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流星走る  作者: 陸奥海 空
21/22

流星つくる 8

ゆっくり不定期投稿です。


よろしくお願いします。

21 魔石改造


村から出て少し離れた処、収納に入っているファイヤーバードとブラッドハウンドの処理をどうするか?

どうしようクライネ?


『出したいものを思えば私が出せますので、そのまま思えば大丈夫です。

解体はこちらで中の物を解体しますので、あらかじめ伝えておいてください。

そして不要だと思うものは、消滅と思えば消しますので不要なときは確認してから消滅してくださいね。』


収納内の獣と魔物は解体をお願いする。

そして試しに魔石1つと思ったら、確かに出てきた。

ではと村に戻り宿屋の部屋で魔石への魔方陣付与や魔石改造でもと思い宿に戻ると・・・、


「あのぉ、俺たまには自分の用をしたいんですけど。」

ヨハンさんがギルドカウンターの横で待ち構えていた。

「リュウセイ、何か被害者ぽい事言っているけどなぁ、俺の方が被害者だと思わないかいぃ?

おまえとあってからぁ仕事が増えすぎて過労死するよぉ。」


何それ怖い!俺ヨハンさんの命握っているのかぁ、ともかくカウンターにグレートハウンドとフレアバードの魔石を出す。

「この2個が恐らくボスたちの魔石・それと他の魔石も出します?

おそらく800個程ですが・・・。」


ヨハンさんは少し考えてる、俺の方を見て

「魔石はどうするぅ?ギルドで買い取るとなるとその数捌くのはすこーし時間かかるがねぇ。」

「ボスの魔石は取っておきたいですが、他の魔石は其方の必要数お売りします。

無理して買い取らなくても大丈夫ですよ。」

ヨハンさんは頷きギルドに転移、そして魔石と解体したブラックハウンドの皮や牙・ファイヤーバードの羽や肉をとりあえず80匹分程おろした。


「ファイヤーバードが1匹分2,000ジェニ・ブラッドハウンドが1匹分7,000ジェニ。

計410,000ジェニでいいかい?」

ヨハンさんの提示に頷き、職員さんからお金を貰う。


「これ以上は物も捌け辛いしねぇ、それにいたむでしよぉ?

リュウセイなら腐らせないからねえ!便利だよねえ!まっ、ちゃんと秘密にしとくよぉ?」

「なぜ最後疑問系ですか?よろしくお願いしますよ。」


ギルドから宿に戻り部屋に籠ると魔石に着手。

まずブラックハウンドの魔石に水の魔方陣を刻み、セシルさんからかりたタライの中に魔石を置いて、魔方陣をタッチすると水が周りから涌き出てくる。

離すと止まる、まずはこれで第一準備完了。

ちょうどタライ1杯で魔力が尽きた。


魔石に魔力を流すと貯まるが自然に貯めたいので、違う面に魔素吸収の魔方陣を刻みしばらく放置。


次にファイヤーバードの魔石に火の魔方陣を刻む、水の中に沈め魔方陣をさわると段々水が暖かくなっていく。

ある程度お湯になったところで魔石を取り出し空気中で触ると・・・火が出るわけでなく熱くなるだけだった。

魔方陣を離すと直ぐ常温になるから問題ないだろう。

よし!これにも魔素吸収の魔方陣を刻み放置。


「これ、貰って良いの?」

「今日の報酬ですよ、全部解体して1部換金してきたので先ずはこの加工魔石・水と温度上昇の魔石です。

それと今日換金したお金も。」

先程の魔石2つと換金分の410,000ジェニを渡す。


「あたしは何もしてないから貰えないよぉ!」

「未だこれは1部ですよ?それに一緒にいった仲じゃないですか。」

俺がそう言うと

「じゃあこのお金と加工魔石貰うね、もし未だくれるのなら加工魔石お願いしたいなぁ。」

勿論OKですよと話して、加工魔石の使い方を教えた。


「これならタライにお湯張れるのかぁ、他にも何か使えそうだね!」

「他に欲しい用途あったら教えてください、色々試してみたいので。」

「じゃあ、冷たくする魔石やきれいにする魔石なんかどう?」


面白そうだな、冷たくする魔石の着いたコップとか?部屋の壁にクリーンの魔石付ければ。

それに鍋やフライパンに付ければどこでも料理みたいな?


て事をセシルさんに話したら両手持たれてブンブン縦に上下して喜んだ。

「これならかなり宿が楽に経営できるわ!

ウンウンよろしくリュウセイ♪」


そんなこんなで俺が借りている部屋を、加工魔石モデルルームに変えてみようと言う話になった。


---------------------


バダデル


「リュウセイさん。」

バダデルは溜め息をついて空を見上げた。

セシルと出掛けたリュウセイ。


「私は村長だからリュウセイさんについて行けないし、リュウセイさんも私よりセシルさんの方が良いのでは・・・。」

女心に疎いリュウセイはバダデルの事に気付いていない。


「バダデルさーん!これバダデルさん貰ってくださーい。」

流星が走ってやってきた。

「魔石で作ったお守りです、もしバダデルさんに何かあったら嫌なのでこれつけてください。」

流星が持ってきたのはファイヤーバードの魔石(ルビー色ティアドロップ形)のペンダントで防御壁展開の付与がしてある。


バダデルはそれを手に受けとると、

リュウセイに抱き付き少し泣きじゃくる、慌てる流星。

バダデルは流星の方を向いて目をつむる。

(これはバダデルさん、あれですよね・・・)

流星はバダデルに好意を持っている、勿論バダデル程ではないが。


流星はバデデルに優しいキスをした、2人ともファーストキスだったのでぎこちなかったが。

唇を話した後お互い見つめ合い、暫く抱き合っていたのを村のみんなが観ていたとも思わなかった。



読んでいただきありがとうございます。

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