流星つくる4
よろしくお願いします。
17 鍛冶屋のレグルドさん
「レグルドさ~ん!俺・俺レクルドさんに・会いたかったよぉ!」
昨日の歓迎会で紹介が終わっている鍛冶屋で生活道具屋のレグルドさんは俺の異様なテンションにものすっごーく引き気味だ。
レグルドさんは金属から木工まで幅広くやっているが、本業は鍛冶師で木造建築は弟のリグリッドさんが本業らしい。
「なんだよリュウセイ、気持ち悪いぞ変なもん食ったか?はっ・まさかの俺のルックスにメロメロ?」
「いえ、レグルドさんの鍛冶師の腕にっす!
是非とも欲しい物があるっす!」
そこまでヨイショしたらレグルドさんもニヤナヤだ!
「で!なんだ欲しいものって?」
「湯船ってわかります?お湯を貯めて人が入るものなんですが。」
「行水のタライとは違うのか?」
「お湯を張って人が入り、座って肩までお湯に浸かり温まる入れ物です。
あ!そうそう、お湯を抜けるように底に栓があると良いですね!」
「聞いたことがないが、気持ち良さそうだな!もっと詳しく聞かせろ!」
と言うので面倒臭いから裏庭を借り、人が入れそうな瓶を借りお湯を魔法で入れて、レグルドさんに裸で入ってもらった。
「・・・ぶへぇー、おいリュウセイ、これ、いいなぁ♪」
「でしょう?でも、それで瓶だと狭いでしょう?
手とか足とか投げ出したいでしょう?せめて3人位は入れる入物で2人位で入るとか?いやいやそれで1人とかならなお贅沢?」
「だなぁ、明日まで作るがお湯はどうする?」
「それは湯船で沸かすタイプ(下はやけどしないように簀子ね)と、お湯を沸かすタンクを作って、水のタンクと好みの温度にになる割合で入れるタイプと二通りじゃない?」
「タンクの方が実用性あるか?最初のは後々の調整効かないし、1人じゃ沸かし直せないもんな。
よし!明日まで作る。」
フッフッフっ!これでお風呂三昧じゃ!そうそう、
「その瓶ちょうだい!」
「タダでイーゾォ、俺の後だかな!ニヤリ」
ニヤリムカつく!
でも、まぁいーや。
俺は今日・風呂に入る!瓶のお湯を抜き清浄をかけてしまう、 後衝立と簀子も買う。
本当は石鹸で洗いたかったが仕方がない、清浄かけてからお湯に浸かろうとそうだ!ハーブ風呂にしようと、ハーブを積み宿に帰る。
「・・・何しようとしているの?」
「リュウセイの企みにのろうかと思って、バダデルも呼んどいた。」
いえいえ、えっ?なんですかそれ?
俺の帰りを待ち構えていたセシルさんとバダデルさん。
しょうがないので行水のできる場所に瓶を出してお湯を張りハーブを入れて衝立と簀子を設置した。
「まずは清浄かけますから、その後に瓶のお湯に行水の要領で入ってください。
浸かりすぎるのは禁物なので、100数えるくらいで1度出ると良いかも?
此処に飲み水置きますので水はこまめに飲んで下さいね。
椅子をひとつ置くので、1人入っている間にお話しするのも良いですね?」
そう話すとまずはセシルさんが入ってバダデルさんが様子見ることになった、その前に2人に清浄をかけておく。
「はぁわぁー、ハーブがいい香りで凄い安らぐぅ。
なんか落ち着くぅー、何これ、お湯の中に入るのってすごい気持ちいー。」
セシルさんはご満悦らしい(声だけだが、おれもご満悦です・喜んでいただいて・・・ほんと!ほんとだから!!声でご満悦なんかじゃ(汗))
「そんなにですか?そんなに気持ちいいんですか?確かにいい香りです。」
と言っていたバダデルさんもお湯を入れ換えてハーブを入れてあげて
「ふぇーぇ、なにこれなにこれ~、こんなのはじめてぇ~。」
いかん、おらの覇道(ハーレム願望の)砲がエネルギー充填一二〇パーセントゥッ!
おちけつ・・・いやおちつけ~!
バダデル様サービストークありがとうございます。
お二方はそれはそれは大層悦ばれたとか。
んで、・・・何で俺がとりやねん?一番待ち焦がれてたんに!
まあ、親父の後の瓶より女の子2人の後なら・・・ありじゃないですか?
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セシルさん
リュウセイは変わっている、いやおかしい!
どう見てもまだ成人(16才)になりたてなのに、規格外に強い。
いや一緒に外で活動したわけではないが、陸竜をナイフで裂く奴は見たことがない。
あたしも王都で長らく冒険者をやっていたが、あんな奴見たことがない。
そんなセシルが今思うことはただひとつ、リュウセイの風呂を宿に置き繁盛店にして従業員を雇い、今一度冒険を・リュウセイと一緒に。
面白そうじゃない!もっと違う景色見れるかもしれないしねぇ。
セシルの顔がワクワクしていた。
読んでいただきありがとうございます。




