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流星走る  作者: 陸奥海 空
14/22

流星つくる1

不定期更新にしては長すぎまして、

まことにすみませんでした。


思っていた方向とまったく変わって

自分でも追い付きませんでした。

(プロット苦手だし、その勢いでつい変えちゃうもので(汗))


なので最初から前回迄は改稿してます。

大幅に話は変えないようにしてますが・・・

すみません、よろしくお願いします。

14 クライネ


朝起きるとセシルはもう朝食ができるように支度していた。

「おはよう!昨日はごちそうさまね、良く寝れたかい?」

「はい、グッスリです。(てかセシルさんこそ、朝早いなぁ。)」

外に出て水と飼い葉をヴァルキリーに与える。


『主様、私ならばソーッと気付かれずに抜け出して自分で食事できますよ。

お手を煩わせるなんて、』

「大丈夫だよ、ちゃんと来るから、もしトラブってこれなかったらよろしく!」

そう言って体をブラッシングすると顔を紅く染めたような気がしたが、気持ち良さそうな目でこちらを向いていた。

『主様・・・。』

うん!ブラッシングは気持ち良いよね、うん。

そういうことにしよう。


朝の食事はシリアルみたいな固形のチップと野菜の入ったスープ、それと塩漬け肉を塩抜きして薄く切り焼いた肉。

「このシリアルみたいなのは何?」

「それはとうもろこしの粉を挽いて水で練ったあと薄く焼いて砕いた物だよ。

ミルクに入れてもスープに入れても良いよ、ミルクが良かったかい?」

おれはスープでも美味しいって話した。


食後部屋へ戻り考える、ミルクにとうもろこし・・・日本と同じ呼び名なのは?変換されているのかな?

固有名詞も変換されるなら判りやすいなぁ。


『全く同じものは変換されますが、微妙に違うものはされません。

魔物の牛の肉は肉とは変換されますが、魔牛の肉となり牛の肉にはなりません。』

『ありがとうございます、アシストさん。


アシストさんでは呼び辛いですね、何と呼べば良いですか?』

『私はアイネ様をコピーされて作られてます、ご参考まで。』

・・・あの主神様達を折檻したアイネさん・・・

『怖くないですよ?優しいですよ?』

心読めるのかぁ、すいませんしたぁ。

『ではクライネさんと呼びましょう、安直ですが。』

アイネクライネナハトムジークからとってみた、別曲も好きだが・・・。

『私も好きですよ♪』

『クライネさんも好きなんですか・・・ていつ聴いたんですか?』

『流星様の記憶にあるものは全て入ってきます、すみません流星様のアシストする為とアイネ様の仕様なので。』

あぁ全部知られているのか、

『はい全部♪・・・全部♪』

なぜ楽しそうに2度言ったの?Sっけありそうな言い回し。

『流星様の好みです!』

ごちそうさまです、クライネさんは俺のスキルを使用出来るそうだから、索敵や鑑定などを駆使して知らせることもできるらしい。


 そんなやり取りの後でヴァルキリーと村から外に出る、今日のあさイチは食材探しとレベル上げ。

 ヴァルキリーに今日は自由にしていいよというと、申し訳なさそうにも体が鈍ったのか怒涛の如く走り去った。


さーて、牛とかいるかな?

『ここの少し先に水場があり、野牛が3頭休んでいます。』

早速隠密と瞬走で近寄り気配遮断で剣をさっと振るうと、野牛全部倒れた。

剣に纏わせたインパクトでスラッシュを放ち角度を考えて頭を飛ばした。


解体を使い牛の皮・肉・内臓を捌き清浄をかけて収納。


そうして豚・鳥と食材を増やしていった。

次に川に来た、村の上流(下流は生活排水が・・・)で岩に軽くインパクト・割れない程度の衝撃を与えると魚が失神して浮かんできた。

流れも早くなく太ももくらいの水深なので、直ぐに回収できた。

川魚・イワナ・ヤマメが取れた、塩焼きだな!

ヨダレが出そう。


そう言えばもう昼過ぎたかと腕時計を見る。

こちらの世界も24時間だから自動巻きの腕時計は助かるね。


今丁度12:45、村に帰りますかとヴァルキリーの位置を探る・・・なんか戦闘している?

ヴァルキリーの側まで走っていくと大型の蜥蜴?陸竜と闘っていた。

『主様!逃げてください、こいつは私が引き留め・・・えぅ?』

陸竜の首にスラッシュを2閃クロスに放つとバタンと倒れてヴァルキリーは馬なのに口を開けて呆けた。


『流石主様、瞬殺とは・・・。』

ヴァルキリーの体に傷はなかったが汚れと疲れが見えるので回復と清浄をかけた。

ヴァルキリーはうるうるしながら俺の事をはぁはぁ言いながら見ている、怖かったんだね、よしよし。


陸竜はそのまま収納して村に返る、今日はドワーフの鍛冶屋さんに行かないと。


村の門に来るとドランゴさんが寄ってきて、

「リュウセイ、今はあまり外に出るなよ。

無事だったからよかった、先程ギルドから陸竜の目撃情報があったと注意喚起を受けた。」

クライネさん、この辺に陸竜他にいる?

『いません、流星様の倒した個体のみです。』


少しホッとしてドランゴにギルドの話聞いてくると言い、ドランゴに手を振られてその場を後にした。


---------------------


ヴァルキリー


主様は私に神格を与えてくださった。

主様はとてつもなく強く優しい。

私はいつまでも主様の横にありたい。


主様に全てを捧げたい・・・女として。

 

読んでいただきありがとうございます。

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