流星つくる 5
よろしくお願いします。
18 魔石狩り
『クライネ、魔石に魔方陣付与して魔法使わせることできる?』
もしそれが出来るのなら色んな魔道具作れるし、魔法が使えない人にも使える道具ができる。
『可能ですし、実際魔道具は存在しています。
ただし、複雑な起動式の魔道具作成は魔石の魔力包容量と使用魔力量のバランスが難しいので開発は進んでないようです。』
なるほど、出来なくはないんだ!
では、
『魔石に魔素吸収の魔方陣刻めば、魔力補充できるかな?』
『できます!』
よし!では魔石を集めて魔道具を作ろう!
「セシルさん、ちょっと魔物狩りにいってきます!」
とりあえず行き先言って村の外に行こうとしたら、セシルさんに慌て止められた、何故?
「あんた1人で行くの?良いわけないじゃない?いくら強くてもギルドに入ったばかりなんだから。
あたしが1度一緒に行って見てあげるから連れていきなさい。」
同伴を求められました。
連れていく Y/N ?
ギルドコーナーのカウンターにある”ギルド受付”と書かれた三角札をひっくり返し”本日業務終了”にしてセシルさんは俺を少し待たせると冒険準備をしに自室に行った。
戻ってきたセシルさんの装備は長袖で太ももの付け根より少し下までの鎖帷子の上にノースリーブで赤のサーコートを着て腰のところを紐で留め、足はヒールの無い皮のサイハイブーツ(太ももまでの)を履いている。
腰には刃渡り15cmの短刀を右手で抜けるように装着・脇に大きなククリ刀(1m位・ブーメランのような刀身)の刃と峰が逆になっている剣を左腰にぶら下げている。
両サイドからスリットが深いチャイナドレスっぽく見えて生太ももがちらっと見えてしまう。
「リュウセイ?サービス♪」ちらっ!
ごちそうさまです・いえいえ、違いますよ?
「やっぱり動きやすさを考えるとね?
リュウセイはその格好で行くの?気合入っているわね。」
俺の格好は、古龍神の鎧(黒色)の肩当(7パーツで連なっている)・肘当て・腕当て・胸当て・手甲・腰当て・膝当て・ブーツで、それ以外のパーツは外してある。
武器はドワーフの村で打って貰ったばかりの日本刀脇差(刃渡り60cm)を左腰に垂らしている、これは俺の歓迎会の時武器屋のドミンさんが俺の話を聞いて面白そうだからって帰ってすぐ打ったそうだ。
ただ俺も詳しくは知らないのでざっと日本刀の絵を描いて、刃の中は柔らかくてその周りを硬い鋼で作られているって話をした。
しかし刃の向きを書くのを忘れた、・・・これ刃が逆だよ逆〇刀?ヤバイヨ・これパクリになっちゃう?
でも、本差しじゃないしドミンさんが間違えたのが悪いし(いや・俺が忘れたんだが)いーやぁ。
とりあえずドミンさんには刃が逆なことを伝え、でも斬新だから貰って(証拠隠滅!)折れたらその時だな♪
左の太ももに解体用のナイフを付けてある。
「さあ、いこう!」
「おー!・・・どこにいくの?」
「魔獣狩りに行こうかと、村を出て馬で西の山に行こうかと。」
「じゃあリュウセイの後ろに乗っていくかぁ。」
セシルさん大胆だな?
ヴァルキリーに作ってもらった鞍を乗せて俺はセシルさんとヴァルキリーに乗りゆっくりと走らせ村を出る。
ヴァルキリーは馬としてはかなりでかいから2人で出ると更に目立つ。
ドランゴさんに挨拶して村外に出るとヴァルキリーが本気走りをする、
やっぱり速いよー!風凄い!
のでヴァルキリーの前に風を切り裂く魔法を使った。
「リュウセイ、何この子?速いのに全然揺れないよ?」
「ヴァルキリーは自分の背に俺が乗っているから気を使っているんだよ?」
セシルさんはキョトン顔で凄いのねヴァルちゃん、後で人参しんぜようと言っていた。
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バダデル
「村長~、リュウセイがセシルと出かけたぞ。」
「そうなんですか?どこ行ったんですかね?」
リュウセイさんとお出かけ?羨ましいですね。
そんなことを思うバダデル、更に
「リュウセイの馬に2人で乗って、村の外に行ったぞ。」
「・・・あ・あ~そそそ・そぅどすかぁぁぁ、どどどどどこにぃっだたんたですんかにゃぇ?」
動揺しまくるバダデル、ドランゴは
「おちつけ村長!どうやらギルドの件で出かけているらしいぞ。」
そう聞いて少し落ち着いたバダデル、はぁと一息ついて落ち着いてきた顔をゆっくりとドランゴに向けると
「セシルの奴リュウセイの後ろで腰にしっかり腕でホールドしてたなぁ。」
「にゃっにゃにおぅ!後ろから腰をってでは!後ろから抱き締めているようなァァァ~。」
「でないと落ちちまうからなぁ。」
「そ・そうですね!そうですよね!」
それを伝えて帰りながら
村長、リュウセイの事になると残念な子だ。
と思うドランゴはからかい飽きて満足して門番に戻った。
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