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失語症状のリハビリ・原稿用紙1枚+αで何が書けるか(三題話/50話目)

作者: 樹カナタ

※脳出血後の失語症状リハビリとして、一時間(+α)に400字詰め原稿用紙1枚(+α枚)で手書きしていたものです。リハビリは現在も継続中です。


2020年 2月28日 執筆分(テキスト化中に修正あり)

(三題話50話目)『遊園地閉鎖』

※三題:遊園地、不法、亜種


 遊園地が閉鎖されてから、もう20年になる。

「あの遊園地に殺人ウィルスがまん延したらしいぞ!」

「知ってる知ってる。そのせいで、沢山の子供が死んだんだ」

 そんなデマから始まった遊園地騒動もあり、運用会社は簡単に倒産した。デマにより遊園地を売却できなかったせいだった。

 そして、ゴースト遊園地となった場所に、これ幸いと不法投棄品を捨てる者達が現れた。便利そうだと、ゴロツキもやってきた。そして、厄介ごともやってきた。

「テメェ! オレのシマを荒らすんじゃねえ!」

 最初はゴロツキ同士のケンカだったが、場所争いはあっという間に暴動に代わった。バットで破壊された倉庫は火を点けられ、火災が発生した。阿鼻叫喚だった。

「もうお仕舞いだ……」と、人々は嘆いた。

 ——だが、本当に危険な物体は、倉庫の中に隠れていた。

 彼らが壊していた物の中に、某国スパイが盗み出した軍事ウィルスの亜種があったのだ。


 新たな脅威となったウィルス亜種により、人類は簡単に滅びてしまった。

 夢がなければ、人は生きていけない。色々な意味で。

 ウイルスより人間のエゴが致命的になった事件だった。

(終わり)


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