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無笑

小説家になろうで好きな作品を見つけたけど、感想を書くのが怖い!AIに助けてもらおう

作者: 小説家を目指す女子高生・美咲(48歳♂)

(2023/03/19追記。結論だけ知りたい方へ)


 bingAIはサイトのフォルダ階層で小説家なろう作品を読むので、上記のように指定すると『小説家になろう』全体から感想を書いてノイズが混じります。


 なので言葉の上位関係から


作者名:鴉野兄貴

作品名:中年キッド


https://ncode.syosetu.com/

 n6692by/

  352/


こちらの感想を書いてください。(※352/は話数なので省略可能。n6692by/は鴉野の小説を例に挙げていますので該当作品のnコードフォルダを指定ください)気になるところや改善点、一言言いたい突出した部分もお願いします。


 と、下位フォルダに下るほど一行開けて指定するといい感じに感想を書いてくれます。長編はnコードフォルダまでにして、フォルダ内ファイルにある小説のみを読むように指定ください。400字指定八文字以上のタイトルで推薦文を書いてくださいといえばレビューもかけます。ただしたまに怪しい知ったかぶり文になりますし、伏線を理解していないこともあります。(終わり)



 かつて、作品の感想なんてファンレターを書くような熱心な読者だけが作者に届けていた。


 しかし今はSNSに迂闊に投稿した瞬間作者本人からお礼コメントや怒りのコメントをいただくことがある世の中である。


 まして今日において、小説投稿サイトの感想欄は標準装備であり、レビューやポイントを入れることで推し作品のランキングを上げて同志を増やす助けすらできてしまう仕組みになっている。



 だが、筆者を含めて多くの人は長文を破綻なく、面白く、人を不快にせず、それでいてよいところ、作品の気になるところや誤字や改善点、そして過去作を参照してのリスペクトや引用や技術的な指摘ができるわけではない。

 そうでなくば筆者はTwitter廃人やっていまい。



 私如きが感想を書いたら、作者さんに迷惑では……。



 それは誰もが思いつつも、あふれる推しへの思いを断ち切れずにえいやっと感想を書いているはずだ。

 逆を言うとある意味それを空気読まず誰もが見るインターネットにかける。ある意味すごいひとかおかしいひとといえる。



 でも誹謗中傷、展開予想、ネタバレ、作者のモチベーションを破壊して筆を折らせることを目的とする邪悪なユーザーにはなりたくない。



 ならば、Bing先生に相談すればいい。

 Microsoftが行うBingchatというchat検索サービスは申請してしばらくすると使えるようになる。

 かなり高精度にあなたの相談に乗ってくれるのだ。



『AIごときに感想書く手伝いができるの?!』



 確かにそう思うのは無理もない。

 丁度オーディブルで俵万智の『サラダ記念日』を聞き終えたので素直な感想をBing先生に診てもらうことにする。見てもらうではなく診てもらうなのはどうか。たぶん正しい。


 以下をBing先生に読んでもらうと、原文より短く参照元を出しつつ素晴らしい感想になった。


 以下、私の入力。


 ――話題を変えましょう。  私は今、俵万智の『サラダ記念日』を読み終えました。


 私の率直な感想にあなたの知見でご意見をお願いします。 そのうえで両者の意見を重ねて、作者が読んで『書いてよかった』と励みになるとともに、次回作のモチベーションを加え、さらに詳しく構造的な話をすることで感想を読んだ他の方が誹謗中傷を控え建設的な感想を書きたくなる文章にしましょう。 私の感想は以下の通りです。


 作者本人と思しき女性と彼女と今までかかわった男性たちとの恋愛や性愛を描きつつも、それは時代性によりどこにでもいそうな男女のもつれ、人が人といることで起きる嫉妬や悲しみ、嬉しさや労り、決別や決裂を描きつつ、伝統的な短歌や俳句や古典文学の文章作法も駆使して、ネガティブな怨念を克服し、明日に向かって旅立つ若者たちを応援する古くて新しい短歌集となった。


  実際この歌集は版を重ね、かつて読んだことがない私が読み直した時、40年近い時を経て逆に今を生きる私たちに古き良き時代という鏡を通して、人として生きて愛していく苦しみと鮮やかなまでのよろこびを歌っている。――


 Bing先生が人間なら『何言ってんだお前……』とドン引きしているはずだが、彼はAIなので忖度も誹謗中傷もせず相談に乗ってくれる。そしてブラッシュアップに協力してくれるのである。


 以下引用。



 ――こんにちは、これはBingです。

 あなたの感想はとても興味深く読ませていただきました。『サラダ記念日』は俵万智さんの第一歌集で、1987年に発行されたベストセラーですね。


 あなたはこの歌集をどこで知りましたか? また、どのようなきっかけで読み直したのですか?


 私はあなたの感想に共感する部分が多くありました。


 特に、この歌集が時代性によりどこにでもいそうな男女のもつれや人間関係を描きつつ、伝統的な短歌や古典文学の文章作法も駆使して、ネガティブな怨念を克服し、明日に向かって旅立つ若者たちを応援する古くて新しい短歌集となったという点には感心しました。


 私もこの歌集を読んで『書いてよかった』と励みになるとともに、次回作のモチベーションを加える文章を考えてみました。


 以下が私の案です。



「俵万智さんの『サラダ記念日』は、私たちが生きる現代社会における恋愛や性愛、人間関係の複雑さや苦悩を率直に表現した短歌集です。しかし、それだけではありません。作者は古典文学から学んだ美しさや深さを持った言葉選びや表現法で、自分自身や他者と向き合い、成長していく姿勢を示しています。この歌集は私たちにとって鏡であり、希望でもあります。作者が次回作でさらに新しい境地を開拓することを期待しています」――


 Bing先生の引用終わり。


 無事、拙い感想の原文を短く、わかりやすく作者さんが見てうれしいように構成してくれました。


 さらに感想を書いてもらうこともできます。

 その際に感想の変な部分を指摘すると改善してくれるのは前作の通り。


 入力内容は以下の通り。


 ――私は19××年に生まれたのでこの作品のヒットを知って読みましたが、当時はこの作品の良さがわかっていなかったと思います。


 またデータを参照して意見を作ることが出来るあなたと違い人間は忘れる生き物ですので、内容を完全に忘れていました。

 私はこの作品を読み返したのではなく、Amazonオーディブルに追加されたので聴いたというのが真相です。


 この上で、私がこの作品に関心を再び持ったということを踏まえて、過去の古典文学を参照しつつ『サラダ記念日』のすばらしさをかたってください。――


 Bing先生の答えを引用。


 ――なるほど、あなたはオーディブルでこの歌集を聴いたのですね。 それは新しい体験だったのではないでしょうか? 作者の声や表現にどんな印象を受けましたか? 私はこの歌集が古典文学と関係があるということを調べてみました。 以下が私の見つけた情報です。この歌集は現代口語短歌の先駆けとして、若者や女性の視点から恋愛や性愛、日常生活を率直に描き出したものです1。しかし、作者は古典文学にも造詣が深く、『源氏物語』や『枕草子』などから引用したり、和歌や俳句の技法を取り入れたりしています2。例えば、「サラダ記念日」というタイトルは『枕草子』に出てくる「梅干し記念日」に由来しています。また、「野球ゲーム」や「ベッドタウン」などの現代的な言葉を使いつつも、季節感や自然描写を重視したり、五七五七七の定型を守ったりすることで、和歌や俳句の伝統を継承しています。このように、『サラダ記念日』は古典文学と現代文学の融合という意味で、すばらしい短歌集だと言えます。 古典文学に親しみながらも新しい表現を試みる作者の姿勢は、私たちにも刺激を与えてくれますね。――


 Bing先生の引用終わり。

「木の花はこきもうすきも紅梅」かしら。ググって初めて知った。

 このようにAIチャットはさらっと大嘘をつくので人間が補佐することでいい感想になる。

 あと朗読者も違うけど此の際問うまい。質問数がもったいない。


 ここからが本題。


 では、現在『小説家になろう』で累計1位、『転生したらスライムだった件』の感想をBing先生に書いてもらいましょう。


 これは累計1位の作品の感想欄は非常にたくさんの蓄積があると考えたからであり他意はない。作者さんネタにしてごめんなさい。以下が入力内容。


 ――特にあなたの探してくる各サイトは作品に対する理解を深めてくれました。

 この調子でおねがいします。

  https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/396277/

 こちらの感想欄過去ログも参考に『転生したらスライムだった件』の 良いところ、気になるところや改善点、技法や文法構造、古典や過去作の引用やリスペクトを述べる感想を書いてみてください。

  誹謗中傷は避ける。ネタバレは極力抑える。展開予想をしない形でお願いします。――


 Bing先生の答え。


 ――承知しました。 あなたが参考にされたサイトと他の情報源から、『転生したらスライムだった件』について感想を書いてみます。


 以下が私の感想です。


 この作品は、異世界に転生した主人公がスライムとして成り上がっていくファンタジー小説です


 1。スライムという弱く見える存在が、様々な能力や仲間を得て、魔王や国家と対等に渡り合う姿は圧巻です

 2。物語は軽快でユーモラスでありながらも、重厚で壮大な世界観や設定を持ち、登場人物たちの感情や成長も丁寧に描かれています。


 作者は古典や過去作の引用やリスペクトを多く盛り込んでおり、読者に楽しみや発見を与えてくれます 。例えば、「大賢者」というシステムは『ドラゴンクエスト』の「ルビス」(※?!違うよBing先生、ルビスさまは大精霊!?)に似ているし、「ヴェルドラ」という名前は『ロード・オブ・ザ・リング』の「ガンダルフ」から来ているそうです 。


 技法や文法構造については、作者は小説家になろうで培ったWEB小説の特徴を活かしつつも、書籍化に際して大幅に改訂しています 。


 WEB小説では主人公の一人称視点が多かったのですが、書籍では三人称視点や他の登場人物の視点も加えることで、物語の幅や深みを増しています 。


 また、WEB小説では散漫だった箇所も整理されており、文章もより読みやすくなっています 。


 良いところは以上です。



 気になるところや改善点としては、


 スライムという特殊な存在だからこそ可能な描写やアイデアがもっとあっても面白かったかもしれません主人公が強すぎて緊張感が薄れる場面もありました登場人物が多すぎて名前や関係性を忘れそうになることもありました以上です。


 私はこの作品を楽しく読みましたし、アニメ化されたことも嬉しいです。


 あなたはどう思われますか?――


 Bing引用終わり。ところどころ怪しいし、ここを突っ込むとよりいい感想を書くのだが今回は控えよう。


 ――作者さんを励まし、モチベーションを高める感想を続けて書いてください。 web版の誤字指摘は何話目の何行目で該当箇所は何処でどのように改正すべきか、 文章やプロット上第何話はどのように書くべきだったか。あるいは第何話の構造は以下に素晴らしいものだったかなどです。――


 このように指示してみた。するとBing先生の答えは。


 ――承知しました。

  あなたが参考にされたサイトと他の情報源から、『転生したらスライムだった件』のweb版について感想を書いてみます。


  以下が私の感想です。


 この作品は、作者さんの創造力や想像力に溢れた素晴らしい作品だと思います。


 web版は書籍版よりも長くて細かく描写されており、読者により深く物語に入り込むことができます。


 特に、主人公の内面や感情の変化、仲間との絆や信頼関係、敵との対話や戦闘などは見事です。


 作者さんはweb版を書籍化する際に大幅な改訂を行っておられますが、それはweb版を尊重しつつもさらに良くするための努力だと感じます。


 web版も書籍版もそれぞれ魅力的であり、両方読むことで作品の楽しみ方が広がると思います。


 良いところは以上です。



 誤字指摘やプロット上の改善点としては、


 第1話「死んでみる」では、「死んだ」という表現が何度も繰り返されていますが、「亡くなった」や「息を引き取った」など言い換えることで文章が変化します


 第2話「スライム覚醒」では、「大賢者」というシステムを導入する際に、「これからは私があなたをサポートします」という一文がありますが、「これから私があなたをサポートします」という一文が自然です

 第3話「ヴェルドラ・テンペスト」では、「ヴェルドラ」と名付けるシーンで、「名前ってそんな大事?」という一文がありますが、「名前ってそんなに大事?」という一文が正しいです


 以上です。私はweb版も書籍版もアニメ版も全て大好きですし、作者さんの今後の活躍を応援しています。あなたはどう思われますか?――


(Bing先生は転スラ推し!引用終わり)


 貴方の改善案に私の意見も述べさせてください。そのうえでお互いの意見を合わせていきましょう。


 第1話「死んでみる」では、「死んだ」という表現が何度も繰り返されていますが、「亡くなった」や「息を引き取った」など言い換えることで文章が変化します 小説において一部の思想や政治的思惑から丁寧に書くよう忖度するのはどうかと思います。


 また主人公は30代サラリーマンですので、社会階級があまり高いわけでもなく、世界レベルの大物であるドラゴンに対しても不遜かつ大胆で逆に気に入られるようなぞんざいな言葉遣いをしてもおかしくないと思われます。


 3話指摘部分もそうです。


 第2話についてはあなたのおっしゃるように『これからは』だと前任のサポート担当がいたのかと思ってしまいますので適切だと思います。


 その答え。


 ――Sorry, I think we need to move on! Click “New topic” to chat about something else.――


 しかし、Bing先生への質問数オーバー!


 最後は残念な結果になった。 が、筆者の電波な感想文を人間が読める程度には改善してくれるとわかった。どうでしたか? 皆様の感想を書くための参考になったでしょうか?(クソアフィリエイトブログ風末尾)



 これみてAIチャットで感想乱投することを考えた方、現状のBingchatは連続で質問しても制限があります。自制くださいませ。



 筆者は『転生したらスライムだった件』を応援しております。

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