自殺志願者は自由恋愛の夢を見るか
高校一年生の冬、雨寺鳴海16歳。最後の会話は母とのたわいもない挨拶だった。
自殺したはずだった。
「ルール説明したるわ。お前は今日から100年死ねない身体になった。死にそうなやつ1人助けたら10年早く死ねる。以上。」
僕はその日死神と出会い、なにも分からないまま自殺志願者が死ぬためのゲームに参加することになる。
「ボケっとせんと早く死にたがりを助けてこいや、鳴海。」
口の悪い死神と人助けする中で、僕は1人の少女に出会って―。
自殺したはずだった。
「ルール説明したるわ。お前は今日から100年死ねない身体になった。死にそうなやつ1人助けたら10年早く死ねる。以上。」
僕はその日死神と出会い、なにも分からないまま自殺志願者が死ぬためのゲームに参加することになる。
「ボケっとせんと早く死にたがりを助けてこいや、鳴海。」
口の悪い死神と人助けする中で、僕は1人の少女に出会って―。
1.死神との出会い
2021/07/20 00:00
(改)