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流星走る  作者: 陸奥海 空
8/22

異世界に立つ 5 改稿版

よろしくお願いします。


2019/02/03 改稿

8 バダデルさんと一緒に


一通り村を回りながら村の人に挨拶をした。


「リュウセイさんこの村はいかがですか?」

「のんびりとした良い感じの村ですね、でもお店からは活気が感じられるし職人気質感が伝わってきます。

バダデルさんの優しさが出ているような感じがしますよ。」


そう言うとバダデルさんは少し顔を赤くしていた。

村を誉められて嬉しかったのだろう。


「この村は、鍛冶師の人が猟師や漁師をして道具を改良したりしながら採れたものを売ったりしてます。

その他にも酒作り師が飲み屋をやっていたり、大工や建築家が役場関係だったり皆兼業職なんですよ。」

「ドワーフの方々は職人気質と聞いてはいましたが、まさか使い勝手を確める為に関係する職業迄着かれるとは、いやぁ凄いですね。」


これはいろんな話が聞けるな、この世界の事をつぶさに知らないと・・・アシストさんに聞いても良いのかな?

『いつでもお聞きください♪でも、生きた情報も良いと思いますよ?』

アシストさんとも後で少し理解を深めよう。


少し早いがお昼も近いのでどこか食事できる処をと思ったらバダデルさんの家でお茶兼昼食を誘われた。

バダデルさんはなんかモジモジしながら聞いてきた。

これはいけない、女性に恥をかかせてはいけない!


「ご一緒して良いのですか?」


「構いませんよ、リュウセイさんは悪い人じゃなさそうだし1人で食べるのも味気ないですからね。」

どうやらバダデルさんは1人暮らしらしい、彼氏はやはり居なかったみたいだ。

だが余計な詮索は良くないと思い聞かなかった、それより早くバダデルさんにトイレに行かせてあげないと。


バダデルさんは家に付くなり俺を居間に上がらせて、゛支度してきますから゛と言っていたので、ごゆっくりというと頭をかしげて奥に行った。


バダデルさんはミントとオレンジのような爽やかな香りのハーブティーを出してくれた。


おれはハーブティーを一口飲んでホッコリしてから質問した。

「うん、美味しい!爽やかな香りがとても良いし体が温まりますね♪」

この村の今の時期の気候は少しだけ肌寒いらしい。

日差しは割りと暖かいからそんなには気にならないが、これから少し暑くなっていくようだ。


そんなときのこのお茶は体が暖まって良い。

バダデルさんは

「喜んでいただけて良かったです、私が摘んでお茶を作ったんですよ。」

と話した。

「ステキですね、このお茶はとても好きですよ。」

バダデルさんはえへへと笑った。


「良かったらなんですが、バダデルさんはどんなスキルや魔法を使えるのですか?」


「私のスキルは大したものはないですが、料理と統率・交渉・書類作成・礼儀作法ですね。

統率は生まれ持っていて、16才の時に村長を任されたのもこのスキルがあったからです。

交渉・書類作成・礼儀作法は村長についてからですね。」

バダデルさんはあははと頭をかきながら言った。


「魔法は無属性の生活魔法だけで、クリーンとホット、後水魔法のウォーターと火魔法のファイアですね。」

「クリーンとホットですか?」

「クリーンは汚れを落とすので体や服等を綺麗にします、ホットは水等を温めます。

ウォーターは飲み水を出して、ファイアは種火に便利ですね。


ドワーフはあまり魔法の力は強くなく、魔法を使える者もそんなにいないらしいので、これも村長を任せられた理由ですね。

村長になってもう3年ですが、魔法に関しては使うことは少ないですね、みんな優秀な職人ですから火を着けようとすればそれなりの道具を作り、水が欲しいと川から支川を取り更に生活水路を設けてしまいますから。

突発的な時くらいですかね、私が魔法を使うときは。」


「教えてくださってありがとうございます。」

そうかバダデルさんは19才なんだ、俺より3つ年上なんだ・・・良いな年上、でも見えないけど。


「では、湯船だけあればお風呂は入れそうですね。」

「お風呂?なんですかそれは?」

おや?お風呂を知らないらしい?

宿屋でも体を拭く位だし、水浴びと言うか行水くらいかな?


「人が入れる位の入れ物にお湯を入れて入るのです。

ウォーターとホットで出来るのでは?」

「初めて聞いたので、魔力が持てば可能かもしれませんが。」

「では、それはまたの機会で。」

バダデルさんは少し興味深そうだった。


---------------------


風呂


(今日リュウセイさんがお風呂とか話していた、何でもお湯のなかに体を入れて温めるそうでとても気持ちが良いとか。

そうえいば、寒い日お湯に手を浸けると確かに気持ちが良いし暖かいなぁ。


暖かい日なら行水とかで清めるけれど寒いときは体を拭きあげるくらい、しかも水が冷たいので毎日は出来なくて少し温めて行う。


寒い日のお風呂・・・ふぅ。

あっ、リュウセイさんも一緒に入るって事はないですよねっ?

まだ逢ってその日になんて、でもリュウセイさんの悲しい話を聞いてしまうと・・・。

私はリュウセイさんの事を、これが恋かしら?)


バダデルは流星の風呂発言に思いをよせた、しかしなんたるチョロイン!

何か流星も気が多いような~、でもアイネと話しているとき告白が~とか言ってたし。


そしてもう少しすると流星が・・・。

よんでいただきありがとうございます。

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