氷河龍の轍1
氷河龍にやっと○○幼稚園の入園が決まり、氷河夫妻は大喜びしていた。
【やったねッ❗……龍ちゃん‼️……( 〃▽〃)】
【龍ちゃん‼️…○○幼稚園へ行けるよ‼️……( 〃▽〃)】
輝は氷河を持ち上げながら、クルクルと回っていた。
早苗は大号泣で万歳していた。……。・(つд`。)・。
バンザイ‼️……バンザイ‼️……バンザイ‼️
氷河夫妻が大喜びしている中、氷河が入園する○○幼稚園に不穏な動きがあった事を、氷河夫妻は知るよしもなかったのでした。
○○幼稚園に深夜、1本の電話が掛かってきた。
プルプル……プルプル……ピッ❗
〈もしもし…………〉
○○幼稚園の理事長は慌てて、対応し始めた。
○○幼稚園は理事長自宅兼、幼稚園の構造だった。
理事長は突然の連絡に機嫌が悪かった。
〈○○幼稚園です‼️……何の御用ですか❓(・_・?)
深夜ですよ❓……失礼ですよ‼️
非常識も程がありますよ‼️……明日にして下さい‼️
切りますよ‼️……(#`皿´)〉
○○幼稚園の理事長は怒りを通り越して、本当に呆れていた。
〈電話を切るなよッ❗……理事長に大事な話がある‼️
私の頼みを断れないはずだが⁉️…今から逢えないか❓〉
〈もしかして……あなたは‼️……( ̄□||||!!〉
〈私の頼みを断るなら【アレ】を世間にバラしてもいいんだぞ❗……それでもいいのか❓〉
〈グクッ❗……それは…………〉
〈いいのかね~私の頼み事を断ったら~どうなるか~分かってるんだろうなぁ~❓〉
○○幼稚園の理事長は渋々、深夜に突然の来訪者と出逢う約束をした。
深夜……○○幼稚園に冷たい雨が降っていた。
○○幼稚園の前に黒塗りの高級車が止まった。
全身ブランド服装でやって来た謎の男。
ゆっくりと○○幼稚園の入口から入り、理事長室へと歩いてゆく。
ペタペタッ❗……ペタペタッ❗……ペタペタッ❗
ペタペタッ❗……ペタペタッ❗……ペタペタッ❗
謎の男は黒スーツ男の手下を数人連れて、理事長室へ入って来た。
謎の男は理事長室のフカフカソファーにズッシリと座って、ニヤニヤしながら足を組んでいた。
理事長はため息をつきながら、フカフカソファーに座った。
〈こんな深夜に……何の御用ですか❓(・_・?)〉
謎の男はニヤニヤしながら、本題に入った。
〈私の可愛い孫がね~ここの○○幼稚園を気に入って、どうしても入園したいと言ってるんだ‼️
入園させてくれないかな❓〉
〈(黒スーツ男達は一体何者だ❓
こいつら堅気では無いなッ❗)
済みませんが最後に入園者が決定しまして、定員が満員になったばっかりです‼️……お断りします‼️〉
謎の男はニヤニヤしながら、《分厚い茶色の封筒》を乱暴にテーブルへ置いた。
ドスーーーーーーーンッ❗
〈何の真似ですか❓(・_・?)〉
〈これでどうかな❓……最後に入園した合格者の情報を、教えてくれないかな❓〉
テーブルに乱暴に置かれた《分厚い茶色の封筒》の中身は、100万円の札束5本が入っていた。
〈無理です‼️……個人情報なので‼️〉
理事長はキッパリと断った。
〈じゃあ~ッ❗……【アレ】をマスコミに、バラしてもいいんだぞ‼️〉
〈そ……そそ……それは…………〉
理事長は苦悩していた。……( ̄□||||!!
〈ゴチャゴチャと煩いなーーーーーーーーーッ❗〉
謎の男は本性を現した。
突然、謎の男は、理事長を脅した。
理事長はビビッている。
〈さっさと……はかねーーーーーーーーーーーーか‼️
金なら好きなだけ……くれてやるよ‼️〉
ドスンッ❗
謎の男は《分厚い茶色の封筒》もう1本を、テーブルに出した。
テーブルには、2本の《分厚い茶色の封筒》が並べていた。
手下達が、理事長の首を掴み脅して来た。
手下の手には拳銃が握られ、拳銃の銃口が理事長の腹に向けられていた。
〈さっさと情報開示しねーーーーーか‼️……クズが‼️〉
謎の男は裏社会のヤクザと深い仲になっていた。
理事長は謎の男に逆らおうとも、個人情報を開示する事を頑なに断っていた。
〈こんな事をして、ただでは済みませんよッ❗
✕✕知事ーーーーーーーーーーーーーーーーッ‼️〉
✕✕知事はニヤリと笑いながら、手下達に合図を送った。
パチンッ❗
手下達は突然、数人がかりで理事長を、強引に抑えた。
〈いきなり何するんだ‼️……( ̄□||||!!〉
〈やれッ❗〉
ボキッ❗
〈ギャアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーッ❗〉
謎の男の一声に理事長は、手下に左腕をヘシ折られてしまった。
✕✕知事は踠き苦しむ理事長を見て、大笑いをしていた。
〈私の頼み事を素直に聞いておれば、こんな痛い目に合わなくて済んだのになぁ~まだ~拒むつもりなら~貴様を殺して新しい理事長を選任しようか‼️〉
手下達は理事長を殺す段取りを、話し合いが始まった。
〈一層の事‼️……邪魔者の理事長を殺して、東京湾に沈めたらいいじゃねーーーーーーーーか‼️〉
〈さっさと殺して、バラバラにしましょうぜ‼️〉
〈生きたまま地面のアスファルトに、コンクリートで生き埋めがお薦めだぜ‼️〉
手下達は理事長を殺す気満々。
殺気だっている手下達を、✕✕知事が不気味な笑みで収めた。
〈辞めたまえッ❗……君達‼️( `_ゝ´)〉
✕✕知事は手下達を停止させた。
〈契約する前に、理事長を殺してはダメダメ‼️
書類にサインしてから、後は好きにすれば良い‼️〉
ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!ーーーーーーーーーーーッ❗
理事長は絶叫。
理事長は殺される事を察知し、✕✕知事に命乞いをしてしまった。
✕✕知事はこの時を待っていたかの様に、不気味な笑いをしていた。
〈個人情報をさっさと出しやがれッ❗クズ野郎‼️〉
理事長はヘシ折れた左腕を庇いながら、デスクの引き出しにしまって置いた《個人情報シート》を手に取った。
〈命には変えられない‼️…さっさと受け取れッ❗〉
理事長は《個人情報シート》を投げ捨てた。
✕✕知事の手下が、《個人情報シート》を手に取り、✕✕知事に手渡した。
✕✕知事は《個人情報シート》を手に取り、《個人情報シート》をじっくりと見ていた。
✕✕知事はニヤリと微笑んでいた。
〈ヘェ~‼️……クソガキの名前は……《氷河龍》かッ❗
捨て子ではないか‼️( ;`Д´)
これは面白いですね~♪……特別養子縁組か~‼️
私の孫の方が頭がいいし、賢い子なのじゃ~‼️
理事長‼️……私の孫を大至急、《氷河龍》の代わりに入園させろや‼️
さもないと……貴様を本気で殺してあげるよッ❗
どうする❓……理事長さん‼️……(ФωФ)〉
ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!ーーーーーーーーーーーッ❗
理事長は絶叫。
理事長は苦渋の決断した。
〈命を取るか❓……命を捨てるか❓……どっちだ‼️〉
理事長は渋々観念した。
〈分かりました‼️……✕✕知事の御孫さんを、○○幼稚園の入園する事を許可しましょう‼️( ̄□||||!!〉
理事長は激痛を耐えながら、踠き苦しんでいた。
〈始めっから、私の可愛い孫を入園させて置けば、痛い目に合わなかっただろうに‼️
理事長‼️……手付金として餞別に《分厚い茶色の封筒》をくれてやるわ‼️……(  ̄▽ ̄)アハハハハハ……
これで、うちの可愛い孫が大喜びじゃ~(^○^)〉
〈(氷河龍ちゃんの氷河夫妻さん……本当に……本当に
御免なさい‼️……( TДT))〉
理事長は心の中で懺悔し、号泣していた。
理事長は無理矢理、ペンを持たせて強引なやり方で、入園に必要な手続き書類に、震える手でサインをしました。
理事長は自身の命を守る為、裏口入園を許可してしまいました。
✕✕知事の不気味な笑いが、幼稚園内に響き渡っていた。
アハハハハハーーーーーーーーーッ‼️……'`,、('∀`) '`,、
2週間後、氷河家に○○幼稚園から、電話が掛かってきました。
プルプル……ブルブル……ピッ❗
〖もしもし❓……〗
〈氷河さんですか❓(・_・?)〉
〖これは……これは……理事長さん❓……どうしましたか❓(・_・?)〗
〈氷河龍ちゃんの○○幼稚園の入園の話は、無かった事にして下さい‼️〉
〖ハァ~(。・´_`・。)❓……どう言う事❓〗
〈入園予定の書類漏れが発見したからです‼️
既に定員満員になっていた事を気付かずに、氷河龍ちゃんの入園手続きをしてしまった事、誠に申し訳ありませんでした‼️……御免なさい‼️〉
〖書類漏れだからって……そんな……氷河龍ちゃんは、○○幼稚園に入園する事を楽しみにしていたのですよ‼️
それを一方的にキャンセルは納得出来ません‼️
本当は何があったのですか❓……理事長さん‼️〗
〈済みません‼️〉
ピッ❗……プープーッ❗……プープーッ❗……
早苗は愕然していた。
余りにもショックだったのか、倒れ込んでしまいました。
早苗は大号泣していた。
〖龍ちゃんに何て言ったら良いか、分からないよッ❗〗
〖ワァーーーーーーーーーーーーー‼️(;TДT)〗
早苗の涙が止まらなかった。
早苗は直様、園長へ連絡した。
ドッドッドッドッ❗……ドッドッドッドッ❗……
ドッドッドッドッドッ❗……ピーンッ❗
ドッドッドッドッ❗……ドッドッドッドッ❗……
ドッドッドッドッドッ❗……ピーンッ❗
《西園寺理事長》の着信音は独特な物だった。
昭和時代にハヤった曲らしい。
昔《8時だよッ❗全員集合》に流れた【BGM】を着信音にしている《西園寺理事長》。
ピッ❗
【もしもし❓……早苗さん❓……どうかしたのですか❓
何かあったのですか❓(・_・?)】
〖グスン……グスン……。゜(゜´Д`゜)゜。〗
《西園寺理事長》は異変に気付いた。
早苗が電話ごしに号泣していたからだ。
《西園寺理事長》はこのままではいけないと、早苗の名前を呼び続けた。
ただ事ではないと悟った西園寺理事長。
【早苗さんッ❗……早苗さんッ❗……早苗さんッ❗
訳を話して下さい‼️】
〖え……《西園寺理事長》さん‼️……あのですね…
○○幼稚園に入園予定だったのに、今日突然、理事長から一方的にキャンセルされたのです‼️
。・゜・(ノД`)・゜・。
○○幼稚園入園を、楽しみにしていた龍ちゃんが、不憫で…不憫で仕方がないです‼️……(;TДT)〗
【○○幼稚園から、一方的に入園キャンセル❓
……おかしいですね❓
早苗さんッ❗……大丈夫ですよ‼️……(⌒‐⌒)
○○幼稚園には、私から理由を聞いてみるよ‼️
!Σ( ̄□ ̄;)】
〖《西園寺理事長》さん❓……(・_・?)〗
【早苗さん‼️……涙を拭いて下さい‼️
早苗さんが泣いていると、氷河龍ちゃんが悲しむから、涙を拭いて下さい‼️】
〖《西園寺理事長》さん‼️……。゜(゜´Д`゜)゜。〗
【私に任せて下さい‼️……早苗さん‼️( ≧∀≦)ノ】
ピッ❗
《西園寺理事長》は○○幼稚園の対応の不自然さに、驚きを隠せない様子。
【あの○○理事長が一方的にキャンセル❓
おかしいですね❓……そんな人では無いからッ❗
これは何かあるな‼️……( ´Д`)=3】
西園寺理事長は直様、西園寺グループ内にいる、ある人物に電話した。
ある人物は西園寺理事長CEOの直属の部下だった。
昼間は《海外支部》で働き、理事長CEOから《勅命》が来た時のみ、裏仕事を一手に引き受けていた。
【ピッ❗……もしもし❓(・_・?)】
「はいッ❗」
【君に依頼したい事があるッ❗】
「勅命ですねッ❗了解しました‼️……BOSS‼️」
勤務終了後、《勅命》を受けた男が、黒スーツを靡かせて、動き出した。




