異世界に立つ9 改稿版
少し開きながらあげます。
よろしくお願いします。
2019/02/03 改稿
12 ジェミナ村に戻る
「リュウセイ君はこのままサガの街にいる気はあるかい?」
このままこちらの街に移るのは悪くないが、
「まだ今日ジェミナ村に着いたばかりで、もう少しジェミナ村に逗留しようかと。
ドワーフの方とも顔を会わせたばかりですし。」
「そりゃそうだねぇ、あそこは可愛い子もいるしねぇ、お友だちになっておきたいよねぇ。」
「いやぁそれもそうですが、やはりドワーフ族の技術も見たいですよね!職人って気配もするし。」
「そうなんだよねぇ、あの村はさ・普通のドワーフと違うんだよぉ。
普通ドワーフは作るのに熱中する・そこは変わらないんだよぉ、で納得いったらおしまいなんだけどねぇ。
態々使ってどこが悪いかとかこうすればもっととかやっているから、そこらの職業の奴等よりもエキスパートなんだよぉ、職人バカを越えてるよねぇ。
あっ、悪口じゃないよこれはぁ!そこまでするドワーフなんて今まで知らないからねぇ。」
そんなこんな話をしているうちにギルド員の人が戻り、ヨハンさんに僕のギルドカードを戻
「リュウセイ君は今日から3等級だよお、いろんな依頼がんばってねえ。」
いやいや、いきなりそれって、
「おれ今日加入したてですよ?それに試験要るんじゃないですか?」
「魔狼4頭を無傷どころか一撃で倒す人間が言う事じゃないしねえ、試験はこの部屋に最初に入った時座らなかったろう?
話し方もとぼけ方もまぁ及第点。
お貴族様の前に出せるから合格だよお、でも、顔に出てるけどねえ。」
ヨハンさんでなければばれないと思うけどね、この人だけは要注意だなぁ。
「それとこれが買取りの100万ジェニ、金額多いから此処で渡しとくよお。」
報酬をカードに全部入れて貰い、近いうちに此方の街に来ると話してジェミナ村に戻った。
「サガの街はどうだったい?結構大きい街だったろう?」
セシルさんが戻ったおれに話しかけてきた。
「いやぁギルドから出てないからなんとも、でも大きいギルドですねぇ。」
どうやらセシルさんは、サガの街で活動していたらしい。
「あたしもあっちに居る時はランクあげに躍起になったもんだよ、それでも3等級までしか上がらなかったけどねぇ。
で、買取どうだったの?」
・・・すいません、初日に3等級まで上がってしまって。
「ボチボチ良い値が付きました。」
「おぉ良かったねぇ、?えっ?初日に3等級?
あたしがそこまでいくのに6年かかったのに・・・。
リュウセイムカつく!じゃあ今日は腕によりをかけて料理するからあたしにもいっぱい奢ってねえ。」
あはは、ムカつく言われた(汗)でも、セシルさんはにっこり笑いながら言ってくれたので、
「良いですよ、一杯奢りますよ!」
「よおし!今日はリュウセイ君の奢りだからいっぱい呑むぞ、つきあうからねえ。」
・・・いっぱい?そっちぃー!まぁいいかぁ。
セシルさんは上機嫌で仕事に戻っていった。
まだ食事まで時間があるなぁ、そう思い散歩に出た。
村は畑から帰る家族たち、トンテンカンと鍛冶の音・荷物を運ぶ子供達?あれ成人か?髭生えてないとわからん。
「そこのお前さん、村長と歩いていた客人だな?どうだいこの村は?」
髭なドワーフおじさんが語りかけてきた。
「おれはリゲルってんだ、そこで鍛冶屋をやってるんだ。
急に声掛けたからって売ろうって魂胆じゃないから安心しな、村長が案内するなんて珍しかったから皆ビックリしてたんだ。
ようこそ、ジェミナ村へ!」
リゲルさんは右手を出してきたのでこの世界も握手はあるんだと思い、
「こちらこそお邪魔しています、リュウセイと言います。
しばらく逗留しますのでよろしくお願いします。」
「ずいぶん礼儀正しいな、リュウセイは!
宜しくな!」
おれは芳醇な香りと琥珀色亭に宿を取っていると言うと後で行くぞと言われた、旅の話でも聞きたいのだろうか?無いぞ、今日来たばかりだから・・・どうしよう。
深く考えるのをやめよう。
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セシル
(今日加入して今日3級のリュウセイ、実力があってもそう直ぐになれるもんでもない。
て言うかどんな事したらそんな事になるんだろう?
まぁ、ひとつはあたしがヨハンさんに連絡したからだね!
でも、ヨハンさん程の人が上げるんだから実力は・・・、面白いね!近いうちに実力見てあげるわ!)
「セシルさん、そろそろ飲みますか?
そう言えば後でリゲルさんが来るって言ってましたよ?」
「そうね、来るの待ちましょうか、(皆がそろうまで・・・。)」
読んでいただきありがとうございます。




