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流星走る  作者: 陸奥海 空
11/22

異世界に立つ8 改稿版

今日は遅くなりました。

よろしくお願いします。


2019/02/03 改稿

11 サガギルド


「ここはサガの街のギルドだよぉ、俺は此処からギルドが無い村に戻ったり移り住んだ元有能な冒険者にぃ、ギルド職員のバイトを頼んでいるんだぁ。

んでそいつのもとへ行って、冒険者や村などの手助けを実務で行っているんだよぉ。

幅広く情報収集や活動範囲を広げるならこんなこともしないとねぇ。」


笑いながら言うヨハンさんの言う通りだとは思う。


「では、買取カウンターへ行こうかぁ。」

転移陣のある部屋を出るとそこは2階の小さな一室で、階段を降りて1階の買取カウンターへ行く。


「バーナード!彼の名前はリュウセイ君だ、買取査定をするからよぉ解体場まで行くぞぉ。」

呼ばれてきたバーナードさんは恰幅の良い160cm位で40代位の男性だ。

穏和な表情でヨハンさんのもとにやって来た。


「ギルド長直々とは珍しいなや、余計な(もん)は着けない方がいいだなや?」

そう言ってバーナードさんは1人裏手に行った、空気の読める人だ。


「ヨハンさんはギルド長だったんですか、そんな人が飛び回っているとは思いませんでした。」

「君もわかると思うが、転移陣で買い取りを行うと言うことは収納持ちでないと出来ないだろぅ?

時間経過もあるから鮮度の良いうちに済まさないといけないしね、それに私の収納は君が納めるくらいしか入らないが君はまだまだ余裕そうだねぇ。

俺は他の村でも買取してきたから、君の分はオーバーなんだよぉ。」


収納って時間経過あるのか、そう言えば他の人間には無いとか言ってたっけ?

ばれると面倒とか・・・ばれてる気がするし。


「この4頭なんですが。」

「いやー、何これ?

あんた1人で倒したのー、そりゃギルド長がおらだけを呼ぶわけだわ。」

「それでもなんとか倒したんですけどね、他の方は出来ないんでしょうか?」


「出来ないわなぁ、狼は元々集団戦の生き物だから1人で襲いかかられたらまともに生き残れないわ。

まして魔狼を無傷でいやぁ、なんか衝撃が出る魔法でもつかったかぁ。」

「いえ・えぇまぁ、魔法でなんとかなりました。」


困ったときの魔法だより、下手に本当の事言うより勘違いの方が真実味が出るだろう。

「魔法ではないのですかぁ、衝撃波みたいなもんですかねえぇ?」

ヨハンさん・・・うぜぇ!

「まあそれはともかく、リュウセイ君は買取希望だぁ。」

「頭は貴族に・皮は毛皮としてか敷物か、内蔵は破棄で肉は食用だな!

牙は装飾とかにもなるからよぉ、全部状態は良いんでな。

頭がひとつ7万・毛皮がひとつ15万・のこりが3万×4で100万ジェニでどうだなや?」


この世界の基準は未だ分からないので、

「それでお願いします。」

とお願いした。


ヨハンに連れられて職員の人と一緒にギルドの応接室に入った。


ヨハンが椅子に座り話し出したので俺が立ったまま聞くと

「ちゃんと礼儀は知ってるねぇ!

普通の冒険者は俺が座ると一緒に座るんだよぉ、俺は構わないんだがお貴族様の依頼で行った奴がそんな対応するとこっちに飛び火してねえ。」

ヨハンさんは苦笑いして俺に着席を促した。

「リュウセイでいいかぃ?」

俺が構いませんと言うと


「それだけ礼儀を知っていて、それだけ強い。

頭も切れそうだ・が年相応で人を欺くのはまだ苦手と言うかした事が無さそうだぁ。

おっと気を悪くすんなよぉ?やはりこの世界人物観察はしないと以来による命の危険もあるしねぇ。」

気にしてませんよ、てか当たってますよと言うと


「まぁ面接をして本人の前で評価してんだがねぇ、結構嫌がられるんだよぉ。」

「・・・」

嫌がられるんなら、やり方変えれば良いのに、返答に困って苦笑しかないよ。


「ギルドカードをかしてもらえるかい?」

と言われ渡したら、側のギルド員に渡して何やら言っていた。

言われた人は前例に無いですねと言い、急いで出ていった。


---------------------


バーナード


久し振りにやりがいのある仕事だなぁ、あんな子1人にこんだけの魔狼4匹・しかも1匹はリーダー格だなゃ。


それにしても見事!1発でみんな倒してるだ、6等級で子の仕事かぁやんなぁ!

何でも今日入ったばかりだから本来の実力は2等級以上かなゃ?


よく6等級の癖とか言うバカモンがおるが、実力隠していたり何かの拍子で化ける奴もおる。


リュウセイ・恐ろしい子!


なんかおらが言うとおら怖い目に遭う気がするぞぉ。


「バーナードさん手伝いましょうか?」

「こんな状態の良いのはこのギルドでおら以外は無理だぁ。

だが手の空いてる奴はどんどん呼んでけろ、こんなんまずお目にかかれねぇぞぉ!勉強だ勉強。」


そうして集まる解体職員達。

なんだこれは傷がないぞ?

こんなに鮮度が良いなんて、お願いです!少しでも手伝わせて下さい!

とみんなが騒ぐ、バーナードは職員達の向上心が嬉しくなる。


「しょうがねぇ、良いかぁ?これは客注だ!まずおらが毛皮剥がして腹裂くから内臓の処理頼むぞ!

先ずは1体目からどんどん行くからな!

4体目のボスまではすぴーでぃーで、ボスはおらが付きながらお前らに最初からやってもらうぞ!」

みんなオウ!と叫ぶ。


3体目まで超スピードで仕上げたバーナードは

疲れたのかその場にひざま付き、

「くっ・殺せ!」

と言い、また余計な殺意を招き起こした。


もう一度言おう!バーナードさんは恰幅の良い160cm位で40代位の男性だ。


よんでいただきありがとうございます。

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