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流星走る  作者: 陸奥海 空
15/22

流星つくる2

不定期です。


よろしくお願いします。

15 報告


「セシルさん陸竜出たって聞いたんですけど?陸竜ってどれくらい強いのですか?」


慌てて帰ってきた俺をセシルさんは昼ごはん食べる?と聞きお願いして話を聞くことにした。


「陸竜は皮膚がかなり固くて鋼の剣でも斬れないわね・刺すのも無理、相当な力で突き刺せば多少傷はつけられるかしら?


魔法は結構利くと思うわ。

相性にも寄ると思うけどね、氷や冷気系の魔法は有用かな・あと火魔法!」

「1人で倒せるもんじゃないですね?」

「恐らく相当熟練かそれに準じる力の持ち主ならあるいはね、あたしの推測だけどさ。」


成る程これは討伐したとは言えんわ、どんな目で見られるか・・・。

「そうなんですね、それがこの辺で見かけられて「倒してしまったと」そうなんですよ、俺の馬が襲われてたんでついって、ええーっ!!」

まさかのヨハンさんがいた。


「いえなにね陸竜の事連絡に来たんですがねぇ、リュウセイが村の外に出たってんで待ってみてせいかーいぃ!

さぁごはん食べ終わったらギルドいくよお!」

あぁ、やっぱりこんな展開なんですね。


「あたしもいくわ、おかーさん宿お願いね~!」

セシルさんもついてくるのか、てかお母さん初めてみた。

セシルさんそっくりだけど艶っぽいんですねー!

「そんな顔でお母さん見てると父さんに殺されるよ?」

さすが親子似てるなーと思ったんですよって話すと゛ふふふっ゛と2人から笑顔を返された。


ギルドに到着すると例のごとく解体場に案内されバーナードさんが待っていた。

「リュウセイ、此処に出せる大きさかい?」

「外の方が良いかもしれませんね?出せても身動きとれるか・・・。」

そう言うと外の解体場に案内された。

陸竜を収納から出すと、みんな目をひんむく。


バーナードさんは一通り様子をみて信じられないという顔、首に深く刻まれたX傷・それ以外に損傷はなく、状態は完璧。

ヨハンさんはなにも言わずに陸竜と流星を見て、そのままギルドに入っていった。

「これほんとに1人で・・・」

セシルは唖然としたままだった。

「どうやったの?こんなん普通じゃ切れないでしょ?」

俺は詰め寄られて困ってしまった・・・色々当たってますよセシルさん、色んな処が。


「バーナードさん、捌くのに何処か切っても問題ないところありますか?」

バーナードさんは

「此処はどうやっても綺麗に切れないから構わんでよ。」

と足の裏の皮を指した、確かに指のところとかムズいよね・剥製つくるわけどもないし。

俺は解体用ナイフにインパクトを薄く仕込み皮から少し離した状態で横に軽く一閃した。


スパーッ!

「「おー!」なにこれなんの技?反対側あたしが切ってもいい?」

セシルさんは反対の足に苦戦していた。

「リュウセイ、そのナイフ見せてくれんかな?」

渡してしまったと思う、

「はぁやっぱりかぁ、それ家宝かなんかだろ?深く言わんがやっぱりすごいなや。」

ありがとうバーナードさん、俺は拝みまくってしまう・セシルさんはむきになって切っているから気付いてない、はぁ、良かった。


ふとヨハンさんがギルドから戻ってくるのが見えた、だれその横にいる美人?

「リュウセイ、この陸竜倒したのはお前1人でいいなぁ?そして収納して持ち込んだ。

そうだなぁ?」

「はいそうですね、もう言い逃れできないですよ。

2人に今皮切るとこ見せちゃったし。」


「だそうですよ、マスター!」

何と女性はマスターだった、こんな美人のマスター・・・なんの?

「ではもう一度この陸竜の腹を切り裂いてください。」

有無を言わさぬ威圧感に渋々剣を出してインパクトを纏い、

「真っ二つで良いですか?」

と細やかな抵抗をする、素材をダメにすることは言わないだろうと・・・

「良いよ、やって!」


えっ?マジで??諦めてくれないのか、しょうがない。

「ハッ!」

解体用ナイフでインパクト一閃・薄く放出し陸竜を頭から尻尾まで横一線本当にまっぷたつにした、つまりマンガでよくある右半身と左半身がパッカーンである。

「2級昇格!ヨハンすぐ手続きを、後この場の者はここでの出来事を個人情報保護の為守秘義務を課す。」


まわりはもう何も言えず立ち尽くしている、ヨハンは当たり前のようにニヒッと笑い俺からカードを預かりギルドに戻っていく。

「私はイングラーダ国王都ロンドのギルドマスターであり、この国でのギルド活動を取り仕切るオーテッタ・バーシです。

最速で2級に上がる者よ、よろしくお願いします。」


オーテッタさん(女性):身長173cm83・54・88、細身でピンクの腰まであるロングヘアー・赤眼で少しキツそうな顔立ちだが、実直さが滲み出ている。


「オーテッタ・バーシ様、流星と申します、配慮賜りありがとうございます。」

礼を言って頭を下げるとオーテッタでいいですよ、姓はバーシですが近しいものはそう呼びます・貴方なら意味は判りますね?と言われた。

ので、

「出来る限りの範囲でお手伝いします。」

と答えたら、

「やはり切れますね、うちの暗部にどうですか?まぁ、貴方ほどの人ならそんな固いところは嫌でしょうね。

後でここの応接室に来てください。

セシル・久し振りね、元気そうでよかったわ。

後で彼をここの応接室に連れてきて。」

セシルさんが頷くとオーテッタさんはギルドに戻っていく。


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流星の・・・心の叫び


いつになったらドワーフの鍛冶屋さんに行けるんだー!


読んでいただきありがとうございます。

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