ❗……ミカリン‼️

。・(つд`。)・。】


 ミカリンの精神は、全身漆黒の闇に包まれ、奈落の底へ堕ちてゆく。

 その時、ミカリンの頭の中に、響く謎の声が聞こえて来た。


……ミカリン‼️…………ミカリン‼️………………


【(誰❓……❓(・_・?))】


……ミカリン‼️……ミカリンーーーーーーーーーー‼️

そこに居てはダメだよッ❗…………


【(疲れちゃった……ほっといて………………)】


……ミカリンーーーーーーーーーーーーーーー‼️……


 ミカリンの漆黒の闇の空間の天井から、《眩い光輝く光》が降りて来た。

 《眩い光輝く光》は4枚天使の羽が生えた《光輝く青年》へと変身し、姿を現した。


……さあ~帰ろう‼️……ミカリンーーーーーーー‼️……


 《光輝く青年》はミカリンの右手を握った瞬間、ミカリンの精神は漆黒の闇から浄化され、肌の色へと変化した。

 ミカリンの瞳には、4枚天使の羽が生えた《光輝く青年》の姿が、うっすらと見えていた。


【君は……誰ですか❓……❓(・_・?)】


 《光輝く青年》はミカリンの精神を、光輝く光の中へと連れて行った。



ピッ❗……ピッ❗……ピッ❗……ピッ❗……ピッ❗……

ピッ❗……ピッ❗……ピッ❗……ピッ❗……ピッ❗……


〈ドクター❓……心電図が反応しています‼️〉

〈心拍数が戻りました‼️……《奇跡》が起きた‼️〉

〈御臨終は撤回だ‼️……命を助けるぞ‼️〉


 主治医が西園寺理事長に向かって、両腕を高く上げて、大きな◯を作って、ミカリンが生還した事を◯のサインで伝えた。

 西園寺理事長は◯のサインを見た瞬間、大号泣した。


【ミカリンーーーーーーーーーーーーーーーー‼️】


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


【危篤状態だった娘が、生還したッ❗……生き返ったんだ‼️……《神様》有難う御座います‼️】


「良かったですね‼️……BOSS‼️。・(つд`。)・。」


 西園寺理事長は四ン場……_| ̄|○……になりながら、大号泣していた。


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗



 その頃……《氷河龍》は眠ったまま、微笑んでいた。

《氷河龍》の表情の変化に気が付いたのは、氷河夫妻でした。


〖楽しい夢を見ているのかしら❓〗

〖可愛い寝顔だ‼️……カワイイ(*≧з≦)〗


パシャッ❗……パシャッ❗……


 氷河夫妻は夢中で、我が子の寝顔をスマホカメラで撮りまくっていた。


〈ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ!!病院内はスマホ禁止‼️〉


 様子を見に来た看護師に、叱られた氷河夫妻。

《氷河龍》は翌朝、目覚めた。

 氷河の目には、大粒の涙を流しながら、微笑んでいる氷河夫妻の姿だった。


『父さん❓……母さん❓……どうしたの❓(・_・?)

何で❓……泣いてるの❓……(゜Д゜≡゜Д゜)゛?』


〖龍ちゃん‼️……長時間の緊急オペ手術して、意識不明の重体だったんだよ‼️。・゜・(ノД`)・゜・。〗


 氷河は今の現状を打破していない。


『俺はゴミだから……生きていいのかな❓(・_・?)』


〖バカ野郎ーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〗


 輝は本気で《氷河龍》を叱った。


〖龍ちゃん‼️……自分がゴミとか……生きていいのかなッ❗何て、2度と言うんじゃない‼️(#`皿´)

龍ちゃんはゴミじゃないッ❗…生きていいんだよ‼️

俺達の大切な息子なんだからな‼️〗


〖私達の命よりも大切な息子だよ‼️……( >Д<;)

生きていいんだよ‼️……龍ちゃん‼️♡(〃´ω`〃)♡〗


 氷河は大粒の涙を流しながら、大号泣していた。


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


 氷河は感情を爆発させた。

氷河夫妻は、氷河のオデコに優しくキスをした。


〖痛かったねッ❗……苦しかったねッ❗〗


〖《氷河龍》ちゃんには2度と、痛い思いをさせませんから‼️…私達が《氷河龍》ちゃんを守るから‼️〗


〖俺達の命より大切な《氷河龍》ちゃんを、絶対に死守しよう‼️……なっ❗……早苗‼️……( ・`ω・´)〗

〖同感よ‼️……輝‼️……( ・`ω・´)〗


 氷河夫妻は命を掛けて、《氷河龍》を死守する事を心に誓ったのでした。


『父さん‼️……母さん‼️……有難う‼️……( v^-゜)♪』


 氷河は大粒の涙が止まらず、大号泣していた。

氷河夫妻は氷河の頭を優しく撫でていた。


〖助かって良かった‼️……(*´∀`*)ポッ〗


 氷河は最高の笑顔で答えた。

。゜(゜^∀^゜)゜。

氷河は周りを見てから…………。


『あっ❗…そうだッ❗……ミカリンは何処にいるのかな❓…母さん‼️……父さん‼️……❓(・_・?)』


 氷河夫妻は急に黙り込んでしまった。


『どうしたの❓………父さん・母さん‼️

ミカリンは来ないの❓……❓(・_・?)

ミカリンは仕事で忙しいから、来れないんでしょ❓

ミカリンの事だから、ドジをしてしまったから、残業して来れないんだ‼️

うんッ❗……そうだッ❗……そうに違いない‼️』


 氷河夫妻は互いの顔を見てから、《氷河龍》には真実を伝えた方が良いと考えました。

 早苗は《氷河龍》に真実を伝えました。


〖龍ちゃんは7ヶ月間、意識不明だったんだよ‼️

(  ̄- ̄)〗

『俺は7ヶ月間も眠ったままだったのか❓

( ´;゜;∀;゜;)』


〖そして……ミカリンさんは《氷河龍》ちゃんを助けに行った後、ICU集中治療室で意識不明の重体で、危篤状態から脱出したけど、7ヶ月間経っても意識が戻らず、意識不明状態が続いている‼️…龍ちゃん‼️〗


『ミカリンが……ミカリンが……意識不明の重体❓

俺をミカリンの所へ連れて行って……父さん‼️』


〖ダメだッ❗………龍ちゃんはまだ身体が動けない状態だ‼️………我慢してくれッ❗……龍ちゃん‼️〗


『嫌だ‼️……ミカリンに逢いたいんだ‼️

。・(つд`。)・。』


〖ダメだ‼️……龍ちゃんはやっと意識を、取り戻したばっかりだ‼️……無理しちゃダメだ‼️( ・`д・´)〗


『でも…………。・゜・(ノД`)・゜・。』

〖ダメな物はダメだ‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〗

『ミカリン…………。・゜・(ノД`)・゜・。』

〖我慢してくれッ❗……龍ちゃん‼️♡(〃´ω`〃)♡〗


 氷河は大ショックを受け、大号泣した。


ミカリン‼️……ミカリン‼️……ミカリン‼️……

ミカリン‼️……


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



 あれから3ヶ月間経っても、ミカリンの意識が戻らなかった。

 《氷河龍》は3ヶ月間、入院生活を続けた結果、漸く車椅子を使った移動《看護師か保護者同伴が条件》が、30分だけ、外出許可が出ました。

 輝は会社勤務なので、付き添いは早苗・西園寺理事長・《ジョセフ・西園寺》が担当。

早苗が体調不良で、看護師が付き添い担当になった。


『看護師さん‼️……ミカリンに逢いたいから、ミカリンが居る《ICU集中治療室》へ行って下さい‼️

お願い‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。』


〖分かったッ❗……ミカリンさんに逢いに行きましょう‼️……( v^-゜)♪〗


 氷河はミカリンが心配だった。

ミカリンに一杯伝えたい事があったからだ。

 《ICU集中治療室》へ行くには、エレベーターで向かうしか方法が無い。

エレベーターに乗った氷河は、心配し過ぎて涙が止まらない。


『(ミカリン‼️……ミカリン‼️……死なないで‼️)』


 漸く《ICU 集中治療室》の階に着き、降りた後、ゆっくりと《ICU集中治療室》へ移動し始めた。


『(ミカリン………………)』


 《ICU集中治療室》の前迄来た時、氷河の目に映ったのは、ミカリンは意識不明の重体だった。

ミカリンの身体には、複数の管が突き刺さったままの状態で、かろうじて呼吸している痛々しい姿でした。


『……ミカリン……ミカリン……ミカリン………

。・(つд`。)・。』


 氷河は大粒の涙を流しながら、大号泣して感情を爆発させた。


『ミカリン……ご……めん‼️……ミカリン‼️……殴ったり………グスンッ❗……蹴ったりし……て……ご……ごご……ご……ごめ……ごめんなさい‼️……

。・゜・(ノД`)・゜・。』


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


 ICU集中治療室の待合室で座っていた西園寺理事長は、《氷河龍》が大号泣しながら絶叫する姿を見た。

 西園寺理事長は大号泣した。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


【(そうか……そうだったのか❓……ミカリン‼️

君って子は……《氷河龍》ちゃんを助ける為、命を張ったんだね‼️♡……。・゜・(ノД`)・゜・。)】


 西園寺理事長は大号泣しながら、ゆっくりと《氷河龍》に近付いてゆく。



……《氷河龍》ちゃん……………《氷河龍》ちゃん………



【ハッ❓……ミカリン❓(・_・?)……ミカリン‼️】


 氷河の脳裏に、ミカリンの声が聞こえて来た。


『ミカリン‼️……グスングスンッ❗ミカリンの事……ミカリンの事を……大嫌いだ‼️と言って………

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

ご……ごご………め……んな………さい‼️

。・(つд`。)・。』


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。



………氷河ちゃんが助かって……本当に………本当に……

良かった‼️……(*´∀`*)ポッ…………



『ミカリンを………グスングスンッ❗……攻撃してしまって……ごめんなさい‼️。・゜・(ノД`)・゜・。』



………《氷河龍》ちゃん‼️……怒ってないよッ❗

見舞いに来てくれて…………ありがとうね‼️♡…………



 看護師は大号泣している氷河を止めるが、言う事がきかなかった。


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


『ミカリンーーーーーーーーーーーーーーーー‼️』


 西園寺理事長は大号泣しながら、氷河の背後から氷河の口を手で覆った。


『ミカリンーーーーーーーーーーーーーー……………』

【氷河ちゃん‼️……ありがとうね‼️♡(〃´ω`〃)♡】

『(叔父ちゃん………何故❓……邪魔するの❓)』


 氷河は西園寺理事長のとった行動に、苛々していた。


【氷河ちゃん‼️……静かに‼️……君の声は……ミカリンに届いているよッ❗……だから……静かにしてね‼️】


〈氷河ちゃん‼️……時間だよッ❗……部屋へ戻りましょう‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〉


『嫌だ‼️…まだミカリンに聞きたい事があるッ❗』


 氷河は西園寺理事長の妨害を突破して一言。


『ミカリン‼️……聞きたい事があるんだッ❗

ミカリン‼️……《2人だけの秘密♡》って何の事❓』


……ピィピィッ❗……ピィッ❗……ピィッ❗……

ピィッ❗……


 ミカリンは氷河の一言に、一瞬心拍数が大きく反応したのち、再び、意識不明になってしまいました。


〈帰りましょう‼️……氷河ちゃん‼️〉

『(ミカリン‼️……………)。・゜・(ノД`)・゜・。』


 氷河は大号泣しながら、ボロボロ泣いている。

看護師は車椅子を操作して、氷河の特別室へと戻りました。


……ピィッ❗……ピィッ❗……ピィッ❗……ピィッ❗…


 西園寺理事長はミカリンの様子を見た瞬間、うっすらと涙の後があった。

ミカリンの右目から、一粒の涙を流していた。

 西園寺理事長は慌てて、ミカリンに話し掛けた。


【ミカリン……君は氷河ちゃんの声が、聞こえているんだね‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。


ミカリンーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️


戻って来いーーーーーー‼️《血塗れミカリン》‼️】


 西園寺理事長は大号泣しながら、叫び続けていた。

西園寺理事長は《ジョセフ・西園寺》と駆け付けた看護師達に制止されても、ミカリンに叫び続けてしまった。


【ミカリンーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。】


 警備員達が加わって、病院が大騒ぎになり、警察沙汰になってしまいました。

 西園寺理事長は連れ添いの《ジョセフ・西園寺》と共に、パトカーに乗り、警察署へと連行された。

 警察署へ連行中の西園寺理事長は大号泣しながら、肩を落としていた。

 警察署へ連行された西園寺理事長達は、事情聴取後、一夜留置所で隔離された。罪状は《迷惑行為》だった。


 西園寺理事長は我に返った。


【すまん‼️……迷惑掛けたね‼️……(*- -)(*_ _)ペコリ】


「ミカリンさんなら大丈夫ですよッ❗……だって…

西園寺理事長の娘さんだから‼️……BOSS❓……

《血塗れミカリン》とはどう言う意味ですか❓」


('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーッ❗


 突然、西園寺理事長は大号泣しながら、大爆笑していた。


「❓……❓(・_・?)」


【ミカリンはねッ❗…元《runaway tribe》だった‼️

別名《血塗れミカリン》だよ‼️……( ゜_ゝ゜)ノ

家庭の事情で、ミカリンは荒れに荒れてね。

孤児施設扱いになっても、手がつけられない問題児だったんだよ‼️

ミカリンは孤児施設をたらい回しされ、グレまくりさッ❗

アハハァーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗】


「ミカリンがまさか……《runaway tribe》…暴走族だった何て信じられません‼️……!!(゜ロ゜ノ)ノ 」


【当時のミカリンは《トゲトゲバット》を振り回して、喧嘩の毎日だったらしいッ❗(*´,_ゝ`)

レディースの総長をやっていたみたいだから‼️

手のつけられない……じゃじゃ馬娘だったよ‼️(笑)】


「BOSSはミカリンとの出逢いは❓何処ですか❓」


('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーッ❗


 西園寺理事長の大笑いが止まらない‼️


アハハァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


「❓……BOSS❓……(・_・?)」


 西園寺理事長は涙を吹いてから、優しい表情でミカリンとの出逢いを思い出していた。


【(ミカリン……あれから~大きくなったなぁ~)】


 西園寺理事長は笑みを溢した。

《ジョセフ・西園寺》はクビをかしげた。


【ミカリンとの出逢いは…………ここさ‼️

(((*≧艸≦)ププッ‼️……アハハーー‼️'`,、('∀`) '`,、】

「ここって………まさか❓(・_・?)」


【警察署の留置所で、ミカリンと私は運命的な出逢いをしたんだよッ❗

((ノ∀`)・゜・。 アヒャヒャヒャヒャ】


「エッ❓……エエエェーーーーーーー‼️Σ(Д゜;/)/」


 《ジョセフ・西園寺》は驚きの余り、ズッコケた。

('・c_,・` )プッ❗……アハハハハハーーーーーーッ❗


 警察署の留置所には、西園寺理事長の笑い声が絶えなかった。



 氷河が目覚めると、眩しい日差しが氷河を照らしていた。


『俺は………………』


〈目覚めたのねッ❗……気分はどうかな❓

何処が痛い所あるかな❓………(・_・?)〉


 特別室の専属の看護師が、氷河の容態を聞いてくる。

氷河は爽やか風が、白色カーテンを(なび)かせているのを、ジッと視ていた。

 氷河は何かに取り憑かれた様に、白色カーテンをジッと視ている。


『❓(・_・?)……何か忘れている様な……あっ❗

ミカリン‼️……ミカリンの所へ行きたい‼️♡』


〈前回、騒いだからダメかな‼️……( ・`ω・´)〉


『お願い‼️……騒がないからッ❗……約束するから❗

お願いします‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))』


〈騒がないと約束出来ますか❓(・_・?)〉


『約束する‼️……ミカリンに逢わせてッ❗


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。』


 氷河が大号泣して、看護師に涙の直談判した。


〈これは参ったわッ❗……(ーωー)〉


 看護師は氷河の大号泣ぶりに困惑している。


〈分かった‼️……降参だわ‼️……30分だけねッ❗〉


 看護師は病院ベットから、氷河を持ち上げ、車椅子に乗せた後、点滴も装備させてから特別室を後にしました。

 氷河は《ICU 集中治療室》に着くと、さっき迄騒いでいた事が嘘の様に、静かにミカリンを見守っていた。


『ミカリン‼️……ミカリン‼️……逢いに来たよ‼️

(*´ω`)人(´ω`*)オヒサー♪

俺の元へ戻ってきてッ❗……ミカリン‼️( >Д<;)』


 氷河の目には涙を流していた。


『俺も頑張るから……ミカリンも頑張ってね‼️♡』

〈時間だよッ❗……氷河ちゃん‼️〉

『明日も逢いに来るからね‼️…((ヾ(≧皿≦メ)ノ))』


 氷河は看護師の指示に従って、特別室へ戻って行った。

特別室へ戻ると、氷河夫婦が見舞いに来てくれた様だった。


〖ミカリンさんの所へ行ってた❓………❓(・_・?)〗


『俺に取ってはミカリンは、俺の大切な人だから‼️

俺はミカリンと本気で結婚を考えている‼️

反対しても無駄だからね‼️……♡(〃´ω`〃)♡』


〖何で❓……ミカリンさんに拘るのかな❓(・_・?)〗


 氷河は笑みを溢した。(*^▽^)/★*☆♪

 

『お……おお………俺の《運命の人》だからさ‼️♡

ミカリンは俺にとっては、命を救ってくれた大恩人だからさ‼️……( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

反対され様とも、俺はミカリンと結婚するからね‼️

( ・`ω・´)プンプン(怒)』


 氷河夫婦は互いの顔を見て、突然、大爆笑した。


アハハァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


『心配するなッ❗……反対なんかしないよッ❗

龍ちゃんが決めた結婚相手なら、反対する理由は無いからね‼️……( ノ^ω^)ノ

ミカリンさんは必ず、龍ちゃんの元へ帰って来るよ‼️……ミカリンが意識が戻る事を祈ろうネ‼️♡』


『ありがとう‼️……父さん‼️……母さん‼️♡』


 氷河は満面な笑みを見せた後、すやすや眠ってしまいました。……(-.-)Zzz・・・・


〖早苗ッ❗……龍ちゃん顔を見てッ❗……("⌒∇⌒")〗


〖あらッ❗……疲れちゃったのねッ❗……(*´~`*)

笑顔のまま……眠って居るわ‼️♡〗


 面会時間ギリギリ迄、輝と早苗は氷河の手を優しく握っていた。



 《氷河龍》の全身回復は主治医がビックリする程、早かった。

《氷河龍》が意識不明で7ヶ月間、眠ったままの状態でした。

全身骨折した箇所は、少しずつ完治していった。

 意識を取り戻し、目覚めた後には全身骨折は完治し、全身回復が早かった。

 氷河はリハビリを頑張った結果、車椅子からゆっくりと立ち上がる事迄、回復していた。


『父さん‼️……母さん‼️♡……立ったよ‼️……(ToT)』

〖龍ちゃんが立った‼️……。・゜・(ノД`)・゜・。〗

〖龍ちゃんが立ったわ‼️。・゜・(ノД`)・゜・。〗


 氷河夫妻は氷河を強く抱き締めました。


〖おかえり‼️……我が息子よ‼️……( 〃▽〃)〗

〖この時をどんなに待ち望んでいたか……もう龍ちゃんを、酷い目には合わせないんだから‼️

(#゜Д゜)〗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


 氷河は輝と早苗に感謝していた。


『これが《家族の愛》なんだねッ❗……( TДT)』


 氷河は微笑んでいた。

輝と早苗が本気で心配してくれた事が、氷河にとって一番嬉しかった。

 氷河は一週間後、無事退院した。

氷河は御両親にあるお願いをしました。


『父さん‼️……母さん‼️……俺は強くなりたい‼️

柔道と合気道を習わして下さい‼️』


〖龍ちゃんはKUMONと、そろばんを習わしているッ‼️………ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎

新しく柔道と合気道が加わるんだねッ❗

中途半端なら辞めておけッ❗……本気でやりたいなら、応援するぞッ❗……《氷河龍》ちゃん‼️♡〗


 輝と早苗は、氷河の意気込みに断る理由はなかった。


〖柔道と合気道の修行は厳しいから、覚悟しなさい‼️………( ・`ω・´)〗


『俺は本気で、強くなりたい‼️((ヾ(≧皿≦メ)ノ))』


 氷河は本気で柔道と合気道をマスターする為、日々努力している。


 氷河は家族会議の結果、別な区立小学校へ転校し、一年生の初日を迎えました。

 《ジョセフ・西園寺》は氷河に、万一の事を考えて、《音声録音機器》を手渡した。


「氷河ちゃん‼️……初めて入る教室に入る前に、《音声録音機器》をONにしてから、教室へ入ってね‼️

父さんと母さんが心配しているから、安心させる為の処置だからね‼️♡……ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎」


『分かったよッ❗……ジョセフ叔父ちゃん‼️♡』


 入学前、氷河夫妻は《特別養子縁組》を利用して、《氷河龍》を養子にした事を、学校側に秘密にして欲しいと約束した。

 学校側はあろう事か、氷河が緊張しながら、教室へ入って来た時、あっけなく、約束を破ったのだった。


〈今日から新しい転校生を紹介します‼️♡

入って来て下さい‼️〉


 氷河は緊張したまま、《ジョセフ・西園寺》に言われた通り、《音声録音機器》をON にしてから、教室へ入った。

 教壇には赤いメガネを掛けた一年の女性担任がいました。

 氷河はゆっくりと担任の側に移動した。

教室内の子供達は、ザワザワしている。


〈さぁ~自己紹介して下さい‼️……( ・`ω・´)

グズは嫌いだよッ❗……さっさと言いなッ❗〉


 女性担任の口調はかなりキツメだった。

氷河は勇気を振り絞って…………。


『俺の名は……ひょ…………』

〈この《氷河龍》ちゃんは捨て子なのよッ❗〉

『エッ❗……(*´・д・)』


〈両親と血が繋がって無い‼️…バカな子供だよ‼️〉


『………………………………(。´Д⊂)』


 氷河は大ショックで、号泣してしまいました。


〈お前は捨て子かよッ❗……捨て子は頭が悪い‼️

((ノ∀`)・゜・。 アヒャヒャヒャヒャ〉


〈可哀想だなッ❗……腐ったゴミだなッ❗〉

〈だから捨てられるんだよッ❗……氷河‼️〉


アハハァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


 クラスのみんなが、氷河を笑っていた。

氷河は悔しくって、涙が止まらなかった。


〈お前の席は、右側の端の窓際の席へ行け‼️

クズが‼️……さっさと席へ座れッ❗……ゴミが‼️〉


 女性担任は気が弱い子供だと分かった瞬間、徹底的に苛めて、ストレス解消するクズ女性担任だった。

 氷河は涙を拭いて、耐えていた。

1時間目の授業が終わり、10分休憩の時、事件が起きた。


 周りの子供達は、一斉に氷河の悪口を言い出した。


〈氷河は腐ったゴミだから、両親に捨てられたんだってさッ❗……バカな氷河‼️〉


〈捨て子はいらない子なんだぜッ❗……そうだッ❗

担任先生‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〉


〈そうですよッ❗捨て子は生きる資格が無いの‼️〉


〈氷河の父さん‼️……母さんは偽物だ‼️〉


 氷河の怒りが爆発し、少年に殴りかかった。


〈俺の父さん‼️……母さんをバカにするなッ❗〉


ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……

ボカボカッ❗……ドカドカッ❗……ボカボカッ❗……


 氷河と少年の殴り合いに発展した。

女性担任が仲裁に入り、事なき終えた。

 氷河は大泣きし、壁の隅に隠れながら《ジョセフ・西園寺》にコッソリとスマホで連絡した。


「もしもし❓……氷河ちゃん❓……どうしたの❓」


『もしもし❓……ジョセフ叔父ちゃん‼️……あのね~あのね~グスン……俺の話を聞いてくれる‼️』


 《ジョセフ・西園寺》は《氷河龍》のただなる異変に気が付いた。


「(《氷河龍》ちゃんが泣いている)どうした❓」

『グスン……これを聞いて‼️……( >Д<;)』


「‼️……これは……(何て事だッ❗……氷河ちゃんを酷い目に合わせるとは、女性担任めッ❗

絶対に許さない‼️………((ヾ(≧皿≦メ)ノ)))

氷河ちゃん‼️……俺に任せてくれ‼️……(#・∀・)」


『ジョセフ叔父ちゃん‼️……有難う‼️……(≧Д≦)』


〈《氷河龍》ちゃん‼️……隠れて無いで出て来なさい‼️……卑怯者めッ❗……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))〉


 氷河は涙を拭いて、隠れていた壁の奥から出て来ました。


〈出て来たなッ❗……泣き虫氷河‼️〉

〈捨て子はなッ❗……害虫なんだよ‼️〉

〈出て来なさい‼️……(*`Д´)ノ!!!〉


 氷河は女性担任に無理矢理連れていかれ、校長室へと向かって歩いて行った。

女性担任は校長室へ入ると、ソファーに向けて、氷河を乱暴に投げ捨てた。


『痛いなッ❗……何すんだよ‼️((ヾ(≧皿≦メ)ノ))』


〈転校生の癖に……暴行騒ぎとはなッ❗

だから嫌だったんだッ❗……《特別養子縁組》の子供を、預からなければ良かったよ‼️……( `ー´)〉


 氷河の行為が問題視された。

殴られた少年は母親を呼び出し、激怒しながら区立小学校へ向かってゆく。

 昼間に学校から呼び出しを受けた早苗。

早苗は急いで区立小学校へと向かいました。


〖龍ちゃん❓……何があったの❓

心配だわッ❗……大丈夫かしら❓(・_・?)〗


 早苗の心配をよそに、区立小学校へ到着し、校長室へと向かって走って行った。


バーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗


〖龍ちゃんーーーーーーーーーーーーーーーー‼️〗


 校長室へ駆け付けた早苗は、ソファーに座ってる氷河ちゃんを強く抱き締めた。


〖大丈夫‼️……怪我してない‼️……龍ちゃん‼️♡〗


 校長先生が重い口を開いた。


〈転校生が在校生に暴行を加えた事は、問題視させて貰いますよ‼️〉


〖喧嘩の原因は❓(・_・?)〗

『俺の父さん‼️……母さんを侮辱したからさッ❗』


 氷河は《音声録音機器》で、録音した音声を再生した。

早苗は聞いた途端、大激怒した。


〖校長先生‼️女性担任先生‼️…約束しましたよね❓

《特別養子縁組》の事は秘密にするとおっしゃったじゃないですか‼️……約束を破るんですか❓〗


〈捨て子を養子に迎える何て、どんな神経してるのかしらッ❗……ああっ❗……嫌だ嫌だゲスですわッ❗

(≧ヘ≦ ))(( ≧ヘ≦)

謝れッ❗……謝れッ❗……クズ女とクズガキが‼️〉


〖どっちがクズガキですか❓……言葉の暴力です‼️

ふざけんじゃね~よ‼️……(#`皿´)

龍ちゃんと私達に侮辱したッ❗……謝れッ❗〗


謝れーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー‼️


 早苗は大激怒していた。


〈クズ親から生まれた子供は、クズ子供ですねッ❗

さっさと死んでしまえばいいわ‼️……(#・∀・)〉


〖龍ちゃんを死ねですってッ❗……どっちがクズ野郎だ‼️………これは問題にしますよ❗

教育委員会に報告しますからね‼️((ヾ(≧皿≦メ)ノ))

帰りましょう‼️……龍ちゃん‼️……(*`ω´*)〗


〈謝らない最低なご家族です事ッ❗……クズ野郎の極みですわッ❗……最低な家族だ‼️……( ・`ω・´)〉


〖龍ちゃんは私達の為に戦ってくれた‼️

龍ちゃんを誇りに思います‼️……((( ̄へ ̄井)〗


 早苗は氷河を抱っこした。


〖こんな最低な小学校に入学させたくありません‼️

氷河は転校させます‼️……失礼します‼️(#`皿´)〗


バターーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ❗


 早苗は校長室の扉を、乱暴に閉めた。

早苗は少し歩いた後、氷河を下ろした。

 早苗は氷河を見つめながら、右手を上げた。


『(母さんにビンタされるッ❗)』


 氷河は両目を瞑った瞬間、氷河は早苗に優しく抱き締められた。


『エッ❗……(*゜д゜*)』


〖輝と私の為、戦ってくれたんだねッ❗

ありがとねッ❗……龍ちゃん‼️……辛かったね‼️♡〗


 早苗は抱き締めながら、背中をトントンと優しく叩いた。


〖泣いてもいいんだよッ❗……龍ちゃん‼️♡〗


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


 氷河が切った様に、大号泣した。


〖龍ちゃん‼️……輝と私は《氷河龍》ちゃんのお父さんとお母さんです‼️

《氷河龍》ちゃんの見方だからね‼️…♡(〃´ω`〃)♡

《氷河龍》ちゃんは私達の《宝》だからね‼️♡〗


 早苗は泣いている氷河を抱っこした。


〖お家へ帰ろう‼️……我が家へ‼️…( *´д)/(´д`、)〗


 早苗は氷河を抱っこしながら、ゆっくりと我が家へと帰って行った。


 今夜、女性担任は牛丼屋で大盛を、氷河の悪口を言いながら、ガツガツと食べていた。


〈ふざけんじゃね~よッ❗……クソガキがッ❗

おっちゃんッ❗……大盛おかわり‼️〉


 女性担任はストレスを感じると、爆食する癖があった。


〈氷河と言うクソガキッ❗くたばれクソガキがッ❗

おっちゃんッ❗………生ビールジョッキ大を追加で宜しく‼️………( ・`ω・´)〉


〈いい食いぷりだなッ❗……姉ちゃん‼️♡

ほれッ❗……生ビールジョッキ大だよッ❗〉


ドスンッ❗……待ってました‼️♡


 女性担任はヤケクソで、生ビールジョッキ大を一気飲みした。


グイグイ………プファアーーーーーーーーーーーー‼️


〖仕事終わりの生ビールジョッキ大は最高だ‼️

おっちゃんッ❗……もう一杯‼️♡〗


〈氷河と言うクソガキ……死ね‼️(*^3^)/~☆

消えてくれて清々した‼️……(ФωФ)〉


はいッ❗……牛丼大盛……お待ちどうさま‼️♡


ドスンッ❗


〈待ってました‼️♡……ガツガツ……ガツガツ‼️

ゴクゴク……プファアーーーーーーーーーーーーー‼️

最高‼️♡……御馳走様でした‼️♡……又来るねッ❗〉


〈毎度有難う御座いました‼️〉


 女性担任はホロ酔いで、夜道を歩いて帰ってゆく。

女性担任は裏道を通って歩いて行くと、街頭ランプが点滅していた。


〈あの《氷河龍》めッ❗……ウィッ❗……生意気なガキだ‼️……さっさと………死んでしまえ‼️(≧口≦)ノ〉


アハハァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


 女性担任はホロ酔いのまま、千鳥足になっていた。


〈死ね‼️……クソガキ《氷河龍》‼️……(#`皿´)‼️〉


 点滅している街頭の下に、人影が立っていた。


〈‼️……❓……誰か居る❓……❓(・_・?)〉


 女性担任は突然、立ち止まった。


………貴様が………俺の家族《氷河龍》ちゃんを泣かせ、侮辱した女……女性担任だなッ❗…………


〈あんた誰❓〉


 女性担任の背後に、人影があった。


〈エッ❓(・_・?)〉


 人影は女性担任のクビに、サバイバルナイフがあてられ、冷たい感触があり、絶句していた。


………声を出したら殺す‼️……


〈(誰なの❓……強盗❓……通り魔?)( ´;゜;∀;゜;)〉


 人影はサバイバルナイフを持ちながら、サバイバルナイフの先を、女性担任の顎に付けた。


………俺の家族を侮辱し、泣かせた貴様には、選択肢を4つやろう‼️


①明日から教師を辞めて、都会から出て行け‼️

そして……無様に生きろッ❗

②教師を辞めなかったら、ブッ殺す‼️

③警察署へ行った時点でブッ殺す‼️

④今すぐにブッ殺す‼️


 貴様の殺し方はサバイバルナイフでメッタ刺した後、バラバラにしてドブネズミの餌になりたいか❓

選べ‼️……クズ女ッ❗……質問は無しだ‼️……


 女性担任は漸く、今置かれてる状況に気がついた。

女性担任は余りにも恐怖を感じて、スカートからオシッコが大量に漏れ出した。

 女性担任のホロ酔いは、一気に冷めてしまった。

女性担任は震えてる((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル


……さっさと選べ‼️……3分考える時間をやろう‼️…


 女性担任はあろう事か、人影の人物に対し、痛恨の間違った選択をしてしまった。


〈誰だが知らないけど、私は絶対に教師を辞めるつもりは無いから‼️

《氷河龍》のクソガキも、他のクソガキも痛ぶって何が悪いのよッ❗……(ФωФ)

捨て子の分際で、居なくて清々するわッ❗


アハハァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗


クソガキ共はストレス解消の道具なんだから、私の楽しみを奪うんじゃないよッ❗……クソ野郎が‼️〉


 人影の人物は、女性担任の態度に呆れていた。


………それが………貴様の本音か❓……残念だ‼️……


ドスッ❗………ゲボッ❗

〈(苦しい……息が出来ない‼️)〉


 人影の人物は問答無用で、右黒手袋で、女性担任の喉仏を一瞬で刺して喉仏を潰し、女性担任が息が出来ない様にした。

 女性担任は喉仏部分を、両手で搔き(むし)りながら、物凄く踠き苦しんだ後、窒息死で女性担任は死亡した。

 人影の人物は女性担任の死体を持ち上げてから、街頭ランプの柱に置いた。

 人影はサバイバルナイフを収める時、街頭のランプの光が一瞬、人影の素顔を照らした。

 人影の正体は……死んだ女性担任だった女を睨みながら、《暗殺》を実行した《暗殺者》の瞳をした……

《ジョセフ・西園寺》の姿でした。


 《ジョセフ・西園寺》はサバイバルナイフを収めた。 

 

「子供達を苛めて喜ぶ女性担任は、教師失格‼️

人間として……人間失格だ‼️……(#゜Д゜)

サバイバルナイフで殺す価値も無い‼️

ここであの女性担任を始末しなければ、第2・第3の子供達に危害を加えただろうッ❗……だから貴様をこの世から始末したのだ‼️

くたばれッ❗………クソがッ❗……」


……愚か者に《死》を……俺の家族を傷付けた罪‼️

万死にあたいするッ❗……子供達を苛めて楽しむ奴は

……地獄へ堕ちろッ❗……クズ女性担任野郎‼️……


 《ジョセフ・西園寺》は暗闇へ移動し、姿を消した。



 氷河夫妻は《氷河龍》を何処の小学校へ通わせるか、頭を悩ましていた。

氷河夫妻は西園寺理事長に相談しに、西園寺理事長の孤児施設へ出向いた。

 西園寺理事長は多忙中の中、氷河夫妻の対面を許可しました。


【今日は何の様でしょうか❓……( ´,_ゝ`)】


〖転校先の小学校は《特別養子縁組》の件で、女性担任と小学校側は約束を破り、《氷河龍》ちゃんを侮辱し、傷付けたのです‼️……。・(つд`。)・。〗


【成る程……君達も《氷河龍》ちゃんも辛かったね‼️

良く耐えたねッ❗……困った人達もいた者だね‼️

《特別養子縁組》は、悪い事じゃないのにねッ❗

親子とは……血の繋がりが無くても、愛情で子供を育てれば、誰でも親子になれるんだよ‼️…( ・3・)】


 西園寺理事長は満面な笑みを見せながら、デスクの引き出しの中から、ある学校のパンフレットを取り出した。

ある学校のパンフレットを、氷河夫妻に手渡しました。

 西園寺理事長は自慢げに、学校を紹介しました。


【有名な進学校私立《星々(ほしぼし)学園》だ‼️

小学校・中学校・高等学校・大学のエスカレーター式の進学校だ‼️……私のお薦めの学校だ‼️( ´,_ゝ`)

私が30年前に創立した‼️

有名な進学校《星々学園》さ‼️

今年は創立30周年の年だよッ❗……("⌒∇⌒")

《星々学園》の信念は《イジメ》撲滅だ‼️

(*´・∀・`*)

《イジメ》行為が発見次第、厳しく対処しますから、安心して下さい‼️………( ´,_ゝ`)】


〖西園寺理事長は本当に、尊敬にあたいする人物像ですね‼️……西園寺理事長に出逢えた事が奇跡‼️〗


 輝は尊敬の眼差しは、西園寺理事長に向けられていた。


〖西園寺理事長には日頃、大変お世話になっているにも関わらず、私達を助けて下さるまるで西園寺理事長は……

《生き(ぼとけ)》様ですわッ❗

西園寺理事長に出逢えた事が奇跡です‼️

♡(〃´ω`〃)♡〗


 早苗は西園寺理事長を見ながら、拝み始めた。


【これは流石に……参ったなッ❗……(*´,_ゝ`)❓】


 西園寺理事長は頭を軽く搔きながら、照れていた。……(〃ω〃)


【今すぐ転校する手続きを取れば、大運動会に間に合うぞッ❗……どうかな❓】


 氷河夫妻は断る理由がなかった。


〖西園寺理事長‼️……宜しくお願いします‼️〗


【じゃあ~‼️(^ー^)ノ……早速、転校する手続きをしましょうか❓】


 氷河夫妻が書類に記入してる間、西園寺理事長は早速、《星々学園》の校長に連絡した。

《星々学園》の校長先生は女性校長で、西園寺理事長と古き友人だった。


〖もしもし❓……《星々学園》です‼️♡

あらッ❗……西園寺理事長‼️……お久しぶりッ❗

何年ぶりかしらね‼️……♡(〃´ω`〃)♡〗


【お久しぶりだね‼️……お元気そうで何よりです‼️

校長先生‼️……1人ワケありの子供を《星々学園》に転校生として、転入させたいんだ‼️……いいかな❓

実は………………】


 西園寺理事長は《氷河龍》が区立小学校へ入学したのだが、酷い《イジメ》に合ってしまい、緊急入院で7ヶ月間、意識不明だった事を包み隠さず、校長に伝えた。


〖事情が分かりました‼️……西園寺理事長の御紹介ならば、断る理由がありませんね‼️……( ´,_ゝ`)

余程、酷いイジメに合ったのですね‼️……( ;`Д´)

本当に許せませんわね‼️……((ヾ(≧皿≦メ)ノ))

西園寺理事長は子供達の為を救おうとする姿勢は、頭が下がります‼️…私も協力させて下さいませ‼️〗


 西園寺理事長は氷河夫妻に対し、右手でOKサインで知らせた。


【いつも済まないねッ❗……校長先生‼️……(⌒‐⌒)】


〖西園寺理事長‼️……貴方のお陰で《星々学園》があります‼️……こちらこそッ❗……西園寺理事長の御尽力に感謝仕切れない大恩人です‼️♡

西園寺理事長の為なら喜んで、《氷河龍》ちゃんの転入を引き受けましょう‼️……( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆


《氷河龍》ちゃんの転入は早い方がいいですね‼️

《星々学園》の転入手続きは、西園寺理事長に任せます‼️

《氷河龍》ちゃんの身長と胴囲は❓〗


 西園寺理事長は予め、《氷河龍》の身長・体重・胴囲を入院時、調べていた。


【身長は105cm・体重15kgかな‼️】


〖2年間、学生服を着ると過程して、130サイズの方がいいかな❓……学生服一着・帽子・ランドセル等、入学に必要な品物は、私がプレゼントしましょう‼️

氷河一家の住所を教えて下さい‼️

速達で荷物を送ります‼️〗


【御協力感謝します‼️……有難う‼️……ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎

《氷河龍》ちゃんは私の大切な家族何だ‼️…( ´,_ゝ`)

無理言って済まないねッ❗…校長先生‼️(⌒‐⌒)♡】


 《氷河龍》は様々な人達の御支援があったからこそ、無事小学生を迎えられた事、氷河夫妻は感謝していた。


 《氷河龍》は3日後、ギリギリ《星々学園》の登校日を迎えられた。

しかし、氷河は怯えて嫌がっていた。


『またイジメられるのは嫌だ‼️……学校何か……行きたくないよッ❗……。・゜・(ノД`)・゜・。』


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


〖これは想定外だぞッ❗

……!!ヽ(゜д゜ヽ)(ノ゜д゜)ノ!!〗


 氷河夫妻が号泣している氷河に、どうしたら良いか分からなかった。

そこに《ジョセフ・西園寺》が姿を現した。


「氷河ちゃん‼️……どうした❓(・_・?)」


『学校何か………大嫌いだ‼️……。・(つд`。)・。

行きたくないッ❗……大嫌いだーーーーーーー‼️』


ワワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーッ❗

。・゜・(ノД`)・゜・。。・゜・(ノД`)・゜・。


 《ジョセフ・西園寺》は氷河を正面に向けてから、両腕を掴み、氷河と同じ視線にする為、両膝をついて、氷河を見つめていた。


『《ジョセフ・西園寺》叔父ちゃん❓(・_・?)』


「何て面だッ❗……ミカリンがこれを見たら、どう思うかな❓……( ・`ω・´)

ミカリンは生きようと今も懸命に頑張ってるのに、君自身が逃げるのか❓……ミカリンは悲しむな‼️」


『(ノ_・、)グスンッ❗…ミカリンが……悲しむ………』


 氷河は両目に涙を貯めて、泣き止んだ。

《ジョセフ・西園寺》は《氷河龍》を諭した。


「(ミカリンだったら、どう言うかな❓(・_・?))

行けよッ❗……学校へ‼️」


『(ノ_・、)…《ジョセフ・西園寺》叔父ちゃん❓』


「学校何てさッ❗……自分と気が合わない奴が、この世界に存在するって事を、勉強する場所さ‼️

だけどさ……何年掛けて自分以外は、頭がおかしいって事を確認する場所だけどさッ❗

その中で………1~2人友達が見つかれば、他は死ぬ迄、逢わなくていい奴らだから‼️……ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎

学校の気の合う奴と繋がれて、合わない奴と関わらなくて済むッ❗……便利な物だから‼️……………

エッヘン‼️………!( ̄- ̄)ゞ」


『俺にも……友達が出来るかな❓(・_・?)』


「もうちょっと辛抱すれば、沢山出来るからさ‼️♡

学校へ行けッ❗……《氷河龍》ちゃん‼️

(ゝω・´★)」


 《ジョセフ・西園寺》は自分の心臓に、軽く3回叩きなさいと指示した。


「《氷河龍》ちゃん‼️……自分の心臓を軽く3回、叩きなさい‼️……(^_^)/□☆□\(^_^)」


 氷河は《ジョセフ・西園寺》の言われた通り、自分の心臓に軽く、3回叩いた。


「西園寺理事長‼️……ミカリン‼️……《氷河龍》ちゃんの御両親‼️……俺も居る‼️

独りぼっちでは無いぞッ❗

氷河龍》ちゃん‼️……( v^-゜)♪

耳に小型盗聴器を仕込んだ‼️……いざっという時は、俺が《氷河龍》ちゃんを助けるから、安心して学校へ行って来なさい‼️……(*^▽^)/★*☆♪

その前にさぁ~‼️……家族写真を撮りましょう‼️

《氷河龍》ちゃん‼️……制服姿もカッコイイぞッ❗

さぁ~笑ってッ❗……ハイッ❗……チーズ( v^-゜)♪」


パシャッ❗


 《ジョセフ・西園寺》は輝から預かったスマホのカメラで、氷河一家の玄関ドアの前で、輝・氷河・早苗の並びで撮影しました。

 その後、《星々学園》専用スクールBusが、国道近くのバス停に到着。

氷河は戸惑いながらも、スクールBusに乗り込みました。

 氷河夫妻は満面な笑みで、氷河を送り出した。


『(ノ_・、)……父さん‼️……母さん‼️……あっ❗』


 氷河夫妻の背後に《ジョセフ・西園寺》の姿があった。

《ジョセフ・西園寺》は自分の心臓に3回叩いて、氷河にエールを送っていた。

 氷河も同じく心臓に3回叩いて、《ジョセフ・西園寺》に答えた。


「(行って来いッ❗《氷河龍》ちゃん‼️……ദ്ദിᐢ- ̫-ᐢ₎)」


 氷河は《星々学園》の小学校へ転入し、1年生クラスの扉の前に待機していた。


〈今日は新しい転校生を紹介します‼️……入って来て下さい‼️……( ´,_ゝ`)〉


 緊張して身震いしている氷河。


「氷河ちゃん‼️……頑張れッ❗……(ゝω・´★)」


 氷河の小型盗聴器から、《ジョセフ・西園寺》の声が聞こえて来た。

 《ジョセフ・西園寺》は《星々学園》から離れた場所の屋上で立ちどまったまま、双眼鏡で《氷河龍》の様子を観察していた。

 氷河は勇気を振り絞って、教室の扉を開けて教室へ入って言った。

 氷河の担任は女性担任でした。

氷河はトラウマで、酷く怯えていた。


「女性担任とは……マズイぞ‼️……( ´;゜;∀;゜;)」

『…………(怖い‼️)…((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル』


 《ジョセフ・西園寺》から一言。


「心臓を3回叩けッ❗……君は独りじゃない‼️

みんながついているぞ‼️……( v^-゜)♪


…更に向こうへ‼️……『Plus ultra‼️…( ☆∀☆)』…」


 『(オールナイトの正義の言葉だッ❗)』


 女性担任は氷河の事情を、校長先生から聞いていた。

女性担任は微笑みながら、氷河の背中を優しく2回叩いた。


〈大丈夫だからねッ❗…ゆっくりと話してご覧‼️〉


 氷河は顔を上げて、勇気を振り絞った。


『…………………俺の……名は……《氷河龍》です‼️

宜しく………お願いします‼️……("⌒∇⌒")』


 氷河は最高の笑みで、無事自己紹介を成功した。

氷河の氷の様な白い髪に、透き通ったブルーの瞳で美形のイケメン男子に、女の子はザワついていた。


〈可愛いですわ‼️♡〉

〈あの子‼️……可愛いな‼️……♡(〃´ω`〃)♡〉


 《氷河龍》の周りに、生徒の子供達が囲んだ。


〈好きな食べ物は❓……好きなアニメは❓〉


『‼️……《僕達のヒーローアカデミア》が大好きだよ‼️……一番好きなのは《オールナイト》だ‼️♡』


〈私も僕も大好きだ‼️……♡(〃´ω`〃)♡〉


「BOSS‼️……《氷河龍》ちゃんに友達が、出来た見たいですよッ❗……( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆」


【良かったな‼️♡…これで安心したよッ❗( ´,_ゝ`)】

「任務完了します‼️……BOSS‼️……(*^ー^)ノ♪」

【戻って来なさい‼️……《ジョセフ・西園寺》‼️】

「OK‼️……BOSS‼️……(*ゝω・*)」


 氷河は気の合う友達が出来ました。

それを確認した後《ジョセフ・西園寺》は安堵したのか、笑みを溢しながら、Tの姿のまま、屋上から飛び下りて、姿を消した。


 《氷河龍》ピカピカの1年生の学校生活が、始まったのでした。

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