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まだ僕たちはその世界を知らない 2
そうだ……ハヤト!
あいつはどこだ?
「ハヤト! おいハヤト!」
周り見渡しながら呼んだ。
「おーい! ここだよ!」
すこし離れた所からハヤトが手を降っていた。
「なんだ……そんなとこにいたのか!」
安堵しながら手を降り返しながらハヤトのもとへ
小走りで向かった。
「?……お前何つけてんだ?」
ハヤトが俺の首もとを差しながら言ってきた。
「え?」
ふと首もとに降れると首輪みたいなものが
ついていた。
「なんだこれ……」
ハヤトの方を見ると首もとに
透明でできた首輪の中に、
赤い液体のような物が入っているようなものが
ついていた。
同じものが俺にもついてるのか……。
そんなやりとりをしていると男がまた話し始めた。
「そろそろ首輪に気づいただろうか?
それはあなた達の生死の指標となるものだ。
その赤い液体が濁り黒くなった暁に
あなた達は死ぬことになる。
具体的に言うとーーー
【致死量の悪魔の呪い】により自死する。」
男はそう言い放った……。